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Kenneth Dahl Knudsen Japan Tour 2023 in 新宿PITINN

先日、YouTubeチャンネル「パノラマとラボラトリー」を観ていたらドラマーの坪井洋さんが『プロジャズマンの本当のジャズ紹介!デンマーク人ベーシスト vol.4』の動画で激推ししていたデンマークのベーシストKenneth Dahl Knudsen

 

なんと、その動画でKennethさん率いるトリオが来日し、サック奏者佐藤恭子さんをゲストに迎えて日本ツアーを開催するとの情報が!!

 

そんな激推しされるベーシストの演奏は絶対に聴きたいし、佐藤恭子さんのライブももう何年行けていないか・・・

 

 

ということで、ツアーの最終日が新宿のPIT INNで開催されると言うことで予約をしたのでありました。

 

 

 

 

 

そんな訳でライブ当日の6月18日。

 

新宿に到着したのは17時ちょっと過ぎ。

ライブは19:00オープンなので2時間近く時間があります。

 

どこかでがっつり食事でもしようかな・・・と思ったものの、今日は暑い・・・。

 

そうだ、新宿と言えばあそこがある・・・と言うことで向かったのは『追分だんご本舗』。

多分もうかき氷が始まっているはず。

追分だんごは新宿駅からPIT INNに向かう途中にあるし好都合だ。

 

 

で、追分だんごに到着。

喫茶室は並んでるなぁ・・・

 

しかし、ここから別のお店に移動するのも面倒くさい・・・と、意を決して行列に並ぶ。

 

結局30分ちょっと並んだかな?

ようやく店内へ。

でも、入店するなりラストオーダー。

う~ん、せっかく並んで入店したんだし、どうせなら心置きなく食べたい!

 

せっかく追分だんごに来たんだからだんごは必須だ。

で、かき氷は・・・1杯じゃ足りないだろ・・・心置いちゃうだろ・・・

 

 

と言うことで、「みたらし団子」「よもぎ団子」「いちごかき氷」「黒蜜きなこ小豆掛け」を注文。

 

 

いやぁ、モッチリと柔らかく焼き目の香ばしい団子にたっぷりのみたらし餡。

口いっぱいに頬張ると醤油の香りと密の甘さが口中に広がり、もぐもぐと咀嚼すると団子の甘さがフッと顔を出してきます。

よもぎ団子も甘過ぎない粒あんがよもぎの香りを引き立ててくれてこれまた美味い。

やっぱり団子屋に来たら団子食わないとね。

 

で、いちごのかき氷です。

 

 

酸味が心地良い苺の香りをしっかりと感じられるソースがたっぷりかかったかき氷。

最初から別添えの練乳をかけてしまうと器から全部こぼれてしまうので、まずは上から崩しながら食べ進み、器から氷がはみ出ないくらいまで食べ進んでから練乳をかけて味変です。

粉雪のようなきめの細かい氷と苺ソース、そして途中から練乳、ただそれだけ。

あぁ・・・シンプルに美味い。

 

そしてちょうど食べ終わった後に運んできて貰った黒蜜きなこ小豆掛けのかき氷。

 

 

これは・・・さっきのいちごよりも食べにくいぞ。

粉雪のような氷に黒蜜のシロップときなこがかかっていて、そこに比重の高い小豆がもっさりと掛かっているので、氷をちょっとすくおうとすると小豆が氷を圧迫して崩れていってしまいます。

如何に崩さず食べられるか・・・戦いです。

それにしても、ほんのりと塩味を感じるのは黒蜜のシロップなのかきなこなのか・・・これが黒蜜の濃厚さと甘さを引き立てていて美味しいおいしい。

そんな黒蜜ときなこに小豆の豆の香りが合わさると・・・さっきのいちごは引き算の美味さだったけれど、こちらはかけ算の美味さだ・・・

 

 

 

 

さてさて、追分だんごの喫茶室で団子とかき氷を堪能したらいよいよ本日のメインイベント、新宿のPIT INNに向かいます。

 

 

 

 

未だオープンまで時間があったのでお店の前のイスに腰掛けてオープンを待ちます。

お店の前の壁には本日のライブのチラシも貼ってありました。

 

 

本日のメンバーは以下の通りです。

 

【Kenneth Dahl Knudsen "Kemaca Kinetic"】

 Kenneth Dahl Knudsen (B)

 Matias Fischer (Ds)

 Casper Hejlesen (G)

【Special Guest】

 Kyoko Satoh (As/Ss)

 

佐藤恭子さん以外のメンバーに関しては坪井洋さんのYouTubeの情報以外の事前情報は一切無い状態なので、どんな演奏を聴かせてくれるのか、どんな音なのかワクワクが止まりません。

 

しばらく待っていると開場時間になり、予約順に名前を呼ばれていきます。

 

何番目かで名前を呼ばれたので入り口でチャージ(1ドリンク込み)を払いって入場し、カウンターでホットコーヒーを貰って会場を見渡すと、ステージ最前列の席が空いていたのでそこに陣取って開演時間を待ちます。

 

 

で、19:30ちょっと過ぎにいよいよライブ開始です。

 

 

 

メンバーが続々ステージに上がってきますが、リーダーでベーシストのKenneth Dahl Knudsenさんの大きなこと・・・威圧感がハンパない。

ドラムのMatias Fischerさんはかなり厳つい体格でバキッと髪型を決め、腕にはしっかりとタトゥーが入っているので、夜に街中ですれ違ったら間違いなく目を合わせたくない感じ。

そしてギターのCasper Hejlesenさんは・・・元々3名の中では一番若い方だと思うのだけれど、髭も剃って髪も短くしていて・・・どう見ても高校生なんですよ。

そのなかでスペシャルゲストの佐藤恭子さん、3人に囲まれると更に小ささが際立って・・・えぇ、はい、可愛いです。

 

 

ステージに上がった皆さんの最初の印象はそんな感じ(佐藤さんは知ってましたけど)だったのですが、演奏が始まると・・・なんなんだこれは!?

 

激しい。

そして目まぐるしく転調をしていく演奏は何度も聴いていますが、このバンドはまるで呼吸をするかのように当たり前に、目まぐるしくテンポとリズムが変わっていきます。

これは相当息の合ったバンドじゃ無いと事故りそうな・・・

 

なので、佐藤さんのサックスも相当大変だったと思いますが、しっかりバンドに参加をしています。

音やリズムを「合わせる」だけでは音楽にならないので、3人の演奏に自分の演奏が加わることでさらなるグルーヴを生まなければならないと思いますが、さすが佐藤さんと言うべきでしょうか、グルーヴ感をしっかりと生み出していました。相当大変そうでしたが。

 

ドラムのMatiasさんの演奏は力強く一切ぶれること無くこの難解なリズムを展開し、全てのシーンで要となって曲の全体像を示してバンドの音楽表現を明確に示していました。

このパキッとした正確なリズムとグルーヴを生み出す揺らぎを持ったドラムが無ければ音楽として成立していなかったかもしれません。

 

ギターのCasperさんの演奏はもはや異次元。

変幻自在にエフェクターを駆使し、こちらも難解なメロディーを次々と繰り出してきます。

その指運びは見ていてウットリするほどテクニカルでスリリング。おぉぉ、次にその音に行くのか!?次はどこまで行っちゃうのか!?

でも、どう見ても高校生なんだよ。それが更に脅威性を増しているのかもしれないけど。

 

そしてリーダーでベースのKennethさん、この複雑でトリッキーなバンドの世界観の土台をしっかりと構築し、更にMatias三のドラムとCasperさんのギターに「もっと行け!」と更に後押しするようなリードをしており、なるほど、確かにこのバンドはKennethさんのバンドだ・・・と実感しました。

でもほんと、このKennethさんのベースによるリズムとメロディーがあることでMatiasさんのドラムはよりリズミカルになり、Casperさんのギターはソロで極限まで振り切ったような演奏が出来るんですね。

個人的にはもっとKennethさんのベースソロを聴きたかったけれど・・・

 

 

いやはや、圧巻過ぎてアッと言う間の2ステージでした。

 

 

1stステージの後に今回のトリオ「KEMACA KINETIC」のこれから全世界リリースされるニューアルバム『ZUKUNFT』を先行購入して皆さんにサインを貰いましたが・・・これは聴くのが楽しみです。

オーディオルームで聴く前にiPodに入れて会社に行くときに聴いちゃおうかな・・・


 

 

Kenneth Dahl Knudsenさん、Matias Fischerさん、Casper Hejlesenさん、佐藤恭子さん、素晴らしいライブどうもありがとうございました!!

 

そう言えば、このライブをYouTubeで教えてくれた「パノラマとラボラトリー」の皆さんも来ていらっしゃいました。

坪井洋さん、スゴイミュージシャン、ライブをご紹介頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 

以上、追分だんごの食レポでした。

まつもtoなかい

4月30日に初回放送だったフジテレビの新番組『まつもtoなかい』、観ました。

 

事前に第1回ゲストが元SMAPの香取慎吾さんだということは知っていたので、バッチリ録画予約をして録画したものを後追いで観たのですが、いや、これは面白かった。

 

 

香取さん登場時の香取さんと中居さんの表情から、お二人の間では「どう回すの?」というイタズラっぽさを感じたけれど、今年に入ってから中居さんと香取さんが直接会った事が分かるまでの松本さんの気まずさというか、困惑の表情で現場の緊張感を感じました。

 

香取さんは1977年1月生まれと言うことで、生まれ年は私と同じですが学年は1こ上。

正に同年代でリアルタイムにテレビで観ていたアイドルだった二人の大人になった、でも、子供っぽい関係性を感じた素晴らしい初回放送でした。

 

 

さて・・・次はこの番組に木村拓哉さんが出演するかどうか。

そしてそのときの木村さんと中居さんの会話は・・・・

巨星墜つ

オーディオ部屋でAmazonで注文していたジャズのCDを聴きながら、フとネットニュースを見てみたら坂本龍一さん死去のニュースが飛び込んできました。

あまりのショックに、慌ててCDラックから坂本さんの作品を引っ張り出してきて積み上げ、片っ端から聴き直しています。

 

 

1977年生まれの私はYMOをリアルタイムで聴いていた世代ではないけれど、YMOの音楽、坂本龍一さんの音楽は当たり前のように聴いてきて、ハマっていました。

YMOや坂本龍一さんの音楽に明確にハマったタイミングというのは覚えていないほど、自然に聴いていました。

 

戦場のメリークリスマスも、ラスト・エンペラーも当時、レンタルビデオ屋で借りて観たし、その後、自分で稼ぐようになってからはDVDやBlu-rayも買って何度も観たし、YMOや坂本龍一さんのCDやレコードもコンプリートは出来ていないけれどそこそこ揃ってます。

 

特に坂本龍一さんの作品では、1984年リリースの「音楽図鑑」から1999年リリースの「ウラBTTB」までの作品が好きで、「未来派野郎」や「メディア・バーン・ライブ」なんかは何回聴いたか分からないし、今でも聴くアルバムです。

 

 

 

晩年の作品は正直、あまり聴き込んでいませんでした。

あるタイミングからの政治的主張も、私の考えとは異なる部分が多く賛同はしていませんでした。

 

 

でも、それでも、坂本龍一さんの音楽はすっかり私に染み込み、体の一部になっています。

体調が悪そうな姿を見ると心が痛みました。

そして、逝去されたニュースを目の当たりにして本当に悲しくなりました。

 

 

坂本龍一さん、素晴らしい作品達をこの世に残してくれてありがとうございました。

これから坂本さんの残してくれた作品を聴きながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。