近藤麻理絵さんの『人生がときめく片づけの魔法』に
「理想の家をイメージせよ」ということが書いてありました。
それを読んでから2年2ヶ月、今年の5月21日に、
自分の中でやっと理想のイメージが固まりました。
それは、神社。
具体的に言うと、鳥取県の”美保関神社”のイメージ。
◆美保関神社で感じた「神様の気配」
美保関神社を訪れたのは、7年前の冬。
平日の、日の傾きかけた時刻だったせいか、他に観光客はなく、
鳥居のまわりで小学生の女の子たちが遊んでいただけ。
境内は、隅々まで掃き清められ、至る所に注連縄がかけられて、
本殿には灯りが点されていました。
あたりは静謐で、しかし何かの気配があるのです。
境内の空気は凛として神聖で、でも同時に、
親しみのような、温もりのようなものが感じられるのです。
たぶんその正体は、
神社を大切に思い、信仰し、神社とともに生きる、
神主さんや氏子さんや地域の方々の気配、
神社と人々とのつながりの気配、
……つまり、神様そのものの気配。
私には特別な信仰心も霊感もないけれど、ここに神様はいる、と感じました。
境内に残る箒の跡から、
丁寧に張られた注連縄から、
ほんのりと点された灯りから。
鳥居のまわりで遊んでいた女の子たちから、
参道の売店で番をしていた店員さんから。
◆「理想の家」の実現には掃除が不可欠だと気づく
「理想の家」と言われて、あれこれと思い描いてみても
なかなかピンと来なかったのですが
頭の中に7年間しまわれていた美保関神社のイメージに行き着いた時、
「これだ!」と思いました。
すがすがしく清浄なオーラが流れていて、自然にすっと背筋が伸びるような家。
かといって、決してかしこまったり、悪い意味で緊張したものではなくて、
凛とした雰囲気の中に、親しみがあり、温もりがあり、癒しを与えてくれる家。
隅々まで手入れと気遣いの行き届いた家。
意思の宿った家。
その理想が定まった時、その実現には掃除が絶対に必要不可欠だと思いました。
隅々にまで清らかに掃除と手入れが行き届いていたからこそ
私は、美保関神社で、
その地域に生活する人々の、美保関の神様への愛情と敬意を、
ひいてはそれを含めた暮らしそのものを感じることができたのですから。
とても高い理想ですが、目指す地点は「美保関神社のような家」です。
さてさて、
掃除と関係がありませんがよろしければ読んでください。
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◆余談:「弁当の日」竹下和男講演会
15年前に香川県で「弁当の日」の活動を始めた
元小学校校長・竹下和男先生の「弁当の日」講演会に行ってきました。
「弁当の日」とは、親は一切手伝わないことをルールに、
年に数回、子供たちに弁当作り(メニュー決めや買い物を含む)をさせるという活動です。
なぜ弁当や食事の話で泣ける? という感じなのですが、講演中何度も感動の涙、涙です。
ありきたりなつまらない食育の話ではありません。
親の心がけ次第で、食を通じて、親も子も大事なことをたくさん学べるのだな……と
竹下先生のお話を聞いて思いを新たにしました。
私は今回2回目でしたが、機会があれば何度でもリピートするつもりです。
講演は、どんどん新しいネタが追加され、
スライドも、毎回新作が追加されたりバージョンアップされたりで
一番のリピーターの方は66回目だそうです。(すごい!)
竹下先生は全国を回っていらっしゃいますので
特に小さいお子さん(小学生以下)をお持ちの方は絶対に一度は聴いてみてください。
(もちろん他の年代の方にもおすすめ)
ちなみに私が初めて「弁当の日」について知ったのは
こちらの本(正確にはこの続編ですが……)です。
かなりおすすめです。
- すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる/五月書房
- ¥1,620
- Amazon.co.jp
他にも「弁当の日」関連本はたくさん出ています。
改めて、いろいろ読んで勉強しよう!! と思いました♪