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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、さまざまな場面で他者と議論する機会に遭遇します。
それは、会社での会議や同僚とのやり取りなど仕事に関するものから、友人との何気ない会話や遊びの計画、はたまた夫婦や親子の会話に至るまで、あらゆる場面の中で見受けることができます。
一端議論が始まると、私たちは一つの目的を持つようになります。
それは、相手に勝つことです。
つまり、相手の意見を否定し自分の意見を相手に押し付けることです。
それゆえ、私たちは、議論とはもともと競争的なものであるという認識を持っています。
それは、『白熱した議論を戦わせる』などという表現にも表れています。
しかし、議論はそもそも、そういうものではないはずです。
議論本来の持つ目的は、その時の議題や状況に応じた有効で適切な解を見つけることのはずです。
そのため、議論において必要なことは、他者との競争ではなく、他者との協力です。
すなわち、さまざまな人からさまざまな意見を聞くことによって、何が最も有効で何が最も適切な解であるかを見つけていくために他者と協力することであり、議論とは、そのための過程なのです。
そして、それを実現していくためには、他者への信頼と尊敬がなくてはなりません。
議論とは、自分の意見を押し通す場ではなく、有効で適切な解を見つける過程だと考えれば、他者の意見にも素直に耳が傾けられるようになるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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