春日神社 (菟田野見田)


大和国宇陀郡
奈良県宇陀市菟田野見田167
(P無し、麓の道路に停めて坂道を5分足らず歩きました)

■祭神
天児屋根命
若一王子


長閑な山村集落「菟田野見田」の奥の山原に鎮座する社。
この奥地は「嶽山」があり「嶽太郎・嶽次郎・嶽三郎」などの無数の磐座群が座し、また神御子美牟須比命神社丹生神社阿蘇神社などの由緒深い古社が鎮座、上古からの霊地でした。さらに麓の方は宇太水分神社(中社)を創建し定められた霊地となっています。見田・大沢古墳群も近く、早い時代より開かれた地であることが分かります。
ご祭神には水分神が見えますが、宇太水分神社(中社) からの勧請でしょうか。「大神村」を水源とする小川が当地近くを通り「芳野川」へ流れ込んでいます。春日神は後から被さったものかと思います。ご本殿は三座、水分ニ神と春日神ということでしょうか。
創建由緒については資料が見当たらず、時期も不明。ほどよくひなびた趣ある古社です。

*写真は2016年頃と2021年8月撮影のものとが混在しています。

県道218号線のこの立て札が目印。

車はここに停めて参拝。もっとも邪魔にならないのはここかと…。

軽なら十分登っていける道の広さ。ただしこの奥で停め置くところ無し、転回場所も困難。







趣向を凝らした榊立て。