いちばん大事なのは。そしてペタゴーって? ~ デンマーク 放課後活動 訪問 ⑥ |  京都で逢う日 ~おもろいやっちゃ~

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(↑高学年向けのお部屋だったような。。。

棚にボードゲームなどがありますね。)



右矢印【デンマーク スタディツアー体験記】目次・リンク集
 

 

 

 

今回、コペンハーゲンで、あくまで1カ所だけ

ながら、放課後活動の場を訪れて、感じたこと。

 

 

 

先にも書いてきましたように、

その規模や設備のすばらしさへの驚きや羨ましさは

もちろんあって、圧倒されたのです。

 

 

 

でも、基本的なスタンスや

大切にされていることなどは、

(10数年前、私たちが利用していたところで)

あの頃の自分が目にし、体験していたことと、

大枠においては一緒だという思いがありました。

 

 

 

だからこそ、

ああ、あの頃、あれで良かったというか、

恵まれてた、良くしていただいたなという氣持ち

を再確認しました。

 

 

 

私が実感しているのは、やはり、

一番大事なのは人なんだなーということ。

 

 

 

その頃お世話になっていたのは、

本当に信頼できる人たちでした。

 

 

 

その施設や機関の大元である人(代表の方)、

子供たちと直接接する人たち、

親たちとも接する人たち、への信頼感が、

すべてものごとを安心の土台の上に築き、

たとえ何らかのトラブルや諸問題が起こっても、

対話を重ねることでよりよく深めていこうと

できる。

 

 

 

それは、ペタゴーのマスさんがおっしゃっていた

ことと同じだなと思います。

 

 

 

信頼できる人材こそが宝だなあと改めて。

 

 

image

(後で訪れた学校の校舎の方。教室。)

 

 

宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫

 

 

 

「ペタゴーという職業」

 

このワードは、

日本ではきっとあまりまだ知られていなくて、

私も、今年だったか去年だったかに

初めて聞いたのです。

デンマーク発祥なのだそうです。

 

 

北欧で主流となっている職業で、

コミュニケーションを通じて

主に子供たちの生活教育や支援をしていく人たち

という感じと私は今理解しています。

 

 

国の教育のシステムとして各学校に常駐。

それ以外の、保育園、幼稚園、障がい者の施設や

高齢者の施設や病院や、

そして、今回のような学童保育、放課後活動の場

でも活躍されているということのようなのです。

 

 

子供たちの

「個を育てる」

「コミュニケーションを教える」

と言われているようですね。

 

 

とはいえ、上に立ったり、教え諭したり、

率いていく、というよりは、

よく観察し、そっと寄り添う、共に過ごす、

適切に聴く、適切に提案したり、サポートする

という印象なのではないかと

今回のマスさんのお話も得て、私は

想像しています。

 

 

そんな、「ペタゴー」であるマスさんと

皆さんとのひとときは

時間が全然足りないくらいで、

どんどんお話が深まっていくので

目が回りそうでした。。

 

 

まだまだ書ききれないのですが、

取っていたメモを見ながら、

心揺れたワードを眺めてまた反芻しています。

 

 

・書かれたルールや無理強いより、対話が大事。

 

・自由意思。判断できるようになるのが目的。

 

・子供が理想的に大人の思うようになるのが

    望みではない。

 

・いい意味でも悪い意味でも、

    年長者のいうことを聞く、

    尊重してその通りにする、

    ということはこの国の文化にないこと。

 

・ペタゴーもみんないろいろ頭を悩まし

   考えている。  

   試行錯誤。それが必要。

 

・小さい頃から

「大人は問題解決のための友達だ」と見せていく。

 それはデンマークの文化というより、

    デンマークの学校が作った文化だと思う。

 

・どの学校もイジメに対する対策を謳っている。

 

・上手に暮らす。問題解決能力を身につけること。

 

・トラブルがあった時、どっちが悪い、

   ではない道。

 「この人はこういう捉え方しか

       今はできないのかもしれないね」

 という視点。それを伝えること。

 

・何かの問題。障がい。

   できる限りの範囲で、特別サポートをつけて、

 普通教育の中でやる。

 理由...コストが低い。

             社会にいろんな人がいることを知って

             歩み寄っていく。

 ↓

 できるだけ、どのクラスにも、

    障がいの子もいるように

 =インクルーシブ教育と言われる。

 

・北欧、日本。

   そのままでなく、自国の歴史、文化に合わせて、

 良きところを取り入れるのがいいのではないか。