コツコツが実った?
インターネットのブログでのやり取りをきっかけに、紳士服大手「コナカ」(本社・横浜市)に今月、初の労働組合が誕生した。全国の店舗に散らばる社員らが、労働条件の不満を書き込むうちにブログで「団結」。会社に改善を求めようと話が進んだ。サービス残業や休日出勤の是正などを求めていく。 組合は「全国一般東京東部労組コナカ支部」。茨城県の店舗に勤める25歳の副主任が委員長に就き、書記長は他店の同僚が引き受けた。 発端は1年ほど前。NPO法人「労働相談センター」(東京都葛飾区)に、コナカでの長時間労働などを訴える匿名の手紙が相次いだ。同センターはブログで、具体的な事例を寄せるよう従業員と家族に呼びかけた。
・・・ブログがきっかけで。
私は今の日本を憂う一人でです。人はそれぞれにいくつも組織(団体)に属し生活をしている。それぞれの組織に不満や満足という意識を自分の中に持って、誰もが少しでもいい方向に向かって行くように思い改善しているはずなのだ。その最大公約数であるこの国について、不満は溢れるくらいにある。
いつも何かがきっかけにこの国が好転しやしないかと思っていたが、民間企業にて少数の人間たちがその思いをコツコツとブログに募らせて、やっちまった。まだまだ労組ができた状態で、これからの段階だが、まずは土俵に登ったのである。労使関係といえば、今の世の中使う側が強いのだが、0(ゼロ)からのスタートでここまでやりきるとは本当に頭が下がる思いだ。
最初は、会社への不満からの声の集まりだったらしいが、次第に『この仕事が好きだから』という理由に転じ、プラスの思いがここまできたのだろう。
「未来は私たちで切り開いていきましょう」という言葉にちょっと熱くなった。
これは、いろんなブログで語られている言葉である。同じ言葉を語る彼らとは何が違うのだろう。
思えば願い事は叶う!
どこかで聞いた言葉だが、まだまだ私たちには足りない。
好きだから、お金は関係ない・・・のか
中日の沖縄キャンプにテスト参加中だった前オリックス・中村紀洋内野手(33)の合格が25日、球団から正式発表された。育成選手枠の採用で背番号は「205」。年俸は昨季の2億円から50分の1となる400万円。出来高払いなどの付帯条件はなく、今季中に支配下選手登録に切り替わり、一軍出場を果たした場合も最大1500万円にしかならない。まさに“裸一貫”の再出発だ。
年俸400万円、月給約33万円はサラリーマンの平均給与より少ない。中村紀は「お金じゃないですから」と話したが、今年の所得税は昨季年俸の2億円をベースに40%程度を納めることが予想される。「税金が心配で。蓄えないですよ。何が何でも1軍に上がらないといけない」。
・・・胡散臭い。情けない。思った以上に言い訳が多い選手だと感じた。
「初心に帰って野球がやれます。ユニホームを着たからには恩返しをしたい。何が何でもはい上がってみせます」
「お金じゃない」
「税金が心配ですよ。蓄えがない」
などと、自称『侍』の割には軽口が多い。
人生にはいろんな岐路があり、大きな敵と戦う場面や自分自身と戦う場面もある。いずれにしても、その責任は自分でしか取ることはできないのだが、引退という最悪の事態は避けたものの、最悪の事態に変わりないに違いない。6月までに育成選手枠70分の1の競争から抜け出て一軍入りを果たさなければならない。
中村選手がどの位のレベルのプレイヤーかは知らないが、5億円を3年連続でもらっていると言う事は、最高位に近かったのだろう。しかし、現状を見れば、スポーツ選手としての自覚や振る舞いは寂しいところで、チームメイト一人コメントが出てこないお粗末さである。人間、困った時に助けてくれ人は必ずいるものだが、それはそれまでの自分の行い次第。
彼はプロになって25年。15年で年棒だけで25億円ほど稼いでいるようだが蓄えがないそうだ。引退しても実業家にもなれる資質もない。
頭を丸めて、一から取り組むようであるが、男は頭の下げどころを間違ってはならない、と思う。
中村ファンもいらっしゃることだろうが、とりあえず個人的な感想まで。
食べる力は、生きる力
昨日は母親の誕生65歳を祝って実家で宴会をしていた。正月以来だったが元気にしていたようだ。しかし、鉄人職人70歳は、最近の寒暖によるものか、珍しく風邪をこじらせていたのでその様子見もあった。
地鶏のタタキとレバ刺しを酒の肴として持参したので、まずはビールから。鉄人は病院に寄り付かないので酒がすすまなければ、是が非でも病院行きを薦めるつもりだったが、まだまだ鉄人だったので安心した。
本日のディナーはデリバリーピザだった。実家で食べるのは初めてかもしれない。近くにピザ屋ができたために利用するようになったらしいのだ。私の持参した肴、ピザ、母親の作った料理など、無茶苦茶な取り合わせだが楽しく時間を過ごした。私の場合、ピザのは主食であるが、この家では違うらしい。しこたま呑んで喰って、あとはお茶くらいでいいかなと思ったとき、ご飯と味噌汁がでてきた。
飯の締めくくりは、やはり白飯と味噌汁でないと明日に力がでないという。腹はそれなりに一杯だが、洋食などを食べれば食べるほど白飯と味噌汁は旨いという。単に腹を満たす行為とは少し違っていて時間だから飯を食べるという事とも少し違う。体を動かしている間が生きるているという実感を満喫できる。体を動かすための原動力が飯と味噌汁のような気がする。
本当に楽しそうに飯を食う。
後がない状況で自営をはじめ、苦労をし今の生活を入れた老夫婦は、食べる事や生きている事が楽しそうである。明日は昔から付き合いのある瓦メーカーさんのご招待で、夫婦揃って青森まで旅行をするということだ。たかが1泊二日の旅行だが、頑張ってきた、耐えてきた人たち送られた2日間は、おそらく十分に楽しんでくる事だろう。
鉄人が60歳を過ぎてぐらいから、「こんな日が来るとは思わなかった」と母親とよく言う。ずっと苦労をするだろうと覚悟をして生きてきたからだ。いつか期待していた生活だっただろうが、今に手にしてしまった。それを謳歌するためにも食べる事は大切なのだろう。
しかし、よく食う、それぞれピザは4片は食べているのだ。
慣例
宮崎県 の東国原知事 は県議会の代表質問を終えた2007年2月22日に、自身のブログ に「議会は不思議なことが沢山ある」と書き込んだ。「議会」は「新鮮」としながらも、何事にも慣例、慣例なのには戸惑っている様子だ。
・・・なかなか宮崎新知事のブログは面白い、まだ初々しさが残っている。
やはり議会は魔物で、議員たちはこの「慣例」という言葉に酔って人が変わっているような気がする。質問時間が10分オーバーすれば「税金の無駄遣いだ」といわれ、そのくせ議会中には居眠りをする。これも「慣例」なのか。税金の無駄遣いを監視しきれなかった議会の責任はなかったのだろうか?口は出すし、居眠りもするが責任はとらない。どうも全国的に議員さんたちの慣例らしい。
今日は仕事をしながらラジオで国会質疑を聞いていたが、皆さん何を言っているかさっぱり、安倍首相にいたっては何て喋っているかも聞きずらい限り。質疑の脚本があるために、いちいち聞き返すことなどはあまりないようだが、質問と答えにはなってないようだった。聞かれてはぐらかす、はぐらかされても追求をしない。ニッポンの問題はここにある。
私たちの社会の中でも、「今までやってきたから」とかと、変化も何も考慮せず惰性で行っている事って以外と多い。“慣例って考えない”って意味なのか?
続・達人の手の平【宮本武蔵】
昨日の記事にて『回廊を行く~のjsds001様』
より、宮本武蔵の絵についてコメントがありましたので探してみました。
私がずっと見ていたのは、誰かが書いた肖像画のようでした。
(島田美術館蔵)
どこかで、見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
私が高校生の間ずっと、大きな姿見(鏡)の横に飾ってありました。
私が聞いた解説を思い起こすと、
・視線(高さと目のに表情をつけない)
・あごの引き方(引きすぎない)
・肩の脱力感
・丹田(ヘソ部が上に向いている)に力が入っている。
・一の太刀になる左の位置(剣先が最短距離)
・姿勢(前かがみではなく真っ直ぐ)
・足の開き(指先がハの次に、肩幅より狭く)
などであった。
高校、大学では監督以外に、その監督が師事する顧問のような先生が
(段位8段以上が多い)おられ、高校の時の顧問の先生の構えは、とても
よく似ていました。
剣道の試合はゲーム形式で行われます。しかし実際の勝負の勝ち負け
はお互いしかわかりません。面、小手、胴、突き、と4つの部位に時間内に
2回当てれば勝ちなのです。しかしゲームであるため偶然に当たることも
あったり、誤審などもあります。
本当の勝ち負けは、相手の隙(虚)を打つことである。
高校3年刊、この顧問の先生にも稽古をつけてもらいましたが、当たるのは
年に1回あるかないか。まるで竹刀を持って、禅問答をしているような
ものです。ほとんど気で間合いの攻めぎ合いをするため、いつも気がついた
時には場外や道場の壁まで追いやられます。
ご存知の剣道とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、ほぼ3段以上
は、このような稽古をしています。
この辺りが、剣道という「道」の入口ではないかと思います。
話しは、逸れますが皆様、本物の日本刀を見られたことがありますか?
見たことがない方は是非、見たことがある人はもう一度、じっくり静かな場所
で日本刀の刃を見てみてください。とても美しく魅入ってしまいますよ。
達人の手の平
テレビや新聞などを見ると、プロ野球のキャンプ情報の報道をよく目にするようになった。野球は主な選手ぐらいしか知らないが地元ホークスだけは応援している。王監督の復帰、小久保選手の帰福もあり、今年こそは!と思っています。
開幕に向かって主力選手や新人選手がクローズアップされて、多くの選手が今の時期トレーニングにて体を苛め抜いている様です。私がが注目したのは、
選手の『手』
バッターやピッチャーの手や指先は鍛えた証である『マメ』が出てきて、手の『マメ』が破けて、血が出ていても練習をする風景に「それでも○球の玉を投げ込みました」とか「それでも○本の柵越え!」などと、コメントがついてくる。
私も剣道をやっていたので『マメ』とは無縁ではなかった。手の平、足の裏、様々な『マメ』と痛みをこらえて格闘してきた。『マメ』の上に、さらに『マメ』をつくって上達していくのだが、それを超える『究極』の手の平があった。剣道の場合、主に右手の人差し指の付け根、左手の薬指と小指の付け根、そして手の平に『マメ』ができるのが(ゴルフをする方はわかりやすかもしれません)、鍛えれば鍛えるほど柔らかくなっていくのだ。
ガチガチした手のひらが、赤ちゃんの手の平みたいにポヨポヨになっていくのだ。高校の恩師いわく、素振りを何回も繰り返したり(死ぬほど)、稽古に励むと体の無駄な力が抜けていくからだという。力が入っているから、『マメ』もできるし、いざとなったときに直感的に動けないと聞かされた。宮本武蔵の二刀流の構えの絵も見たことはあるが首から肩、足のつま先にかけて力が入っていない様子がよくわかる。前にも、横にも、後にも動ける構えになっている。
地道な稽古を創意工夫しながら続ける事で、幅を持ち臨機応変に対応できる自分をつくる。あ~今更ながら『道』なんだな~とプロ野球を見て思うこの頃だ。
どう思います?
コンビニ大手のローソンは19日、昨年12月に東京・日本橋に期間限定でオープンした育児支援コンビニ「ハッピーローソン」で、20日から子供の一時預かりサービスを有料で開始すると発表した。保育士、教員免許、看護師の資格を持つシッターが子供を預かり、親は買い物を楽しめる仕組み。1~9歳までが対象で、料金は30分500円。利用時間は平日が午前11時~午後4時、休日が午前10時~午後5時で、最長2時間まで預かる。また、20日、3月2日、19日の3日間は子育てアドバイザーを呼び、午前11時~午後4時まで育児全般の相談ができるサービスを無料で提供する。
・・・素晴らしいニーズを掘り起こしたとか、事故や怪我などのトラブルはどうするのだとか、他のブログ(yahoo)にはいろいろとコメントがあった。私は便利だとは思うが・・・・・・である。
私はコンビニはあまり行くことがない。近くて便利だが買うものがあまりない。コンビニの恩恵に授かっている方には失礼だが、他所の店にも売っていて、尚且つ定価のものをなぜ買うのだろうか?近い、便利というのはいかに優先順位が高いかということだな。
コンビニがなくなれば一日の習慣が変わるかもしれないが、、ニッポンが抱えている様々な問題の1~2割は軽減されるんじゃないだろうか?
まあ、バカ親から隔離される場所ができるだけ子供には安全かもしれない。コンビニはいよいよ、ゆり篭から墓までか?
ばあちゃんたちが並ぶ店
本当は昨日の記事にくっつけて、一度で二度美味しい内容にしたかったのだけれど区切りも悪かったので。
もう一度、散髪屋のおやじさんネタ。
おやじさんやるね~!
おやじさんは自慢げに話す。自慢話はいつも顔剃りのときでこちらもなかなか反応がしにくい。と、いうのも最近、売上がぐんぐん上がっているらしいのだ。この町は福岡市内よりとても近く、ベッドタウンというところである。そのため美容室の激戦区。私の家から駅に行く約5分の間で右を見ても左を見ても10件近くはある、この区だけをみても相当な数。
私は至って理髪店派なのだが、その理髪店さえ美容室に押され数は少なく、今残っている理髪店は青息吐息。私の行く理髪店も老夫婦がやっと食べれるシノギまで減ったらしいと聞いていた。しかし、おやじさんによると今、平日が忙しいらしいのだ。
その客は、“おばあちゃん”
嫁も言っていたのだが、「あそこの店ね、いつもおばあちゃんがおるとよ」と、愚犬の散歩はいつも、その店の前を通る。いわゆるスクールゾーンみたいなところ。
その理由を、おやじさんは語ってくれた。
いつもご主人を連れてきていたおばあちゃんが、そのご主人が亡くなった後、自分の髪を切ってもらいに来たそうだ。どちらかといえば、おばあちゃんたちの髪は短い方が多い。そして、今どきの美容室は敷居が高いのだそうだ。美容室と違うところは、顔剃りをゆったりできること。横になって、丁寧に顔剃りをしてもらったおばあちゃんは、リラックスをしてか1時間ほどイスの上で眠っていたそうだ。とても気持ちが良かったと言って月に2回ほど来るようになったらしい。
おばあちゃんは、ゲートボールの仲間にそのことを言ったら、その仲間のおばちゃんたちも、おやじさんの店に来て散髪をしてぐっすり眠って帰るらしい。こうしておばあちゃんたちが、昨年の10月頃から集まってきて、土日や雨の日にしか混まなかった店は、平日の朝からおばちゃんが来ているそうだ。他の美容室でも朝からお客が入っているところはそう多くはない。
おやじさんも、以外や以外でびっくりらしいが、自分の母親の面倒を見ているようで、とても気分がいいらしい。そして、やっぱり気持ちいいものは男女共通なのである。意外なところで一人勝ちしそうなおやじさんは楽しそうであった。
50年前の武勇伝【仕返し】
本日もさっぱりと髪を切ってきた。また文珍さんになってきました。
床屋でおやじさんと話していると今月が誕生日なのだと。
奇遇な事で、今月は私の母も誕生日だと言うと、日にちまで同じだというのだ。2才違いの同日。
あるようでなかなかない同じ日付の誕生日。
そんな話しの流れからおじさんの若かりしヤンチャ時代の話を聞くことになった。
寝不足だったため少し睡眠を取りたかったがけっこう目が覚める話しだった。
ケンカに明け暮れた中学時代だったらしい。
おやじさんは小さいときに事故で脳に軽い障害をもっていたそうで、それが原因で同級生4人に『いじめ』に合っていたそうだ。複数になると悪質で、絶対に勝てない。だから中学の2年間はほとんど学校にも行っていなかったらしい。しかし、やっぱり悔しいので仕返しを考えだそうだ。
「当時、そのジャックナイフの扱いが上手でね。投げたら綺麗に刺さるとよ」
「刺さるとよって、何に?」
「人に」
「ええ!仕返しってナイフでね?」
「そうそう、かなり練習したけん。狙ったところにしか当たらんかったもんね、俺は体が弱かったし、親や先生に言うのもは恥ずかしかったしね」
「全部、腿に刺さった」と笑っていた。
いじめっ子を一人一人呼び出して仕返しをしたそうな。
当然ながら、その後は大問題だったらしい。
そのナイフが刺さったいじめっ子の親は、警察に行ったそうだ。当時の警察の言った事がまたすごい。
「あんたらの息子は、大人数でしかも障害を理由に一人をいじめとるんやぞ、やられて当然たい!親は何の教育をしとるとか!治療費くらいは請求しても、それ以外のこをしたらただじゃ済まんぞ!」
ってな話。当時の警官は特高上がりが多く凄みがあったとのこと。
警察の人に連れられて家に帰ったおやじさんは、自分の親父にぶん殴られて5mくらい飛んでったそうだ。そして、その警察の人は親父さんをも叱ったらしい。
「自分のこどもが虐められよるとも気付かんと殴る資格があるか!」一喝されたそうだ。
ニコニコしておやじさんは懐かしそうに話すが、こんな大人たち今はどこにもいない。叱る人、それを素直に受ける人。それぞれの言葉や行動には問題がないわけではないと思うのだが、明らかにそれぞれには愛情が感じられた。
しかし、いじめの武勇伝を語る人がこんなに身近にいると思わなかったな。
