2022年、大宮の武蔵一宮氷川神社の大湯祭と十日市に行ってきた
毎年恒例の大宮の武蔵一宮氷川神社で12月10日に開催される催事「大湯祭」と、酉の市の「十日市」ですが、コロナ以降、2020年は中止、2021年は屋台の出店を取りやめ熊手販売も店舗数を削減、さらに時間を短縮しての開催だったため、旧大宮市民としては今年の例年通りの開催を願っておりました。
ただ、流石に未だコロナの影響もあり、屋台などの数は例年の約4分の1にあたる250店(2019年は出店数が約1000店舗)に抑制しての開催となりました。
そんな、あくまで抑制された開催であったとしても、土曜日、17時で終了ではない「十日市」が開催されるのであれば行かない訳にはいかないのです。
と、言う訳で、大宮駅で降り立ち、本当は東口の一の宮通りを通って二の鳥居から氷川参道に入っていけば良いのですが、せっかくなので一の鳥居から歩いて行きたいと思い、大宮駅東口から旧中山道を南下してさいたま新都心近くの一の鳥居へ。
一の鳥居の入り口は歩道と片道1車線の一方通行の道路が通っており、人通りは少なめ。
でも、流石今日は十日市。
普段よりは歩行者が多かった感じです。
で、一の鳥居から歩くのは久しぶりなのですが、なんだか以前よりも歩きやすくなった印象。
参道脇にも新しいお店がチラホラ。
以前から一の鳥居から二の鳥居までの区間は静かで散歩をするのに良い参道だなと思っていましたが、参道脇にこういうお店が増えてくるとさらに散歩しやすい環境になってきてイイ感じです。
大宮区役所が参道脇に移転してきたからなのか、参道の途中は歩行者専用になっていたり、「憩いの場」的な雰囲気が強くなったなぁ。
そんな氷川参道も二の鳥居まで来ると一気に人の数が増えてきます。
この二の鳥居は大宮駅から一の宮通りを歩いてくると合流する場所で、十日市の屋台もこの二の鳥居の周辺から出店をしているので、ここからは歩くのが大変になる程の人出になります。(一の鳥居からの区間は通りの幅が狭いので屋台の出店が規制されているんだっけ?)
ただ、確かに屋台の出店数が減っています。
いつもは参道の両サイドに隙間無くギッシリと。
更に参道隣の道路の両サイドにも同じく隙間無くギッシリと屋台が並んでおり、そこを人混みが押し合いへし合いでなかなか先に進めない・・・という状況になるのですが、今年はこんな感じです。
参道の片側と参道横の道路の片側に、ギッシリじゃない感じで屋台が並んでいます。
普通に考えれば「なんだ、結構屋台多いね」と感じるかもしれませんが、例年はこんな感じなので・・・↓
屋台が少なくなった分歩きやすいっちゃ歩きやすいのですが、それでもかなりの人出でまっすぐは歩けない感じでした。
やはりみんな、十日市を待ってたんですね・・・
で、二の鳥居から屋台を横目に歩いて行くとわりかしすぐに三の鳥居に到着します。
この三の鳥居をくぐると氷川神社の境内に入ります。
約2kmの氷川参道散歩もここで一区切りです。
境内に入ると、楼門手前の橋までの間にたくさんの熊手屋が並んでおり、彼方此方から熊手を買ったお客さんへの三本締めが聞こえてきます。
この熊手屋も昨年は出店制限でスカスカだったのですが、今年は昔通りとまでは言いませんがお店の数も戻ってきて活気も戻ってきました。
以前のようにごった返している熊手屋と参拝客の隙間をすり抜けながら氷川神社の楼門まで到着しました。
写真を撮って楼門をくぐろうとしてハッとしました。
イカンいかん、家から持ってきた去年の熊手と御守りを納めて居なかった・・・
ということで、踵を返して熊手と古神札の納所に行って熊手と御守りを納め、再び楼門へ。
お辞儀をして門をくぐればようやく拝殿と本殿に到着です。
拝殿でお詣りをして今年一年(未だ20日以上あるけど)のお礼をして、御朱印の行列を横目に新しい御守りと熊手を授かって境内を後にしました。
と、さぁ、ここからは十日市の楽しみの一つ。
屋台巡りだ!!
・・・と、思ったのですが、屋台で外れるとガッカリ感が半端ないし、結構歩いたのでちょっと休みたい・・・。
ということで今回は(も?)参道脇にある『氷川だんご』の店内に入って一息つくことに。
氷川だんごもお店の前には団子や甘酒、酒まんじゅうを求める行列が・・・
しかし、店内で飲食をする人は実はあまり多くないので穴場だったりします。
で、今回オーダーしたのはコチラ。
冷やしあめ
氷川セット(磯辺焼きだんご、揚げまんじゅう、酒まんじゅう、梅こんぶ茶)
味噌こんにゃく
いやぁ・・・ホッとするわぁ・・・。
結構歩きっぱなしだったので、気温は低いものの結構からだが熱くなっていたので、冷やしあめの優しい甘さと肉桂の香りで最高に癒やされる。
そしてほのかに甘くなった口を磯辺焼きだんごの醤油と焦げの香ばしさでリセットし、揚げまんじゅうと酒まんじゅうをパクり。
そして再び甘くなった口を梅こんぶ茶でリセットし、再び口の中を味噌こんにゃくの甘塩っぱさで満たす・・・エンドレス。
いやぁ、やっぱり氷川だんご、良いですなぁ。(夏はかき氷だしね)
で、氷川だんごで一息ついた後、参道から少し駅寄りにそれたところにあるレコードショップ「GRIS GRIS」で中古レコードを物色。
店主に話を聞いたら、やっぱり十日市の時だけ毎年来るお客さんも居るらしい。
まぁ、私も似たようなものですが・・・
で、熊手とレコードを片手に再び参道へ。
晩ご飯には未だ少し早い。
試しに久しぶりに行こうと思っていた参道の一の鳥居寄りにある台湾料理屋『台湾茶房e-one』を覗いてみるも、未だ準備中。
ただ、店内に店長と女将さんが居たので声をかけて夜のオープン時間18時で予約をさせてもらい、再び参道をぶらぶら。
今日も決行歩いたなぁ・・・
どこか喫茶店で時間を潰そうか・・・と言うことで、たまにジャズのライブの開催しているカフェバー『BIS』で時間を潰すことに。
さっき氷川だんごで飲み食いして、更にこの後ご飯を食べるというのに・・・
カシス・ペリエと、まるごとリンゴのアップルパイを注文。
カシス・ペリエは初めて頼んだけど、ペリエにお好みでカシスシロップを混ぜて飲むというのが面白い。
で、ここに来たら頼まなきゃいけないのが、マスターの奥さん手作りのアップルパイ。
サックサクのパイ生地の中にメチャメチャジューシーなリンゴが丸々と入っており、熱々のリンゴとパイをハフハフ言いながらアッと言う間に完食です。
この甘酸っぱい林檎の味とパイ生地のバターの香り、そしてほんのり香るシナモンの香りがたまらんですね。
で、そうこうしているといよいよ時間も18時に。
BISを後にして台湾茶房e-oneへ向かいます。
久しぶりのe-oneなので何を頼もうかな・・・と思っていたのですが、残念ながら頼もうと思っていた麺線はお昼の営業で売り切れてしまったとのこと。残念。
というわけで、コチラを注文。
台湾コーラ(黒松沙士)
揚げワンタン
台湾小菜
炸花枝丸(イカ団子揚げ)
台湾香腸(腸詰め)
魯肉飯
他にも色々と食べたいものはあったのだけれど、団子、アップルパイなどなど食い過ぎで、これでギブアップ。
あぁ・・・なんだか台湾料理ってホッとするような味の料理ばっかりだよなぁ・・・(台湾コーラも慣れれば美味い)
今度は食後に豆花を食べられるだけの胃の隙間を空けて来よう・・・
いやはや、今日は一日、十日市を堪能致しました。
屋台の数が少し残念ではありましたが、昨年の「屋台なし」、一昨年の「中止」に比べれば、やっぱり楽しい十日市でした。
土曜日だったと言うこともあり日中から参拝者も非常に多く、十日市の醍醐味を思い出せた一日でした。
来年は完全復活での開催を期待しています!!
久しぶりに楽しかった!!!