ヒュッゲ と TRIVSEL と 信頼 ~ デンマーク 放課後活動 訪問 ④ |  京都で逢う日 ~おもろいやっちゃ~

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右矢印【デンマーク スタディツアー体験記】目次・リンク集
 

 

 

近年、世界的に話題になることが多いという、

デンマークのことば、

「ヒュッゲ」(HYGGE)

 

 

デンマーク人が大切にしているという

時間の過ごし方や心の持ち方

そんな状態を表したことば。

 

人と人との交流に関することをも含んで、

ゆっくり、ほっこりするひととき、在り方、、、

とでも言ったらいいのかなと私は解釈しています。

正確に直訳できる英語のワードなどは

ないのだそう。

 

 

 

これを知ったとき、うーむ、へ~、ビックリ、

と思った私でした。

ことばがある、しょっちゅう会話に出てくる

ということは、

そこをとても大切にしている、意識している

ということですもんね。

国全体のベースにそういう思いが流れている

ということか、、キョロキョロと。

 

 

 

 (↑学校の校舎の中)

 

 

 

今回の1週間のプログラム中、

「ヒュッゲ」に加えてもうひとつ、

よく聴いた、デンマーク語のことば。

「TRIVSEL」

 

 

上矢印

上手く発音を聴きとれず再現むずかしく、、

私たちは「ん? トゥース??」って言い合ったり

していたのですが。爆  笑

 

 

 

通訳 兼、ガイド 兼、スゴ腕コーディネーター 兼、

様々な人と人、世界と世界を繋ぐお仕事をされているSoren(ソーレン)さんは、

このことばを、例えば、

「心地よく、快適に、問題なく、暮らすこと」

というふうに訳してくださったりしていました。

 

 

 

とにかく今回、要所要所に出てくるワード

なのでした。

 

 

 

辞書的に調べると「幸福」と出るのですが、

上記のような、心地よく、、、

という意味合いが強いのでしょうね。

 

 

 

心地よくあることへのあくなき追求といいますか、

それを中心に据えている感が伝わってきます。

 

 

image

(↑学校の校舎)

 

 

「子供の自由時間」というテーマにおいても、

それ(心地よくあること)を一番に思っている

のか~!!キョロキョロという驚きがありました。

 

 

 

何を驚いたかって、、、

もちろんそれって当然よくわかる

誰でも賛成できちゃいそうなスローガン

なのですが、

今の日本に居て、同じように大手を振って

安心して言い切れるかどうかって、

時として自分にも若干反省もあるなあって

思ったんです。

 

 

 

心地よくあることを追求?

え? どんな時でも? どんな子でも?

どんなことをしようと? 

どんなことが起きようと?
っていうおそれとでも言いましょうか。

 

 


何かの目的、目標のために、何かを成す為、

ならば、

少しくらい苦しくったって~、

いやもしかして敢えて苦しみの中でこそ(?)と

耐えたり我慢したり歯をくいしばったり

はたまた何かはみ出しでもしちゃったら、

もしかして罰せられたり、だったりして、、

 

ではない方向ということですよね。

 

 

 

とにかく心地よくある状態でなきゃ

よきものは生まれないでしょう、

そんなの当然でしょう、というスタンス。

 

 

 

生まれながらの佳き存在を信頼して尊重している

と言ったら良く言い過ぎなのかなあ。

 

 

 

凄いなあと思いつつ

少しだけたじろぐ自分も感じています。

 

 

 

心地よくある場や状況をまもることによって

花開いていくのだというのを信頼すること。

 

 

 

信頼するのって

自分と向き合わなきゃだからなー。チュー

 

 

 

花開くというのは、必ずしも目立つ何かを成す

こととも限らないとも思えます。

 

 

image

 (↑屋上スペース)