健康のために、生きたビフィズス菌や乳酸菌の入ったヨーグルトを食べるのは日本ではちょっとしたブームとなっていたことがあります。
スーパーでもあらゆる種類のヨーグルトが売られています。
これを見ても、これまで日本の研究者や企業がいかに世界の腸内細菌研究をリードしてきたかが分かります。
しかし、いま腸内細菌と全身の健康との関係については、世界中の研究者が注目しており、注目すべき研究成果も次々と生まれています。
例えばワシントン大学の研究チームは、同じ条件で飼育したマウスでも、腸内細菌のバランスの違いによって「肥満型」と「やせ型」になることを腸内細菌の遺伝子解析で明らかにしました。
そして肥満型のマウスは、同じ餌でもエネルギー吸収量が高いことがわかりました。
同じような傾向は人間の腸内細菌にも存在することを科学雑誌『ネイチャー』(2006年12月)で発表されています。
水を飲んでも肥るのは大げさだとしても、吸収能力の違いが体型に大きく影響していることは確かなようです。
今や、腸内の細菌バランスと病気との関係に関する研究は、便秘や大腸がんなど消化器に関連したものから、免疫力、アレルギー疾患、肥満や糖尿病など、生活習慣病へと広がりをみせていますから、遅かれ早かれ美容の世界へ波及してくるのも時間の問題でしょう。
近い将来「肥満型」と「やせ型」の中間にある「腸美人型」が生まれてくるのも夢ではありません。
そして、今自分でも気に入って毎日食べているヨーグルトがあります。
整腸作用にとても効果的で、モンゴル大草原の乳酸菌 と北の大豆の豆乳 で作る豆乳ヨーグルトです。
モンゴル大草原の乳酸菌 とは、主にモンゴルの遊牧民たちの漬物やチーズなどの保存食から発見された大型の乳酸菌です。
多種類の乳酸菌群の中から、特に大型で消化力が高く、酸度の強い乳酸化物を多くつくる桿菌(かんきん)を選び出し、DNAを特定して、独自の方法で純粋培養したものです。
北の大豆の豆乳 は、大豆本来の旨みを引き出すナチュラルスイート製法を採用し、糖分を多く含む良質な北海道産丸大豆と、日光連山伏流水だけで作った成分無調整、無添加な豆乳です。
この二つをかけ合わせてヨーグルトを作ることによって、さらに乳酸菌が培養され腸の働きを非常に活発にし、免疫力を高めてくれます。
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