備忘録・遺産相続の顛末 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

1年5ヶ月前に、義父の四十九日へ行くと、

 

刃傷沙汰に巻き込まれるかもしれないから行かないと書いて以来、

 

義父の遺産相続について書いていませんでした。

 

義母のあの異常な態度を心配し、

 

色々とアドバイスを下さったり、その後、大丈夫ですか?と

 

心配してメッセージを下さった方が沢山いらっしゃって、

 

きちんと顛末を書かなきゃなぁ…と思いつつも、

 

愉快な話題ではないので避けているうちに、

 

こんなに日が経ってしまいました。

 

 

さて結論ですが、遺産相続は今年の3月中旬に終わりました。

 

終わったというか、終わらせました。

 

みなさんが心配して下さった通り、

 

3月初旬に義母は遺産分割協議書だけを送りつけてきました。

 

資産の証明ができる金融機関などから発行された書類のコピー類は

 

一切添付されておらず、

 

夫が「確認のしようがないから送ってきなさい」と言ったのに無視。

 

ちなみに、義兄が義父の生命保険の受取人になっていたとかで、

 

その数百万は義兄が受け取り、

 

残りの資産は義母が全部相続というものでした。

 

夫は最初から

 

遺産は義母が一人で相続すれば良いと言っていたので、

 

ほぼ義母が相続するのは問題ないですが、

 

疑問は義兄の生保の受け取り。

 

まだ元気だった頃、

 

義父が保険は義母が受け取る大きな保険1つしか入っていないから、

 

これから少し不安だって言っていました。

 

あの時から数年で、しかも義父は白血病を発症していたので、

 

新たに保険に入れたとは思えず、そこも疑問。

 

保険の受取は遺産の分割に当たらないという弁護士もいるので、

 

もしかしたら分ける分を保険金と書いてきたのかもしれません。

 

本当だったら書類を添付したらいいのに、

 

義母だか義兄だかが頼んだという

 

義兄の友達の会計士で税理士が作成した

 

財産一覧が1枚送られてきて、

 

あとは実印を押す分割協議書が添付されていました。

 

その一覧を見つつ夫が電話で義母に義兄の分は何だと聞いたら、

 

「保険の受取だからあんたは関係ないし、

 

それでうちのお墓を買うんだからあんたのものでもあるでしょう」

 

と言ったそうです。

 

いや、お宅の墓に入らねーし。

 

義父と一緒なのは嬉しいですが、

 

死んでからも我儘放題の義母や義兄夫婦と一緒なんて絶対に嫌!

 

しかも、私の実家のお墓を夫が継ぐことは知っているので、

 

結果として義兄が相続することになると重々分かっているはず。

 

全てを義母が相続した形にして、

 

後でこっそり義兄に渡すこともできるので、

 

わざわざ保険金と明記したということは、

 

葬儀後に、お墓はどうするのかという話があったので、

 

墓地の購入代や墓石代は義兄の受け取る生命保険分を使うと

 

言い訳したかったのかも。

 

どこまで小賢しいのか…。

 

というか、変なところにばかり気が回る人たちだわ…パンチ!

 

 

こんな感じで、質問してものらりくらりと交わされ、

 

夫が「結局、義兄の友達の会計士が

 

遺産相続の手続きをしていたんだろう?」と問い詰めると、

 

やっと「そうだ」と白状したそうです。

 

夫は、何故何度も聞いたのに嘘をついたのかと問い詰めたら黙り、

 

「お願いだから判子押してよ~」と猫なで声を出したそうです。

 

更に「うち来たら、あんたにも百万くらいはあげるよ」と言ったとか。

 

どこまで人をバカにしているのかしら。

 

遺産が欲しいわけではなく、

 

義父の危篤や相続手続きに関して夫に一切報せず、

 

ひた隠しにして遺産相続を進めていたことを怒っているのに、

 

まだ理解しないのかむかっ

 

ともかく、証明書類を送って確認しない限り、

 

判子は押せないと突っぱねて電話を切ったものの、

 

何にも送って来ませんでした。

 

 

そうこうするうちに、うちも転勤になり、東京へ戻ることに。

 

当初は夫の実家から離れたところで物件を決めたのですが、

 

のっぴきならない事態で書いたように、

 

引越し直前で物件がダメになり、即決して決めた物件は、

 

なんとの実家と同じ沿線の隣駅なのです。

 

義父が元気だった頃や、義母のひどい裏切りを実感する前だったら、

 

東京に戻ったら近い場所に居を構えて、

 

買い物や家事の手伝いに週1か週2で行ってあげたい

 

と思っていましたが、今は近づきたくないのに隣駅。

 

もしもうちが隣駅に引越すことが義母に知れたら、

 

これ幸いとばかりに毎日ごはん作りに通って来いって言われそう…。

 

 

思惑通りに相続させるのも片腹痛いので、

 

夫が納得する書類をきちんと送って来くるまで判子は押さず、

 

相続期間が過ぎてしまって

 

結構な税金を支払う事になっても知らねーよって思っていましたが、

 

東京に戻ることが決まって以降、

 

新住所がバレる方が嫌だと思い始め、

 

今後も義母から頭にくる連絡が来続けるよりも、

 

さっさと片をつけようと、夫が決断!

 

遺産分割協議書に実印を押し、印鑑証明を付けて送り返しました。

 

財産一覧が本当に正しいのかどうかの証明書類を待っても

 

あちらは送る気はないみたいだし、夫には遺産の一銭どころか、

 

度重なる書類の手続きなどの諸費用すら払う気はないみたいです。

 

百万円という話も一瞬出たみたいですが、

 

どうせ判子を押させるための方便でしょうから、

 

書類が届いた義母の頭からは無かったことになっているでしょうし、

 

百万ぽっちで恩を着せられるくらいなら、

 

一円も相続しない方がすっきりします。

 

 

引越し騒ぎでギリギリでの決断でしたが、

 

幸い義母の手元に書類が到着したのは引越し前日だったみたいで、

 

前日に固定電話に電話が掛かってきました。

 

私が取ったのですが、「ケリーさん、あらお久しぶりね」と上機嫌。

 

私も「御無沙汰しています」とだけ話して夫に代わり、

 

夫が書類が届いたことを聞きました。

 

はい終了。

 

 

その翌日、私達は実家の隣駅に引越し

 

大家さんやお世話になった不動産屋さんなどに

 

盛岡のお菓子を持ってご挨拶に伺いましたが、

 

今に至るまで義母には一切報せていません

 

だってねぇ、義父が危篤だっていうのにきちんと夫に報せて来ず、

 

義兄と2人でこっそり葬儀と相続の手配を進めていたみたいですし、

 

その後も勝手に遺産相続を進めていたくらいですもの。

 

人の生き死にや、その後の色々なことの連絡を怠るのに比べたら、

 

引越しの連絡を怠るくらい、屁でもないですよねおいで

 

また立て替えた手続きの諸費用は、

 

義母への最後のお餞別ということにしました。

 

 

一度夫に「6月ごろに納骨をしようと思います」というメールが

 

来たそうですが、夫が返事を返さなかったからなのか、

 

その後は何の連絡もありません。

 

納骨をしたんだかしていないんだかも不明。

 

義父のことは心配ですが、義母と連絡を取りたくないのです。

 

固定電話も新しい番号の案内を流さないようにしましたし、

 

パソコンも義母と義兄からのメールが届かないように設定しました。

 

元々、義兄一家は我が家からのメールは

 

届かないように設定しているみたいなので、

 

あちらからはメールを送る気がないはず。

 

メールが届かないことがバレる心配はないでしょう。

 

そして万が一、うちの実家に問い合わせて来たら、

 

「教えられないと言われている」と答えてね、とお願いしてあります。

 

 

問題は義母と同じ路線ですし、

 

最寄りのもう一路線の方は同じ駅を利用すること。

 

というか、電車を使わなくても、徒歩で行ける距離に住んでいるので、

 

駅どころか近所で会う可能性もあるのです。

 

義母は家にいるのがダメな人で、出掛けないと気が済まない性分。

 

いつかどこかでバッタリ…ということもあるかもしれませんが、

 

その時は「あらお久しぶりです。それではごきげんよう」

 

と手を振って立ち去ろうと思います。

 

 

今年の年末年始は未だコロナ騒ぎで、

 

私の実家への帰省も見合わせないといけなくなりそうなので、

 

家でのんびり過ごすことになりそうです。

 

夫の実家に帰省していた頃は、

 

義父と私の2人で数日かけてお節料理を作り、

 

義兄一家が初詣を済ませて来るのを待って、

 

朝10時くらいにやっと元旦の食事にありつけるという年始でしたが、

 

今年は好きなものを作って好きな時に食べてのんびりできそう音譜

 

ただ一つ気を付けなければいけないのは、

 

初詣で義兄一家と鉢合わせないようにしないといけないことかな。

 

あ! 料理も用意されおらず、

 

家政婦のようにこき使える人間がいない実家になんて来ないで、

 

また義母にお金を出させて、豪華に温泉で年末年始を過ごすのかも。

 

私が帰省できない時で、

 

義父だけで三が日のお料理を作るのが大変な時は、

 

我が家に内緒で温泉に行っていたので、

 

今年からは毎年そうなのかも。

 

内緒で行っているはずなのに、義母や義兄嫁がポロッと言っちゃって、

 

全部バレてしまって気まずい雰囲気になることも、もうないんだ~!

 

あ~、夫に遺産を全部放棄してもらって良かった。

 

 

ご心配頂いた皆様、こんな感じで決着しました。

 

一番いけないのは、

 

確認できない状態で判子を押すこと

 

とアドバイスして下さった方が何人もいらっしゃいましたが、

 

一番いけない形での決着となってしまいました。

 

でも、散々嫌な思いをして辿り着いた結論でした。

 

義母や義兄夫婦がどう思っているのか分かりませんが、

 

こちらからは一切を放棄する代わりに、

 

一方的に義母や義兄一家と縁を切らせてもらいました。

 

義母が料理が作れなかろうと家事ができなかろうと、

 

そして一人でいるのがダメだろうと知ったこっちゃありません。

 

こちらはうちの身内や友達と楽しく生きていくので、

 

あちらも好きにして下さいという感じです。

 

色々と心配して下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

こんな結末だったので、

 

書かなければなぁ…と思いつつ、ずっと書けなくてごめんなさいお願い

 

 

 

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