愛してやまない神が坐す杜を
写真家気取りでパシャパシャと写真に収めるシリーズ。

第12回目は「嶽山」。
そのうちの「嶽太郎・嶽次郎・嶽三郎」のみを。

「カラトの寝石」やその他夥しい磐座群は、後ほど記事UPします。
(アクセスや登拝記事はこちら)


圧倒的な数
特異な形
「磐座マニア」が泣いて喜ぶ霊峰「嶽山」。

当日は他に登拝者がおらず、この神々が坐す杜を約半日一人占めしました。

磐座前に立つと木々がざわめき…祝詞を奏上すると収まる…その繰り返し。
稀にざわめかない磐もあり、お留守?お昼寝中?


科学者たちは噴火などにより自然に出来上がったものとして考えておられるようですが、

もちろん人工物であり、
岩を磨いて丸くし、立て起こし、必要に応じて土台を設け…

こうして造られた「磐座」です。

おそらく太陽、月、星など天体に関連付け、
せっせと運んでは加工して設置し、祭祀を行っていたもの。

こういったものは少なくとも縄文以前のものであり、おそらくは1万年以上前の旧石器時代の人々の信仰形態と考えています。

建物が多く立ってしまった平地とは異なり、目の前は古代人が見るものとほぼ同じもの。

神々が随(まにまに)行き来する杜、
そのような感じを受けました。


自然物と考える科学者たちは、本当に現地を見ているのでしょうか。土台がちゃんと据えられているのに…。
特に「嶽三郎」などは磨きがキレイ!


Q太郎の頭のような形をした、先端を丸く真っ直ぐ屹立させたものが、「嶽山」全体にざっと20体余り。

うちシンボル的なものが「嶽太郎」。
次いで圧倒的なものが「嶽次郎」、三体が並ぶ「嶽三郎」と名付けられています。

ネーミングセンスに拍手!

長男「嶽太郎」が特に威容を放っているのです。

正確には「嶽山」と異なる峰の山頂に座しており、「嶽山」山頂を遥拝している人物のような佇まい(最下部写真)。


磐座の形状と配置から見て
おそらく「陽石」、つまり男根であろうと考えるのが素直かと思います。


この写真が一番好き!(自分で撮っといて言うのもなんですが…) 「嶽山」山頂を遥拝している人物のように見えます。

「嶽太郎」のすぐ下の磐座。

「嶽太郎」を違う角度から。

右端が「嶽太郎」。



次男「嶽次郎」。ちょっと歪んだ性格なのでしょうか。

右が「嶽次郎」、左は名無し。

名無しの方。

「嶽次郎」を違う角度から。

「嶽三郎」

三体と、手前に小さな磐が一体。


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