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ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

つくば科学万博の「鉄鋼館」のオープニング曲です。

当時、会場で録音したものです。

 

 

音楽担当は、天野正道氏。

吹奏楽でも有名な方ですが、ジャイアントロボ(OVA)などアニメの音楽も多数担当されています。

 

この音楽は、一見オーケストラ演奏のように聴こえますが、これが実はほぼ「フェアライトCMI」というシンセサイザーの演奏です。

フェアライトCMIはサンプリング音源方式のシンセサイザーで、当時一世を風靡しました。

 

映画「うる星やつら オンリー・ユー」(1983)の音楽が、フェアライトCMIを駆使して作られており、この鉄鋼館の音楽を担当された天野正道氏、NEC C&Cパビリオンの安西史孝氏、「ラムのラブソング」の小林泉美氏の3名の作品となっています。

 

 

それまでのアナログシンセとは全く違うリアルな音色に、当時本当に驚きました。

自分でサンプリングした音で演奏することもでき、「うる星やつら オンリー・ユー」では、漫画原作者の高橋留美子さんの声をサンプリングして演奏した曲も収録されています。

このサントラアルバムは、単なるアニメの劇伴ではなく、シンセ史上に残る歴史的作品と言っても過言ではないでしょう。

 

さて、「鉄鋼館」の音楽はいまだにCD音源化されていません。

こちらもいつの日かCD化されることを願っています。

 

 

最初に動画を投稿したときから寄せられているコメントがあります。

 

「そもそも冨田勲氏なんですか?思い込みでは?」

「NHKではなく民放では?」

 

これに対する私の見解を動画にしました。

 

 

ところで、「私が再現(演奏)した曲」が「冨田勲氏のパビリオン波形の曲」とは限らない、と言っている方がおられますが・・・

私にとって、再現曲を探すこと=冨田勲氏のパビリオン波形の曲を探すこと、です。

それが強い原動力となって、この調査活動を行っています。

それを否定されるのは心外ですし、とてもモチベーションが低下します。

パビリオン波形の曲が見つかってもいないうちから、否定するのはやめていただきたいと思っています。

前回、「ゆく年くる年」が有望株である、ということを報告しました。

それについてNHKに問い合わせをしました。

 

 

NHKからの回答はまたしても「お示しできる情報はありませんでした」。

しかし映像を確認したわけではなさそうなので、追加で映像を確認をお願いしました。

 

数日後、その回答が来ました。

 

 

ご覧の通りです・・・