日本政界激変動 1-2 | きなこのブログ

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庶民が望む希望

 

権力者が望む希望

 

 

[2193]今、日本の政界に激変が起きている。 
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
 
アルル君から、昨晩、連絡が入って、日本の政治変動=政界変動(政治家=国会議員たちの右往左往、集合離散 )が急激に起きている、とのことだった。
 
今日、国会で衆議院が解散される。
 
そして10日までに衆議院議員の各党の候補者たちが決まる。
 
そして10月22日の総選挙後に、安倍内閣が倒れる(丸5年でようやく退陣する)という事態が予想されるようになった。 
 
そんなことは有り得ない、とたいていの人は思っている。
 
「安倍首相が、北朝鮮の核ミサイル問題で、アメリカと連携して日本を守ってくれる」で、支持率が高いから、という理由である。
 
ポイントフォームで、重要なことだけを羅列してゆく。
 
アルル君は、自分の考え、見通し、分析をどんどん発表しているので、彼のツゥイッターを読みに行ってください。 
https://twitter.com/bilderberg54
 
1.この8月23日に、山梨県の鳴沢村(なるさわむら。河口湖の南で、富士山の北の山麓)の 日本財団の会長の笹川陽平の別荘(villaヴィッラ)に、4人の自民党の元首相たちが集合した。
 
ここで次の政界再編が語られ、決められたようだ。
 
イニシアティヴを握ったのは、小泉純一郎と安倍首相だったようだ。
 
自分の子分を一人も持たない(誰も育てなかった)小泉が何の勢力を背景に、力を持つのか?
 
2. 黒幕は、笹川財団の 笹川陽平(ささがわようへい)会長だ。

 

 

笹川財団(日本財団、東京財団っもその一部)が、安倍首相たちを操(あやつ)っている。
 
ササガワ財団が、世界的な特殊な宗教団体である、統一教会(とういつきょうかい、Moonie ムーニー)の大きな資金源である。 

 

 

安倍首相の鳴沢村の土地も、笹川財団の所有する広大な土地の一部のはずである。
 
安倍晋三は、何かあるとこの別荘に隠れて秘密の政治をやってきた。

 

 

3.小池百合子は、小池新党「希望の党」を26日に立ち上げた、と思ったら、今度は都知事を辞めて、首相を目指す、という動きに出ている。

 
それと連動して、日本維新の会(大阪が主力)を作ってきた 橋下徹(はしもととおる。彼を日本のムッソリーニだと、私たち学問道場は6年前から認定してきた)が、大阪から衆院選に出て国政に、「ムッソリーニのローマ進軍」(1922年)のように、「東京進軍(しんぐん)」で攻め上がってくる、のかと思ったら。
 
何と、小池が辞任した後の都知事選に出る、という動きになっているらしい。 
 
橋下徹の資金源も明らかに笹川陽平である。
 
大阪の寝屋川市?の笹川陽平の邸宅に橋下はよく出入りしている。
 
笹川良平( ー )という日本ファシスト(大日本翼賛会=よくさんかい=)の大物が作って、戦後は世界反共(はんきょう)運動の重要な拠点になってきた笹川財団こそは、統一教会の大きな資金源である。 
 
小池百合子(現在65歳、1952年生)も、親の代からの、熱心な勝共連合(しょうきょうれんごう)の活動家であった。
 
つまり、少女時代から、統一教会の熱烈な信者だったということだ。 
 
そして30歳ぐらいから、テレビのニューズ・キャスターとしてデビューして有名人になった女性だ。
 
彼女は、関西学院(かんせいがくいん)大学の学生を1年生で辞めて両親と共に、エジプトのカイロ大学に入学した。
 
小池の両親は、現地で日本料理店を経営していたという。
 
日本人が、イスラム教とアラビア語を勉強するのだったら、アル・アズハリ学院に行くはずなのに。
 
カイロ大学は、アメリカのCIAが作ったアメリカン・ユニヴァーシティ(大学)の隣、というか、その敷地の一部である。
 
CIAが、反共産主義の牙城(がじょう)として、中東アラブ世界にも撃ち込んだ楔(くざび)、拠点である。
 
同じく日本は極東(きょくとう)での反共の拠点である。
 
英語では、bulwark against communism 「ブルワーク・アゲイスト・コミュニズム」 「反共の防波堤、土塁」という。
 
そこに 少女時代から、反共(はんきょう)の闘志として育てられた小池百合子が、40年前に日本から送り込まれたのだ。 
 
このことから、CIAの中の一番、強硬な反共主義者の強固な組織が、勝共連合=統一教会を作ったことがよく分かる。
 
それとローマ・カトリック教会の中のイエズス会である。
 
このMoonies ムーニー(ユニフィケイション・チャーチ) の 強大な官僚組織がワシントンDCに存在して、いかなトランプ大統領でも、この 8つのカマ首を持つ、八岐大蛇(やまたのおろち)を斬り倒すことが出来ないでいる。
 
パキスタン人のマララ・ユスフザイという、2014年のノーベル平和賞受賞した女(まだ少女)がいる。

 

 

この女は、自国、パキスタン国民からひどく嫌われている。
 
このマララのような、奇っ怪で特殊な育てられ方をした女性と、小池百合子は全く同じだ。
 
4.立派な態度を貫いてきて、“民主党のプリンス”として大事に育てられてきたはずの細野豪志(ほそのごうし)が、最先頭を切って民進党を離党して、長島昭久(ながしまあきひさ、東京の立川が選挙区)に誘われる形で、小池「希望の党」の看板(幹事長)のような感じで、出てきた。
 
日本の政界流動が激しく起きた。 
 
これに前原誠司(まえはらせいじ)が密かに連携している。
 

 

「希望の党」を設立し、気勢を上げる(前列左から)細野豪志氏、長島昭久氏、東京都の小池百合子知事、若狭勝氏、中山恭子氏、福田峰之氏=9月27日午前、東京都内のホテル
 
細野豪志の目つきがどんどんおかしくなっている。
 
うわの空のような顔つきになってきた。 
 
きっと彼らに、日本の軍需産業界(防衛産業の大企業たち。三菱重工が代表)から100億円単位での、政治献金が出たのだろう。
 
選挙をするには軍資金(選挙費用)が必要だ。
 
100人の候補者を、民進党系を含めて、希望の党から小選挙区と比例区にまで立てるには、100億円はどうしてもかかる。
 
細野豪志が、捨て身のような感じで出てきたことが、あとあと、今回の政界変動の原因の解明となる。
 

 

 

5.長島昭久は、慶応大学の学生時代から、勝共連合の熱心な活動家である。
 
アメリカの統一教会の学生組織を、CARP(カープ)というが、長島は、アメリカ留学生時代にそこに入って、その日本支部長だ。 
 
筋金入りの活動家だと言っていい。
 
ワシントンの政界にも、長島の友人で多くのムーニー(ワシントン・タイムズ紙を発行している)の幹部同志たちで、アメリカ人政治家(下院議員とか、ロビイスト)になっている者が多い。
 

 

5・安倍首相は、今度の、自分が(だが組織決定で。自民党という組織の決定では無い)緊急の不意打ちで決めた総選挙(10月22日投票日。10月10日公示)で、過半数の233議席を、自民党が取れなければ退陣すると、前述した鳴沢村の親分(おやぶん)会議で約束したようだ。
 
あれは日本部族の大(だい)族長会議だ。

 

 
今の総議席は、これまでから10減って465議席である。
 
その過半数は233である。
 
連立を組んでいる公明党は31議席を死守しようとしている。 
 
公明党は、憲法改正が嫌いなはずなのだが、組織が生き残るためには、指導部は安倍晋三たちの改憲勢力にどんどん退(ひ)きづられる。 
 
6.安倍晋三は、憲法改正という己れの悲願に向かって突き進む覚悟だ。
 
安倍晋三は小池百合子と密かに連携して動いている。
 
それを自民党の他の実力政治家たちが苦々しく思っている。
 
安倍と小池も、組織内ですでに割れていて、下の方は話が合わなくなっている。
 
ここで助け船として、トリック・スターの持ち味として現れたのが小泉純一郎である。
 
触媒(しょくばい、カタリストcatalyst )のような役目だ。
 
小泉の背後も笹川財団だ。
 
小泉純一郎の、父親で防衛庁長官もした詢也(じゅんや)は、朝鮮戦争の時に、地元、横須賀で、米軍の補給活動(資材の調達、荷揚げ作業など)で一番協力した人だ。
 
その、アメリカ軍の直属の子分が、西日本の代表が、神戸を拠点にした山口組 (3代目、田岡一雄=たおかかずお=)だが、東日本は横須賀の小泉だ。
 
7.憲法改正、を今の第9条の
 
「平和主義、戦争放棄。2項 陸海空軍その他の戦力の不保持、交戦権の否定」
 
を、何とか上手に削って、それに付け加える形で、
 
「国の安全のために外敵に対して国軍をもって対応する」
 
という
 
「戦争が出来る、正常な国家(ノーマル・カントリー)になる」
 
条文にすることを、目標にしている。
 
だが、アメリカのトランプ勢力 は、日本にそこまでは求めていない。
 
彼らは、「なるべく外国のことには関わりたくない」(アイソレイショニズム=国内問題優先主義)であるから、それぞれの国が勝手にやればいい、主義なのだが、それでも、トランプ勢力は、日本と韓国の核武装(核保有)には反対である。
 
8.だが、安倍晋三が、「自分は憲法改正を花道(はなみち)にして政権から離れる」という、4人の首相経験者と約束したシナリオ(8月23日)は、世界政治の冷酷な現実である、北朝鮮からの核ミサイルの脅威の前に、効果を持たない。
 
日本が、戦争が出来る普通(ふつう)の国=正常な国家(ノーマル・カントリー、世界中で軍隊を持たない国は無い、と) になったとして、米軍と共同で北朝鮮を攻撃する、ということになると、北朝鮮から、核ミサイルが日本に飛んでくる(射程2000キロ圏だから正確に狙ってくる)。
 
だから、「戦争が出来る国への憲法改正」は、現在の緊迫状況とは合致しない。 
 
だから、副島隆彦が国家戦略家として提言するとおり、日本は何もしないで、「反戦・平和の国是(こくぜ)」である憲法を守って、こういう国家安全保障問題(ナショナル・セキリュテイ)では、日本国内に立て籠もるべきだ。
 
北朝鮮処分、処理、解決は、アメリカと中国とロシアの3大国に任せて、日本(人)は、黙ってじっとしているのが一番賢い。
 
それでも日本国民の一部は、明らかに北朝鮮の動きに脅(おび)えている。
 
この国民の心理的な動揺が、今度の総選挙の動きを大きく決定する。
 
9.だから、今の日本国内で、右翼言論で、思いっきり勇ましいことを言って、「日本軍もアメリカ軍と共に、北朝鮮を攻撃する態勢を、急いで整えなければいけない」というほどの強烈なタカ派の言論を吐く人物を、私、副島隆彦は、自分の周囲に見ない。
 
庶民の間にはブツブツ、そういうことを言っている人間たちはいるのだろう(ネトウヨと呼ばれる軽度の精神障害者たち)
 
彼らの勇ましそうな、人種差別と、排外主義(ショービニズム)の精神構造の根底は、やはり被害妄想(ひがいもうそう。パーセキューション・マニアック)と恐怖感である。
 
人一倍の臆病者たちの心理だ。
 
本当の勇気や、自己犠牲の特攻隊精神では無い。
 
日本の愛国右翼たちもまた、情けない状態に陥っている。
 
「憲法改正の悲願」をドンドコ、ドンドコと太鼓を叩いているだけで、それ以外にまで頭が回らない。
 
10.それよりも、旧来の日本の左翼的なリベラル人間たちの方に、自暴自棄の戦争肯定勢力が出てきている感じがする(本性は、こっちも自分の恐怖心)。
 
それが、小池新党を応援して、憲法改正勢力に荷担して行く道が生まれるのだろう。
 
彼らがメディア(テレビ、新聞、週刊誌)に煽られて、小池新党支持、自民党嫌(きら)いの形で、噴出しそうである。
 
自民党の今の態勢への不満もあるから、新党の新人の政治家たちに、若い人たちは投票するだろう。
 
旧来の組織の上に乗っかって議員をやってきた者たちほど戦々恐々としている。
 
大都市圏(東京、名古屋、大阪)では、自民党が大敗する、という予測が出ている。
 
11.古村治彦くんが熱心に研究しているが、ジェームズ・アワー(ヴァンダービルド大学教授 )というアメリカ人の“ 安保マフィア ”が、日本の防衛産業界を動き回って、北朝鮮との戦争事態への対応として、日本政府に、さらにアメリカの兵器を買わせる仕事をしているという。
 

 

このジム・アワーが、マイケル・グリーンも覆面をかぶって日本に来て動き回っているようだが(トランプ政権はその暗躍を許可していない)、日本の政界再編を、笹川財団を嗾(けしかけ)けて行っている。

 

 

だから、経団連を隠れ蓑として、日本の軍需(国防)産業界が、小池・細野新党に選挙資金を出している。
 
笹川財団は、長年、 ニューヨークでは、The US – Japan Foundation ザ・ユーエス・ジャパン・ファウンデイション「米日財団」である。 
 
通称は、文字通り、「ササガワ・ファウンデイション」だ。
 
これでアメリカ政界に献金して、議員や官僚たちを合法的に買収してきた。

 

 

 

日本政界激変動 2-2

 

A級戦犯の孫はA級戦犯

 

森友・加計隠しの自己都合解散 4

 

森友・加計隠しの自己都合解散の「やらせ会見」

 

「希望の党」 と 「希望の党」

 

「希望の党」 と 「希望の党」 2

 

北朝鮮問題の「善悪の逆転」 2

 

安倍晋三・松井一郎・橋下徹の罪の擦り合い