今日のウンチはいつ?食べたもの?
旅は旅でも今回は、口から肛門までの長い体内旅行の旅 をご紹介します。
この長い旅は、口から肛門まで1本の消化管で貫かれています。
さて、消化自体は胃で行われ、ドロドロのジュース状態になります。
それが胃の運動によって、チューブから絞り出されるような形で、少量ずつ小腸の入り口の十二指腸に球部に送り出されます。
そして、食べたものの栄養は小腸の壁の血管で吸収され、そこから体内に送り込まれていきます。
胃のおおよその消化時間は2~4時間、小腸で3~5時間で、食べたものの質と量によって若干違いがあります。
大人の場合、胃が空腹状態になるまで、食べてから5~6時間くらいはかかります。
消化の時間は、液体は個体よりも早く、炭水化物がもっとも短く、次はタンパク質、粘性の高い脂肪はもっとも時間がかかります。
そして、栄養分を吸い取られた残りと水分は、大腸へと送り込まれます。
この大腸を通るあいだに、ゆっくりと脱水機にかけられるように水分が吸収され、便となって直腸へ運ばれます。
大腸を通過する時間は約10時間から数日といわれているので、最短でも18時間程度になります。
今朝出たウンチは、昨日の昼に食べたものということになります。
ただし、個人差がありますし、心身の健康状態によっても左右されます。
もし、食あたりをして下痢になったときは、だいたい食べたものの見当がつきますね。
人間の体は面白いものです。
興味が尽きません。
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