小田井縣神社


但馬国城崎郡
兵庫県豊岡市小田井町15-6
(おそらく一の鳥居前に停めてもいいのであろうと思います)

■延喜式神名帳
縣神社の比定社

■旧社格
県社

■祭神
国作大己貴命


豊岡市街地内に鎮座する社。「円山川」流域に鎮座する「但馬五社明神」というものの一社。北から絹巻神社・当社・出石神社・養父神社(未参拝)・粟鹿神社(記事未作成)。
◎創建由緒等については但馬国「国史文書」に詳しく記されます。「国史文書」は偽書説があるものの、当時の伝承を纏めたものとして無下に切って棄てられない貴重な資料かと。記述内容はWikiリンクを貼っておきます(リンク→こちらの「歴史」項を)。※「国史」と間違えて掲載されているため、Wikiの方こそ信憑性がありませんが。
この内容では、当地を開拓したのは天火明命で、そこに大己貴命も祀ったと窺えます。
◎これに対し社伝では当地開拓は国作大己貴命であるとしています。それによると当時は泥湖であったが、「来日岳」(くるひだけ、久流比神社の記事参照)の麓を穿ち、瀬戸の水門を切り開いて水を北の海に流し、水利を治めたと。
そして崇神天皇十一年、丹波道主命が天皇の勅許を得て創建、大己貴命と天火明命を祀ったとしています。また神功皇后の御代、小田井縣主が大海童神(オオワタツミノカミ)を当社の下座に配祀したとされます。
こちらでは逆に開拓は大己貴命であり、そこに天火明命を祀ったとしています。いずれもどちらかが開拓神ですが、合わせ祀る神の所以が分かりかねます。
◎境内社として川下社と柳の宮が鎮座します。川下社は祓戸四柱大神が祀られ清所神社とも称される社、こちらがWikiに言う「清明宮」の後継社なのでしょうか。柳の宮には五男三女神が祀られ、豊岡市最大の祭、柳祭りが有名であるとか。


車はここに停めました。ネット情報においてもこちらが当社駐車場かどうかなのかはっきりしません。


境内はとても美しく整備されています。



境内社 柳の宮

境内社 川下社