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久々にエレクトーン演奏動画です。
知る人ぞ知る「TAROMAN(タローマン)」。
NHKで放送されていた昭和テイストの特撮ドラマ。すっかり気に入りました。
この8月に映画「万博大爆発」が公開されましたので、以前から弾いてみたかった主題歌をエレクトーンで演奏してみました。
映画はネタバレは避けますが、もうちょっと短くまとめてもよかったかな、と。
短編を沢山見る方がタローマンとしては合っている気がします。
ただ昭和テイストは満載で、期待を裏切らないクオリティです。
この動画にも書きましたが、主題歌がピアノ演奏なのは個人的には物足りない印象です。
かといって、例えば宙明風のアレンジを安っぽくやられても「違う」と思いますし、正解は難しいところです。
タローマンに触発されて今まで聖地巡礼もしてきました。
昭和100年、そして大阪・関西万博の2025年に映画が作られたのは良いタイミングだったと思います。
サントラアルバムを出してほしいです・・・
と書こうとしたら、なんとYouTubeで公開されているではないですか!
「タローマン合唱団」で検索してみてください。
つくば科学万博の「鉄鋼館」のオープニング曲です。
当時、会場で録音したものです。
音楽担当は、天野正道氏。
吹奏楽でも有名な方ですが、ジャイアントロボ(OVA)などアニメの音楽も多数担当されています。
この音楽は、一見オーケストラ演奏のように聴こえますが、これが実はほぼ「フェアライトCMI」というシンセサイザーの演奏です。
フェアライトCMIはサンプリング音源方式のシンセサイザーで、当時一世を風靡しました。
映画「うる星やつら オンリー・ユー」(1983)の音楽が、フェアライトCMIを駆使して作られており、この鉄鋼館の音楽を担当された天野正道氏、NEC C&Cパビリオンの安西史孝氏、「ラムのラブソング」の小林泉美氏の3名の作品となっています。
それまでのアナログシンセとは全く違うリアルな音色に、当時本当に驚きました。
自分でサンプリングした音で演奏することもでき、「うる星やつら オンリー・ユー」では、漫画原作者の高橋留美子さんの声をサンプリングして演奏した曲も収録されています。
このサントラアルバムは、単なるアニメの劇伴ではなく、シンセ史上に残る歴史的作品と言っても過言ではないでしょう。
さて、「鉄鋼館」の音楽はいまだにCD音源化されていません。
こちらもいつの日かCD化されることを願っています。