思春期・子どものトリセツ講師
英語・英会話講師
木村 かおり です。
さあ 明後日から夏休みですね。
でもまだ戻り梅雨でパッとしませんね。
当教室での懇談会も先週で終わりました。
多くの親御さんは
「自分で勉強しようとしないのです。」
「〇塾にも行っているのに、成績があがりません。」
「宿題はキチンとやって、試験勉強中は4~5時間は
部屋で勉強しています、
なのに、どうして成績が上がらないのでしょう?」
でした。
親子で回す「PDCAサイクル」
PDCAサイクルって
・P (Plan) :計画
・D (Dp) :実行
・C (Check) :評価
・A (Action) :改善
●目標を達成する為の行動計画です。
親子で回すのは、
★やらされている感満載自分で考えてやっている感がある。
★自分で考えてやり責任を持つ。
★最初は親子さんも一緒に作ることによって、今は何をしているのかが把握できるので
「勉強しなさい!」と言わなくてすみます。
PDCAで実現できる変化
●自分のできない所・問題点が明確になり 漠然とした 不安がなくなります。
「わからないから やりたくなーーい。」
と逃げていたK君は
「○○ができれば、できるじゃん。」 と
問題を解くことに 意欲的になりました。
●アバウトだった行動が具体的になります。
具体的な行動計画を作成するので 日々のやる事が明確になります。
「 いつも20時~22時までは机に座ってはいたのですが、
間に休憩を5分くらい入れることによって メリハリもつき
やれたら/を入れて消していくので 楽しくなりました。」 S君談
●自力で具体的な目標が設定できるようになる。
例えば 「今日は数学を頑張る。」という目標は達成できたかどうかがわかりませんね。
なので 「今日は数学の問題集を84ページまで解く」 は
達成できたがどうかが分かりやすいです。
PDCAを行った後の親の役割。
試験中の勉強(PDCAを行っている時)は 見張るのではなくって
見守るです。
テスト後の結果(順位表)が却って来た時に
「何を勉強していたの?
塾に行って何時間も勉強していたのに!」
と激しく言ってしまうお母さん。
過ぎた事をとやかくいうのではなくて
ここで ACTION(改善)です。
テストを見直して 何ができなかったのか 検証して
この子には 何を重点的に行えば良いかわかります。
例えば 数学で言えば 大問1の計算問題が 5/20点ならば、
基本的な計算方法が分かっていないのです。
大問5の文章題から連立方程式の作り方ができない。
基本的な事はわかっているのだけれども、数字が変わると
できない ならば、
連立方程式の式の意味が分かっていないのです。
次に繋げるように 促します。
当然 できた所は 認めて
次は 何をどうしたらよいか を 一緒に話し合います。
PDCAの A の改善って 学校も 塾でも先生は 言ってくれません。
高校生以上でしたら、自分でできるのですが、中学生では すべては結果のみ
で判定されるので 改善を一緒に話し合えるのは 身近には 一緒に作った
お母さんなのですよ。
子どもが自らやる気になりました。
今まで全く勉強をやらずに、いつのやる気がなかったK君は
このPDCAを一緒に作って やることを可視化した結果
今回の期末テストも
2週間も前から勉強を始め
範囲の問題集を2周りやったのです。
自分の勉強の型を作ってやれば
あとは、続けるだけです。
一人でできないようであれば、
できる環境を作ってあげる
与えてあげる事も大切ですね。
勉強の仕方がわからない、うまくいかない方は