おすすめ映画『キル・ボクスン』
2023年[韓国]
殺し屋組織でナンバーワンの腕を持つ女殺し屋の物語。
思春期の子どもがいるという設定で、抱える問題もわかりやすく、とても見やすい構成です。
殺し屋ビジネスが世界的に成立している世界。
業界にもヒエラルキーがあり、ボクスンが他の殺し屋から崇拝されているのが面白いですね。
こうしたシーンを作ることで、馴染みのないファンタジーやSFなどの異世界設定にしても、その人物がいかにすごいのかをさりげなく説明できます。
そして、一番驚いたのはアクションシーン。
ボクスンと暗殺組織のトップであるミンギュとの戦いは、イメージ残像を見せることで、最高峰の殺し屋同士の戦いを見せつけてくれます。
将棋のように戦う前から何手先も読んでイメージしているのがよくわかる演出ですね。
表現はいろいろですが、テーマは家族愛。
娘を持つ母親としての葛藤がよくわかり、しかも母親は殺し屋であるという、この設定のギャップが、ボクスンならではのセリフも引き出しています。
重要なのは「ならでは」なのです。