今週末は義父の四十九日でした。
前回の備忘録に書いた通り、
毎日義母へ電話をするのがバカバカしくなった私。
あれ以来、私も夫も電話を全く掛けなくなり、
義母も一度も掛けてきませんでした。
電話で不愉快な思いをすることはなくなったのですが、
四十九日法要の後、相続の話が出るのかな…と少し憂鬱でした。
そんな義母が月曜日に電話を掛けてきました。
第1ラウンド開始です。
夫が出たら、開口一番
「週末に戸籍謄本と印鑑証明を持ってこい」と言ったそうです。
挨拶も事情も言わず、開口一番がそれなので、
夫が「何で? 何に使うの?」と聞くと、
「銀行の手続きに必要なのよ。常識がないね」と怒鳴られたそうです。
何の説明もなく、ただ持って来いって言われたって分からないのに。
聞いただけでキレるなんて、あの義兄の母だけのことはあるわ。
更に「今日、義兄嫁と〇〇銀行へ行って聞いたら、
義父の預金は4,800万円ないから割ることはできないのよ。
だから私の口座に移すのよ」
と明らかな嘘をついたそうです。
どういうことよ。マイナス財産の借金にだって相続権はあります。
夫は明らかな嘘にカチンと来たようで、
「何でそんな嘘をつくんだ?」と追及。
しかし義母は認めず、銀行で聞いたと言い張り、
嘘だと思うなら銀行に電話しろと言ったそうです。
夫がそんなわけないと食い下がると、舌の根も乾かぬうちに、
義兄が件の会計士に聞いて書いたメモに書いてあると嘘を変更。
もしもそんなバカなことを本気で言っているとしたら、
その会計士はダメじゃないのか?
夫が「会計士が言った」と言質を取ったところで、
「だったらそいつは詐欺師だから、警察に通報するぞ」
と言ったら、義母はピタッと黙ったみたいです。
大体、相続が発生しないなら、夫の印なんて要らないじゃないか
全く意味が分からないので、そのメモをファクスしろと言ったところ、
「大きすぎて送れない」と、バカなことを言ったらしい。
だったら写真に撮ってメールで送ってもいいじゃないか。
というか、それもやっぱり嘘なのか?
話にならないので、怒って電話を切った夫。
最初から義父の預金を全部相続したいからって言えばいいのに。
30分後、第2回戦開始。
先ほどのことなんて忘れたように、シレッと掛けて来た義母。
「判子もいるんだって」と一言。
この30分の間に、義兄とでも話したのでしょう。
夫の実印は、私の実家の不動産関係の処理のため、
たまたま私の実家に預けてありました。
それを話し、実印は手元にないと言っても信用せず、
ギャンギャン騒ぐので再び電話を叩き切った夫。
夫は4,800万円ないと分けられないなんて嘘だとわかりつつも、
一応〇〇銀行に電話をして聞いてみました。
銀行の方はびっくりしたようで、
「そのようなご案内を差し上げることはございません」と
きっぱり言ったそうです。
そして例え4,800円でも相続は発生するとも。当たり前ですよね。
義母のこの嘘で、夫も私もはっきり確信しました。
今まで義母は、義兄が決めたことが意に沿わなくても、
意見したり反論するとブチ切れる義兄が怖いので
何も言わずに従っていると思っていました。
しかし今回は明らかに嘘をついています。
最初から2人で結託していて、バカな我が家には嘘を言えば、
内容も確認せずに判子をつき、
遺産の取り分が増えると思っていたのではないでしょうか。
こうなって振り返ってみると、
義父の訃報を報せて来た時に会計士を頼んでいたのは、
義兄が勝手にやったことではなく、
義父が入院して病状が悪くなった段階で、
義母と義兄夫婦が揃って相続財産を確認し、会計士を頼み、
葬儀社までも選んでいたのではないでしょうか。
なので義父が亡くなった夜に帰宅した時には、
既に葬儀社との打ち合わせも全て終わっていました。
手続きするために書類を探そうと言った時に、
全てがきちんと揃って出て来た不自然さにも納得がいきます。
また義母が、
「私が会計士に頼んだ」と言っていたのも本当だったのでしょう。
私達にもいい顔がしたかったからなのか、相談を持ちかけてきては
全部ひっくり返していたのも、義母が主導だったのかと納得。
義母も相続に関しても最初から一枚噛んでいたのかと考えると、
今までの不自然さ、理不尽さも全て腑に落ちました。
そう考えると、もしも四十九日に行った場合、
白紙の遺産分割協議書に判子を押させようとするでしょうし、
それで説明を求めたり、白紙には押せないと言ったら、
義兄と義母はブチ切れて逆上するでしょう。
身の危険すら感じます。
不愉快なのは勿論ですが、
今は身内の刃傷沙汰が毎日のように報じられているし、
そんなことが我が家族に降りかからないとも限らない。
実際に電話でやり取りした夫は、狂気と恐怖を感じたそうです。
今年の2月、夫抜きで帰省した際、
息子の進学に関して義母のお気に召さなかったらしく、
そのことに端を発して、私がダメな人間だからだなんてことだけでなく、
息子のこと、夫のことまで
人格を否定するような発言を約1時間に渡って浴びせられ、
前々から義母へ感じていた不信感が、あの時は恐怖に変わった私。
夫に話はしていましたが、自分で体験していなかったので、
どこまで酷かったのか理解できていなかったそうですが、
今回の電話ではっきり義母の恐怖と身勝手さを感じたそうです。
私はあんなことがあったけど、義父が亡くなって大変だろうと思い、
あの一件は横に置いといて、
できることはしてあげなければと思ったのですが、
仏心を出して、そんな心配も気遣いも、しなければ良かった。
義母は食事も作れず、家事一切をしたくない人なので、
私のことを無料で使える家政婦くらいに思っていたのでしょう。
薄々感じていたことが、今回のことではっきりしました。
義母は私達家族を自分の得になる時だけ便利に使い、
損になると思ったら攻撃してくるような人だったのです。
また私達がしてあげたことなどは、
全部義兄たちがやってあげたことに記憶をすり替えているので、
義母にはお気に入りの義兄一家がいれば良いのでしょう。
もうそこまで信用できなくなってしまったので、
四十九日の帰省は止めようと決めました。
ちなみに会計士は、税理士資格も持っているみたいです。
何回も「税理士じゃないの?」と聞いても、
「会計士よ」と言っていたので、
それまでも故意に隠していたように思ってしまいます。
さて、第3回戦開始です。
夫は本当に義母の勘違いだったら、
帰省まで2日もあれば何か言ってくるのではないかと
淡い期待を抱いていたようですが電話はなく、
いよいよ行くという前日に掛かってきました。
台風だ大雨だと騒いでいる時だったので、
車で来られるかを心配しているのかなと思いました。
もしそうなら、まだ信用できるのかも…?
しかし、そんな心配は全くしていないようで
第一声は「あんた明日何時来るの?」でした。
夫が「判子と書類の心配をしているのか?」と聞くと、
はっきり「そうよ」と言ったそうです。
これで夫の最後の期待も希望も消えたようで、
四十九日には帰らないと伝えました。
そして書類を揃え、記入するところは全部記入してから
送ってきなさい、確認して納得したら押印して返送すると伝えました。
「間違っても白紙の書類なんか送って来るなよ」と言いましたが、
逆上してギャンギャン言っていたので、聞いていたのかどうか
義母は夫や私が「相続」という言葉を使っても無視し、
「手続き」とか「私の口座に移す」とか言い換えます。
「相続」という言葉を使わないなんて、どういう意図があるのかしら…。
これも義兄と税理士の入れ知恵なのかしら…。
そして肝心な4,800万円の嘘について、
銀行に確認したらやっぱり嘘だったぞと告げると、
「ハハハ」と笑って、「メモと間違えたのよ」と言ったそうです。
はっきり「今日銀行で聞いてきた」って言い張ったくせに…(ーー;)
そんな義母が、どんな書類を送って来るのやら。
そしてほかの遺産相続に関しては、どうするつもりなのか。
最初から相続のことでと言えば良いのに、嘘までつき、
何で揉めるような言い方しかできないのか…。
夫は前々から、全部義母が相続すれば良いって言っていたのに、
相続の手続きに関して法定相続人の夫を蚊帳の外に置き、
何故嘘までついて判子を押させようとするのか理解ができないです。
私達は相続手続きについて一言の話もない上、
義母と義兄が結託し、画策して何事かを進めていることや、
更には嘘までついてくることを怒っているのですが、
義母と義兄は遺産が欲しくてゴネていると思っているのだろうなぁ。
遺産なんてどうでも良いのに…。
遺産なんていらないって思っていましたが、
ここまでコケにされると、きちんと遺留分をもらうべきなのかしら…。
また我が家はどこかに相談した方がいいのかしら…。
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