オーディオラックの入れ替えだ
前面にはVIVID AudioのGiya G1、右側面には大容量のCDラック、左側面には約120cmのオーディオ機器タワー、背面にはレコードラック・・・
ただでさえ狭いオーディオ部屋で、前後左右を自分の身長よりも高い(左側面のオーディオラック以外)モノに囲まれながら音楽を聴くのも少ししんどくなって来まして・・・(笑)
特にバラバラに勝って揃えたオーディオラックを整理して、もう少し効率的に、耳の高さの邪魔にならない様にできないかとオーディオラックの入れ替えを模索しておりました。
で、夏のボーナスも入ったし、休みは無いけど勢いで入れ替えちゃうか!!
・・・と、重い腰を上げてオーディオラックの入れ替えを致しました。
それまでは・・・
こんな感じで前面にはパワーアンプとAV機器を設置している木製のオーディオラック。
左側面にはプレイヤーやプリアンプを搭載しているSound Magic製のオーディオラックを2台設置して使用しておりました。
もうね、威圧感が凄いんですよ。
こんな状況だったので、左側面には幅のあるオーディオラックを1台設置してまとめてしまい、Sound Magicの4段ラックを正面の木製ラックと入れ替えてしまおうと思い至りました。
色々物色し、クアドラスパイア製のオーディオラックも検討したのですが、なかなか良い出物が無く、だったらSound Magicの横長の3段オーディオラックに追加棚板を1段追加してしまおうと、発注しました。
「メーカー在庫なし」で納品に少し時間がかかりましたが、7月29日(木)に全てのパーツが納品されました。
「じゃあ、週末にゆっくりとオーディオラックの入れ替えをしようかな・・・」と思っていたのですが、土曜日は仕事で出社をしなければならず時間が無い!
かといって、デカい段ボールを玄関に置きっぱなしにも出来ない・・・ということで、金曜日の夜、仕事から帰ってからオーディオ部屋に籠もってオーディオラックの入れ替えをしてしまおう!と言うことに致しました。
7月30日の金曜日、汗だくで帰宅後、事前にエアコンでキンキンに(25℃設定ね)冷やしておいた自室で体を拭いて着替えをして、時間も無いのですぐにオーディオ部屋に籠もります。
まずは正面の木製のオーディオラックから全ての機器を取り外してラックから下ろし、木製ラックをオーディオ部屋から撤去します。
久しぶりに持ち上げたB.M.C.のAmp S1はしみじみ重いです・・・(40kg)
次に、左側面のSound Magicの背の低い4段ラックから機器を取り外してラックから下ろし、ラックを正面(スピーカーの間)に設置して、先ほど木製ラックから取り外した機器を載せていきます。
もう、この時点で頭がクラクラするほど力仕事の連続です。(オーディオラックのスパイクが床に刺さりまくるし)
で、本当であれば左側面のSound Magicの背の高い6段ラックから機器を外して、ラック自体を解体してスペースを作ってから、今回購入したラックを組み立てたかったのですが、スペースを作るスペースが無いことに気付きました(苦笑)。
やむを得ず、今回購入したラックを組み立てられる最小限のスペースだけなんとか確保し、無理矢理だろうが何だろうがラックの組み立てです。
因みに今回、ラックのスパイクも標準のスパイクでは無く、大きなスパイクを注文しました。
標準品のスパイクだとポールに比べて細身過ぎる為、スパイク受けが見えなくて設置の時にスパイクが床に刺さりまくるんですよ。
ちなみに標準品は写真の左で、今回購入したオプションの大型スパイクは右側です。
半ば無理矢理に作ったスペースでなんとかラックを組み立て、スパイク受けも標準品はあまりにも小さすぎるので、TAOCの「PTS-A」を2セット準備していた(今回のラックは横長なのでポールが6セットなので、4個1セットのPTS-Aじゃ足りないのです)ので、床に刺さったスパイクを持ち上げながらソイツを噛ませていきます。
まぁ趣味のことなので仕方が無いんですが、さすがにこのての作業を一人でやっていると床はどんどん傷ついていくなぁ・・・
で、組み上がった新しいラックと既設のラックの間に体を入れて、既設ラックから機器を取り外しながら新しいラックに搭載していきます。
ひとしきり機器を移し終えた後、既設ラックを分解していきます。
既設ラックの解体が終わると、新設のラックを少しずつ壁際に押していきながら結線作業をしていきます。
久しぶりにラック裏が空いたので掃除機とモップでお掃除しつつ、端子の汚れもキレイにしていきます。
全ての結線が完了し、オーディオラックをグググッと壁に寄せてオーディオラックの入れ替え作業、とりあえず完了です。
いやぁ・・・・さっぱりしました。
明日も仕事だって言うのに、無理して作業をした甲斐がありました。
もう深夜なので、ボリュームを絞りに絞って音出し確認をしますが、問題ないようです。
位相も問題なさそう。
本当だったら、翌朝からしっかりと新しいこの環境でじっくり音出しをしていきたいのですが、それはお盆休みまで持ち越しかな・・・
あぁ・・・・疲れた・・・・
追悼、野口茜さん
ピアニストの野口茜さんが亡くなったという情報をネットで見て「まさか」との思いで慌てて情報収集をしてみましたが、残念ながらこの情報は本当でした。
38歳です。
まだまだ若いし、お子さんも小さいし、これから円熟味を醸してくるピアニストなのに。
本当に残念でなりません。
白血病で闘病中というのは知っていましたし、Instagramでも闘病の様子やご家族との温かい写真を拝見していましたが、急過ぎませんか・・・・
野口さんご本人、残されたご家族の方々、本当に悔しいと思います。
心からお悔やみ申し上げます。
野口さんのピアノはとても快活で、ライブでは全ての人を楽しい気持ちにさせる様な演奏を聴かせてくれました。
最後に野口さんのライブを聴いたのは2019年8月でした。
そのライブでも素晴らしい演奏を聴かせてくれましたし、休憩時間中も楽しくおしゃべりをさせてもらいました。
2017年にクラウドファンディングで制作したアルバム『NOGUCHI AKANE PianoTrio meets ERIC MARIENTHAL LIVE at AKASAKA Bb,TOKYO』はジャズ批評の「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2017」でも書かせて貰いました。
このアルバムは1曲目と2曲目は野口さんのピアノとERIC MARIENTHALのサックスのDUOなのですが、その2人の掛け合いが素晴らしいのです。
1曲目の「My Romance」は冒頭の野口さんのピアノソロから「おっ!」と身を乗り出してしまいそうなメリハリ、陰影のある演奏で一気に引き込まれ、ERICのサックスが合流してからはまるで2人で長い間ドサ回りをしてきたのでは無いかと思うほど息の合った演奏に心が弾み、8分48秒というやや長めの演奏がアッと言う間に終わってしまいます。
2曲目の「Fiesta」では1曲目の朗らかとした楽しい演奏から急に雰囲気が変わり、野口さんの作曲者として、ピアニストとしての見事な構成力のあるドラマチックな演奏にERICのサックスが合流する前にノックアウトされてしまいます。そしてERICが合流してからは楽しそうでありながらも真剣勝負の掛け合いに、聴く方の体温もどんどんと上がってきてしまいます。
あぁ・・・・この土曜日、このアルバムを何回繰り返し聴いたでしょう。
今でも燦然と輝く名演奏に心を熱くしながら野口茜さんを心から追悼しています。
野口さん、辛く苦しい闘病生活から解放され、そちらの世界で素晴らしいピアノを奏でて下さい。
合掌
今年も出ました『ジャズ批評 MY BEST JAZZ ALBUM2020』
今年もこの時期になりました。
ジャズ批評の最新号(220号)の特集『MY BEST JAZZ ALBUM 2020』と『JAZZ AUDIO DISK AWARD』です。
特に昨年発売されたジャズアルバムの中から、各人が「このアルバムが素晴らしかった!」と5枚のアルバムを推薦する「MY BEST JAZZ ALBUM 2020」は面白いし勉強になります。
え?こんなアルバムが出てたんだ!?
この人はこういうアルバムを聴いてるんだ。
あ、このアルバム確かに良かった!!
などなど・・・
特に自分がチェックしていなかったアルバムの情報は貴重で、「あぁ!これは自分のマイ・ベストにも入れたかった!!」と思うようなアルバムに出会えますし、そういうアルバムのミュージシャンの情報を得られるので、今後のアルバムのチェック範囲がぐーっと広がったりします。
それにしても、私もこっそりマイ・ベストに書かせて貰っていますが、他の人が選んだアルバムと被っていないと少し嬉しくなる・・・というのはやっぱりへそ曲がりなんだろうなぁ。