「マーティー・シュプリーム」を観ました。
感想を一言で言うと「うーん、残念!」。
感動的な題材を扱っているのに、どうしてこうなってしまったんだろう。
ストーリーとしては、アメリカ卓球チャンピオンの主人公・マーティーが日本人選手のエンドウに負け、その雪辱を晴らすというもの。
スポーツ映画の王道です。
が、しかし。
マーティーのダメっぷりがいつまでたっても改善されず、最後まで自己中心的な人物として描かれます。
マーティーを演じたティモシー・シャラメは知的な雰囲気を持つイケメンでそこそこ魅力的なのですが、この映画ではずる賢そうにしか見えません。
「最低でサイコーな男」というキャッチコピーも、人を利用することしか考えていない「サイテー」な男のような印象しか残らない内容なのが残念です。
「愛しのローズマリー」に主演して魅力を振りまいたグウィネス・パルトローも自らCEOを勤める問題団体「Goop」の仕事が忙しいからだけではないでしょうが、年寄っぽくて全然魅力的でないし、ヒロイン役のオデッサ・アザイオンも間抜け、危険な人物を演じるアベル・フェラーラのサイコっぶりも中途半端。
ダメ人間ばかり登場します。
唯一お救いは、身びいきかもしれませんが、日本人選手・エンドウです。
エンドウを演じた川口功人はデフリンピック銅メダリスト。本物の魅力をきらりと光らせています。
パンフレットには、
「マーティーが世界を股にかけて起こす大騒動は、やがて熱を帯びながら心揺さぶるドラマへと変容していく」
とありますが、「世界を股にかけて」といってもマーティーが行った「世界」とは、日本だけだし、ちっとも「心揺さぶ」られませんでした。
ジョシュ・サフディ監督はディズニーのスポーツ映画が嫌いで、違う印象の映画を作りたかったのだと思います。
でもこの映画で主人公が必死になっているのは金策に走り回ることで、肝心の卓球を頑張っているシーンは皆無です。
スポーツ時代小説家としては、ベタでも主人公がスポーツで頑張っている姿を観たかったなあと思います。
お勧め度 ★★ 40点


















