(山の神遺跡、辺津磐座の一つ)



◆三輪の磐座(磐座風を含む)コレクション



「三輪山」の特徴の一つに「磐座(いわくら)」の多さがあげられるかと思います。

奥津磐座・中津磐座・辺津磐座。
辺津磐座に至っては分かっているだけでも相当数。
「三輪山」の周辺を含めてそれらをコレクションしてみました。

非常に関心度は高いものの、この分野は特に浅学。どこからどこまでを「磐座」と定義するものなのかすらよく分かっていないので「磐座風」としておきます。


(大神神社摂末社 磐座神社のご神体)
辺津磐座の一つとして考えられています。


(大神神社末社 綱越神社境内)
注連縄がかけられるようになった歴史は浅いらしく、磐座風とみるべきでしょうか。



(大神神社摂社 大直禰子神社の境内社 御誕生所社のご神体)
「三輪大明神縁起」には、垂仁天皇の御代に武一原大納言の元へ三輪大明神が通い神の子を産んだ。ところが生まれて七日で母が亡くなり、石の上で泣き伏していたとあります。それがこの御誕生所社のご神体。まさか磐座に伏すなどということは恐れ多く無いでしょうから、磐座ではないと思います。



(大神神社末社 貴船神社の境内)
ご本殿の横に座しています。こちらも辺津磐座の一つ。



磐座らしき岩が4座横一列に。鳥居まで作られています。このような配列は他に見当たらないので、元々は磐座としてあったものがこのような形に置き換えられたのでしょうか。



(こちらも志貴御縣坐神社の境内)
ご本殿横に座しています。いかにも磐座らしき座し方と岩の形ですが、詳しいことは分かりません。注連縄も無ければ、祀られている様子もないのですが。


〈その2へと続きます〉