エレキギターはピックアップセレクターを使い分けよう | 現役ギター講師が教える初心者のためのギター初級上達講座
2013年01月23日 11時30分00秒

エレキギターはピックアップセレクターを使い分けよう

テーマ:ギターの機材・使い方
● エレキギターはピックアップセレクターを使い分けよう

こんばんは!
ギター講師 矢野です。

エレキギターには、ピックアップセレクターというものがあります。

ピックアップセレクターとは、エレキギターの音色を変えることができるスイッチです。

これがピックアップセレクター。
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レスポールタイプのギターはこれ。
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初心者の方は、ギターに何かレバーみたいなのが付いているけど、よくわかんないからそのまま。という方がけっこう多いと思います。

ですので、ピックアップセレクターについて解説してまいります。

・リアボジション

ストラトキャスターのリアポジション
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レスポールのリアポジション
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ピックアップセレクターを一番下にした状態。ブリッジポジションと言ったりもします。

音の輪郭がハッキリした、パワーのある感じの音になります。ロック系のバッキングやリフを弾く時は、一般的にこのポジションが最適。


・ハーフトーン(リアとセンターのミックス)

ストラトキャスターのハーフトーン
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レスポールにはありません。
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リアポジションから1つ上にした状態。センターとリアの中間ポジション。

シャープな音が出るので、リズミカルなカッティングに向いています。ですが、ギターソロや通常のバッキングでも幅広く使えるポジション。


・センターポジション

ストラトキャスターのセンターポジション
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レスポールのセンターポジション
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ピックアップセレクターをちょうど真ん中にした状態。リアとフロントをミックスしたサウンド。ハーフトーンと同じく、いろいろな場面で使えるポジション。


・ハーフトーン(フロントとセンターのミックス)

ストラトキャスターのハーフトーン
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レスポールにはありません。
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ピックアップセレクターを一番上から1つ下にした状態。フロントとセンターの中間ポジション。

やや枯れた感じの音がするので、スローテンポの曲や、ブルース、バラードなどに合います。


・フロントポジション

ストラトキャスターのフロントポジション
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レスポールのフロントポジション
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ピックアップセレクターを一番上にした状態。ネックポジションと言ったりもします。

甘くて温かみのあるサウンド。ギターソロでよく使われたり、ギターのボリュームを絞って静かなアルペジオを弾いても雰囲気が出せます。


以上です。

こんな感じでピックアップセレクターをいじっていくことで、ギターのサウンドバリエーションをかなり広げることができるわけです。

ピックアップセレクターは、演奏する曲によってどんどん変えること。場合によっては、曲を演奏中もどんどん変えていくといいです。

初心者の方は、ピックアップセレクターを変えた時の音の変化が、まだいまいちピンとこない方もいると思います。

ですので始めは、バッキングはリア、ギターソロはフロントまたはリア。みたいな感じに決めてしまうといいです。

フロントとリアはサウンドがかなり違うので、ギターを弾いていくうちにだんだん違いわかってくると思います。

ちなみに、私がYouTubeにアップしている演奏も、ピックアップセレクターを変えて音を変えています。

以下2つの演奏が、音の違いがわかりやすいと思います。

リアポジションで演奏


フロントポジションで演奏


ピックアップセレクターのサウンドの違いを理解して、ベストなサウンドを目指してみてください。

ピックアップセレクターを切り替えることで、今までの何倍もバリエーション豊かな演奏ができるはずです。

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