君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)

君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)

10月27日投票の川崎市長選挙に立候した君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(君嶋ちか子応援団)のブログです。

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 ワタミ創業者で自民党参議院議員の渡辺美樹氏がフェイスブックで次のように呼びかけています。


 週末27日(日)投開票の川崎市長選挙に立候補されている、ひでしま善雄(よしお)さん。


 横浜出身である私にとって、横浜と東京の間にある川崎市はとても身近な街です。ひでしまさんは川崎市の魅力を「単なるベッドタウンでもなく、単なる産業都市でもない。複合的に活力がみなぎる街」とおっしゃっていて、とても共感しました。


 ひでしまさんが掲げる経済政策は、中小企業の支援や海外展開の支援など、私の政策と重なる部分も多いのでご紹介させていただきます。


 前回の川崎市長選挙は36.09%と非常に低いものでした。4年に一度、自分の想いを政治家に託せるチャンスです。川崎市にお住まいの方は、ぜひ投票へ行きましょう。


 川崎から日本を元気に!! ひでしまさん、がんばって下さい!!

君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)



https://www.facebook.com/photo.php?fbid=219837824807160&set=a.149840275140249.3701.119769421480668&type=1


 このフェイスブックは、渡辺美樹氏のツイッターでも発信されています。↓
https://twitter.com/watanabe_miki/status/393349486116106240


 以上が、渡辺美樹氏の呼びかけです。渡辺美樹氏が、ひでしま善雄候補の経済政策に、「とても共感しました」として、「ひでしまさんが掲げる経済政策は」「私の政策と重なる部分も多い」「川崎から日本を元気に!! ひでしまさん、がんばって下さい!!」と明言しているわけです。


 そうすると、ひでしま善雄候補の経済政策を理解する上で、「重なる部分も多い」という渡辺美樹氏の経済政策や、それにつながる渡辺美樹氏のこれまでの言動を具体的に見ることは、とても有益になります。なので、渡辺美樹氏の経済政策を以下、紹介します。


 まずは、「ブラック企業大賞2013」で「大賞」と「一般投票賞」のダブル受賞をしたワタミのノミネート理由 を紹介します。


 ▼ワタミフードサービス株式会社


 居酒屋チェーンや介護事業を全国展開している同社では、2008年6月に正社員だった森美菜さん(当時26歳)が、厚生労働省が定める過労死ライン(月80時間の残業)をはるかに上回る月141時間の残業を強いられ、わずか入社2カ月で精神疾患と過労自殺に追い込まれた。昨年2月に労災認定されたあとも、同社は責任を認めることなく、創業者である渡辺美樹会長は遺族からの求めに応じず、いまだに面談も謝罪も拒否している。亡くなった森美菜さんは連続7日間の深夜労働、午後3時から午前3時半の閉店まで12時間働かされた。閉店後も遠く離れた社宅には始発電車まで帰ることもできず、休憩室のない店舗で待つしかなかった。ほかにも休憩時間が取れない、休日出勤、強制的なボランティア活動、早朝研修、給料から天引きで買わされた渡辺会長らの著書の感想文提出などで疲労は蓄積した。残業に関する労使協定(36協定)も店長が指名したアルバイトに署名させるという違法行為が労働基準監督署から是正指導を受けた。遺族と支援する労働組合は、森美菜さんの労働実態と原因の解明のために経営者ら責任ある立場の人との面談を同社に求め続けているが、同社は顧問弁護士のみとの面談を除いて応じる姿勢を見せていない。逆に同社は昨年11月、遺族を相手取って同社が支払うべき損害賠償金の確定を趣旨とした民事調停を申し立てた。報道によると、同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には「365日24時間死ぬまで働け」と書かれているという(『週刊文春』2013年6月13日号)。



 次に、渡辺美樹氏の「ネットで読めるブラック語録」を紹介しておきます。


◆「365日24時間、死ぬまで働け」(中略)10年後も20年後もこの言葉が飛び交う「ワタミ」でありたい。
https://twitter.com/watamism/status/350300781766909952


◆四〇度の熱くらいで心まで逃げてしまうような普通の人間は、ワタミフードサービスの幹部としてふさわしくない。
https://twitter.com/watamism/status/349032548690706432


◆ビルの8階とか9階から、「今すぐここから飛び降りろ!」と平気でよく言う。
http://matome.naver.jp/odai/2137052366612406401


◆営業12時間の内にメシを食える店長は二流だと思っている。命がけで全部のお客様を見てたら命がけで全部のお客様を気にしてたら物なんか口に入るわけがない。水ぐらいですよ
http://hamusoku.com/archives/7903785.html


◆お客様の奴隷になれ。
https://twitter.com/watamism/status/352565775523000320


◆労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。
https://twitter.com/watamism/status/352429873140219904


◆ワタミは僕が今まで二十九年間つくってきた会社、もう爪の先まで自分のものです。巷では『ブラック企業』と言われているが、本当にふざけやがってと思っている。
https://twitter.com/watamism/status/352428264934998016


◆「ブラック企業」という一人歩きの言葉でユニクロを含めた一部の企業を叩くのは、これは僕は"ペンの暴力"だと思います。
https://twitter.com/watamism/status/351433253741268993


◆家庭があるならば、「これから八年間は俺を死んだと思ってくれ。その代わり、その八年が過ぎたら、お前を絶対に幸せにする」ぐらいの覚悟がなければ、男はダメだ。
https://twitter.com/watamism/status/352293972393213952


◆ニートを持つ親に言いたいのは、働かない者には飯を食わすなということです。そうすれば働きますよ。甘えてるだけです。仕事がない? いっぱいありますよ。ワタミでもアルバイトをたくさん募集しています。仕事を選ぶからいけない。
https://twitter.com/watamism/status/350753968634335232


◆アルバイトとして雇った部下がいましてね。あのころは僕、そいつの頭を何度もスリッパでひっぱたいていました。それでも十数年はついてきてくれましたが、8年ほど前に辞表を出したんです。追い込まれて、潰れたわけです。
https://twitter.com/watamism/status/344550949425119232


◆社員には頭を下げて、「ごめん。今月、給料はゼロです」と言ったことが何度もあります。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111129/224587/?P=1


◆円高で工場が大変なら、2割位のサービス残業をしなさいよ!
http://matome.naver.jp/odai/2137052366612406401


◆ワタミがワタミであるために…。必要な要素がすべて書かれている理念集。ワタミグループに所属する者がどうして摩り切れるまで読まないことがあろうか。(※理念集には「365日24時間、死ぬまで働け」とある)
https://twitter.com/watamism/status/352701649057349632


◆よく「それは無理です」って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです。そこでやめてしまうから「無理」になってしまうんです。全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、それは「無理」じゃなくなるんです。(wikipediaから)


◆ブラックって言われたら一人前じゃないですか。(ブラック企業と批判されても反省)する必要ないでしょ。(過労死なくしたい遺族の願いを「不当な要求」、ブラック企業「なめんなよ」と恫喝するワタミ渡辺美樹氏)
http://ameblo.jp/kirayoshiko/entry-11575196448.html


◆(派遣切りにあった若者たちに対し)「人のせいにしちゃダメ。被害者意識が強い」「なぜ貯金持ってないの? おかしいでしょう」「今まで税金払わないで何考えて生きてきたのか」「マスコミは(若者に)過保護すぎる」(wikipediaから)


◆2010年のプレジデント誌のインタビューで「ビルの8階とか9階で会議をしているとき『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う」「部下の頭を何度もひっぱたいた」と発言。(wikipediaから)


◆《池上彰氏による指摘》
「ワタミグループで過労を苦にした自殺者が出たことについて、私たちの番組のインタビューに『それでブラック企業と言われたら、日本には千や万のブラック企業がある』と開き直っていました」
http://news.livedoor.com/article/detail/7894560/


◆講演会で「自分を犠牲にしてでも働くべき。残業代のような小さいことを言っているような人間はどうかと思う。少なくとも私は自分を犠牲にしても何事も取り組んでいる」と、残業代未払いを当然のこととする発言もしている。(wikipediaから)



 次にネットで読めるワタミの実態です。


◆ワタミ元店長が告発
  20時間労働、相次ぐ失踪者
  創業者・渡辺美樹氏の著書 感想文を義務づけ
http://ameblo.jp/kirayoshiko/entry-11566847180.html


 「どこまでが拘束時間でどこからが自由時間なのか。そんな概念すらなくなっていた」


 こう振り返るのは、ワタミグループの居酒屋「和民」で正社員・店長だった20代の女性Aさんです。


 ワタミは、タイムカードによる勤務管理が形骸化。1日14、15時間勤務は当たり前で、繁忙期は20時間近くも。月に1回休めるのは珍しいぐらいでした。


 「2008年に自殺した女性の場合、1カ月の残業は141時間。私はそれをゆうに超えていました」


 日々の利益目標が先にあって、売り上げに応じて、社員の勤務時間=人件費を操作して利益が出るように帳尻を合わせていた、といいます。


 勤務中に倒れて救急車で運ばれても、翌日には店頭にたっていました。


 Aさんはわずか4時間の睡眠をも削って、早朝からの“研修”出席を強要され、渡辺氏の著書などの感想文提出を義務付けられました。彼の経営哲学を丸暗記して筆記するテストもありました。


 勝つまで戦え、できないと言わない――。


 筆記テストで、渡辺氏の“哲学”を一字一句正確に記述できないと、再試験を受けさせられました。


 「カルト教団のようでした。社員を使い捨てにする人に政治家の資格はありません」とAさん。


 「私は退職できたが、会長に陶酔する人ほど精神を病んでいった。周りで失踪者が相次ぎました。政治はこんな企業を野放しにしていいのか」



◆ワタミで残業月140時間働かされたが
 タイムカードは月45時間が上限、3分の1以下の残業にされる

http://ameblo.jp/kirayoshiko/entry-11572368832.html


 紫野 さて、いま問題になっているワタミはブラック企業だと言われているわけですが、実際の労働環境はどうだったのでしょうか?


 イシダ(ワタミ元正社員) いやもう最悪ですね。自分の同僚は残業140時間で月300時間も働かされていました。残業は月45時間が上限にされていて、それ以上残業しても会社からタイムカードを打たせてもらえませんでした。実際の残業どおりにタイムカードを打ったら会社の利益にならないからと言われていました。


 夕方5時オープンだとすると、午後3時にお店に入って準備をするんですけど、平日だと午後3時から午前3時まで開店して、翌日の準備などで午前4時半とか午前5時に仕事がやっと終わります。休日前だと午前5時が店のクローズなので、午前6時頃に仕事が終わります。それに加えて休日に出勤して残業140時間にもなるのです。それで残業140時間をそのまま申告したら怒られるので、残業45時間と申告させられる。仕事が残業45時間で終わらないことはワタミの上の方は分かっているはずです。それを黙認して働かせているのです。


 吉良 残業45時間で終わらないような仕事を与えておきながら、残業代を払わないなんて許せませんね。


 バイトが台風で来られなくなって正社員が穴埋め
 残った唐揚げや焼きそばを5万円も買い取るワタミ社員


 イシダ(ワタミ元正社員) 会社からは「お前、別に働かなくてもいいけど店が回らないよ」って言われますね。他に頼る人がいないので俺が働かなくちゃいけないのかな、しょうがないのかなぁみたいなことになってしまうんですよ。洗脳みたいな感じで、みんなをそんな発想にする。それから、休日出勤でよくあるのが、バイトの穴埋めです。無理な形でバイトの穴埋めを正社員にやらせる。バイトの人が辞めても、正社員は逃げられないのでその穴埋めをやらされる。「バイトが台風で来られなくなったからお前来いよ」みたいなことも私自身ありました。バイトの穴埋めすると上からは「今度早上がりでいいから」とか言われるんですけど、早上がりっていっても早くて午前0時で、結局、終電がなくなっちゃってずっと働いてるような状況でしたね。


 それと、閉店後に残りものを買わされるというのもある。残った唐揚げとか焼きそばとか食材を店の業績を上がってるというふうに見せるために5万円ぐらい買い取っている人もいました。


 ワタミ社員に寄付強制し
 自分の功績にする渡辺美樹氏


 3カ月に1回、理念研修というのがあって、ワタミの理念を今一度確認しようみたいな研修に参加させられます。4人1組で、どんなふうに働いてるかをそれぞれが話して、ミキティ(渡辺美樹氏)の言ってる通りに働いてたら褒められて、そうじゃなければ批判させる。4人1組で自分の経験談を言い合ったりするんですけど、あるとき、夢について語るみたいになって私は、「自分が店長になった店に、家族を呼んでご馳走してあげるのが夢だ」と言ったら上司に「君の夢は小さいねぇ」って批判されました。


 それから、上司から「お前、ちょっと、空を飛べよ」って言われたことがあって、それに対して、「空は飛べません」って言ったら、「お前、それはダメだよ。飛行機をどうやって作るかを考えて、その予算を具体的に考えて、私はこうやって空を飛ぶことを実現すると言わなければ、お前それはダメだよ」と上司に言われました。とにかく、「無理」って言わせてもらえないんですね。ワタミはどんなに人が少なくても、どんなに理不尽なことがあっても「無理」とは言わせてくれないですし、言わせないような教育を受けますね。それで月に300時間も働くやつが出て来たり、数万円も寄付をする社員が生まれるんだと思いますね。


 寄付っていうのは、ワタミの森プロジェクト、リターントゥーフォレストというのがあって、それの植林事業が月に1口100円です。カンボジアとかに学校をつくるのもあって、それが月に1口1,000円。あと、みんなの夢をかなえたいというプロジェクトがあって月1口100円。毎月、合計1,200円が半強制で寄付させられます。寄付を断る人はマークされたりとか、上司から「あいつはもうダメだな」みたいに言われる。会議の場でも会議資料に寄付の申込み用紙が付いていて、上司に「きょうはこれを書いて帰れよ」と言われたんですけど、私がそれを拒否したら、仕事しているときでもメールで催促されたりとかとにかくしつこいので最後は折れて申し込んでしまいましたね。これは給料から毎月天引きされます。社員に強制しておいて、自分の功績みたいな顔をされるのがたまんないですよね。


 紫野 人に強要しておいて何が夢プロジェクトですかっ!


 日本社会全体が「365日24時間働く」ブラック企業化となる
 ワタミ渡辺美樹氏の中央政界進出はとにかくやめて欲しい


 イシダ(ワタミ元正社員) 渡辺美樹さんが自民党の方から選挙に出ているじゃないですか。それはちょっと違うんじゃないかなと思いますね。それで本人が投票は「自民党」じゃなくて「渡辺美樹」って書いて投票すれば私が中央政界で仕事ができるようになるんだみたいなこと言ってますけど、あの人が中央政界で仕事するなんて考えられないですね。日本社会全体が「365日24時間働く」のが当たり前になったらとんでもないですね。とにかくやめてくださいということです。


 紫野 政治家になったら、無理矢理、自分の夢とか言って、みんなの税金を取られそうだよね。



◆ワタミ正社員の時給930円の156倍得る渡辺美樹氏のブラックな持論=下流は野垂れ死にするしかない
http://ameblo.jp/kirayoshiko/entry-11573025543.html


 参院選比例代表に自民党から立候補している渡辺美樹氏は、雑誌『PRESIDENT』2006年1月30日号掲載の対談の中で次のように発言しています。


 「我々は自由主義を選んだんだから、自由主義社会にすべきで、それはイコール競争社会なんだから下流にいれば飯が食えなくなって野垂れ死にするしかない」


 「ひきこもりに三食届けるからひきこもる。飯を与えなければ這い出してきますよ。」


 (※いずれも雑誌『PRESIDENT』2006年1月30日号、77ページに掲載されている渡辺美樹氏の発言そのままです)


 渡辺美樹氏によると、「下流にいれば飯が食えなくなって野垂れ死にするしかない」とのことですが、それでは「上流」にいる渡辺美樹氏はどんな状況にあるのでしょうか? ネット上でも読むことができる日刊ゲンダイ2013年7月12日掲載の「5億円マンション暮らし ワタミ渡辺美樹氏の“巨額蓄財”」という記事 によると、渡辺美樹氏は5億円マンションに暮らし、横浜市内に一軒家も持っていて、「配当は、今年も約2億6000万円。恐らく、株式の売却益と配当などで、これまで渡辺前会長には数十億円が入っているはず」とのこと。


 一方で、ワタミは正社員でも時給930円。 役員報酬を1億円以内に巧みに抑えている渡辺美樹氏の1年間で得られたお金は、役員報酬は1億円以内なので、配当の2億6000万円をあわせて、とりあえず3億円としておきます。ここでは話を分かりやすくするために単純化し、得られた3億円で比較するとすれば、渡辺美樹氏の年間労働時間をワタミ社員の年間労働時間の2,064時間と同じとして計算すると、時給14万5348円となります。渡辺美樹氏の時給14万5348円は、ワタミ正社員の時給930円の156倍になります。これが渡辺美樹氏が言うところの「下流にいれば飯が食えなくなって野垂れ死にするしかない」社会の現実だということなのでしょう。



◆ブラック企業徹底追及
 ワタミの介護 入所者の死亡事故相次ぐ
 夜勤続き 人手不足
 明け番のサービス残業常態化
http://ameblo.jp/kirayoshiko/entry-11602876881.html


 社員の過労自殺などを理由に、弁護士らが選ぶ「ブラック企業大賞2013」で大賞を受賞した居酒屋チェーン「ワタミフードサービス」。問題は居酒屋だけでなく、有料老人ホームなどを運営する「ワタミの介護」(東京都大田区)にも…。


 介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ」を全国90カ所以上に展開している「ワタミの介護」。外食事業を上回るワタミグループ最大の営業利益(44.2億円、13年3月期)をあげています。創業者は、今回の参院選で自民党から立候補し、当選した渡辺美樹氏。各ホームの銘板には渡辺氏の名前で「自分の両親にして欲しいと思うことをすべてさせていただこう。自分の両親にして欲しいと思わないことは絶対にするのはやめよう」と書かれています。


 司法も「不適切」


 ところが実態は、言葉通りではありません。同社の施設では、入所者の深刻な死亡事故が相次いでいます。


 ―― 女性入居者(73)が入浴中に溺死(5月、大阪市港区)


 ―― 職員が約1時間半目を離している間に入浴中の女性入所者(74)が水死(昨年2月、東京都板橋区)


 両事故については、業務上過失致死容疑で警察が捜査中。司法も不適切な介護を認定しています。


 06年に川崎市高津区の施設で男性入居者(87)が床ずれを悪化させ敗血症で死亡し、遺族が同社に損害賠償を求めました。横浜地裁は昨年3月、施設側に債務不履行と注意義務違反があったとして約2,160万円の賠償を命じました。


 表面化したこれらの事故のほかにも…。


 編集部は、「ワタミの介護」の神奈川県内の介護付き有料老人ホームが職員に配信した業務連絡メールを入手しました。そこにはこの施設での数々の事故が記載されています。


 ―― 浴室で転倒、頭頂部を打ち3センチ大の裂傷、出血で病院受診。頭頂部10針ホチキスで固定(11年10月21日)


 ―― 入浴時、手すりに顔面をぶつけ、左眉上に5センチ×4センチの血腫、左上腕と前腕に皮膚剥離で病院受診(同31日)


 安全管理を問われかねない事故がわずか10日間に相次いでいます。


 同施設は、介護保険法にもとづく条例で、事故発生時には市町村などに連絡を行うよう定められています。また市町村は、さらに「要領」で速やかな第一報と後日に再発防止策などを盛った本報告の提出を求めています。


 しかしホームを所管する自治体の担当者によれば先の2件について、第一報がなく本報告のみ提出されたといいます。


 「第一報も本報告もない」(担当者)ケースも――。12年5月29日、朝食時に入所者の容体が急変し、救命センターに運ばれた後、死亡した事例です。


 事実なら重大な事故隠し。自治体担当者も「本報告をしていなければ条例に抵触する。確認したい」と話します。


 「眠い、きつい」


 なぜ、事故が相次ぐのか…。その背景にブラック的な労働者の働かせ方があるのです。


 問題の神奈川県内のホームで働いていた看護師が強烈に覚えている光景があります。


 ―― 疲れきった職員が入所者の口に食べ物をさじで突っ込んだまま寝ていた。


 看護師は「ホームでは夜勤明けのサービス残業が常態化していたからだ」と明かします。


 「夜勤明けはタイムカードで午前10時ごろに退勤と打刻した後、お昼の配膳や食事介助、フロア担当、レストランへの誘導を日常的に行っていた。職員はいつも眠い、きついとこぼしていた。女工哀史のような働かせ方から『あゝ野麦峠』とささやかれていました」


 編集部が入手した同ホームの今年7月の勤務表があります。正社員9人の出勤日が25日前後で、公休日は6~7日。夜勤にいたっては2人が9回、5人が7~8回という異常な多さです。


 同ホームの求人広告では、正社員は1日実働8時間で休日は月9日、夜勤は平均月4回程度としています。


 職業安定法は、虚偽の広告、虚偽の条件提示で労働者を募集した場合の罰則(第65条8号)を設けており、それに抵触する可能性もあります。


 前出の看護師は語ります。


 「過酷な勤務で、離職率も高く、慢性的に人手不足だった。介護福祉士も1~3人程度で、介護の未経験者も即採用だった。多忙と経験不足の職員による介護で、食事をのどに詰まらせる、薬を飲ませ忘れるなどは日常茶飯事だった」


 編集部の取材にワタミの広報担当は、「事実確認をしている」と回答しています。


 過重労働は法違反の疑いも

  東京介護福祉労働組合前書記長 田原聖子さん


 もともと介護付き有料老人ホームの人員配置基準はけっして高いものではありません。しかもこの施設は要介護1や2の入所者の割合が高く、より手厚い介護体制が必要とされます。


 この施設に介護福祉士が3人しかいないのだとすれば、介護事故が頻発し、安全が守られないのは必然でしょう。これでは命の保障すら困難です。


 連続勤務や夜勤・明けの繰り返しなど過重労働も大問題です。夜勤明けで午後まで勤務するような状況が常態化していれば、労働基準法に抵触する可能性があります。


 2012年の介護保険法改定では、事業者に対する労働法規の順守の徹底が新たに加えられました。労基法等に違反して罰金刑を受けている介護事業者について、事業指定の取り消しなどを行うことになりました。


 厚生労働省と都道府県は、労働基準監督署と協力して、ワタミをはじめ他の介護事業所の監査を強化し、利用者や労働者の就労先を確保しつつ、悪質な事業所については指定取り消しを行う必要があります。


 根本的な問題としては、営利目的の株式会社による介護施設増設を進める国の施策があります。国・自治体の公的責任が問われています。




 ――最後に、父親を過労自殺で亡くした小学1年生の詩と、森美菜さんが残された手記を紹介します。



 僕の夢


 大きくなったら、ぼくは博士になりたい。
 そしてドラえもんに出てくるようなタイムマシーンを作る。
 ぼくはタイムマシーンにのって
 お父さんのしんでしまう前の日にいく
 そして「仕事に行ったらあかん」ていうんや


(※過労死防止基本法制定実行委員会のブログから)


 そして、2008年6月にワタミの正社員だった森美菜さん(当時26歳)が、厚生労働省が定める過労死ライン(月80時間の残業)をはるかに上回る月141時間の残業を強いられ、わずか入社2カ月で精神疾患と過労自殺に追い込まれました。森美菜さんが残された手記です。


 体が痛いです
 体が辛いです
 気持ちが沈みます
 早く動けません
 どうか助けて下さい
 誰か助けて下さい
http://matome.naver.jp/odai/2132988293285468601


 森美菜さんの過労自殺は、昨年2月に労災認定されました。しかし、ワタミは責任を認めることなく、創業者である渡辺美樹会長(当時)は遺族からの求めに応じず、面談も謝罪も拒否しました。


 「川崎から日本をブラックに」されては困ります


 ――以上、見てきたように、これが渡辺美樹氏の経済政策のブラックな実態です。こうした渡辺美樹氏に「とても共感」され、「重なる部分も多い」ひでしま善雄候補の経済政策によって、「川崎から日本を元気に!!」どころか、「川崎からブラック企業を元気に!!」してしまい、「川崎から日本をブラックに!!」されてしまっては大変です。


 君嶋ちか子さんは、
 川崎からブラック企業をなくし
 6,000人の雇用を創出します


 君嶋ちか子川崎市長候補は、公共職業安定所で職業相談、事業所への指導など雇用にかかわる仕事の第一線で36年。働く人を守る立場で人材派遣会社に指導したり、学校や企業の依頼で労働基準法や労働者の権利などの講義も多数おこない、裁判所の労働審判員もつとめた、雇用・労働問題の専門家です。働くもののまち川崎の市政を安心してまかせられる人です。


 君嶋ちか子さんが川崎市長になれば、川崎からブラック企業をなくすとともに、市民の暮らしと福祉応援の市政に切り替えて、福祉・教育・防災分野で6,000人の雇用を創出します。保育園の増設で1,100人、特別養護老人ホームの増設で4,200人、教員の欠員の解消、中学校までの30人学級の実現で600人、中学校給食の実現で200人、消防職員の増員で135人。そして、最低賃金を時給1,000円以上にし、電機・情報産業の大リストラ計画の中止を求め、高校生の就職支援を強化したり、市長を先頭に求人開拓・正規雇用拡大の大作戦を実施するなど、働く人が安定した雇用でまともに暮らせる賃金を得られるように行政が川崎市内の企業に積極的に働きかけていきます。

 『東京新聞』10月19日付「決戦川崎市長選 候補者アンケート」の「原発の是非を含め将来的なエネルギーのあり方」への各候補の回答は次のようになっています。


 原発即時ゼロは君嶋ちか子候補だけ


 Q 川崎は再生可能エネルギーの取り組みが盛んです。原発の是非を含め、将来的なエネルギーのあり方はどう考えますか


◆秀嶋 善雄(ひでしまよしお)氏 44 無新=自民公
 世界初の商用水素発電所の建設や水素ネットワークの構築等、スマートシティや低炭素エネルギーの世界最先端の環境都市を目指します。


◆君嶋千佳子(きみしまちかこ)氏 63 無新=共
 原発から即時撤退すべき。担当部署を設置し、市内の未利用エネルギー(太陽光、太陽熱、風力、地熱、工場の排熱など)の可採量を種類別に調査し、期限と目標値を決め、再生可能エネルギー中心に抜本的に転換する。


◆福田 紀彦(ふくだのりひこ)氏 41 無新
 2030年までの脱原発が望ましいと考えます。現在、川崎にある多様な自然エネルギー発電を発展させます。また地下深くに眠る南関東ガス田など、使われていない資源を有効に活用して実現します。


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-24


 この『東京新聞』にあるように、原発即時ゼロと回答しているのは、君嶋ちか子さんだけです。そして、「原発再稼働をどう考えるの?」、「中学校給食を実現するのはいいけど、食材の放射能汚染が心配」などの質問を多くのみなさんからいただいています。この分野の君嶋ちか子の政策をお知らせします。なお、このQ&Aはこれまでに質問やご意見をいただいたみなさんへの回答などをもとに作成しています。改めましてご質問いただいたみなさんに感謝申し上げます。


【Q&A】君嶋ちか子は原発と核兵器・再生可能エネルギーに関わる問題、生活の中での放射性物質の問題をこう考える


 原発即時ゼロへ自治体は先頭に立って努力すべき


 【Q】 原子力発電所は、なくすべきだと思いますか? なくすとすれば、いつまでに全ての原子力発電所の廃炉を決断すべきだと考えますか?


 【A】 原子力発電所はすぐになくすべきです。原発をなくすという決断をした上で、自然エネルギーをはじめ代替エネルギーの利用を飛躍的に進めるべきです。自治体はその先頭に立って努力すべきと考えます。


 原発再稼働に反対です
 原発と人類は共存できません


 【Q】 東京電力は柏崎苅羽原子力発電所の再稼働にむけた準備をすすめており、全国では合計12基の原子力発電所の再稼働が申請されています。原発再稼働に賛成ですか、反対ですか?


 【A】 再稼働に反対です。原発は技術的に未完成であり、事故が起これば取り返しのつかない大惨事になります。福島原発事故から2年半以上たちますが原子炉の中の様子もわからないままであり、事故の原因究明も尽くされていません。


 大飯原発2基しか原発は稼働していなかったにもかかわらず今年の夏も電力不足には陥らなかったことからも原発再稼働の必要がないことは明白です。原発の再稼働を中止するとともに、原発輸出政策をやめ原発からの撤退を進めるべきです。


 また使用済み核燃料の処理方法が確立していないこと、さらに被曝が避けられない原発労働が前提となること、核兵器の材料にもなることからも原発と人類は共存できないと考えます。「核兵器廃絶平和都市宣言」を行っている川崎市が再稼働を認めることは許されません。


 「脱原発をめざす首長会議」に参加し共同広げる


 【Q】 市長に当選した場合、市町村長などがつくり原発ゼロ・脱原発のために行動している「脱原発をめざす首長会議」に参加しますか?


 【A】 参加します。『脱原発をめざす首長会議』の掲げる目的「新しい原発は作らない」「早期に原発をゼロにするという方向性を持ち、多方面へ働きかける」と私たちの政策は一致します。『脱原発をめざす首長会議』に参加して、原発をなくし、自然エネルギーの利用を地方自治体からすすめていく輪に加わりたいと考えます。


 川崎市のエネルギー政策を
 再生可能エネルギー政策へと抜本的に転換


 【Q】 地域から脱原発を実現するために、川崎市長として再生可能エネルギー普及に向けてどのような取り組みを行っていきますか。


 【A】 川崎市のエネルギー政策を再生可能エネルギー政策へと抜本的に転換します。そのための担当部署を設置します。市内に存在する未利用エネルギー(太陽光、太陽熱、風力、地中熱、工場の排熱など)は膨大な量があります。京浜臨海部の未利用エネルギー(年間)は数千テラカロリーあるのに対し、川崎市の熱需要は数百テラカロリーであり、このエネルギーを活かせば川崎市単独でエネルギーを自給することが十分可能です。こうした未利用エネルギーの種類別に可採量調査を行ない、期限と目標値を決めて推進します。


 すぐにできることとして以下の2点に取り組みます。


 (1)小・中学校をはじめ、公共施設等への太陽光発電施設の設置計画を抜本的に引き上げます。


 (2)住宅用の太陽光発電設備設置補助額を抜本的に増やします。補助額を1kw10万円とし、さらに、残額分をゼロ金利で融資する制度を創設し、市民が率先して太陽光発電を導入するための支援を強化します。その設置にあたっては、市内業者に受注するように助成措置も含め、検討します。


 放射性セシウムが検出された給食食材の問題

 給食食材は安全性の確認を行い可能な限り危険性を除去する対応を


 【Q】 2012年9月、放射性セシウムが検出された給食食材を使用したことについて阿部市長は「危険を知ることが大事」「このレベルでビクビクする教育をすることが間違い」と発言しましたが、どう考えますか?


 【A】 この問題が起きたとき、君嶋ちか子は新日本婦人の会の中原支部長として市長へ撤回を求める申し入れを提案し、要請文を起草して新婦人7支部連絡会として申し入れました。


 申し入れは「『セシウムの摂取をもって危険教育する』旨の発言を撤回すること」「給食食材は、安全性の確認を行い可能な限り危険性を除去する対応を行なうこと」を求めました。


 子どもが放射線によって受ける影響は大人よりも大きいため、可能な限り影響を低減するべきだと考えます。


 自校方式での中学校給食が実現した際の
 食材の放射能検査について


 【Q】 君嶋さんは「自校方式での中学校給食実現」と公約していますが、食材の放射能検査についてはどう考えますか?


 【A】 中学校給食実施の際も、小学校で現在行っている検査と同様に、危険性を可能な限り除去するようにしたいと考えています。


 中学校給食の食材検査は、現在の小学校給食と同様にゲルマニウム半導体検出器による測定を可能な限り検出下限値を低くし、サンプル数を多くして行うようにします。放射性物質を検出した場合には、最低でも必ず事前に子どもと保護者に知らせて、意思を尊重できるようにします。


 小学校の給食の放射能汚染について


 【Q】 小学校では現在提供される給食の食材を月に6件、放射線検査を行っていますが、汚染が見つかった食材の提供停止、検体数の増加、測定の精度をあげるなど、まだ改善できる点があると思いますか?


 【A】 可能な限り検出下限値を低くしてサンプル数を多くして食材の検査を行うようにします。放射性物質を検出した場合には、最低でも必ず事前にこどもと保護者に知らせて、意思を尊重できるようにします。


 保育園・幼稚園の給食食材の放射能汚染について


 【Q】 保育園、幼稚園は現在、提供される食材の検査は行っていません。また放射線対策について保護者が問い合わせや要望を行うと「転園したらどうか」のように促される場合があります。このような現状を改善していきたいと思いますか?


 【A】 保育園の食材検査が行えるように検討していきます。保護者も子どもも安心して保育園に行けるように、要望を受け止められるようにします。


 子どもが遊ぶ場所の放射能汚染について


 【Q】 保育園・幼稚園や学校、いくつかの公園を過去に2度川崎市で測定を行いましたが、今後は市が測定する必要はないと考えますか。


 【A】 原発事故はまだ収束したとは言えません。子どもが生活する場所を最優先に、引き続き放射線量を計測し公表していきます。


 【Q】 放射線汚染について、国の放射線に対する基準を守っていれば大丈夫だと考えますか?こどもは放射線の影響を大人よりも受けやすいと言われているが、問題ないと思いますか?


 【A】 子どもは放射線の影響を受けやすいため、子どもの生活の場の放射線量や子どもの食べもの放射能濃度は可能な限り低く抑えるべきだと考えます。


 【Q】 川崎市が放射性物質を含む焼却灰の、浮島処分場での廃棄を実施していることに多くの市民が不安を持っています。どう考えますか。


 【A】 川崎市の行っているゼオライト方式の処理方法では、放射性物質を含む焼却灰が浮島処分場の底にたまっていくことになるため、長期間の監視が必要だと考えます。焼却灰、処分場の内水・放流水などのモニタリングとともに、海底土のモニタリングを継続して行うべきだと考えます。また、市民の不安にこたえるため、処理過程のすべてを公開するべきだと考えます。


 現在川崎市が行っている川崎港の魚介類の放射能濃度測定を、生物濃縮の状況を把握するためにその頻度と調査対象を増やして行うべきだと考えます。また体内に取り込んだ場合に影響の大きいストロンチウム、プルトニウムなどセシウム以外の放射線核種についても測定すべきと考えます。


 市民と話し合う場を設け、市民と話し合い意見をよく聞いて、より良い処理方法を検討していくことが重要だと考えます。


 【Q】 横須賀基地を母港とする米原子力空母「ジョージワシントン」について、直下型地震の際に重大事故を起こすことへの懸念がされていますが、どう考えますか?


 【A】 川崎市は、米空母ジョージワシントンが母港とし年間200日前後停泊する米海軍横須賀基地から3~50km程度の位置にあります。横須賀基地の直近には地震の切迫性が指摘される三浦半島断層群があり、この断層で地震が起こった場合の津波と地震により原子力空母の原子炉が冷却できなくなる危険性が指摘されており、事故が起きたときの川崎市民への影響ははかりしれません。川崎市長として原子力空母の安全対策を求めるとともに原子力空母の母港撤回を求めます。


 【Q】 君嶋さんは川崎市が行っている「核兵器廃絶平和都市宣言」をどう生かしていきますか? 世界と日本で広がっている核兵器を廃絶する運動にどうかかわっていこうと思いますか?


 【A】 君嶋ちか子は、2010年国連で聞かれたNPT核不拡散条約再検討会議に中原支部の代表として参加。ニューヨークで署名活動をしたり、国連に核廃絶署名を提出するなどの活動をしてきました。


 こうした経験をいかし核兵器廃絶に向けた世論形成のイニシアチブを発揮します。「世界平和市長会議」に参加し川崎市として「核兵器廃絶」を求める具体的な行動計画を作ります。非核3原則の法制化、日米核密約の廃棄とともに、「核の傘」に縛られず被爆国の政府にふさわしい行動を国際社会でとるよう国に求めます。


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-23  昨日(10/22)、君嶋ちか子川崎市長候補の応援にかけつけた、山下よしき参議院議員の街頭演説を紹介します。


 川崎のみなさん、こんばんは。ご紹介いただきました、日本共産党書記局長代行、参議院議員の山下よしきです。どうぞよろしくお願い致します。


 いよいよあと5日。最終版となった川崎市長選挙で、無所属・日本共産党推薦の君嶋ちか子さんをなんとしても市長に押し上げていただきたいと国会からお願いにあがりました。


 最大の争点は「大型開発優先」で市民に冷たい市政vs
 「福祉・くらし優先」の市民にあたたかい市政


 みなさん、今度の川崎市長選挙の最大の争点は何でしょうか。「大型開発優先」の市民に冷たい市政を続けるのか、それとも「福祉・くらし優先」の市民にあたたかい市政に転換するのか、これが一番の争点ではないでしょうか。


 12年間続いた阿部市政、本当に冷たいですね。かつて「子育てするなら川崎で」と言われていましたが、いまはどうでしょうか。


 12年間続いた子育てに冷たい阿部市政が
 「子育てするなら川崎以外で」にしてしまった


 認可保育園に申し込んでも入れなかった子どもたちが2,765人です。これは、全国の政令市で最悪の比率となっています。公設の学童保育も公立の幼稚園も全部廃止されてしまいました。


 中学校給食は全国の82%の中学校で実施されていますが、川崎ではかたくなにこれが拒否されたままになっています。


 子どもの医療費無料化制度はどうでしょう。東京では中学3年生まで子どもの医療費は無料です。神奈川県内でも、小学校卒業までは無料だという自治体が多数になっています。ところが川崎では、いまだに小学校1年生までしか無料になっていません。


 いまやみなさん「子育てするなら川崎以外で」となってしまったのではないでしょうか。


 子育ての支援も、高齢者、障害者の福祉も削りに削られた


 冷たいのは子育て支援だけではありません。特別養護老人ホームの建設に阿部市政は背を向け続けてきた結果、いま特養の順番待ちは5,328人にのぼっています。バスの敬老無料パスも廃止され有料化されました。老人医療費助成制度も寝たきり高齢者の在宅介護援助手当ても廃止されました。さらに、重度障害者や全身障害者の医療費助成まで次々と打ち切られてしまいました。


 みなさん、子育ての支援も、高齢者、障害者の福祉も削りに削られた。なぜこんなことになっているのでしょう。


 お金がないから福祉が削られるわけではない
 川崎市の財政力は全国トップクラス、
 お金の使い方が間違っている


 川崎市にお金がないからではありません。川崎市の財政力指数は全国トップクラスなんです。お金があるのに福祉が削られている。これはみなさん、お金の使い方を間違っているからではないでしょうか。


 船が来ない港に1,022億円も


 たとえばみなさん、川崎港のコンテナターミナル。今後10年間で1,022億円も投入しようとしています。しかし、この港には船が来ないというありさまではありませんか。そして、稼働率が3割しかない。こういう港なのに2基の巨大なガントリークレーンがあり、ほとんど稼働していないのに、さらに3基目のクレーンを作ろうとしています。


 1メートル1億円以上のムダな道路などが
 優先されるから市民の福祉が削られている


 さらに、首都高速道路公団でさえ「採算が取れないから先送りしよう」と、こう言っている高速川崎縦貫道の計画を阿部市政は推進しています。すでに5.5キロ分に6,284億円も投入されてしまいました。これは、1メートル1億円以上使われている計算になります。しかもこれで終わりではありません。これを23キロまで4倍も延ばそうと言うのですから、あと何千億円、何兆円かかるか分かりません。みなさん、利用もされていない、採算もとれないムダな大型開発が優先され、市民の福祉が削られているのです。


 ムダな大型開発を優先する「逆立ち」の川崎市政を変えよう


 この「逆立ち」を続けるのか変えるのか、これが川崎市長選挙の一番の争点だと言わなければなりません。この「逆立ち」を変えられるのは誰でしょう。君嶋ちか子候補しかいないのではないでしょうか。ほかの2人の候補に今の市政の流れは変えられません。だってみなさん、元市の財政局長だった候補の方は「大型開発優先」の市民犠牲の政治を阿部市長と一緒になって進めてきた、中心人物ではありませんか。そして、福祉切り捨て市政を市議会で支えてきた、自民・公明・民主、オール与党が相乗りして、かついだ人物ではありませんか。こういう人に市政の流れを変えることはできません。


 現にみなさん、先日、読売新聞が市長選挙の候補者の討論会を行ったときに、こういう一幕がありました。これまで川崎市は生活が困難な家庭の子どもさんたちに、ランドセルやメガネの支給、卒業アルバム代の補助を行っていたんです。ささやかではありますけども、子どもたちの成長と発達、学習を保障する大事な支えとなっておりました。ところが、わずかな金額なのに阿部市政は行政改革と称してこれを容赦なく切り捨ててしまったのです。ひどいじゃありませんか。


 弱い者いじめ、子どもへの冷たい仕打ちを「断行する」と
 「たゆまぬ」市民生活の切り捨てを宣言する元財政局長の候補者


 討論会では、君嶋ちか子さんが「この問題をどう考えるんですか」と元財政局長の候補に問いただしました。そしたら何と答えたか。「確かに非情な面もあった」と答えたのです。分かっているんですね、冷たい仕打ちだったということを、この方は自分で認めた。しかし、認めたんですけれども、きちんと反省し、あらためることはしないのです。続けて「たゆまぬ行革を断行するんだ」と、こう主張しています。みなさん、こういう人が市長になったら市民生活は、ますます冷たく切り捨てられ大型開発に拍車がかかることは間違いないのではないでしょうか。


 みなさん、私はこうした子どもたちの施策を切り捨てるのは、行政改革でもなんでもないと思います。これは、ただの弱い者いじめであり、子どもたちの成長発達、学習の権利に対する攻撃そのものではないでしょうか。


 利用されない、採算もとれない、“ないないづくし”の
 ムダな大型開発こそやめるべき


 行政改革と言うのだったら、利用されない、採算もとれない、“ないないづくし”のムダな大型開発こそ、まずあらためるべきではないでしょうか。


 もうひとり、元民主党の県会議員だった候補の方も、悪政推進のオール与党の流れにいる人物であります。現に、1メートル1億円もかかる高速川崎縦貫道計画は、推進すると元県議の方は表明しています。これでは市政を転換することはできません。


 行政に精通し「市民にあたたかい手を差しのべる大切さ」を
 誰より分かっているのが君嶋ちか子さん


 君嶋ちか子さんは違います。3人の子育てをしながら働き続け、公立保育所や学童保育の父母会長をつとめ、そして、みなさんと一緒に子どもの医療費助成の拡大、中学校給食の実現を求める署名運動や、市との交渉にも粘り強くとりくんできたのが君嶋ちか子さんです。市民の願いをしっかりたくせるのが君嶋ちか子さんです。


 そして、それだけではありません。公共職業安定所で36年間働き、仕事をなくして困っている市民の相談に親身にのってきた。行政が「市民にあたたかい手を差しのべる大切さ」を誰より分かっているのが君嶋ちか子さんです。本当の意味で、行政に精通した人。それが君嶋ちか子さんです。


 さらにもう一つ言わせてください。君嶋さんを推薦しているのは、幅広い市民団体と、政党では、自民党の悪政とブレずに対決する日本共産党であります。共産党が推薦していることが、悪政にブレずに立ち向かえる保証になっているのではないでしょうか。自分で言うのも何ですが、いま、共産党を評価してくれる方が広がっています。


 みなさん、君嶋さんでこそ、「大型開発優先」から、「福祉・くらし優先」に転換することができます。今こそ、市民にあたたかい女性市長をみんなの力でつくろうではありませんか。


 君嶋ちか子さんが、市長になれば、すぐに3つのことを実現します。


 ムダな大型開発にメス
 子育ても老後も安心できる川崎市に


 第1に、ムダな大型開発にメスをいれ、子育ても、老後も安心できる川崎市にします。


 子どもの医療費を小学校卒業まで無料にし、所得制限も撤廃します。中学校給食を安全でおいしい自校方式で実現します。


 そして、認可保育園を1期4年で5,000人分増設し、希望するすべての子どもが、認可保育園に入所できるようにする。これが君嶋ちか子さんの公約です。やっていただきましょう!


 また、特別養護老人ホームを1期目で30カ所。2期目で60カ所つくり、7,200人分を増設する。これも君嶋さんの公約です。すごいですね。市長になる前から2期目のことまで考えている。(爆笑) 頼もしいではありませんか。介護援助手当もしっかり復活させていきます。


 年間6,000億円にものぼる川崎市の予算
 使い方の一部を見直せば財源は十分にある


 そんないろいろ約束して、財源は大丈夫なのか? 大丈夫です!


 大型開発のムダづかいにメスを入れましょう。年間6,000億円にものぼる、川崎市の予算の使い方を、一部見直せばいま言った施策の財源は十分出て来るのです。


 私思います。「待っても待っても船の来ない港」に、これから1,000億円使うより、「待っても待っても入れない認可保育所と特別養護老人ホーム」をまず作って欲しい。それが、市民のみなさんの願いではないでしょうか。その願いを、どうか、君嶋ちか子さんに託してください。どうぞよろしくお願い致します。


 若者を使い捨てにするブラック企業をなくす君嶋ちか子さん


 第2に、公共職業安定所元次長の経験を生かし、雇用を守り、雇用を増やす川崎市にします。


 無法なリストラを進める川崎の大企業に、君嶋市長として乗り込んで、「雇用は守りなさい」「正社員の雇用を増やしなさい」と申し入れをします。


 市役所に相談窓口を設けて、若者を使い捨てにするブラック企業の相談を受付け、そんな企業のやり方を告発し、ブラック企業根絶のために君嶋市長に働いてもらおうではありませんか。


 頼もしいと思います。私たち日本共産党も、先の参議院選挙で躍進させていただいた、議案提案権をまずこの問題で使おうと、先日、「ブラック企業規制法案」を国会に提出したことをご報告したいと思います。


 ブラック企業のやり方である長時間労働をやめさせます。若者が、新卒が何人、いつまでに辞めたか、各企業の離職率を公表させる。そして、パワーハラスメントをやめさせる。こういう内容です。


 先日、私たちの法案についての安倍総理の見解を求めましたら、安倍総理はこう言いました。「若者の使い捨てが疑われる企業は、社会的に大きな問題だと考えており、相談体制、情報発信、監督指導などの対応策を強化するなど、現行の労働基準法の順守について、しっかりと取り組んでまいります」 前向きですねぇ。現行法の範囲ではありますけども、ブラック企業をなくしていくとする答弁が出たことをご報告したいと思います。


 こういうときだからこそ、元公共職業安定所で、雇用問題の最前線で頑張ってきたキャリアをもっている君嶋ちか子さんが、市長になったら、川崎市政と国の政治と、しっかりタッグを組んで、「若者使い捨てのブラック企業をなくせ!」の大きな力になることは間違いありません。ぜひ、ブラック企業を根絶しようではありませんか。


 6千人の雇用を君嶋市政で増やそう


 そして、市長を先頭にして、求人開拓と、正規雇用拡大のために、企業を訪問するローラー作戦をやると、君嶋ちか子さんは約束しています。


 ローラー作戦ですよ。すべての企業を訪問して、どんな仕事があるのか。どんな技術があるのか。こういうことをやればもっと雇用を生み出せる。若者のニーズはここにありますよ、ということを市長と中小企業が一緒になって仕事をおこすということも、これまでやってきたキャリアのある君嶋ちか子さんだからこそできることではないでしょうか。


 そしてみなさん。先ほど言いました。保育所を増やそう。特養ホームを増やそう。こういったことをやれば、そこで働く人も増えます。保育・福祉・教育・防災の分野で6,000人の雇用を君嶋市政で増やせるのです。


 公共職業安定所元次長、このキャリアをもつ、君嶋ちか子さんを市長におしあげて、雇用を守り、雇用を増やす。働くものと若者、家族にとって頼りになる川崎市をみんなの力でつくろうではありませんか。よろしくお願い致します。


 「消費税増税はアカン! 増税ノー!」の声を川崎からあげよう


 第3に、国に対してもハッキリものをいい、市民のくらしを守る市長になってくれるのが君嶋ちか子さんです。


 いろいろ言ってもらわないといけない問題がありますね。


 たとえば、消費税の問題はどうでしょう。こんなに国民の所得が減っているときに消費税率を8%に上げて、8兆円もの負担を国民に押し付けたら、くらしは壊れます。くらしが壊れたら経済も壊れます。そうなると、国も地方も税収が減って、財政も壊れます。この道はやってはなりません。


 これが分かっているからこそ、安倍総理はわざわざ6兆円もつかって、経済対策・景気対策をやるって言っている。しかし、その中身がデタラメです。従来型の大型公共事業の上乗せと、大企業の減税です。なんのことはない。庶民から消費税増税で8兆円吸い上げて、大企業にばらまく。あまりにも理不尽ではないでしょうか。


 だいたいみなさん、消費税を増税すると景気が悪くなるから、景気対策をやるんだって言うのだったら、初めから消費税増税をしなければいいのではないでしょうか。


 将来的に消費税の増税は必要だとお考えの方でも、いま増税したら、くらしも経済も財政も壊れる。「今はすべきでない」とお考えの方もたくさんいらっしゃいます。


 そういう声も、市長として政府に届けるために、君嶋ちか子市長にさせていただいて、「いま消費税増税するのはアカン! 増税はノーだ!」の声を川崎からあげようではありませんか!


 原発ゼロの声を国の政治に届けよう


 原発の問題も深刻ですね。放射能の汚染水漏れが、福島では止まりません。こんなときに原発の再稼働、原発の輸出、原発推進にこだわるほうがおかしいのではないでしょうか。小泉元総理も「核のゴミの処分場がない。原発はゼロをめざすべきだ」と言いましたね。過去はどうあれ(笑)、3.11のあの現場を見て、心を入れ替える方が広がっています。道理のある発言ではないでしょうか。こういう方と、力を合わせて、川崎市民を代表して、原発ゼロの声を国の政治に、君嶋ちか子市長に届けてもらおうではありませんか。


 海外で戦争できる国づくり許さない
 党派を超えて憲法を守り生かそう


 憲法の問題も危ないんです。2度と戦争はしないと決めた憲法9条は変えない方がいい。こう思っている方はたくさんいます。ところが、政府が憲法の解釈を勝手に変えて、日本を海外で戦争できる国に変えてしまおうという動きが出ています。こんな勝手なご都合主義を許してはいけません。憲法を守り生かそう! この党派を超えた願いを、君嶋ちか子さんに託してください。よろしくお願いします。


 最後になります。市長選挙の勝敗はどのように決まるのか。応援する、政党の数が多いか少ないかで決まるものではありません。市民の多数の願いに、どの候補が応える政策を持っているのか。これで決まるのではないでしょうか。


 大型開発優先、福祉切り捨ての古い政治を転換し
 「子育てするなら川崎で」「働くなら川崎で」
 そんな川崎市政つくろう


 再び、「子育てするなら川崎で」、そして「働くなら川崎で」、そんな川崎市政をつくろうではありませんか。


 そして、国の政治と堂々と渡り合える市長をみんなの手でつくろうではありませんか。


 この君嶋ちか子さんの立場と政策、訴えこそ、市民多数の願いに応えるものではないでしょうか。


 官房長官がわざわざ応援に来られたそうですね。自信がない証拠ではないでしょうか。忙しいんです官房長官というのは。(笑)


 みなさん、大型開発優先、福祉切り捨ての古い政治が、川崎市民に評判が良くないと、彼ら自身が感じているからこういうことになるのではないでしょうか。


 そのことに確信をもって、最後の最後まで、君嶋ちか子市長候補の政策と立場、人柄を広げに広げて、かならず勝利を勝ち取ろうではありませんか。


 君嶋ちか子市長、市民にあたたかい女性市長をみんなの力で必ずつくろうではありませんか。


 そして全国をびっくりさせる、国の政治に「あかん!」という、そういう川崎の代表を作ってください。心からお願い申し上げて、山下よしき日本共産党参議院議員からの訴えとさせていただきます。ありがとうございました。がんばりましょう。

 大学生の21%が就活中に「死にたい」…


 大学生の21%が就活中に「死にたい」と考えていたことがマスコミ報道 されています。そして、それを証明するように警察庁の資料 によると、就活自殺(就職失敗が原因の自殺)が下のグラフのように、この5年間で3.3倍増にもなっています。(※グラフの上でクリックすると大きくして見ることができます)

君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-01


 また、就活自殺の自殺率を推計してみると下のグラフのように、日本全体の自殺率の2.6倍にもなっています。


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 非正規雇用の増大、ブラック企業などの劣悪な労働が
 若者の命を奪っている


 内閣府の『自殺対策白書』 によると、20代の自殺率がどの年齢層より最近は増えていて(下のグラフ)、20代の自殺率は失業率にほぼ比例している(下のグラフ)と指摘されています。


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 内閣府の『自殺対策白書』 は、「派遣社員、契約社員、パート、アルバイト等の非正規雇用の割合の増加など、若年層の雇用情勢が悪化していることも影響している」と指摘しており、劣悪な雇用・労働状況が未来をになう若者の命を奪っていると言えるのです。


 そして、若者の死因トップが自殺なのは日本だけです(下のグラフ)。こうした若者の命を奪ってしまう雇用・労働状況を放置しておいて、日本社会に明るい未来が訪れるとはとても思えません。


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 どの年齢層より突出して増加している20代の過労自殺


 若者は、企業に入る前の段階から就活自殺へと追い込まれるようなひどい雇用・社会状況に置かれ、就活を乗り越え、たとえ企業に正社員として就職できたとしても次に若者を待ちかまえているのがブラック企業です。働くルールを守らないブラック企業などが若者の命さえも奪っていることが数字として分かるのが下のグラフです。下のグラフは、厚生労働省が毎年発表している「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」 の過労自殺の支給決定件数から作成したものですす。下のグラフにあるように、20代の過労自殺は、この6年間でどの年齢層よりも突出してひどい6.37倍も増加しているのです。


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-06



 川崎市の非正規雇用者数は2倍増
 ワーキングプアは6万人増


 そして、下のグラフにあるように、川崎市においては、この15年間で非正規雇用者数は2倍に増え、年収200万円未満のワーキングプアは6万人も増えています。


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-07



 川崎市みずから官製ワーキングプアを1.4倍に増やし
 川崎市正規職員には過労死労働とメンタル疾患が増大


 また、4次にわたる「行革プラン」を強行した阿部市政によって、この10年間で、市民生活密着分野の正規職員を中心に2,733人が削減され、一方で、非正規職員数は、1,540人から1.42倍の2,192人へと652人も増え、川崎市政みずからが官製ワーキングプアの拡大と、正規職員の過労死ラインを超える長時間労働の蔓延や、それによるメンタルヘルス疾患による長期療養者を増大させてきました。


 川崎市内の高校生の就職内定率が減っている上に、「生徒にはすすめたくないような就職先が増えている」という進路担当の先生の声も寄せられるようになっています。未来をになう若者を就活自殺に追い込んだり、ブラック企業の増殖で若者を過労自殺などに追い込む社会を変えなければいけません。ブラック企業をなくし、まともな企業を応援して就職先を創出していくことも大切な行政の仕事です。


 君嶋ちか子さんは、労働行政の第一線で36年、
 人間らしい働き方と雇用を守れる、若者の心強い味方


 君嶋ちか子川崎市長候補は、公共職業安定所で職業相談、事業所への指導など雇用にかかわる仕事の第一線で36年。働く人を守る立場で人材派遣会社に指導したり、学校や企業の依頼で労働基準法や労働者の権利などの講義も多数おこない、裁判所の労働審判員もつとめた、雇用・労働問題の専門家です。働くもののまち川崎の市政を安心してまかせられる人です。


 川崎からブラック企業をなくし
 6,000人の雇用を創出します


 君嶋ちか子さんが川崎市長になれば、川崎からブラック企業をなくすとともに、市民の暮らしと福祉応援の市政に切り替えて、福祉・教育・防災分野で6,000人の雇用を創出します。保育園の増設で1,100人、特別養護老人ホームの増設で4,200人、教員の欠員の解消、中学校までの30人学級の実現で600人、中学校給食の実現で200人、消防職員の増員で135人。そして、最低賃金を時給1,000円以上にし、電機・情報産業の大リストラ計画の中止を求め、高校生の就職支援を強化したり、市長を先頭に求人開拓・正規雇用拡大の大作戦を実施するなど、働く人が安定した雇用でまともに暮らせる賃金を得られるように行政が川崎市内の企業に積極的に働きかけていきます。


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-19


 10月27日投票の川崎市長選挙。「中学校給食の実現」が大争点になっていますが、みんな“中学校給食”で違いがわからない」との声も聞かれます。何が違うのか、まとめを作りました。



 自校方式で中学校給食を君嶋ちか子さんで

 育ちざかりの子どもたちに、安全でおいしい


 切実な願いになっている中学校給食。阿部市政12年で実現されず、その間に他都市では次つぎ実施にふみだし、いまや全国で当たり前に。川崎市でどう実現するかが大きな争点になっています。「自校調理方式で、安全でおいしい中学校給食を」と約束している君嶋ちか子さんで、今度こそ実現しましょう。


 子どもたちの成長にとってベストな自校調理方式


 給食は、ただ食事を与えれば良いというものではありません。子どもたちの心身の成長・発達にとってより良い方法を考え、きちんと条件整備をして実施すべきです。


 「自校調理方式」ならば、各学校に栄養士を配置し、成長期の中学生に栄養バランスのとれた温かい給食が提供でき、アレルギーなど個々にきめ細かい対応ができます。食教育にも一番有効なのが、子どもの近くで調理される「自校調理方式」です。


 弁当持参率95%だった神戸市も実施を発表
 20政令市で未実施は3市だけに


 全国8割以上の公立中学校で実施され、近県では東京都96%、埼玉県99.5%、千葉県100%になった中学校給食。弁当持参率95%だった神戸市も今年3月に実施方針を発表。2カ年で全校実施をめざし、全員喫食を基本にしつつ、弁当持参も認める方針です。20政令市のうち未実施は川崎市も含めて3市だけです。


 財源はあります


 川崎市が自校方式で実施する場合、初期投資にかかる50校分の施設整備費は58億円。“船の来ない港”川崎港コンテナターミナルの大開発1,022億円の6%のお金で可能です。ムダな大型開発をやめ、市の一般会計予算・年約6,000億円の使い方を一部見直せば財源はつくれます。また、給食調理員など新たな雇用も創出できます。


 メリットがたくさんある自校調理方式


 自校調理方式のメリットには次のような点があります。


 ■栄養職員が子どもの状況、学校行事などを把握しながら、ていねいな手作り給食ができる。


 ■温かいものは温かいまま提供できる。


 ■食物アレルギー対応、放射性物質による危険性の除去などきめ細かい対応ができる。


 ■給食調理員も食教育に関われる。


 ■地元食材を使い、地産地消を推進。


 ■震災時の避難所・防災拠点になる中学校で、調理施設を使って炊き出しができ、避難者・住民に提供できる。※その他、多数。



 いまなぜ中学校給食が必要か


 育ちざかりの中学生が親の収入や条件に関わりなく、すべての生徒が平等に栄養のある暖かい昼食をとれるように、格差・貧困が進行しているなか、安心・安全な食事をせめて1日1食でも食べられるように、中学校給食が必要になっています。


 また、食事を二の次にしないで、どんなに学校があわただしくても、計画的に温かい食事が用意されていることは、子どもたちにとって本当に幸せなことです。


 毎日、みんなで配膳などの準備や、向かい合って会話しながら楽しく“同じ釜の飯を食べる”ことは仲間意識を高め、生徒同士のコミュニケーションを豊かにし、いじめ・不登校など中学校での問題の克服にも役立つものです。


 そして、クタクタになりながら毎朝早起きして弁当作りをしている働き盛りのお父さん・お母さんにその時間を返してあげることこそ、親子の時間を保障できます。


 いまこそ、子どもたちの成長にとって意味のある中学校給食を、世代をこえ、党派を超えて実現するときです。自校調理方式で、安全でおいしい中学校給食を、君嶋ちか子さんで実現しましょう。


 中学校給食実現の決め手は
 君嶋ちか子市長の実現です


 君嶋ちか子さんは、3人の子育てをしながら働き、小児医療費助成の拡大や中学校給食の実現を求める署名運動、市との交渉など、ねばり強く取り組んできた人です。


 給食の目的、方法、財源なども示し、みなさんの意見を聞いて早急に実現する立場です。君嶋ちか子さんで、中学校給食を実現しましょう。


 君嶋ちか子候補のホームページに寄せられたメールをいくつか紹介します。


 「2歳の子を持つ母です。選挙公報を読み、君嶋ちか子さんの意見に賛成です。出産で仕事を辞めた為、保育園には入れません。再来年から幼稚園ですが、費用の高さに今から家計がやりくりできるか、不安です」


 「川崎市が政令都市の中で待機児童がワースト、私立幼稚園の費用も一番高いこと、知りませんでした。ぜひ、君嶋さんにこの問題を解決していただきたいです」


 「中学給食の自校方式、大賛成です。幕内秀夫さん…の『変な給食』という本…にあるような、…お菓子がでたり、菓子パンとジュースだったり。こんな給食なら、いっそ弁当のほうが安心です。和食中心で、ご飯と野菜たくさんの献立であれば安心です」


 「阿部市長が、放射能汚染された給食を教育のために食べさせてとの発言、許せません。国の放射能基準値も高すぎるし、信用していません。川崎の土壌も放射能汚染はあると思っています。地産地消もいいと思いますが、やはり検査をしっかりした上で、食材を使っていただきたいです」


 「子どもを産む前までは川崎市の情勢なんてまったく無関心でした。でも子供が産まれてからは自分の考え方が変わりました」


 「これから川崎市にはずっと住み続ける予定なので、ぜひ君嶋さんに川崎市がもっと住みやすくなる市に変えていただきたいです。応援しています!!ママ友にも君嶋さんの考えを広めたいと思います。がんばってください!!」



 【ご質問にお答えします】
 中学校給食――放射性物質による危険性を可能な限り除去します


 学校給食の食材の放射線調査のことですが、今よりサンプル数を増やして計測すること、中学校給食をはじめるときも小学校と同様に測定すること、を主張しています。
 ※詳しくは下記リンク先・君嶋ちか子HPをご覧ください。
http://news.egao-kawasaki.com/article/77051525.html

 ※10月14日、君嶋ちか子市長候補の応援に、小池晃参議院議員(日本共産党副委員長)がかけつけました。小池晃参院議員が行った応援演説の要旨を紹介します。


 「ブラック企業規制法案」を国会に提出


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-16  川崎市長選挙に立候補しました、無所属で日本共産党推薦の君嶋ちか子さんを何としても当選させていただきたいとお願いにまいりました。どうかよろしくお願い致します。


 先の参議院選挙では日本共産党への大きな支援を寄せていただき11議席に躍進することができました。ありがとうございました。そして、いよいよ臨時国会が始まります。臨時国会の初日(10月15日)に、みなさんへの公約実現の最初の仕事として「ブラック企業規制法案」を国会に提出 します。みなさん、力をあわせてブラック企業をなくす新しい政治をつくっていきましょう。


 川崎から大型開発優先でなく暮らし最優先の
 党派超えた憲法守り生かす政治を政治つくろう
 ――川崎から消費税増税中止・原発即時ゼロ・
 ブラック企業なくし人間らしく働ける社会・党派超えた憲法守り生かす政治を


 そして、今度は川崎市長選挙の番です。君嶋ちか子さんの勝利で、川崎から、大型開発優先でなく暮らし最優先の政治をつくっていきましょう。


 川崎から、ブラック企業をなくして、人間らしく働ける社会をつくっていきましょう。


 そして、川崎から、安倍自公政権の暴走を許さず、消費税増税の中止、原発即時ゼロ、憲法を守り生かす政治の実現のため党派を超えて力をおかしください。よろしくお願いします。


 国の安倍政治も、川崎の阿部政治も、もうゴメン
 2つの“アべ政治”に川崎からノーを


 今回の川崎市長選挙に3人の方が立候補していますけども、他の2人の候補には、いま私が言ったようなことは決して言えません。なぜなら、2人とも、自民党、公明党、そして民主党と一緒に今までの古い政治を担ってきた人たちだからです。


 みなさん、国の安倍政治も、川崎の阿部政治も、もうゴメンです。「2つの“アべ政治”に川崎からノーを言う」、それが今回の川崎市長選挙です。住民が主人公の川崎市政をつくりましょう。新しい政治をつくっていくためには、君嶋ちか子さんしかないじゃありませんか。女性市長をなんとしても誕生させましょう。どうかよろしくお願い致します。


 大型開発優先の川崎市政から市民のくらしと福祉最優先へ


 まず第一に訴えたいのは、大型開発優先の川崎市政を変えて、くらしと福祉を最優先にする川崎市政をつくるときだということです。


 かつては、「子育てするなら川崎で」と言われました。でも今では、「子育てするなら川崎以外で」と言わざるをえないような状況が生まれています。


 子育て支援に冷たい阿部川崎市政
  全国8割実施の中学校給食をかたくなに拒否
  認可保育園不足・学童保育廃止・公立幼稚園廃止
  一番高い入園料保育料・子ども(中3まで)医療費無料化せず


 中学校給食は、いまや全国82%の公立小中学校で実施しています。ところが川崎は、かたくなに実施を拒否してきました。


 認可保育園が不足をしています。申し込んでも入れなかった子どもが2,765人にもいる。これは、全国20の政令指定都市で最悪の比率になってしまっています。


 公立保育園の民営化を進め、学童保育も廃止、公立幼稚園も廃止してしまいました。そして、私立の幼稚園の入園料・保育料は政令市で一番高くなってしまっています。


 子どもの医療費無料化制度はどうでしょう。東京では中学3年生まで医療費は無料です。神奈川県内でも、小学校卒業まで無料が主流です。ところがここ川崎では、いまだに小学1年生までです。


 高齢者や障害者などにも冷たい阿部川崎市政
 ――特養ホーム建設に背向け順番待ちは5,328人に


 冷たいのは、子育て支援だけではありません。老人医療費助成も介護援助手当も廃止し、重度障害者や難病患者への補助金も大幅にカットしてきました。特養ホームの建設に背を向け、順番待ちは5,328人になっています。


 大型開発に川崎市のお金は注がれている
  「船の来ない港」に1,022億円
  1メートル1億円以上の高速川崎縦貫道路


 しかし、川崎市にこうした問題を解決できないわけはありません。お金がないわけではないのです。お金が別のところに使われているのです。たとえば、川崎港コンテナターミナルに今後10年間で1,022億円も投入すると言っています。しかし、「船の来ない港」になっていて、稼働率はわずか3割です。2基の巨大なガンドリークレーンもほとんど動いていないのに9億円の予算で3基目の増設に乗り出している。「京浜臨海部ライフイノベーション総合特区」と銘打って、臨海部の工場跡地への企業誘致もすすめられ、すでに300億円の市の資金が投入されています。


 その上、あの首都高速道路公団すら、「採算が取れないからやらない」と言っている高速川崎縦貫道路計画も大問題です。総事業費は6,284億円で、今までにできた分の浮島から大師までの5.5キロを見ても、なんと1メートルに1億円以上もお金がかかっているのです。これが今すぐやるべき仕事でしょうか?


 川崎市の財政力は全国トップクラス
 この財政力を住民が主人公の立場で使えば
 希望の持てる川崎市をつくることができる


 川崎市には、お金が無いのではありません。無いのは、住民の痛みを感じたり、子育て世代の悲鳴を聞き取る力です。これが今の川崎市政にはあまりにも欠けているのです。


 財政力指数で見ると全国政令市で川崎市はトップクラスです。この財政力を住民が主人公の立場で使えば、本当に希望の持てる川崎市をつくることができます。


 君嶋ちか子さんは、子どもの医療費は中学卒業まで所得制限なしで無料にすると約束しています。中学校給食は、それぞれの学校での地産地消による自校方式で実現します。認可保育園を増やして待機時ゼロにするのが君嶋ちか子さんの約束です。9月から普通ゴミの収集が週2回になったのも、週3回にもどします。こうしたことを君嶋ちか子さんは提案しています。


 今回の川崎市長選挙の候補者の1人は、市民生活犠牲、大型開発ばかりの阿部市政を支えてきた自民・公明・民主が悪政を続けるために、相乗りでかついでいる候補です。


 そして、もう1人も、港の大型開発のムダづかいや、高速川崎縦貫道計画に賛成を表明して進めようという悪政推進の流れにいる候補者です。川崎を変えることができるのは、君嶋ちか子さんを置いてほかにないではありませんか。


 大企業のリストラを容認し、中小企業に冷たい川崎市政から
 ブラック企業なくし、中小企業と地域経済を元気にする川崎市政へ


 2つめに訴えたいのは雇用の問題です。大企業のリストラを容認し、中小企業に冷たい川崎市政から、ブラック企業を許さず、中小企業と地域経済を元気にする川崎市政に転換する必要があります。


 政府もブラック企業対策を打ち出さざるを得ないところまできました。「ブラック企業の名前を公表する」とも言っています。「ワタミ」という名前が出てきたらどうするのか、興味あるところです。


 しかし、みなさん。なぜブラック企業がこの日本にはびこっているのでしょうか。ブラック企業の最後の決めゼリフは、「お前の代わりはいくらでもいる」ということです。いま非正規雇用が働く人の4割です。ここ川崎では、女性の54%、24歳以下の男性では39%が非正規雇用になっています。だから、正社員の3文字さえ付けば、どんなにひどい労働条件でもしがみつかざるを得ないような状況になってしまっているのです。ところが、いま安倍自公政権は、労働者派遣法の大改悪などで、もっともっと雇用の状況をひどくしようとしています。「国家戦略特区」だと言って、いつでも労働者を首切りできる「ブラック特区」まで、つくろうとしています。


 橋下大阪市長は、「大阪の御堂筋に特区をつくりたい」「労働法で守られなくてもいいという労働者もいるはずだ」などと言っています。これでは、19世紀に逆戻りしてしまうことになります。


 そもそもデフレ不況の原因は、労働者の賃金が減り続けたことです。その最大の原因は、非正規雇用を野放しにする労働法制の規制緩和を積み重ねてきた政治のあり方にあります。


 川崎では、女性の67%、男性の30%が、年収300万円未満という働き方を強いられています。そんな時に、賃下げの圧力にしかならない派遣法の大改悪など労働法制の大改悪は、デフレ脱却という掛け声にもまったく矛盾するものです。


 若者つぶすブラック企業なくし「雇用を守り増やす川崎」を
 実現できるのは君嶋ちか子さんしかいません


 日本の未来を担う若者をすりつぶすブラック企業を許さない。そして、ブラック企業を生み出すルールなき労働・雇用をただしていく。その仕事ができるのは、君嶋ちか子さんしかいません。


 君嶋ちか子さんは、公共職業安定所次長の経験と力を活かして「雇用を守り増やす川崎」を実現すると約束しています。無法なリストラをすすめる川崎の大企業に乗り込んで、「雇用を守れ」「正規雇用を増やせ」と申し入れをするということです。最低賃金は時給1,000円以上に引き上げるよう政府にも申し入れるとしています。本当に頼もしい市長になるのではないでしょうか。


 くらし最優先の市政で6千人の新たな雇用創出


 川崎市政がすぐに直接できることもあります。川崎市内のブラック企業の告発や、ブラック企業に苦しむ若者の相談窓口をつくる。そして、くらし最優先の市政に転換すれば、福祉、教育、防災分野で新たな雇用も生まれます。たとえば、保育所や特養ホームの緊急増設など、君嶋ちか子さんの公約が実現すれば、保育所で1,100人、特養ホームで4,200人、小中学校の少人数学級や自校方式の中学校給食の実現で800人。合計で6,000人の新たな雇用を生み出すことができるのです。


 川崎の中小企業予算は一般会計のたった0.07%
 東京墨田区は2%、川崎市経済の土台支える中小企業の応援を


 中小企業予算も一般会計の0.07%しか使っていません。これを東京の墨田区のように2%まで引き上げれば、現在の4億円から100億円にすることができます。川崎市の経済の土台を支えている中小企業を応援する。そして、住宅リフォーム助成制度をつくり、バリアフリーや耐震化を進め、地元の建設業者の仕事を増やして、地域経済を元気にする。どうか、みなさん、君嶋ちか子市長の実現で、川崎の働く人のくらしも、地域経済も元気にする道を一緒に進んで行きましょう。


 安倍自公政権言いなりの阿部市政の流れ変え
 道理のかけらもない消費税増税の中止を


 最後に訴えたいのは、「国言いなりの市政」「安倍自公政権言いなりの阿部市政」の流れを変え、国にしっかりモノを言う市長を選ぶ必要があるということです。安倍自公政権の暴走から市民のくらしを守る市長を選びましょう。


 来年4月に消費税率を8%にアップすると言うのです。しかし、これほど道理のかけらもない消費税増税はありません。


 なぜなら、消費税を増税すると景気が悪くなるからと言って、消費税率8%への引き上げだけで8兆円の増税をしたら、6兆円を景気対策にバラまくと言うのです。こんなことをするのであれば、消費税増税そのものをやめればいいではありませんか。


 しかもこの景気対策の目玉がひどいのです。黒字企業にしか恩恵の行かない、ほとんど大企業にしか恩恵のない法人税の減税をやると言うのです。こんなことをやれば結局、庶民や中小企業から奪った消費税が、大企業のふところに回るだけではありませんか。しかも東日本大震災からの復興増税を、庶民のみなさんの所得税増税は25年間も続けるというのに、大企業だけはもうやめてしまうというのです。「がんばろう!日本」と言ってたじゃないですか。なぜ大企業だけ真っ先に「がんばらなくていいです」という話になるのでしょうか。


 震災復興遅れ庶民・中小企業から奪う消費税収を大企業へ回す政治
 君嶋ちか子さんを川崎市長におしあげ「川崎から倍返し」を


 私は一昨日、昨日と被災地を回ってきましたが、震災復興は遅れています。陸前高田市の鳥羽太市長は、私にこう言いました。「これだけ復興が遅れている中で、復興と名のつく大企業の復興増税に安倍首相が真っ先に手をつけた。これは本当に不安になる」――これが、被災地の声なのです。


 社会保障のためだと言っていたけれども、年金の削減も始まりました。医療費の値上げもやろうとしています。社会保障のためでもなんでもない。大企業の減税のための消費税の増税です。江戸時代の悪代官でも考えないような、こんな冷たい政治に対して、つける薬は一つしかありません。君嶋ちか子さんを川崎市長におしあげて、「川崎から倍返し」をしようではありませんか。


 原発即時ゼロ、横須賀の原子力空母は海に浮かぶ原発
 原子力空母の撤退を要求する君嶋ちか子さんを市長に


 原発の問題はどうでしょう。安倍首相は、IOC総会に行って、福島第一原発の汚染水の問題で、「状況はコントロールされている」「汚染水による影響は、完全にブロックされている」などと言いました。「コントロールされている」のだったら、福島原発に視察に行ったときに、なぜあんな真っ白の防護服を着て行ったのでしょうか? おかしいじゃないですか。そして、「お・も・て・な・し」なんて言う。ある人が言いました。「お・も・て・な・し」ということは、「裏ばっかり」ということだよね。私も本当にそうだと思います。しかし、国際社会に約束した以上、この問題の解決が日本政府の責任になったのです。いずれ放射能を海に流すなどという考えはきっぱり捨てて、絶対に放射能で海を汚さないという大原則で進むときです。


 収束宣言を撤回して、非常事態宣言を出しこの国の総力をあげ、世界の知恵をかりて、汚染水問題の解決にあたるときです。


 原子力規制委会は全国に散らばり、東京電力は福島原発の職員を削って、あの柏崎刈羽原発に1,000人以上の職員を送って原発再稼働の準備をしています。とんでもありません。福島に全員集合して汚染水問題の解決のために全責任を果たすべきです。東京電力は事実上の破綻企業です。ならば破綻処理をし資産を全部洗い出して、東電に4兆円も融資しているメガバンクに債権放棄をさせる。貸し手責任もきちんと果たさせる。全部お金をこれまで原発で儲けてきた人たちにしっかり出させる。そして責任を果たさせていく。そういうことをやらないでおいて、国民の血税で汚染水対策をするなどというそんな虫のいい話は絶対許してはいけません。


 そしてなによりもこんな苦しみを与える原発をただちにゼロにする。この声を川崎からあげていきましょう。いま日本の原発は1つも動いていないのです。でも電気はちゃんとついているではありませんか。猛暑の夏だって一つの原発も動かさずに乗り切ったではありませんか。だとすれば、いま止まっている原発をそのまま廃炉の作業に持って行く。これが一番現実的で責任ある道です。


 横須賀の原子力空母は海に浮かぶ原発です。原子力空母の撤退を要求する市民の市長が必要です。


 川崎のコンビナート火災への対策も待ったなしです。不要不急の大型開発ではなくて、震災対策、コンビナート災害対策を真っ先に進める市民の市長を選びましょう。


 福島では15万人を超える人々がいまだに避難をしています。この思いに川崎からこたえるために、どうか君嶋ちか子さんを川崎市長におしあげましょう。


 憲法を生かし、平和と人権の花開く川崎市を


 そして、憲法を生かし、平和と人権の花開く川崎市をつくりましょう。米軍基地の問題は、沖縄だけの問題だけではありません。まさに神奈川の問題でもあります。横須賀に原子力空母、厚木基地、キャンプ座間、横浜市内にも米軍施設がいまだに置かれています。そして、あの危険なオスプレイが日本中で低空飛行訓練をやるんだと、厚木基地にまで配備すると言っています。


 戦争が終わって68年も経つのに、いまだに外国軍の基地が置かれて県民、国民の命が危険にさらされる。こんなことはもう終わりにしましょう。


 TPPでは日本の食料や医療制度などを犠牲にして、基地問題では国民の命や暮らしまでも犠牲にして、アメリカ言いなりの政治が進められています。このアメリカ言いなりの政治をきっぱりやめさせましょう。


 憲法9条を活かした平和の外交は、日本にしかできない仕事です。中国にも北朝鮮にも軍縮を呼びかけていく。そういう政治をいまこそ実現していきましょう。


 ところが、この憲法9条を変えようという動きがあります。なし崩し的に今の憲法のままで「集団的自衛権」を行使する、海外で戦争できる国にしようとする動きも起こっています。


 今度の国会には秘密保護法を出そうとしています。政府が勝手に防衛上の秘密、外交上の秘密を決めれば、それを漏らした公務員だけでなく、取材したマスコミ記者も弾圧する。こんなモノも言えない社会に日本をしてしまっていいはずがありません。


 そして、あの侵略戦争、植民地支配を正当化する動きがあります。安倍首相は「侵略の定義は定まっていない」「どちらの国が見るかで違う」などと言っています。しかし、何が侵略かも分からない人に総理大臣をやってもらっては困ります。世界に通用しない異常な歴史観にもとづく政治をただすときです。そして、世界、アジアと、まともな関係を築く日本をつくっていくときです。その未来の指針となるのが、憲法9条です。憲法を変えて戦争できる国に、こういう動きの中での選挙です。どうかみなさん、憲法を守り抜く、憲法を生かす政治をという願いは党派を超えて君嶋ちか子さんにお寄せください。


 労働行政に精通し、同時に上から目線でなく住民の目線で
 住民と一緒に新しい市政をつくることができる君嶋ちか子
さん


 君嶋ちか子さんは一貫して、庶民、働くものの立場に立ってきました。北海道大学の経済学部を卒業して、都内の自動車会社に就職したけれども、ひどい女性差別などの職場の実態を見て働く人の権利を守らなければいけないと、公務員試験を受けて労働省に入りました。公共職業安定所など、労働行政の現場で36年間働き、労働者の相談相手になるだけでなく、国民の立場に立った労働行政をめざして労働省の労働組合で役員を長くつとめてきました。


 そして、退職後は、さらに労働問題を深めたいと法政大学大学院の修士課程を経て、中央大学大学院の博士課程で学んで派遣労働についての研究や、原発労働者の労働実態などについての研究を深めてきました。ここまで一貫した道のりを歩いている人はあまりいないのではないでしょうか。


 女性の運動や子育ての運動、平和運動や核廃絶の取り組みなどの先頭に立ってこられました。2010年の国連NPT核不拡散条約再検討会議にも新日本婦人の会中原支部の代表として参加し国連に核廃絶署名を提出して来られた行動力の持ち主です。


 行政にも精通をし、同時に行政の上から目線でなく住民の目線で、住民と一緒に新しい市政をつくることのできるのが、君嶋ちか子さんです。いま古い政治を転換して新しい政治をつくりたいという思いが広がり始めています。みなさんの力をあわせて新しい政治をこの川崎からつくりましょう。


 再び、「子育てするなら川崎で」と言えるような川崎市政をつくりましょう。


 「働くならば川崎で」と労働者が胸をはれる街をつくりましょう。


 そして、国の政治に堂々と渡り合う本当の市民のリーダーと言える市長をつくりましょう。市民の立場に立った女性市長が必要です。残る2週間、君嶋ちか子さんへの支持を広げに広げ抜いていただいて、なんとしても勝利しましょう。日本共産党も全力をあげて奮闘する決意を表明してこの場での訴えとさせていただきます。ありがとうございました。

 川崎市長選挙が、きょう告示(27日投票)されました。「川崎民主市政をつくる会」から立候補した君嶋ちか子さんの第一声の要旨を紹介します。


 市民の暮らしを削りに削った

 阿部市政の継承はごめんです



君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙候補者★君嶋ちか子応援団)-13  川崎市民のみなさん、こんにちわ。君嶋ちか子です。ただいま立候補の届け出をすませてまいりました。私はみなさんに推されてこの場に立てることを嬉しく思います。どうもありがとうございます。


 私は38年間、川崎に住み、子育てをしながら仕事をしてきました。そのときに学童保育を通してこの川崎をとても誇りに思いました。ですから子育て支援を重視していきたいと思っています。


 私は公共職業安定所ハローワークに36年つとめました。多くの人にとって働くことを抜きに生活を語ることはできません。人が働くということは、権利でもあり、喜びでもあります。私は、この日本に人間らしく働けるルールを確立したい、そう強く願い行動してきました。


 私は子育ての経験と、これまでの仕事を通した雇用の問題についての経験を、川崎市政に十分活かしたいと考えています。


 阿部市政の12年間は、市民の暮らしを削りに削ってきました。その一方で川崎港コンテナヤードや国際戦略拠点構想などに莫大なお金を投じてきました。私はいまこそこの川崎市のお金の使い方を転換させるときだと思います。私は阿部市政の継承者にこの川崎の市政運営を渡すことはできません。


 認可保育園の増設、学童保育事業の復活を


 この市政の転換のために、私はまず子育て支援を第一に掲げています。


 子育て支援の充実の第一は認可保育園の増設です。2,765人のお子さんが入所を希望しているのに保育園に入れなくて困っています。宮前区にお住まいのお母さんが、4人のお子さんを近くに保育園がないために横浜市の保育園にあずけています。電車なら1時間かかるところを車でなんとか綱渡りをしています。その方は歩いて通える保育園が欲しいと言っています。本当にその通りです。私はこういったことの解消に全力をあげます。


 子育て支援の2つめは学童保育です。川崎市は学童保育を全廃しました。いまも自主保育で頑張っていらっしゃるお父さん、お母さんから、せめて学童保育事業を認めて他の都市のように援助をして欲しい。そういった切実な声が届いています。私は学童保育事業も復活させます。


 政令市で一番高い幼稚園の入園料・保育料に

 川崎市として補助を


 3つめは、私立幼稚園の入園料・保育料が政令市の中で一番高くなっている問題です。入園料13万円以上、保育料3万円以上、ここに対しても川崎市からの補助をきちんとしたいと考えています。


 中学3年生まで所得制限なしで医療費無料化


 そして、子ども医療費の無料化です。これも川崎市はとても遅れています。中学3年生まで所得制限なしで実施することを約束します。


 自校方式の中学校給食を実現します


 中学校給食の実現もとても切実なものとなっています。全国では当たり前の中学校給食。これを川崎市でぜひ早急に実現したい。そして中学校給食については子どもの成長を見守り、子どもの状況に寄り添える。そして地元の安全な食材も使える。そういった自校方式の中学校給食を私は実現したいと思います。


 また、ゆとりある学級経営が大事です。少人数学級も小学校中学校に渡って実現したいと思います。子どもと教師がしっかりと向き合えるそんな教育環境をつくりたいと考えています。


 待機者5,328人の特別養護老人ホーム、増設が急務


 重視する政策の2つめは福祉です。福祉にかかわってはなんと言っても待機者が5,328人にも及んでいる特別養護老人ホームの増設が急務です。ご本人はもとより家族の方の介護はもう限界、このような悲鳴が上がっています。私はこの増設に全力を上げます。


 また、75歳以上の方の医療費無料化。収入が低い障害のある方の医療費の無料化、これも実現します。


 9割を超える中小企業の応援


 そして雇用の問題です。この川崎は中小企業が9割を超えているにもかかわらす、川崎市の中小企業に使う予算はわずか4億円でした。私はこれをせめて100億円にして中小企業の応援、街の経済の活性化をはかりたいと思います。


 川崎市の経済活性化につながるリフォーム助成制度


 また望まれているリフォーム助成制度。これも川崎市の施策としてぜひ作り出したいと思っています。これによって建設業者の方はもとより街の経済の活性化につながります。


 商店街の活性化へ助成


 商店街も街にとって不可欠です。お年寄りや子どもたちも気楽に寄れるコミュニティの場としても商店街の活性化は必要です。私はこの商店街についても助成を増やし応援したいと思います。


 こういったことを通して、川崎の地元の中にお金がきちんと回っていくことを住民福祉とともに追求していきたいと思います。


 教育・福祉を通して6千人の雇用創出


 地元経済活性化とあわせて雇用の問題です。私はこの川崎の中で教育・福祉を通して作られる雇用で、6,000人が見込まれていますが、さらに地元川崎の経済の活性化がはかられることであらたな雇用も生まれます。こういったことを通して安心して仕事につけるようにしていきます。


 また、大企業、政府に対してもきちんとものを申していく。人間らしく働けるルールを確立し、それにもとづく指導を徹底する。そういったことを政府に求めていきます。また、地元川崎の市長として、大企業に対しても社会的責任を果たすこと、地元経済に責任を果たすことを求めていきます。


 若者が希望を持って人間らしく働ける川崎に


 そして、若者が将来を見通せない。また仕事をすることによって命を落とす。こんなことが続けられていることにストップをかけたいと強く思っています。その先頭に立って川崎が頑張れる、そんな街にしたいと思っています。


 いまお話したような計画を中心に私は川崎市長選挙にのぞみますが、これを実現するためにも、臨界部で行われているような公共事業についてはきっぱりと中止をします。川崎港コンテナヤードをこれ以上もう作らせない。それから国際戦略拠点構想にも莫大なお金を投じることはやめる。こういったことをみなさんにお約束します。


 政令市で一番の財政力持つ川崎市
 お金の使い方を変えれば市民の願いは実現できます


 政令市で一番財政力の強い川崎市です。お金の使い方を変えることによって先ほどの施策は十分にできます。財源は十分にあります。こういったことを27日に向けた2週間、市民のみなさんに訴えて、そして川崎市長選を頑張り抜きたいと思います。


 川崎市長選挙は川崎市の行方を決めるものであると同時に、日本の行方にもかかわるものとして、日本の政治に対しても大きな発言をしていきたいと思っています。そういった点から私は市民のみなさんに呼びかけたい。消費税増税はやめよ。原発もいらない。そして何よりも憲法が輝く日本をめざした街づくりをしたい。そうしたことをお約束して、残る2週間、みなさんのお力をおかりして全力で駆け抜けたいと思います。よろしくお願い致します。



 ★川崎の法律事務所で働いている

  弁護士の川口彩子さんの応援演説


 私は川崎で生まれ、川崎で育ちました。両親が仕事をしていたので、幸区の河原町保育園に入りました。河原町保育園には、広い園庭があってプールもありました。でもいま、公立保育園はどんどん減らされて、待機児童があふれています。


 民間の保育園では、日の当たらないビルの一室に子どもが詰め込まれ、ビルの屋上が園庭がわりという保育園もあります。子どもをできるだけいい環境で育てたい、というのはすべての親の願いではないでしょうか。


 昔の川崎にできて、今の川崎にできないはずはありません。それは、川崎市政をあずかる市長の姿勢の問題です。市の予算には限りがありますけれども、それを市民の暮らしのために使うのか、企業誘致や市民の暮らしに直接関係ない大型公共事業に使うのか、その選択権は市長にあります。


 いま国の政治の流れは、国民の暮らしよりも、企業をもうけさせて、それがそのうち国民に返ってくるという宣伝がなされています。


 けれども、一部の大企業だけでなく、中小企業にまで景気が回復し、そして従業員の賃金が上がり、国民の暮らしがよくなるというのは、いったい、いつになったら実現するのでしょうか。住民の身近な生活の向上のために川崎の政治を変えていきましょう。


 君嶋ちか子さんは、厚生労働省に入職し、長年、職安・ハローワークで働いてきました。ずっと、労働者を守る立場から仕事をしてきた人です。


 そして、定年退職後は、労働者の働き方と企業の問題を考えるために、大学院に進学し、いまなお労働者のための研究をしている人です。


 いま、国は規制緩和を進め、正社員を派遣社員に置き換え、正社員についてもいつでも簡単に首を切れるような政策を推し進めています。川崎市は、実力のある政令指定都市として、そのような国の政治にも、物申すことのできる力を持っています。


 君嶋ちか子さんは、とても親しみやすく、みなさんも一度直接お話ししていただいたら、すぐに分かるくらい優しい人ですけれども、頭のキレがよく、言うべきことはズバッと言うことのできる人です。長年、労働者の味方の立場から厚生労働省で働いてきた人ですから、そのキャリア、専門性を生かして、川崎市を代表して、労働者をさらに貧困に追い込む国の政治に対し、ズバッと物申していくことが大いに期待されています。


 以前の川崎は、市民にやさしく、暮らしやすい街でした。その川崎を取り戻すために、ぜひ、君嶋ちか子さんを市長にしていただけますよう、私からの訴えを終わります。




 ★中部建設労働組合青年部副部長の

   佐藤さんの応援演説


 私は生まれてからずっと川崎で住んでいます。この街には大切な仲間や家族が住んでいます。結婚する友達も増えてきました。


 しかし、過酷な労働、休みも少なく賃金も少ないため、共働きでなければ生活ができません。仲間も苦しんでいます。


 これでは安心して生活や子育てができません。でも、私たち若者は訴えることができないでいます。時間すらないのです。


 何もいいうことができない。何もすることができない若者をどうか助けてください。


 今の若者を助けられるのは君嶋さんしかいないと思います。


 日本を、未来を、良くするためには、まず川崎から変わらないといけないと思います。


 ぜひ、君嶋さんに川崎市長になってもらいましょう!

 ※「しんぶん赤旗」10月12日付の記事を紹介します。


 「しんぶん赤旗」10月12日付
 川崎市長選あす告示 君嶋ちか子さんで福祉の心取り戻す
 川崎民主市政をつくる会事務所開き



君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙に立候補予定の君嶋ちか子応援団)-12  10月13日告示の川崎市長選挙(27日投票)に立候補する川崎民主市政をつくる会の君嶋ちか子候補(無所属新、日本共産党推薦)の事務所開きが10日、川崎区でありました。「君嶋さんを何としても市長に」と、150人の参加者が事務所外まであふれ、熱気に包まれました。


 川崎民主市政をつくる会の原弘明代表委員が「市長選の勝利めざして頑張りましょう」と開会あいさつ。各界から期待の声が寄せられました。


 新日本婦人の会幸支部の櫻井悦子支部長が「君嶋さんは3人の子どもを育てながら働き、保育園や学童保育の父母会で頑張ってきた人です」と紹介。中学校給食の実現、子どもの医療費は中学3年まで拡充などの願いをたくせる候補は君嶋さんだと訴えました。


 神奈川労連の水谷正人議長が「君嶋さんは元公共職業安定所次長で雇用問題のエキスパートです。労働法制の改悪などを粉砕する先頭に立ってもらいたい」と訴えました。


 君嶋氏が定年退職後に院生として学んだ法政大学の相田利雄名誉教授がかけつけ、「実践家としても、研究者としても有望な君嶋さんを当選させてほしい」と呼びかけました。


 神奈川県建設労働組合連合会の白田宏紀会長、川崎建設労働組合連合会の伊藤栄一会長があいさつ。伊藤会長は「君嶋さんに住宅リフォーム助成をつくってもらいたい」と述べました。


 日本共産党からは大森猛南関東ブロック事務所長、畑野君枝県副委員長、佐野仁昭市議らが訴え、ともにたたかう決意を表明。佐野市議は、福祉を削りに削った12年間の阿部孝夫市長の「行革」を批判し、「市民の願い、苦しみが分かる福祉の心を取り戻しましょう」と呼びかけました。


 君嶋氏は、中学生まで子どもの医療費無料化、自校方式で中学校給食の実現、6,000人の新たな雇用創出などの政策を財源も示して語り、「国政に対し、“原発はやめよ”“消費税増税と社会保障改悪はやめよ”“憲法を市政に最大限生かす”と発信していきたい」と訴えました。


 暮らし優先へ川崎市政転換


 10月13日告示(27日投票)の川崎市長選挙は、「川崎民主市政をつくる会」の君嶋ちか子候補(63、無所属新、日本共産党推薦)と、元川崎市財政局長の秀嶋善雄氏(44、無所属新、自民、民主、公明の推薦)、元民主党県議の福田紀彦氏(41、無所属新)が立候補を予定しています。


 市長選は、福祉を削りに削り、大型開発や大企業支援を優先してきた阿部孝夫市政の継承か、福祉・くらし最優先の市政への転換かが問われています。


 秀嶋氏は「子育てしやすさ日本一の街」などをかかげますが、福祉を削る「阿部行革」を進め、「一定の成果を上げている」と評するなど悪政を継承する立場です。悪政をすすめてきた阿部市政と自公民に支えられています。


 福田氏は、大型開発推進など阿部市政と同じ方向です。くらし・福祉切り捨て、大企業優先の県政をすすめた松沢成文元知事(みんなの党参院議員)の支援を受けています。


 君嶋氏は市政の転換を訴え、認可保育園の増設、学童保育の復活、特別養護老人ホームの増設、住宅リフォーム助成制度の創設などを掲げています。


 ※あわせて「しんぶん赤旗」10月11日付の記事を紹介します。


 「しんぶん赤旗」10月11日付
 川崎市長選 君嶋ちか子候補に期待の声
  保育園不足 解消して


 学童クラブなどでともに活動した方からの期待の声です。


 君嶋さんと私は、川崎市の同じ学童クラブに子どもが入所していて、彼女はクラブの会長を務めていました。君嶋さんはいつでも明るい性格で、子どもたちが放課後楽しく、安心してすごせるよう先生、親たちをまきこんで行事などすすめる人でした。


 今の川崎市は多くの待機児童がいて保育園不足は深刻なのに、公立保育園の民営化を進め、学童保育も廃止してしまいました。保育料も高くなり、親の負担は増えています。 君嶋さんには認可保育園の増加、公的学童保育の復活など実現させて革新市政時代の保育に戻してほしいです。


 君嶋さんは、自分が忙しくても決して手を抜かない性格で、食事は、手づくりのものを食べさせる人です。市長選で中学校給食の自校方式を政策に掲げていますが、子どもたちにできたての食事を届けたいという君嶋さんの人柄が表れていると思います。


 君嶋さんはハローワークに勤め、職を失い困っている人たちに親身に対応してきました。君嶋さんなら、雇用を増やしてほしいという若者の願いに真剣に応えてくれると思います。


 大型開発優先を改め、川崎を希望の持てるまちにしようと頑張る君嶋さんを市長にと、支持を広げる仲間を保育園時代の友人とともに増やしています。

 「ゼロ歳児から申請しているが2歳になっても入れない」、「悩みは保育園に入れず仕事ができないこと。これでは2人目がほしくても産めない」――若いお母さん達の声です。


 2,660人が保育園に入れない!

 政令市でワースト1位の川崎市


 今年度、川崎市で入所申請して入れなかった不承諾数は、2,660人で政令市でワースト1位です。保育需要を低く見積もり、必要な保育園の増設を怠ってきたことが原因です。


 川崎民主市政をつくる会の君嶋ちか子さんは
 4年間で5,000人分の認可保育園の緊急増設を提案


君嶋ちか子&きみちかサポーターズ(川崎市長選挙に立候補予定の君嶋ちか子応援団)-10

 川崎民主市政をつくる会の君嶋ちか子(代表委員)さんは、認可保育園の緊急増設が必要だと4年間で5,000人分の増設を提案しています。


 こうした地域密着型の公共事業は、市内の業者の仕事になり市内経済の活性化にもつながります。


 2012年度の保育料は

 月額最大1万4,000円もの大幅値上げ


 保育園は増設もしないで、認可保育所の保育料を大幅値上げです。「保育料が上がっていて、家計を圧迫している。保育園のために働いているのかと思うくらいと」高津区・30代のお母さん。2012年度からか年間で14億円の保育料の値上げ。月額最大1万4,000円の値上げです。



 園庭が基準に満たない園などが増え保育環境も悪


 また、公立保育園の大規模な民営化も大問題です。川崎市は、各区3園だけ公立を残し、あとはすべて民営化しようとしています。国の民営化推進政策の中で民設民営の認可保育園が21園から125園に増えました。そのうち、ビルなどを改修した園が49園、園庭が基準に満たない園が40園など環境悪化が進んでいます。


 そもそも民営化はコストカットが目的です。施設の設備が悪くなり、保育士の労働条件が悪くなり職員の定着率も悪くなります。保育の経験が蓄積されにくくなります。こうした民営化・コストカットで被害を受けるのは子どもと親、そして働く労働者です。


 川崎民主市政をつくる会の君嶋ちか子さんは、園庭もなく、一室に乳児も幼児も一緒に保育するような保育園ではなく、園庭をはじめとした、しっかりした設備と経験豊かな保育士と若い保育士がバランスよくいる認可保育所を増やします。


 阿部市政を継承する中央官僚さんや松沢元県知事が押す元民主党県議は、園庭もない保育園を増やす計画です。子どもたちにの情緒の基礎が育つ環境はどうすべきか、答えははっきりしているのではないでしょうか。

 ※「しんぶん赤旗」に、君嶋ちか子さんのインタビューが掲載されましたので紹介します。


 《「しんぶん赤旗」10月4日付》
 川崎市長選挙10月13日告示
 君嶋ちか子候補に聞く

  安心して住める街に
  認可保育園・特養の増設急務


 川崎市長選挙が10月13日告示、27日投票でたたかわれます。川崎民主市政をつくる会から立候補する君嶋ちか子候補(無所属新、日本共産党推薦)に市政の問題点や選挙戦への決意などを聞きました。


 福祉を削り
 大規模開発


 ――阿部市政をどうみますか。


 阿部市政のもと、子育て支援の水準は最悪となりました。今年4月、認可保育園に申請しても入れない児童(不承諾数)は2,765人となり、2012年度の就学前児童数に占める待機児童の割合は20政令市のなかで最も大きくなっています。公立保育園の民営化、学童保育の全廃、公立幼稚園の廃止が進められました。私立幼稚園への補助は不十分で、政令市で一番高い入園料・保育料となっています。


 阿部市政が「行革」で、福祉施策を削りに削ったことも問題です。生活困難な家庭の子どもへのランドセル支給、卒業アルバム代補助などの支援策や、重度障害者への入院時の食事代補助なども廃止しました。


 その一方で、阿部市政は、税金のムダ遣いや不要不急の大規模開発を進めてきました。稼働率3割の川崎港コンテナターミナルに、さらに今後10年間で1,022億円も投入しようとしています。企業誘致のための土地購入に税金を投入し、進出する企業への助成制度も創設するなど、大企業には「至れり尽くせり」の市政運営を続けてきました。


 子育て支援
 働く場確保


 ――どんな市政をめざしますか。


 自治体の使命は「住民の福祉の増進を図る」(地方自治法)ことにあります。


 私は子育て支援策で、認可保育園の緊急増設、中学生まで医療費無料化、自校方式で中学校給食の実現、私立幼稚園の入園料・保育料補助増額を訴えています。


 入所待機者が5,328人に及ぶ特別養護老人ホームは急いで増設しなければなりません。75歳以上の医療費無料化、低所得の障害者の医療費無料化も政策に掲げています。


 職業安定所で働いた経験を生かして、だれもが安心して働ける場を確保していきたい。政府や大企業に働きかけ、市としても子育て支援、福祉の充実で6,000人分の雇用を創出します。


 また、企業数の9割以上を占める中小企業への市の予算(融資を除く)を約4億円から、100億円以上にして、中小企業が元気に仕事をしていけるようにしたい。


 小杉の再開発などまちづくりをめぐっては、住み続けてきた住民の声を尊重する必要があります。


 ――市長選に受けた決意を聞かせてください。


 川崎はかつて、「子育てするなら川崎で」といわれました。しかし、いまは多くの市民が子育ても老後の暮らしも不安です。こうした市政を変え、楽しく子育てができ、市民が安心して住み続けられる街を市民とつくっていきたい。憲法を生かした市政をめざし、原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換、消費税増税の中止を掲げてがんばりたい。


 ◆対決構図は


 川崎市長選は、君嶋ちか子候補のほか、元川崎市財政局長の秀嶋善雄候補(無所属新、自民、民主、公明推薦)と元民主党県議の福田紀彦候補(無所属新)が立候補を表明しています。


 秀嶋候補は「阿部行革」を進めてきた人物で、現職の阿部孝夫市長(不出馬表明)が応援。福田候補は「習熟度別クラス」の導入など競争教育を広げる方向を主張しています。


 選挙戦は、福祉切り捨て大型開発優先の市政を継続する2候補と、くらし・福祉優先へ市政転換を訴える君嶋候補とのたたかいとなっています。


 ★君嶋ちか子候補の略歴


 1949年、札幌市生まれ。北海道大学経済学部卒業。民間企業勤務を経て労働省(当時)入職。川崎市、横浜市などの公共職業安定所に勤務。厚生労働省を定年退職後、法政大学大学院政策科学研究科の修士課程を経て、中央大学大学院経済学研究科の博士課程に進学。「派遣労働が日本の働き方に及ぼした影響」などについて論文をまとめ、現在は「原発労働者の労働実態、多重構造」を調査・研究。新日本婦人の会中原支部支部長。家族は夫と二男一女。