春のフォーマル着物
こんにちは!
今日は春のフォーマルについて。
準礼装の訪問着や付け下げです。
入学式にはじまり、結婚式やお茶会など、イベントの多い季節ですが、
みなさま、どこかへお出かけされましたか?
先月の中旬、「認定式」がありました。
毎年恒例の認定証授与式です。
ここ数年の変化として、
「春のフォーマルに、夏ものを取り入れる」
ことが目立っています。
どういうことかというと、
実際には、
わたしの当日のコーデ、以下の通りです。
着物:袷の付け下げ
帯:礼装用の袋帯
小物:礼装用
長襦袢:夏物の紗の襦袢
コート:夏大島の透けるロングコート(雨の心配があったため)
他のみなさまも、
長襦袢を、うすものにしたり、
涼しい夏ものコートにして、工夫していました。
最近の春は、ほぼ初夏の気温。
カジュアル着物は、
すで4月から単衣を着ている人が多いですね!
以前に比べると、一カ月~二カ月前倒しの感覚です。
しかし、そう都合よくできないのが、フォーマルの着物。
そもそも、「単衣のフォーマルはもっていない」ですよね…
また、
従来の衣替えにならう習慣が残っているフォーマルは、
周囲に合わせて、「暑くても袷」になることが多い。
そこで、着物と帯以外は、
夏物を先取りして、
みなさま、上手に工夫されています。
先日、茶道の先輩から、
「京都のお茶会(真夏日のゴールデンウィーク)に単衣で行ったわ。」
と、聞きました。
その前の週のお稽古で、
「いくら暑くても、まさか単衣は着られないわよねえ。」と、暗い顔をされていたので、
おおーーー(すばらしい)!!と思いました。
今後はますます、単衣が重宝されるんでしょうね。
単衣のフォーマルをお仕立てしようかな、と
ひそかに考えているところです。