備忘録・弔電と義兄嫁の親族 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

納棺の儀に行く際、自宅に届いた弔電も持って行きました。

 

自宅には義父の親族や友人たちからの弔電が届いていました。

 

特に姪御さんからの弔電は、姪御さんの中学受験の時、

 

義父が家庭教師をしたエピソードなどが織り込まれていて、

 

義父の人柄も思い出もよく分かる素敵な弔文でした。

 

義母は姪御さんの弔電は必ず読んでほしいと言うので、

 

斎場で葬儀社の司会を担当する方に伝えました。

 

司会の方も「これは素晴らしい弔文ですね」と賛成して下さって、

 

すんなり1番目に読み上げる弔電が決まりました。

 

そこへ割って入ったのが義兄夫婦。

 

斎場には義兄や夫の会社からの弔電など、

 

はっきり言って福利厚生や義理で出すような弔電も届いていました。

 

その定型文の義理だけの弔電の中の、義兄の勤務先からの弔電を

 

一番先に本文まで読み上げろと言うのです。

 

はぁ!?

 

弔電の読み上げ順も知らないのかよ!?

 

故人の親族が優先で、次に故人の友人や故人の勤務先などとなり、

 

子供の勤務先からの弔電なんて、

 

時間が無ければ名前の読み上げもしないことだってあるんだよむかっ

 

例外的に代議士先生などから頂戴すると、

 

故人と縁が薄くても一番先に…となることもあるけどね。

 

お前の会社の弔電なんて、こう言ったら悪いけど安い台紙だし、

 

弔文だって定型文じゃないのよ。

 

故人の姪からの心のこもった弔電をって考えるのが普通だろうむかっむかっ

 

 

我儘放題で全部自分の意思を通してきた義兄ですが、

 

流石に義母は姪御さんの弔電を是非読んで欲しいと訴えました。

 

しかし頑なに聞かないので、とうとう私も口を挟みました。

 

すると「弔電にも格ってもんがあるんだよ。まずは会社からだろう」

 

とブチ切れた義兄。

 

「分かってないなぁ」と追従する義兄嫁。

 

分かってないのはオメーらだよ!!

 

結婚式のようなおめでたい席の場合は、

 

主役に箔を付けるために議員先生や大企業の社長、支店長など

 

社会的地位が上の方の祝電から順番に読み、

 

友人や親族からの祝電は後回しになりますが、葬儀は真逆。

 

義父とはなんの関係もない

 

子供の勤務先からの弔電をいの一番に読んだら、

 

義父が心のこもった弔電も頂けない人徳がない人みたいじゃないのむかっ

 

そう言おうと口を開いた瞬間、

 

司会を担当して下さる方が、

 

「いえ、そうではございません!」

 

と凛とした声で発言。

 

「弔電は故人に近い方、交流の深かった方のものが先になります」

 

ときっぱり言って下さいました。

 

私達が散々やり込められているので、

 

見かねて助け船を出して下さったのでしょう。有難いですお願い

 

ところがところが!

 

義兄はプロの葬儀社の方にまで

 

「格ってもんがあるんだよ。個人よりも会社の方が格上なんだよ! 

 

姪からの弔電なんて格下だ!!」

 

と、この期に及んでも、

 

まだ自分の会社からの弔電を一番先に読み上げろと大声で主張。

 

恥ずかしい…。

 

すると司会の方が怯むことなく、

 

「格というお話で言いますと、故人様の姪御様の弔電が一番格上、

 

失礼ですがご子息様方の勤務先からの弔電が一番格下になります」

 

とはっきり言って下さいました。

 

夫と私は、

 

「うちの勤務先からの弔電はこれです。

 

時間が無ければ社名の読み上げも省略して下さって結構です」

 

と、この時とばかりにはっきり言いました。

 

義兄は自分の意見を完全に否定されたことが悔しいのか、

 

それとも参列者に自慢の勤務先を誇示できないのが悔しいのか、

 

「長い弔電を読んだって誰も聞いていないんだよ。迷惑なんだよ」

 

と言ったかと思うと、まだ司会の方に向かって

 

「おかしいよ。分かってないんだよ」と言い出す始末。

 

葬儀のプロに何を言うかむかっ

 

しかも、お前が言うように誰も弔電なんて聞いていないのなら、

 

お前の会社が一番先だろうと姪御さんが一番先だろうと、

 

どっちでもいいじゃねぇかパンチ!

 

駄々っ子のように、言ってることが首尾一貫していない義兄。

 

葬儀のプロにビシッと言われても全く納得せず不満そうな義兄嫁。

 

司会担当の方がいなくなった後も、二人でブツブツ言っていました。

 

 

弔電は葬儀当日に届くこともあります。

 

明日、新しく届く弔電があった場合、きっともう一度順番を確認します。

 

その時にまた義兄夫婦がゴネそうな予感がします。

 

そんな不穏な義兄夫婦の会話も小耳に挟んだし…。

 

私は納棺の儀から帰宅した後、疲れたみんなが早々に床ついた横で

 

一人椅子に座ったまま悩みました。

 

今回の葬儀に関しては、一度決まったことでも全部ひっくり返して

 

全て自分の思い通りにしてきた義兄。

 

弔電の順番入れ替えも葬儀当日にやらかしそうな気がする…。

 

取り越し苦労ならそれでもいいと思い、

 

誰にも内緒で司会の方宛てにメモを書くことにしました。

 

義母は姪御さんからの弔電を一番に読んで欲しいと願っていること。

 

義兄夫婦が葬儀当日に順番を入れ替えようとしているらしいこと。

 

義兄の会社と夫の会社名も書き、

 

時間がなければこの社名の弔電は読まなくても良いこと。

 

メモを書き終わってからも悩みました。

 

さすがの義兄夫婦も、そこまではしないだろう。

 

渡すべきではないのかもしれない。

 

しかも、このメモが義兄夫婦に露見したら…。

 

 

勝手なことをしていると分かっていました。

 

人を疑うなんて、私はなんて性格が悪いのだろう…とも思いました。

 

しかし義父のため、義母のためにこれだけは譲れないと思い、

 

翌日、斎場に到着後、意を決して担当の方にソッとメモを渡しました。

 

司会の方も今までの経緯を見ていて、

 

不穏な空気を感じていたようで、サッとメモを受け取って下さり、

 

読んだ後で私に声を掛けて下さるとのこと。

 

その時、義兄夫婦がニヤニヤしながら

 

上に行って弔問客に挨拶をして来いと言いました。

 

危なかった。義兄に気付かれる前にメモを渡せて良かった。

 

受付には今日届いた弔電が重ねてあります。

 

やはり昨日小耳に挟んだように、

 

うるさい私達を追い払ってから弔電の順番をゴネるつもりなのかも…。

 

 

義兄嫁と二人でお茶出しをするようにと頼まれていたので

 

控室へ行き、まずは早々に到着された親族に、ご挨拶しました。

 

そして急いでお茶を煎れましたが、あれ? 義兄嫁は?

 

いねぇーじゃねぇか!

 

そしてよく見れば、あれは義兄嫁のお母様?

 

慌てて改めてご無沙汰をしている不義理を詫びつつ、

 

もう一度ご挨拶をしました。

 

私が義兄嫁の母にお会いするのは、私たち夫婦の結婚式以来です。

 

しかしよく見れば、ほかに3人もいるじゃないの。

 

後で聞いたところによると、義兄嫁の兄弟のうちの兄2人と、

 

何番目かの兄の嫁も一緒に来たとのこと。

 

席がないって騒いでいるのに、4人で参列? バカじゃないのパンチ!

 

しかも義兄嫁の実兄の嫁なんて、全く関係ないじゃないのさ。

 

こいつらよりも義母の親族が参列すべきです!

 

義兄の好き嫌いだけで義兄嫁の親族たちを参列させ、

 

義母の兄弟姉妹たちを締め出した経緯を思い出すと腹が立ちます。

 

本来なら義父の為に参列して下さってありがたいと思うところですが、

 

ここまで散々バカにされているし、好き勝手やられているので、

 

怒りしか湧きません。

 

しかも初対面なのに、残りの3人は自己紹介もなしかよ!?

 

流石に義兄嫁の母は挨拶をして下さいましたが、

 

「うちの〇〇(義兄嫁)はシャキシャキしてて、

 

なんでもよく出来るのでテキパキとなんでも自分でやっちゃうでしょう。

 

かえってご迷惑なんじゃないかと心配なんですよ」

 

と腰を抜かしそうなご挨拶を頂戴しました。

 

 

あの義兄嫁にしてこの母あり。

 

「〇〇(義兄嫁)さんは非常識でよく知りもしないことも知ったかぶって、

 

なんでも首を突っ込んでかき回して下さるので大変迷惑しています。

 

お母様も〇〇(義兄嫁)さんも、そしてお兄様方も

 

葬儀となると流石に礼服を着用されるのですね。

 

納棺の儀だと孫たちも連れずに、平服で参列するご家庭の様ですが、

 

葬儀だと礼服を着用して、余計な親族までゾロゾロ来るのですね」

 

って言うところだったわよメラメラ

 

義兄嫁は事あるごとに私の実家がある群馬県をバカにしているので、

 

思わず義兄嫁と同じレベルで小バカにするところだった。

 

しかし、あんなヤツと同じレベルに落ちることが恥ずかしいし、

 

ここで意趣返しをしても仕方ないので、無難に

 

「いえ、いつも助かっております」と、社交辞令のお返事をしました。

 

すると義兄嫁の母は満足そうに満面の笑みを浮かべて

 

「まぁ、そうですか? そうでしょう? そう言って頂けると

 

私も〇〇(兄嫁)も本当に報われます。

 

なんだか遠くにお住まいだそうで、何にもできないんですってねぇ」

 

って言いやがりましたおいで

 

娘のことを謙遜もしなければ、

 

社交辞令も、どストレートに受け止めるんだ…。

 

そして義兄嫁からどんな話を聞いているのか知らないけれど、

 

ほぼ初対面で初会話の私にもチクリと嫌味まで言うんだ。

 

怖いよ、義兄嫁の母も…。

 

 

挨拶後は身内4人だけで大声で盛り上がっていたので放置。

 

そして、どこにもいない義兄嫁。

 

どうせ下でまた葬儀社の方に文句言ってんでしょうよと思っていたら、

 

司会の方が来て下さって、

 

「かなりきつく言われたので、こちらもかなりきつく申しておきました」

 

と、こっそり報告して下さいました。

 

やっぱり、弔電の順番でゴネたんだ…。

 

葬儀社の方たちも呆れたでしょうね汗

 

私の心配は取り越し苦労で終わって、

 

余計なメモを渡した出しゃばりな次男の嫁になると思っていたのに、

 

まさか心配通りになるとは…。

 

 

葬儀社の方の奮闘で、弔電の順番は最初に決めた通りになりました。

 

最後から二番目に義兄の会社、最後に夫の会社。

 

時間がないので会社名と肩書とお名前だけ読み上げて終わりました。

 

読み上げられる弔電を聞いていてびっくりしたのは、

 

義兄の会社からは3通も弔電が届いていたこと。

 

納棺の儀の後に確認した時は1通しか届いていなかったので、

 

翌日の葬儀の朝に届いたのでしょうか。

 

朝、受付に重ねて置いてあった弔電はその2通だった?

 

まさか納棺の儀の後、義兄自ら会社に電話をして、

 

もっと弔電を寄こせと要求した…なんてことはないよね?

 

しかし、非常識でセコい男なのでやりかねん(ーー;)

 

 

 

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