難読語だと思うのですが、斎宮って読めますか?
普通に読めば「さいぐう」ですが「さいくう」と読みます。
この斎宮ですが、あまり知られていないのでないでしょうか?
そもそも斎宮ってなに?
という感じの人も多いと思います。
斎宮は斎王の御所です。
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斎宮の跡地の場所は三重県多気郡明和町です。
地図で示すと下記の通り。
ここにちょっとヒントがあります。
よく見ると、斜め下に伊勢があります。
伊勢といえば、伊勢神宮です。
斎王とは巫女として伊勢神宮に仕え、天皇の代わりに参拝する女性を指します。
皇女を含む未婚の皇族が占いで選ばれました。
途中で途絶えた時期はありましたが、古代から鎌倉時代の承久の乱まで存続した制度だと言われています。
立派な正殿も復元されています。
斎宮跡地と伝えられる場所、はこんな感じであまり手が加えられていません。
ですが、この地は先ほどの復元館のほかに、いつきのみや歴史体験館と斎宮歴史博物館というかなり気合が入った施設があります。
まずは、
は無料で入れる施設です。ここで面白いのは十二単体験です。お値段は7千円と少し高いのですが、めったに経験できないことなのでいかがでしょうか?
あと面白いのは男性貴族の衣装だった直衣(のうし)も体験できることです。こちらも同じく7千円。
はさらに気合が入っています。
展示品も多く、見ごたえがあります。
特にシアタールームで上映される映画はわかりやすく必見です。
展示の童女の着ている衣装は汗衫(かざみ)というもので、はかまの濃い紫は未婚の印だそうです。知らなかったことばかり……。
あとやっぱり目が向くのが食べ物の展示です。
手前右:白散(びゃくさん)手前左:屠蘇(とそ)
二段目右:茄子 二段目左:瓜
三段目右:鯛 三段目左:鯉
四段目右:イノシシの肉 四段目左:鹿の肉
手前:鏡餅 ゆずりは 鮎 大根
二段目右:味噌漬けの茄子 二段目左:蕪
三段目右:かす漬けの瓜 三段目左:大根
これは正月の食事でおせち料理の原型であるとの説明がありましたが、現代の庶民のほうがおいしいものを食べているなあ、と実感しました。
いろいろあるけど、現代もいい時代です。
そう思いませんか?
とうことで、今度のゴールデンウイークに斎宮に行ってみませんか?
伊勢神宮とセットがお勧めです。
フォローしていただけるとモチベーションが急上昇します。よろしくお願いいたします。









































