校長先生のお部屋。。。穏やかな空氣。
【デンマーク スタディツアー体験記】目次・リンク集
校長先生のお話の中では、
やはり、また、
「インクルーシブ教育」
についての言及も多かったと思います。
当然のように意識的に導入されているという空氣が
伝わってきました。
ワタシってば、このツアーに参加するまで
このワードなんて知らなくって、
ツアー中、何度も耳にして、
そうか～って考えさせられていました。
いちばん大事なのは。そしてペタゴーって？ ～ デンマーク 放課後活動 訪問 ⑥
この時に書いていましたが、
ペタゴーのマスさんからお話を聴いて
ああ、それを
「インクルーシブ教育」っていうんだと知り、
かつて自分の周辺にあったことがらと
照らし合わせて考えていました。
障がいのある子も共に学ぶという意味では、
ワタシ自身が子供だった時の
弟の行っていた学校での仕組み、取り組みや、
親になってからの、
子供たちが学童保育でお世話になってた時のこと
などを、思い出していました。
(学術的？にインクルーシブ教育と言われるもの
として、もちろん
完璧だったり理想的な状態では決してなかった
であろうけれど、、です。)
そしてそれら少ないながら見聞きしていた経験
から思っていたのは、
なるべく小さい年齢から、遅くとも小学校1年生
から、成されていたほうがいいのだろうなあ
っていうこと。
それくらいから共にだと、
後でくっついた常識とかの影響少なく、
お互いをお互いとしてそのまんま見るので、
必要な配慮と余計な遠慮が混ざりにくいような
氣がしたなあと思って。
たとえば、障がいがある子に対して、
本当はできることをわざとできないフリをしてる
と感じたときに、真剣に
「ずるい～！」
と指摘したり、揉めごとになったりというような。
そういう関係性ってそれぞれの子たちにとって
比較的健全なんじゃないかなって
思ったりしてたのです。
かつ、こういう時の周りの大人の在り方は
本当に大切なんだろなあということも。
また、障がいのある子にとっては
通常学級で学ぶことがストレスや負担を生む
のでなく、
メリットをより感じられるよう、
臨機応変な対応やそのための仕組みが必要。
障がいの有無に関係なく、誰もが望めば
自分に合った配慮を受けながら
地域の通常学級で学べることを目指している
そんな理念や教育プロセスが
インクルーシブ教育ということと知りました。
世の中には実に多様な人々や価値観があって
社会に出る前に
それを実践や体験も交えて学んでいくには
とても理にかなったプロセスなんだと
思います。
上手く運用されれば。
上手く運用されれば、と思ってしまうのは、
もちろん、簡単なことではないだろうから。
トラブルだって起こって当たり前。
でも様々な色や凸凹がある人たちが居る
のが社会なのだから、世界なのだから、ですね。
その為に、専門性を身に着けた先生方や
スタッフや親たちが知恵を出し合える、
協力し合える認識のベースや、
システムをととのえておこうとすることの
重要性。
この日の具体的な校長先生のお話で、
ああ！と思ったのは、
「何かの障がいがあったり特別ニーズが必要な子
向けの様々な対策、工夫
というのは、
障がいがないとされている子どもも含む、
必ず全員にとって良きものである」
ということ。
改めて聴いて、ほんとだなーと。
そして、誰でも、
細かな得手不得手、凸凹があるから
そんな自分をより深く知ることで、
それを踏まえた前向きな対応策を
とればいいんじゃんという考え方や
相互にサポートを求め合い、与え合うような世界
が普通だよねって方向に
なっていきやすいんじゃないかな
などなどと夢想するのでした。
そうか、
インクルーシブ は、
inclusive は、
包括した、
全てを含んだ、
ですもんね。
包み込むのだ。
風呂敷だ。。。
などなどと、
理想かもしれないけど、
風呂敷な感じ、納得。
【デンマーク スタディツアー体験記】目次・リンク集
【2019.8.28 デンマーク 公立小中学校訪問】
① 「公立」に対して私が感じてたイメージ？(｀∇´)
② ニーズにフォーカス。チームであたる。
③ 本人、家庭とコミュニケーションを密に と そのシステム
④ インクルーシブ教育について改めてつらつら（この記事）
⑤ 子供たちと交流
