黒紋付 | たまがわきもの教室

黒紋付

こんにちは!


この画像は、先日、「東京キモノショー2024」 で見た、黒紋付の着物です。
(SNSに掲載可ということでしたので、遠慮なく投稿します。)

 

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黒紋付と袴で卒業式の装い

 

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袋帯を合わせた、セミフォーマル

 

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夏の絽の黒紋付に、紗の羽織

 

はじめにお断りしておきますが、
この組み合わせは、現代では一般的ではありません。

 

わたしが、着付けを習い始めたころ、

テキストなどに、ごくたまに、「黒紋付」の存在が書かれていました。
現在のTPOではなく、
着物の歴史として取り上げられていたと思います。

その後は、「黒紋付」という文字は、一般的には聞かなくなりました。

 

さて、わたしがさっきから連呼している「黒紋付」って何?

と思われている方。

 

もしかして、「喪服のこといってる?」とピンときた方は、するどい!

 

そうです。喪服や黒留袖のことです。

 

以前、女子の無地の黒紋付は、慶弔両用だったことがあります。

現在の男子の第一礼装と同じような扱いをしていたようです。

 

これまでも、詳しい方たちから、

黒紋付が慶事に復活してもいいよね?
クラシックでカッコいい!

センスをもって、きちんと着たら、今でも古びれないスタイリングになるのでは?
などなど、聞くことがあり、
その意見に、新鮮味を感じていました。


喪服を着る人がいなくなって、
受けついた喪服がどんどん処分されている今、
見直されてよい着物のひとつかもしれません。
 

さて、

お教室での

高等科の練習会では、この黒紋付がテーマです。

 

練習日は、4月6日と、4月8日。

まだ、空き枠ありますので、
申し込みをお待ちしています。