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オーディオ部屋の音調整に挑戦

先日のブログでも書きましたが、オーディオラックの入れ替えをしたら今までとはスピーカーから出てくる音の聴こえ方が全く変わってしまったので、再度自分好みの音になるように色々試してみようと思い至った訳であります。

 

 

そこで、今回のオーディオラック入れ替えの際に気になっていたところに手を加えてみることに。

 

 

 

まずはスピーカーの間に挟まれている、リスニングポイント正面のオーディオラックです。

 

このラックには、パワーアンプ(B.M.C.のAMP-S1)、AVアンプ(ONKYOのTX-NR686)、Blu-rayレコーダー(PanasonicのDMR-SCZ2060)、Playstation4 Pro、センタースピーカー(ONKYOのHTS-C10)、スーパーツィーター(TANNOYのST-50)を設置しています。

 

 

問題は、このラックの脚の部分。

 

ラックの脚の部分にはメーカー標準品のスパイクが設置してあり、同じくメーカー標準品のスパイク受けでスパイクを受けています。

 

こんな感じに。

 

 

いやはや、この小さいスパイク受けで、ただでさえ激細でラックの支柱から見えづらいスパイクを受けるので、何度スパイクを床にぶっ刺したことか・・・。

 

しかも、本当にこの小さなスパイク受けで安定した効果を得られているのか不安な訳です。

 

 

 

そこで、先日新設したラックのスパイク受けとしても使用したTAOCの「PTS-A」を追加で購入して使用することに。

 

 

あぁ・・・スパイクを受ける皿の部分の大きさが全然違う。

 

標準品のスパイク受けから交換するとこんな感じに。

 

 

おぉう!!

全然イイじゃ無いか!!

当たり前だけど、設置もしやすいじゃ無いか!!

 

 

 

で、設置のしやすさは兎も角として、重要なのは「音」への影響です。

 

 

まずはジャズドラマー松尾明さんのアルバム『And Alone』を聴いてみることに。

 

 

and alone

 

1曲目出だしのビブラフォンの生々しい響き、低域の安定感はかなり良くなりました。

ただ、松尾さんのドラムが入ってくると高域の抜けが今ひとつで、もう少しスカッ!と抜けるような、刺さるような音が欲しいんだよなぁ・・・という欲求が。

また、空間の奥行きはしっかりと出ているのですが、左右に展開する広がりがもう少し欲しい・・・

6曲目のベースとのデュオでは、冒頭のベースソロの生々しさ、沈み込むキレの良い低音共に「あ、コレだ」という手応えを感じましたが、高域の抜けが良くなればもっと良くなるはず!

 

 

 

次に聴いたのが、最近よく聴くパイプオルガンの作品で「From the New World」。

 

 

From the New World

 

パイプオルガンの音を明晰な解像度で描き出すような作品ではないのですが、ステージの奥行、高さ、左右広がり、そして地を這うような低音が魅力的で、ボリュームを上げて聴くと本当に教会の中でパイプオルガンの音に包まれているような感覚になるのが好きなんです。

 

1曲目のドヴォルザーク「CARNIVAL」冒頭の華やかで荘厳な演奏がファーッ!とどこまでも奥行きと高さをもって聴こえる感じ、やはり感動モノです。

ただ、やはり気になるのが左右への音の展開。

今の状態では少し窮屈で「広い教会の真ん中でパイプオルガンに対峙して聴いている」感覚とは少し遠く感じます。

 

2曲目のコープランドの「PASSACAGLLA FOR PIANO」の重厚な低音はしっかりと地を這う感じで素晴らしいのですが、少し、音の抜けが抜けきっていない感じです。

 

 

 

これは・・・もう少し手を加える必要がありますな・・・・

 

 

 

スパイク受けの交換前に感じていたラックの入れ替えに伴う音の変化に対する、スパイク受け交換後の印象は以下の通りです。

 

 

・低音の沈み込み自体はそのままだが全体の量感が少し後退した
 →沈み込みはそのままで量感は戻ってきた

・低音の量感が後退したことに伴いステージの見晴らし自体は良くなった

 →ステージの奥行きはパッと開けて深くなったが、パノラマチックに左右に展開する感覚は未だ乏しい。

・ツィーターの設置位置の影響か高域のハリがわずかに後退した

 →高音のハリはやはりもう少し欲しいところ。

・音の余韻がよりキレイに消えるようになた

 →余韻はキレイに消えるが高域のハリが後退しているため透明度の高さも少し後退している印象。

 

 

 

 

というわけで、まずはスーパーツィーターの設置位置と角度調整です。

 

ラックの幅ギリギリまで広げて設置し、ほぼ正面に向いていた角度を僅かに上向きの角度に設置しなおしてみます。

 

 

 

 

おぉぉっ!!

いきなり来たぞっ!!

 

音の抜けが一気に良くなって高音に心地よいハリが出て通る様になりました。

それに伴い、低音の透明感も増して音の消え方も美しくなり、なによりも左右への音の広がりも一気に増しました。

 

 

さぁ、ここまで来たらもう1個、準備していたアイテムを投入してみることにしましょう。

 

 

 

オーディオみじんこの電源ノイズフィルター兼仮想アース装置「SILVER HARMONIZER AC」です。

 

 

こんな感じの円筒状の装置で、具体的な中身と機能はメーカーの紹介ページに任せるとして、そういえば最近この手の商品が各アクセサリーメーカーから発表されていましたが使ってみたことが無かったので試しに買ってみることにしたわけです。

 

 

メーカーの推奨利用方法として、最上位の空きコンセントに刺しこむことで大きな効果が出る・・・との事だったので、Transportやプリアンプが接続されている電源コンディショナーの元電源が刺さっている壁コンセントに刺してみることに。

 

 

おぉぉぉぉっ!?

こんなに効くのかっ!?

と思ったのは壁コンセントに刺しこんだ数時間後。

 

 

音楽を聴いているうちに、どんどんと靄が晴れていくような、スッキリとした透明感を感じるようになっていました。

かと言って音が軽くなっているわけでは無く、低音の迫力、速度はそのままです。

 

しかも、音の透明感が増したことで更に左右への音の広がり、奥行きの広がりも増しました!

 

 

これは麻薬だわぁ・・・・

 

 

 

あぁ、もう!!

 

こうなったら片っ端から溜まったCDを聴きまくるしかないじゃないか!!

 

 

 

そんなわけで、久しぶりに火が付いちゃったゾ!!

次に何をしてみようかな♪

 

 

 

(ちなみにこの後、新型コロナワクチンを接種して副反応が出てしまい、数日間音楽も聴けなきゃブログの更新もできなくなったのでありました)

お盆休みはオーディオ漬け

先日のオーディオラック入替以来、仕事仕事で全然オーディオを楽しむ時間も無く、お盆休みも仕事がありましたが、なんとか13日~16日の4日間は休みを取れました。

 

各地で災害レベルの大雨が痛ましい被害を及ぼしておりますが、我がさいたまではそこまでの大雨にはならないものの、新型コロナの感染者は加速度的に増えておりお出掛けをするような状況では無かったため、ほぼズッとオーディオ部屋で過ごしておりました。

 

 

オーディオラック入替以降、ようやくまともに様々なアルバムを聴き込むことが出来たのですが、VIVID AudioのGiya G1の鳴り方が以前とは全く違ってしまい、軽く狼狽してしまいました。

 

耳の高さに障害物が無くなったことや、ラック自体が変わったことによる音の変化が大き過ぎて音楽に集中出来ません。

 

具体的にどのように変わったかというと・・・

 

・低音の沈み込み自体はそのままだが全体の量感が少し後退した

・低音の量感が後退したことに伴いステージの見晴らし自体は良くなった

・音の奥行きが深くなった

・ツィーターの設置位置の影響か高域のハリがわずかに後退した

・音の余韻がよりキレイに消えるようになた

 

こんな感じで、印象が全然変わってしまいました。

 

いやはや、これはヤバいな。

 

ルームチューニングは改めてやり直しだ。

ケーブルやインシュレーターも再検討が必要か?

 

 

 

もう・・・・なんて悩ましいんだ。

 

 

 

改めてオーディオが楽しくなって来ちゃったじゃないか!

 

 

さぁ、まずはどこから始めようか!!

オーディオラックの入れ替えだ

前面にはVIVID AudioGiya G1、右側面には大容量のCDラック、左側面には約120cmのオーディオ機器タワー、背面にはレコードラック・・・

 

ただでさえ狭いオーディオ部屋で、前後左右を自分の身長よりも高い(左側面のオーディオラック以外)モノに囲まれながら音楽を聴くのも少ししんどくなって来まして・・・(笑)

 

特にバラバラに勝って揃えたオーディオラックを整理して、もう少し効率的に、耳の高さの邪魔にならない様にできないかとオーディオラックの入れ替えを模索しておりました。

 

で、夏のボーナスも入ったし、休みは無いけど勢いで入れ替えちゃうか!!

 

 

・・・と、重い腰を上げてオーディオラックの入れ替えを致しました。

 

 

 

 

それまでは・・・

 

こんな感じで前面にはパワーアンプとAV機器を設置している木製のオーディオラック。

 

左側面にはプレイヤーやプリアンプを搭載しているSound Magic製のオーディオラックを2台設置して使用しておりました。

 

もうね、威圧感が凄いんですよ。

 

 

こんな状況だったので、左側面には幅のあるオーディオラックを1台設置してまとめてしまい、Sound Magicの4段ラックを正面の木製ラックと入れ替えてしまおうと思い至りました。

 

 

色々物色し、クアドラスパイア製のオーディオラックも検討したのですが、なかなか良い出物が無く、だったらSound Magicの横長の3段オーディオラックに追加棚板を1段追加してしまおうと、発注しました。

 

 

 

「メーカー在庫なし」で納品に少し時間がかかりましたが、7月29日(木)に全てのパーツが納品されました。

「じゃあ、週末にゆっくりとオーディオラックの入れ替えをしようかな・・・」と思っていたのですが、土曜日は仕事で出社をしなければならず時間が無い!

かといって、デカい段ボールを玄関に置きっぱなしにも出来ない・・・ということで、金曜日の夜、仕事から帰ってからオーディオ部屋に籠もってオーディオラックの入れ替えをしてしまおう!と言うことに致しました。

 

 

 

 

 

7月30日の金曜日、汗だくで帰宅後、事前にエアコンでキンキンに(25℃設定ね)冷やしておいた自室で体を拭いて着替えをして、時間も無いのですぐにオーディオ部屋に籠もります。

 

まずは正面の木製のオーディオラックから全ての機器を取り外してラックから下ろし、木製ラックをオーディオ部屋から撤去します。

久しぶりに持ち上げたB.M.C.のAmp S1はしみじみ重いです・・・(40kg)

 

 

次に、左側面のSound Magicの背の低い4段ラックから機器を取り外してラックから下ろし、ラックを正面(スピーカーの間)に設置して、先ほど木製ラックから取り外した機器を載せていきます。

もう、この時点で頭がクラクラするほど力仕事の連続です。(オーディオラックのスパイクが床に刺さりまくるし)

 

で、本当であれば左側面のSound Magicの背の高い6段ラックから機器を外して、ラック自体を解体してスペースを作ってから、今回購入したラックを組み立てたかったのですが、スペースを作るスペースが無いことに気付きました(苦笑)。

 

やむを得ず、今回購入したラックを組み立てられる最小限のスペースだけなんとか確保し、無理矢理だろうが何だろうがラックの組み立てです。

 

因みに今回、ラックのスパイクも標準のスパイクでは無く、大きなスパイクを注文しました。

標準品のスパイクだとポールに比べて細身過ぎる為、スパイク受けが見えなくて設置の時にスパイクが床に刺さりまくるんですよ。

 

ちなみに標準品は写真の左で、今回購入したオプションの大型スパイクは右側です。

 

半ば無理矢理に作ったスペースでなんとかラックを組み立て、スパイク受けも標準品はあまりにも小さすぎるので、TAOCの「PTS-A」を2セット準備していた(今回のラックは横長なのでポールが6セットなので、4個1セットのPTS-Aじゃ足りないのです)ので、床に刺さったスパイクを持ち上げながらソイツを噛ませていきます。

 

まぁ趣味のことなので仕方が無いんですが、さすがにこのての作業を一人でやっていると床はどんどん傷ついていくなぁ・・・

 

 

で、組み上がった新しいラックと既設のラックの間に体を入れて、既設ラックから機器を取り外しながら新しいラックに搭載していきます。

 

ひとしきり機器を移し終えた後、既設ラックを分解していきます。

 

既設ラックの解体が終わると、新設のラックを少しずつ壁際に押していきながら結線作業をしていきます。

久しぶりにラック裏が空いたので掃除機とモップでお掃除しつつ、端子の汚れもキレイにしていきます。

 

 

全ての結線が完了し、オーディオラックをグググッと壁に寄せてオーディオラックの入れ替え作業、とりあえず完了です。

 

 

いやぁ・・・・さっぱりしました。

明日も仕事だって言うのに、無理して作業をした甲斐がありました。

 

 

もう深夜なので、ボリュームを絞りに絞って音出し確認をしますが、問題ないようです。

位相も問題なさそう。

 

本当だったら、翌朝からしっかりと新しいこの環境でじっくり音出しをしていきたいのですが、それはお盆休みまで持ち越しかな・・・

 

 

 

 

 

 

あぁ・・・・疲れた・・・・