これからもオーディオを続けて行くにはこうするしか無いんだっ!
VIVID AudioのGIYA G1-S2を導入して以来、ズッと悩んでおりました。
やはり・・・
ここはもう、思い切るしか無いんじゃ無いか・・・・
気付けばバールを片手にオーディオ部屋に乗り込んでおりました。
オイラがこれからもオーディオを続けて行くには、もう、これしか無いんだっ!!!
と、この写真をFacebookに上げたら色々心配されました(笑)。
いよいよコイツ、壊れたか・・・と。
まぁ、ある意味壊れてはいるんですが、それはそれとして、ズッと気になっていたんですよ。
この部屋をオーディオ部屋として使ってきて、DIATONEのDS-800ZXを使っていたときは気にならず、TAOCのFC3000を使っていたときにも特に気にならず、DIATONEのDS-V5000を導入したときにたまに気になりだして、Audio PhysicのMEDEAを導入してから度々気になり、そして今回、VIVID AudioのG1 GIYA S-2を導入して我慢が出来なくなりました。
何がズッと気になってきたのかというと、現在スピー-カーの背後の液晶テレビを設置している箇所は元々出窓の棚だったのですが、オーディオ部屋として室内を整備しようと床下の補強工事と床の貼り増しと窓を埋める工事をする際、カーテンレールを撤去し忘れていたのです。
このロールカーテンの上部の枠の中・・・
あの中にカーテンレールが残っているのです。
DS-V5000を導入後、低音が出まくるCDをボリュームを上げて聴くときに低音の振動で補強の足りない箇所等が振動をして鳴っていたのですが、カーテンレールのランナーの振動が気になり、カーテンレールの撤去を試みましたが、高所に設置されているので手が届かない事と、無理矢理ドライバーでネジを外そうとしてネジ穴をバカにしちゃったので、カーテンレール自体の撤去は諦め、カーテンレールのランナーをテープで固定して発振しないようにしてやり過ごしていました。
その後、Audio PhysicのMEDEAを導入してからは、DS-V5000よりも遙かに豊かな重低音が出る為、ボリュームを上げるとカーテンレール自体が発振する・・・という事がありました。
もっとも、オーディオチェック用のコントラバスマリンバのCDを再生する場合など、一部ソフトを聴く場合に限られていましたが・・・
そして今回、VIVID AudioのGIYA G1を導入したことにより、普通に音楽を聴いているときでも地を這うような低音が簡単に出てしまう為、ボリュームを上げるとカーテンレールが頻繁に発振して耳障りな音を出すようになってしまったのです。
もう、さすがにこれは辛抱出来ない!!!
・・・・ということで、バール(工具箱にあったはずのバールが行方不明になってしまったのでAmazonで調達)と脚立をオーディオ部屋に持ってきて無理矢理力尽くでカーテンレールを撤去することにした訳であります。
いやぁ・・・かなり無理矢理でしたがカーテンレールを撤去出来ました。
あぁぁぁ~~~~~・・・・スッキリした!!
ちなみに、カーテンレール撤去後、何やら仕事が忙しくなりすぎて全然オーディオを聴く暇が無いのが寂しい・・・
VIVID AudioのGIYA G1にTANNOYのスーパーツィーターST-50を足し算
Audio PhysicのMEDEAを売却したときに取り外し、VIVID AudioのGIYA G1 導入の際には置き場所がなくて復帰できなかったTANNOYのスーパーツィーターST-50が再登板です。
以前のブログでも書きましたが、GIYA G1を迎え入れる為、なんとか部屋にスペースを作らなければならないと言うことで、それまで使用していたスピーカーを買い取って貰いましたが、その際にAudio PhysicのMEDEAの上に設置していたTANNOYのスーパーツィーターST-50の置き場所が無くなってしまいました。
とは言え、今後も使いたいと思っていたので売却せずに室内の邪魔にならないところに置いておいたのですが、G1GIYA搬入後も、Blu-ray等を観る用のサラウンドスピーカーを別部屋に撤去していたので、ST-50を設置する場所が無く、ST-50はそのまま「ステイ」な状態になっておりました。
その後、サラウンド用スピーカーをオーディオ部屋に戻したモノの、GIYA G1のセッティングの方向性を模索するので精一杯でST-50は復帰出来ず今に経っておりました。
で、最近ようやくGIYA G1のセッティングの方向性が見えてきた為、「ステイ」状態になっていたST-50を引っ張り出してきてサラウンドスピーカーの上にちょこんと乗せ、G1GIYAからカスケード接続をするのは面倒なのでアンプに直接接続をして使用することに。
こんな感じ。
見えますかね?
正面のラックの両脇にトールボーイスピーカーがありますが、その上にちょこんと乗っかっています。
GIYA G1は内振りをしているけれど、それよりも内側に設置したのでST-50は内振りにせずに正面を向けて、少し上向きに角度を付けて設置してみました。
18KHzでローカット設定。
さてさて、スーパーツィーターを追加したGIYA G1の音は・・・・・
また後日。
VIVID Audio GIYA G1、やっぱりスパイクを装着する
6畳半のオーディオ部屋に導入したVIVID AudioのGIYA G1-S2ですが、低音が出すぎて部屋中が低音で満ちてしまうという問題がありました。
やっぱりね、部屋のサイズに対して大きすぎるんですよ、GIYA G1。
特に、上部はシューッと細くなっているのにエンクロージャの下部に行くにつれてどんどん太くなり写真で見る以上に大きいので、沈むような低音が出やすい構造になっているわけです。
それ故に、部屋に充満した低音が中~高域の繊細な音の邪魔をしてしまいます。
低音が邪魔をしないときの中~高音の音色と言ったら、もの凄く自然で繊細で、部屋の奥行きをモノともしない広大な空間を眼前に広げてくれるのですが、重低音が万円した部屋では繊細さが埋没してしまい、空間も狭くなってしまうのです。
なので、この低音を攻略しなければその後の調整もあったもんじゃない・・・と、どうしようか悩んでおりましたが、そう言えば・・・と。
現在、GIYA G1は搬入の際に標準で付けていたフラットフット(標準設置用の脚)を装着しているのですが、GIYA G1にはスパイクが標準添付されています。
設置作業中に失敗すると床か手に穴が開くヤツです。
このスパイクをスピーカー1台につき6個装着しなければならないのですが、70kgの本体、しかも寝かせて設置するスペースもないのでどうやって装着しようかと・・・
それにしても左右のスピーカーで12個もコイツを装着しないといけないのか。
ちなみに、このスパイクを下で受ける為のスパイク受けは付属しておりません・・・
さて、スパイクを装着すると決めたらスパイク受けを用意するしかありません。
思い立ったら吉日と、TAOCのスパイク受け「PTS-A」を発注です。
合計で12個必要だから、4個入りのPTS-Aを3箱買わないといけないのか・・・チョットした出費だなぁ。
そんな訳でTAOCのPTS-Aが届きました。
さすがTAOCのフラグシップスパイク受け「PTS-A」、アドバンスドハイカーボン鋳鉄製で1個115g、1箱で620g、3箱で1860gとかなりの重量です。
ちなみに、このスパイク受けと対になるスパイクがセットになったインシュレーター「TITE-35S4」はORACLEのCDトランスポート「CD1000mkII」で使用しています。
さて、そんなわけでスパイクの取り付けなのですが、試しに左チャンネルの片側3個はなんとか一人でスピーカーを傾けながら取り付けられましたが、残り3個はスピーカーをスパイクを取り付けた側に傾けながら取り付けなければならず、さすがに一人では二進も三進もいきませんでした・・・
ちなみに、スパイクを取り付ける前に取り付けていた標準のフラットフットはこんなヤツです。
そんなわけで、普段はオーディオ関連で家族に何かを手伝ってもらう事はないのですが、さすがに家族を召還。
スピーカー付属品のラバーのイボイボ付き軍手を付けてもらって、スピーカーを傾けた状態を維持してもらいます。
片チャンネル70kgのスピーカーではありますが、持ち上げるわけでは無いのでそんなに大変な作業ではないのですが、さすがに一人では無理。
そんな調子で何とか全てのスパイクを取り付け、GIYA G1用に特注した御影石のスピーカーボードにスパイクが穴をあけないように(割らないように)TAOCのPTS-Aでスパイクを受け、スパイクのネジを回しながら12か所全ての高さ調節が完了。
スパイクを取り付けるのに30分ほどかかってしまいました・・・
さぁ、これで準備完了です。
スピーカーの設置位置を再調整し、いよいよ音出しです。
まずはクラシックから。
グスターボ・ドゥダメル指揮、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ演奏、ストラヴィンスキーの『春の祭典』です。
演奏も抑揚に富んだ熱い内容なのですが、音が非常にクリアでステージの奥行きと幅が広大で、大太鼓が出てくる個所では盛大でキレの良い重低音が地面を揺らす「気持ちイイ」盤なので、オーディオをいじるとこの盤はオーディオチェックで良く使用します。
春の祭典出だしの静けさと奥行きの深さはフラットフット装着時でも既に感動モノでしたが、スパイクを取り付けるとさらに静寂感が増してステージの奥の奥までバッチリピントが合い、早速鳥肌モノです。
くぅ~、スパイクに付け替えたことで高音の静寂感もここまで増すのか・・・と、改めて実感。
そして、更に聞き進めていき、いよいよ大太鼓連打の近所迷惑必至な箇所に到達します。
正直、「スパイクに付け替えて低音がスポイルされて音が軽くなってしまったらどうしよう・・・」と心配していましたが、全くの杞憂でした。
地を這うような低音の量感はそのままに音の消えるタイミングが段違いで早くなって、部屋の中が重低音で満たされて中~広域の音が聴こえ辛くなってステージの奥行きが浅くなる・・・という現象が嘘のように解消されました。
すげぇ・・・改めてこの盤に収録された楽器の音、会場の空気、演奏者の気迫が生々しく体中に刺さってきて何という悦楽感でしょうか。
ヤバい、音楽を聴くのが改めて楽しくなった!!
お次はジャズ。
録音は1974年とオイラが生まれる前のアナログ録音された作品なのですが、コイツがXRCD24としてリマスタリングされ、最新録音盤に全く引けを取らない楽器の生々しさ、1974年当時の熱気を堪能できる名盤です。
1曲目の「OLD FOLKS」の静かな中村誠一さんのテナーが異様に生々しく、まさに目の前で中村誠一さんがテナーを、向井滋春さんがトロンボーンを吹いています。
スパイクに変更した事で、このバラード曲でも音階に関係なく各楽器の音離れが格段に良くなり、今までよりも明らかにステージが広くなって「スピーカーの存在が消える」錯覚を何度も、何度も味わえました。こんなに見た目が際立ったスピーカーなのに。
2曲目のスピード感MAXのスリリングな「TOPPU~:A Gust」ではドラム、ベース、テナーサックス、トロンボーンが一斉に疾走するのですが、音が団子になったり楽器同士が音をかき消し合うこともなく、本当に1974年の都市センターホールの特等席でライブを聴いている様です。
ものすごく気持ちイイ!!
さらにお次は、先日ライブに行って以来、再びハマってしまっている上原ひろみさんの「Spectrum」です。
ピアノソロ作品ですが、縦横無尽に鍵盤と楽しく格闘する上原ひろみさんの演奏がピアノソロになったことで更に昇華され、とてもピアノソロとは思えない音の広がりと迫力、世界観に圧倒されます。
特に、力強い左手の連打でピアノなのにベースやバスドラムの様に迫力溢れる低音が広がるのですが、スパイクに交換をしたことで低音の音切れが進化して、低音の弦がハンマーで叩かれる瞬間が見えるような生々しさが出てきました。
この左手の演奏を如何にスピーカーからリアルに出せるかで、目の前にピアノがある「様」に聞こえるのか、目の前にピアノが出現するのかが変わるのかもしれません。
あ、今、上原ひろみさんがニッコニコした笑顔をこっちに向けながら演奏しています・・・!
いやはや、VIVID AudioのGIYA G1、やはりスパイク装着は必須だったんですね。
これでこんな狭い部屋でも、もっともっと、G1 GIYAを追い込めそうです。
今後はスパイク受けを交換して音質アップを目指そうかな?
いや、でも・・・スパイク受けを交換するだけでもまたエラい苦労しそうだしなぁ。
兎にも角にも、GIYA G1の底力の一端にまた、少し触れられたような気がします。
やっぱりオーディオは面白い!!
音楽を聴くのがどんどん楽しくなってくる!!!


















