組織変革を推進できるプロを目指して・・・
企業の人事の担当者として6年が経過する中、1年前から組織や人の活動に介入し、変えていくための訓練を続けてきました。これまでもコーチングやファシリテーションの学習はやってはいましたが、目的と濃度の違う訓練をしてきました。
そして、今月から1年間、某コンサルタントの元、組織変革コンサルを目指すための指導訓練を受けることになりました。
そこで頂いた印象的な言葉・・・
- 「誰か」のニーズを満たすのではなく、「全員」のニーズを満たす
- 特定の誰かのニーズにフォーカスを当てること自体がそもそも間違っている
- 全員のニーズを満たすものを作れば、「ずれる」ということは起こりえない
- 昔の職人がやっていた、神に奉げる彫刻を作るようなもの。究極の作品を作っているのであって、誰かのニーズを満たそうとするものではない
今まで、私は中小企業診断士として社長のニーズを意識(本当はそれではプロではなかっただろうけれど)、サラリーマンの人事担当者として自社の経営層、部門長クラスの意向を強く意識し、そのためにコーチングやファシリテーションのスキルを使おうとしてきました。
しかし、自分自身が組織の全体をみて、全員に対して最適なものを作ろうとしない限り、ただの「しもべ」でしかなく、そこから新しい変化が生まれることはない。そして、作るアウトプット自体が極端に偏ったものになる。
このフィードバックは、自分の今までの意識のあり方を変えるためのきっかけとして、グサッと心に刺さりました。
承認欲求と上手に付き合う(読書録 「承認欲求」の呪縛)
なかなか印象的な書籍だった。
マズローの欲求5段階説の上から2番目にある承認欲求。
「他人から認められたい」という潜在的な欲求が、普段の生活のあらゆる所で見え隠れしている。
そんな印象だった。
そして、無意識に発動してしまう行動には、良いものと社会的にも自分にもあまり宜しくないものと両方あるのだが、
それらが無意識に自分が持っている承認欲求によって発動されていることが理解できた。
結構、怖い。でも、自分が心身ともに健康に生きていくには、自分の承認欲求と上手に付き合うことが大事だろうとも思った。
気楽な場にする
自分が中心になっているテーマや集まり、常連になっている仲間との場だと、自分が場に参加するのに緊張はしない。
もし、自分個人が人間関係を広げたい、仲間を増やしたいと思うなら、自分自身が他人から、とっつき易く見られるように振る舞うと思う。
同様に、人が集まる場そのものを、初めて参加する人がとっつき易い場を作って、仲間を増やしていきたい。
- 初めて参加する人の話を意図的に聴く
- 話してくれたことにきちんと反応する
- 背景や経緯を気にかけて説明する
- 笑顔で歓迎する
- いつもの仲間同士が軽い話、笑いのある話をして場を和ませる
- 自由に自分の話をして良い場の雰囲気をつくる(他人の話をちゃんと聴く、他人の話を否定しない、他人の話を遮って話をしない)