「フクイチ事故から9年8ヶ月」ーー

【トリチウム水海洋放出 今月中にも決定へ 国民意見は7割が放出反対 漁師の三浦さん「そんなに安全なら東京湾に持っていって流してみろって」➠ タンクだけだったのか? 凍土壁に失敗し 地下水に混じってずっと海に流れていたのではないのか】

 あれだけ騒がれた、故中曽根総理の合同葬をやってる中で、政府は10月中にも、海への放出を決める方針を固めた。
油断も空きもない政府であり、福島の反対7割の世論無視で冷ややかであるし、環境問題についてもお粗末という方かない。

 まず。政府は「トリチウム」を希釈して海に放出」というが、薄めてもトリチウムの量が減る訳ではなく、全く希釈など意味もない。さらに、「トリチウム」とは言っても、放射能汚染物質に変わりはなく、海の生物、生態系に影響を与えるのは必至だろう。
 実際に、事故発生から2014年までは、「高い放射能汚染水」、そのまま流れている。
このために、近隣の海は確実に汚染されており、温暖化だけでは説明がつかないほど、生物が激減している。毎日のように、海に出ていて、肌でそれを感じている。

 

  

   

  


 


【私の岩手の三陸の海では、震災以降、どんどん魚(イカ、サケ、サバ、サンマ、底物のカレイ類、ミズダコ、毛ガニなどなど)がいなくなり、全ての魚種で年々魚が激減している】
これは、日本全体の漁師から聞いても、同じ答えであるし、太平洋でのマグロの激減もこのためだろうと、マグロ船の漁師は話している。
 このため、もはや「漁師として生業」が成り立たない。 震災で負債をみんな抱えたまま、その返済さえもできない。
これは、当然、水産加工業者などにも影響して、大きな水産加工会社などは倒産している。
  雇用者も失業するから、非常に深刻な問題である。 これは、福島の漁師だけの問題ではないことを知ってほしい。
今年のサケなどは、放流しているのに大型定置網などは過去5年平均のたった、5%しかあがっていない。

【令和2年10月17日(土曜日) 岩手県下定置漁業水揚速報一覧表】
http://www.echna.ne.jp/~isz/teichi/soku20201017.pdf

昨年は過去5年の平均比でマイナス82%であり、 今年は、その半分まで行っていない史上最低である。
 

 これに対して地元局のテレビュー福島が放送した。「7割」が「放出に反対」してることを含めて報道した。

ネットでも、9年前の事故から見れば、専門的な意見はみられないが、政府の強行なこの姿勢に怒りの声が上がっている。
 

 資源エネルギー庁HPを見るとーー。

「色々な対策で流れっぱなしだった汚染水は2013年あらの、デブリからの汚染水の配管や、壁なので、3分の1に減少はしている」

汚染水の量が、3分の1にまでへらされていると説明されている。
更に、

「汚染水処理で発生する廃棄物「スラリー」とは?なぜ発生する?どのように保管されている?」

 溶けて固まった燃料(燃料デブリ)を冷却するために水をかけ続けていること、また敷地内に流れる大量の地下水や雨水が原子炉建屋に流れ込み、建屋内の放射性物質に触れることによって発生しています。こうした汚染水については、3つの基本方針「漏らさない・近づけない・取り除く」の下でさまざまな対策がうたれ、発生量の低減や、外部への流出防止がはかられています。
 汚染水は、まず、放射性物質の中でも「セシウム」や「ストロンチウム」を除去するセシウム吸着装置、「キュリオン」または「サリー」に通されます。 その後、「淡水化装置」を経て、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」を使った浄化処理がおこなわれます。ALPSは、汚染水に含まれている62種の放射性物質を除去することができる設備です。
 ただし、ALPSでは「トリチウム」と呼ばれる放射性物質については取り除くことができません。

ーー以下略ーー 

しかし、これを鵜呑みにはできないと、海外メデイアは報道しています。
タンク以外に、メルトダウンした場所の下には、膨大な地下水があり、これを止める為の「凍土壁工事」は2015年に失敗しており、この地下水に混じって、汚染水はどの程度の量なのかは、政府は明らかにしていないから、既に、コンクリート壁(2016年完成)ができるまでの間は、海に垂れ流していたのです。
 このような、海外メデイア報道もある。
しかも、仮に遮水壁があれば、当然、地下水は溜まっていくから、壁の上をオーバーフローして、海に流れることになる。

 

 


ブログ記事 2016-06-14 
【福島原発の汚染水問題は目処立たず。 ドイツなどEU各国を中心に海外からは、「原発に甘い。日本は何をしてるのか?」という疑問の報道 東京オリンピックの開催を疑問視する声も】 (※ 画像が消されている)

凍土壁失敗で、ドイツなどEU各国からを中心に海外からは、「日本は何をしてるのか?」という疑問の報道がなされて、国も国民を2020年の東京オリンピックの開催を疑問視する声も出始めている。

 

 


【凍らない凍土壁に原子力規制委がイライラを爆発「壁じゃなくて『すだれ』じゃないか!」】
 産経新聞  2015年6月12日(日)16時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160612-00000518-san-soci
 「本当に壁になるのか?壁じゃなくて、“すだれ”のようなもの」だ。「壁になっているというのをどうやって示すのか? あるはずの効果はどこにあるのか?」 東京電力福島第1原発で汚染水を増やさないための「凍土遮水壁」が運用開始から2カ月たっても、想定通りの効果を示さない。廃炉作業を監視する原子力規制委員会は、6月2日に開かれた会合でイライラを爆発させた。
 

 



ーー以下略ーー

 

これ以降に、凍土壁が完成したとういうニュースは流れていない。
いつの間にか、「遮水壁」という名前でコンクリートの壁すり替わっている。
仮にこれが出いたとしていても、大量の地下水であるから、ダムのようになり、必ずこれを超えて海に流れるのは当然のことだ。





これは、福島の漁師から直接聴いた話である。 地元では、こうした情報は「知っていても、風評が怖い」のでなかなか発言しないのだが・・。
従って、「凍土壁に失敗し 地下水に混じってずっと海に流れていたのではないのか」と思われるのである。
つまり、あのタンクは見せかけであり、国民を欺くためのものではないのか?ということなのだ。

パブリックコメントは取っていても、なんの意味もないではないか。
これも、「改ざん」したのではないのか!?

ここに来て、政府は「タンクの置き場所は満杯になる」として、海洋放出を決めたのだ!
なんという無責任さであろうか!!

 

【トリチウム水海洋放出 今月中にも決定へ 国民意見は7割が放出反対】

 



 福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水について政府は10月中にも、海への放出を決める方針を固めました。

テレビユー福島は、国民から募った意見、パブリックコメントの一部を入手。「7割」が「放出に反対」していることがわかりました。

  福島第一原発から出た処理水をめぐっては、2年後に保管しているタンクが満杯になるとされています。

 「福島県の漁業者が反対している中で強行することは許されないと思います」「海洋放出・大気放出ありきの議論になっており、他の議論がなされていないと思います」 これは、テレビユー福島が情報公開請求で入手した政府への意見の一部です。意見は、今年4月から7月まで募集され、経産省は集まったおよそ4千件のうち、「準備ができたもの」として、およそ1割の406件を公開した。

 このうち、放出に賛成するものは32件だった一方で、反対や陸上保管を求めるものは全体の7割以上にあたる300件でした。

 このほか、コロナ禍での決定をやめるよう求める意見や、福島県沖以外での放出を求める意見もありました。

・三浦孝一さん(68)「我々、下々の漁民の意見なんてのは聞かないわね」今回の方針に、福島県いわき市の漁業者・三浦孝一さんも憤りを隠せません。

・三浦さん「そんなに安全なら東京湾あたりに持っていって、1回タンカーかなんかで運んで流してみろって。パフォーマンスでもいいから」(風評被害は?)「100%避けられない」  風評被害対策について、こう釘を刺しました。

・三浦さん「生半可に政治家がパフォーマンス的なことやられては漁民は困るわね」

また、15日は、全漁連の岸会長や県漁連の野崎会長が加藤官房長官らを訪ね、海洋放出の反対をあらためて伝えました。

ーー以下略ーー
#福島第一原発 #汚染処理水 #tbs
【独自】原発の汚染処理水、“国民意見”は「放出反対」が7割 TBS 10/16】

https://youtu.be/UAy9E4by9pI

 

福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水について、政府は今月中にも、海への放出を決める方針を固めました。JNNでは、国民から募った意見、パブリックコメントの一部を入手。「7割」が「放出に反対」していることが分かりました。

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Twitterの反応ーー。

 

【海は繋がっている これは最悪の海洋環境汚染であり 大きく海の生物の底辺のプランクトンに影響が出て、必ず生物がいなくなり、漁師は生業が成り立たない産業になる】

 海は繋がっている。これは、福島だけの問題ではない。

最近は温暖化のためか、親潮と黒潮の堺が北に上がってきてる。 私の生業の漁師は震災以降の大不漁で困窮しており、自殺者も出るほどで深刻な問題である。 そもそも、あのフクイチのメルトダウンした場所の下に大量の地下水があった、それに混入して、微量であってもずっと海に流れていたのではないか。 




あの、大きなタンクは放射線物質であり、どんな影響を与えるのか不透明である。 

 記事を見る限り、地元漁師もかなり激怒している。気持ちがよく分かる。

自分らの「生業としての漁師」をできなかったのだから。

 仮にやっても、こんな放出したらまたもや「風評被害」で赤字になるから海にでられないだろう。
 










 

日本メデイアはもうあのフクイチを伝えてはいないが、海外メデイアはずっと報道している。

このニュースは必ず、海外でも報道されるだろう。 

国民には、関心をもっと持ってほしいフクイチ事故の処理である。

 

#フクイチ #放射能汚染水 #凍土壁失敗 #漁師泣かせ #風評被害