たまがわきもの教室

京王線柴崎駅より徒歩4分 東京調布市のたまがわきもの教室では、1講義2時間16レッスン(約5ヶ月)で15分で留袖がきれいに着られることを目標にレッスンしています。少人数制のお稽古で基礎からしっかり学びます。今年こそ一生ものの着付スキルを身に着けましょう!



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3日間の出張着物整理

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先月はじめ、北海道北見市へいってきました。

 

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たんす約6竿の着物整理です。

ご依頼主のKさまは、30代の方。

整理のほとんどは、おばあさまが遺された着物です。

 

上等な礼装の中に、普段用にリメイクされた着物も多く、

アイテム、素材、季節ごとに部類すると12種類の仕分けとなりました。

見極めが難しいものも多く、慎重に行いました。

 

Kさまご自身も着物が好きで、

集められたアイテムを拝見させてもらいました。

おばあさまの伝統的なアイテムと組み合わせをして、

ステキなコーディネートをいくつもご提案できたのはよかったです!

 

途中、甘いものを食べながら、
着物のお悩み、おばあさんとの思い出などもお話して。
 

時間は多少延長しましたが、予定していた3日で作業完了。

退出の際、 おばあさまの繋げてくださったご縁に感謝し、お仏壇に手を合わせて失礼しました。

 

今回のお仕事は、Kさまのご協力なしには、できなかったと思います。

 

事前にzoomで打ち合わせ、ご希望をヒアリングし、導線確認、作業時短のための事前準備などをお願いしていました。

整理する着物を一箇所にまとめ、たとう紙から出す作業だけで1日かかります。

 

東京へ戻ると、メールが入っていました。「長時間の移動に滞在と、ほんとうにお疲れさまでした。
祖母が着物と一緒に過ごしてきた時間や思い出を垣間見たようで、印象に残る大事な数日間でした。
着物をもっと好きになりましたし、これからどんな風に合わせようかな?とわくわくしています!
世古さんに依頼できて良かったです。」

 

若い方のスピード感と、ネットで、どなたともつながっていける広がり。

さまざまな可能性を感じたお仕事でしたし、

本当に必要とされている方のところ、遠くともできる限り、多くのお客様のところに伺いたいと思っています。

 

最終日は夜遅い飛行機でしたので、観光して、東京に戻りました。

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北海道の海鮮の数々↑

 

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北見ハッカ記念館↑
世界中のミント7割を北見市が生産していた時代があったそう!すごいです。

 

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お肉で有名な北見市。知床牛と日本酒、最高でした。

春のフォーマル着物

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こんにちは!

 

今日は春のフォーマルについて。

準礼装の訪問着や付け下げです。

 

入学式にはじまり、結婚式やお茶会など、イベントの多い季節ですが、
みなさま、どこかへお出かけされましたか?
 

先月の中旬、「認定式」がありました。
毎年恒例の認定証授与式です。

 

ここ数年の変化として、
「春のフォーマルに、夏ものを取り入れる」

ことが目立っています。

 

どういうことかというと、

 

実際には、

わたしの当日のコーデ、以下の通りです。

 

着物:袷の付け下げ
帯:礼装用の袋帯
小物:礼装用

長襦袢:夏物の紗の襦袢
コート:夏大島の透けるロングコート(雨の心配があったため)

 

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他のみなさまも、

長襦袢を、うすものにしたり、
涼しい夏ものコートにして、工夫していました。

 

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最近の春は、ほぼ初夏の気温。

 

カジュアル着物は、
すで4月から単衣を着ている人が多いですね!
以前に比べると、一カ月~二カ月前倒しの感覚です。

 

しかし、そう都合よくできないのが、フォーマルの着物。

そもそも、「単衣のフォーマルはもっていない」ですよね…

 

また、
従来の衣替えにならう習慣が残っているフォーマルは、

周囲に合わせて、「暑くても袷」になることが多い。

 

そこで、着物と帯以外は、
夏物を先取りして、

みなさま、上手に工夫されています。

 

先日、茶道の先輩から、
「京都のお茶会(真夏日のゴールデンウィーク)に単衣で行ったわ。」

と、聞きました。

 

その前の週のお稽古で、
「いくら暑くても、まさか単衣は着られないわよねえ。」と、暗い顔をされていたので、
おおーーー(すばらしい)!!と思いました。

今後はますます、単衣が重宝されるんでしょうね。

 

単衣のフォーマルをお仕立てしようかな、と

ひそかに考えているところです。

「きもの整理アドバイザー養成講座」募集について

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気温が上がってきましたね。

お教室の庭の花々が満開です。

 

↑庭のシャリンバイが花を咲かせました。

植えてから三年目。かわいい小花です。

 

シャリンバイは大島紬の染料となります(花弁でなく、樹皮です)。
その上に泥染を重ね、

堅牢な黒褐色になると、現地を見学したときに伺いました。

 

門の前の、モッコウバラ↓

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さて、タイトルの通り、「きもの整理アドバイザー養成講座」

第二回目の募集を開始します。

 

現時点では、着物の基礎知識は省略して、

実践に役立つノウハウを講義しています。

 

そのため、きものカルチャー研究所一級着付け講師認定者、
または同等資格を持っている方を対象にしています。

 

日程は以下の通りです。

 

5月25日(土曜日)11時~13時

6月29日(土曜日)11時~13時

7月13日(土曜日)11時~13時

8月31日(土曜日)11時~13時

 

少人数制3名~5名で開講予定です。

詳細は個別にお問い合わせください。

黒紋付

こんにちは!


この画像は、先日、「東京キモノショー2024」 で見た、黒紋付の着物です。
(SNSに掲載可ということでしたので、遠慮なく投稿します。)

 

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黒紋付と袴で卒業式の装い

 

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袋帯を合わせた、セミフォーマル

 

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夏の絽の黒紋付に、紗の羽織

 

はじめにお断りしておきますが、
この組み合わせは、現代では一般的ではありません。

 

わたしが、着付けを習い始めたころ、

テキストなどに、ごくたまに、「黒紋付」の存在が書かれていました。
現在のTPOではなく、
着物の歴史として取り上げられていたと思います。

その後は、「黒紋付」という文字は、一般的には聞かなくなりました。

 

さて、わたしがさっきから連呼している「黒紋付」って何?

と思われている方。

 

もしかして、「喪服のこといってる?」とピンときた方は、するどい!

 

そうです。喪服や黒留袖のことです。

 

以前、女子の無地の黒紋付は、慶弔両用だったことがあります。

現在の男子の第一礼装と同じような扱いをしていたようです。

 

これまでも、詳しい方たちから、

黒紋付が慶事に復活してもいいよね?
クラシックでカッコいい!

センスをもって、きちんと着たら、今でも古びれないスタイリングになるのでは?
などなど、聞くことがあり、
その意見に、新鮮味を感じていました。


喪服を着る人がいなくなって、
受けついた喪服がどんどん処分されている今、
見直されてよい着物のひとつかもしれません。
 

さて、

お教室での

高等科の練習会では、この黒紋付がテーマです。

 

練習日は、4月6日と、4月8日。

まだ、空き枠ありますので、
申し込みをお待ちしています。

着物整理アドバイザー講座 第一回目終了しました!

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12月より4回にわたって開催した講座が先週終了しました!

 

仕事の流れをお話して、
求められる知識を整理し、
接客や、必要な道具など、すぐに使えることをお伝えしました。

 

グループにわかれて、ロールプレイングも繰り返しました。

 

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生徒さまのお一人から、感想をいただきました。

 

「座学と実践で中身の濃い4回の講座でした。

世古先生が積み重ねた経験を惜しみなく与えてくださったことに感謝いたします。

(中略)実践から得意なこと、苦手なことが明確になったので、

少しずつ進めていくつもりです。」

 

とありました。

 

一人でも多くのアドバイザーが活躍してくださるとうれしいですね♪
 

ただいま、第二回目の講座へ向けて準備中です。
詳細がきまったら、このブログでお知らせいたします。

 

そして、このブログは、来週より【木曜日不定期更新】に変更です。
ゆるゆると続けますので、どうぞ、お付き合いください。

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