手と木 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

先週、岩手県内で話題になったのがこちらのチラシ。

紺屋町に出来るタカラレーベンさんのレーベン盛岡紺屋町のチラシ。

 

マンションからの眺望と思しきCGパースに「清流の、畔に。」の文字。

 

その下には「中津川&岩手山ビューと圧倒的な開放感…」の一文。

 

うん? 岩手山?

 

 

私の知っている岩手山はこちら。

旭橋から見た岩手山ですが、チラシの写真のように山頂がギザギザしていません。

 

紺屋長からだとアングルが違うのかも。

 

 

建築中の現場とほぼ同じアングルと思われる当時の我が家から撮った写真も確認。

え~!? 違うよ。

 

結論を言うと、チラシの山は岩手県のではなく、青森県の

岩木山総合公園から撮った岩木山の写真と見比べてみると、確かにこっちだ!

 

岩手のことを全然知らないなら仕方ないですが、仮にもこの地域で土地を購入し、

 

建物を建てて販売するわけです。

 

知らないじゃ済まないでしょう。

 

 

というよりもタカラレーベンさんって、私がまだ盛岡にいる時に、

 

既に1棟建設してましたよね?

建設中のレーベン盛岡中央通THE BIRTH。

 

完成まで見届けられなくて残念でしたが、

 

それよりも早く工事が終わって静かになってほしかった爆  笑

 

そういえば、この前に建っていたプラザ中央通の解体工事の際、

 

強風で防護壁が倒れるという事故もありましたよね。

 

タカラレーベンさん、盛岡では二度目のやっちまったなぁ~!…ですか?

 

って、話が逸れましたが、

 

5年以上も前から盛岡に自社物件を建てて販売しているのに、

 

岩手山と岩木山の区別がつかないなんて…と、唖然としてしまいました。

 

 

騒ぎになったことで、ようやく公式サイトで謝罪したようです。

 

お詫び部分をスクショしてみた。

 

 

 

ついでに書き出してみた。

 

 2024年6月6日(木)より実施しておりました「レーベン盛岡紺屋町」の

 チラシの眺望CGパースにおいて、誤って青森県の「岩木山」が掲載されまし

 た。

 いきさつとしましては、広告制作会社が建設現場にて撮影した岩手山において

 積雪が多い時期のものであり、CG加工にて積雪量を調整しようと積雪量の少

 ない岩手山をベースにCG加工しようとしましたが、手違いにより積雪量の少

 ない岩木山をベースにCG加工がなされ、またその手違いに弊社並びに広告代

 理店が気付くことができず広告として発行されたものでございました。

 誤った広告が発行されたことにより、盛岡市民の皆様をはじめ、岩手山に深い

 愛着や畏敬の念、その他岩手山に特別な思いを持つ多く方々の気持ちを蔑ろに

 してしまう結果となりましたことに深く反省をいたしております。

 今後の事業につきましては、本件と同様な事態を二度と起こさぬよう、弊社、

 並びに協力会社共々、細心の注意を払って参る所存でございます。

 この度は誠に申し訳ございませんでした。

 

ふ~ん。

 

言っていることが分からん!

 

岩手山と岩木山という似た名前の山があることを知らなかったのは分かりましたが、

 

そもそも、積雪量が多い岩手山はダメなの?

 

上の写真を見て頂くと分かる通り、積雪の岩手山は綺麗ですよ。

 

それに、積雪の少ない岩手山の写真が欲しかったら、

 

別の時期に写真を撮りに来たり、

 

それが難しいのなら現場の方に撮って送ってもらえばいいんじゃないの?

 

1戸ウン千万円の物件を販売しようというのに、そんなことも厭うとは…。

 

連絡さえくれれば、私の写真で良かったら無料でお貸ししましたよ。

 

色々な季節や時間帯の岩手山の写真を持っているので、

 

某テレビ局の某番組のスタッフさんから連絡を頂き、提供したこともあります。

 

そういうこともせず、CGで誤魔化そうっていう方針も嫌だなぁ。

 

あ、もしやフリー素材ではなく、誰かの写真を承諾なしに使うために、

 

加工が必要だったのかな?

 

誰もが無料でどうぞと提供してくれるとは限りませんし、

 

私のように話をしてくれればいいと思っている人でも、

 

勝手に使われたら気分が良くないですよね。

 

私もかつて、盛岡の美しい風景を自分が撮ったものとして

 

旅行サイトで勝手に使われていた時は気分を害し、

 

そのサイトに抗議文を送りましたもの。

 

SNS上の写真であれば、

 

文章のやり取りで承諾を取れば良いことかもしれませんが、

 

自社のものではなく、顧客から依頼されたものに使う写真なので、

 

その説明をしたり、

 

了承したはずの人が顧客に使用料を請求したり…ということも考え、

 

リスク回避のために承諾せずに利用して、バレないように加工したとか?

 

だから写真を撮りに直し来る手間を惜しんだとかじゃないのかも…。

 

そもそも自分たちで写真なんて一枚も撮っておらず、

 

最初から誰かの写真を勝手に加工して使う気だったすると、

 

例えば東北に初めて来たような旅人さんが岩手山と岩木山の違いも分からず、

 

うろ覚えで岩手山と書いて載せた岩木山の写真を
 

別の山かもしれないと疑いもせずに拝借しちゃったとか?

 

それだと、このマヌケな騒動の辻褄が合いすぎるんだけど…。

 

いや、考えすぎかしらね。

 

 

それに「掲載されましたってなに?

 

「掲載してしまいましたでしょう。

 

なんで広告主のタカラレーベンさんが他人事なのよ。

 

な~んか謝る気ないよね。

 

文章にある「蔑ろ」そのまんまって感じ。

 

うちがやったんじゃなくて、発注した広告制作会社が勝手にやったことだから、

 

言ってみればうちだって被害者なんですよ…みたいに見えます。

 

最後の「この度は誠に申し訳ございませんでした。」も、

 

叱られたことを納得していない子供が、

 

捨て台詞みたいな感じで適当に謝っている感じがする。

 

先日突っ込んだ小林製薬の紅麹に関するお詫びCMみたいに、

 

こっちだって予想してなかったことだし、

 

仕方ないだろうっていう態度に見えました。

 

謝罪文というよりは

 

本来の責任は広告制作会社にあるんだからねという言い訳文。

 

企業って、何か問題が起きた時に、その企業の本質や体質が垣間見えますね。

 

こういう会社の物件って、購入後の管理やサポートが心配になりそう…。

 

 

 

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