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YUKIMUのCVS-1が届いたゾ!

予約注文していたYUKIMUの新製品、レコードバキュームスタビライザー『CVS-1』が届いたゾ!

 

 

レコード背面をバキュームしてターンテーブルにビッタリと密着させることでレコード盤の反りや振動を解消するヤツです。

 

今週末に楽しんでみます!!

 

 

 

オーディオみじんこ製RCA仮想アース「SILVER HARMONIZER RCA」を試してみた

先月末、秋葉原のガレージケーブルメーカー「オーディオみじんこ」製のACコンセント用仮想アース『SILVER HARMONIZER AC』を試してみましたが、思いのほか効果抜群だったので調子に乗って新製品のRCAジャック用仮想アース『SILVER HARMONIZER RCA』にも飛びついてみました。

 

この手のRCAジャックに挿すタイプのノイズ除去機器や仮想アースのような製品は他にもあるのですが、1個数万円ほどする製品がほとんどなのでなかなか手が出なかったのですが、「SILVER HARMONIZER RCA」は1個9600円とお手軽なので、第1回生産(ガレージメーカーで1個1個手作りなので1回の)分で1個、第2回生産分で2個の合計3個を購入して試してみることにしました。

 

 

 

「SILVER HARMONIZER RCA」はこんな外観の製品で、アルミ・ステンレス・真鍮をクロームメッキ仕上げにした外装になっっており、持つと見た目よりもずっしり重い印象を受けます。

 

 

なによりも特徴的なのはこの長さ。

端子部分も合わせると全長9cmにもなります。

仮想アースとしての機能を確保するためにこの長さが必要なのかもしれませんが、こんなのが機器の後ろから伸びていたらと想像すると・・・なんか変な感じです。

 

ちなみにメーカーの説明を要約すると、直径0.8mmの4N純銀単線ケーブルをアース線として使用し、独自の内容物と外装を使用して仮想アースとしているそうです。

 

 

手に持つとこんな感じです。

 

 

見た目は非常に高級感があり、とても9600円には見えません。

 

背面のシリコンゴムは何か機能があるのかな?

手に持って振ってみると中でシャカシャカと音がします。

前述の内容物はケース内にビッチリと詰まっているという訳では無く、多少の余裕があるようです。

 

ちなみに製品名にも入っている「Harmonizer」の機能としては、13種類にもなる内容物によって特定の共振周波数に偏らずにピークとディップを排除して高解像度かつインパクトのある音色を実現するようですが・・・どうなんでしょう?

 

 

メーカー推奨の接続箇所はDACやプレイヤーなどの信号の流れる上流機器やプリアンプとなっているため、まずはデジタル音声出力のRCA端子が空いていたPioneerのユニバーサルディスクプレイヤー「UDP-LX800」に1個接続してみました。

 

 

 

 

ん~、出っ張ってる。

 

普段余り目にしない背面とは言え、コイツの存在感は凄いな。

重量42gなので過度に端子への負担はかかっていないと思います(思いたい)ですが、長期間の利用も問題ない・・・で良いんですよね?

 

 

まずはこの状態で聴き比べをしますが、付ける前と後の差はほとんど感じませんでした。

ビミョ~に空間が広がったような気がする・・・んだけれど、言い切れない・・・

 

 

ならば・・・・と、残り2本をB.M.C.のDAC 1PreのRCA入力端子のRとLに接続してみます。

 

 

 

こっちはさすがDAC兼プリアンプ。

周りのケーブルの存在感がありすぎて余り目立ちません(笑)。

 

って・・・・ん??

 

あれ???

 

 

1個、シリコンゴムのリングが無くなってるぞ!?

軽く探したけれど見つからなかった・・・。

ま、いいか。

 

 

で、この状態で聴き比べをしてみることに・・・

 

と行きたいところですが、前回の「SILVER HARMONIZER AC」の時もそうだったのですが、接続してからしばらく時間をおいた方が劇的な効果を感じられたので、今回は1日おいてから聴き比べをしてみることに。(夜のオーディオ自主規制時間にさしかかっていたし)

 

 

・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

で、「SILVER HARMONIZER RCA」をPioneer UDP-LX800に1個、B.M.C. DAC 1Preに2個接続をした翌日、改めて聴き比べをしてみました。

 

今回の聴き比べで使用した作品はこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Teodor Currentzis指揮Musicaeterna演奏のベートーベン交響曲第7番は、非常に明快な演奏で音の見晴らしも良く、聴いていて楽しくなってくる作品で、この作品を聴いてからは特に第2楽章が好きになり、ベートーベン交響曲第7番ではかなりお気に入りの盤になりましたが、昨日と聴き比べをして一聴瞭然の差に思わず呆気にとられてしまいました。

録音としてはどちらかというと音場型というよりは、解像度が高くかなり前に出てくる迫力ある録音になっているのですが、昨日よりも解像度が更に上がって残響音が非常にキレイに伸びて、ステージの奥行きがグッと増しています。

えぇ・・・こんなに効果があるの?

あまりの効果に「ちょっと聴き比べ」のつもりがじっくり最後まで聴いてしまいました。

 

慌てて2枚目、ピアニスト上原ひろみさんの新譜「SILVER LINING SUITE」へ。

弦楽四重奏との演奏なので、前作のピアノソロアルバム「Spectrum」に比べるといわゆるジャズ的な要素は僅かに薄いのですが、録音、演奏はかなり濃い内容になっています。

「Spectrum」ではステージ感やピアノの低音の生々しさで、ボリュームを上げるとまるで目の前にグランドピアノが実在するような錯覚に陥る魅力がありましたが、本作ではヴァイオリン2台、ヴィオラ1台、チェロ1台の弦楽四重奏が左右に明確に展開しているため、ステージをかぶりつきで独り占めしたような感覚ではなく、少し広めのスタジオで録音に立ち会っているような聞こえ方になるのですが、それでも昨日聴いたときよりもピアノの存在が明らかに奥に位置していてスタジオ全体が一回り大きくなった印象に変わりました。

ピアノは奥行きが出たにもかかわらず、音が遠ざかって小さくなったわけではなく音が後ろの方にスーッと消えていくので存在感はそのままに奥行きが増した感じがします。

ちなみに、UDP-LX800でSACD盤を聴いたときよりも、ORACLEのCD1000mkIIトランスポート+DAC 1Preの組み合わせでCD盤を聴いたときの方が効果が高く、より生々しく感じました。

 

お次は音場型録音のアリス=紗良・オットさんの新譜「Echoes Of Life」で聴き比べ。

ショパンの24の前奏曲を中心に、自身とのデュオ作品も発表したフランチェスコ・トリスターノの楽曲や武満徹の作品、最後にはアリス=紗良・オット本人作曲の作品など全31曲が収録されたピアノソロ作品。

本作はとにかく1曲目を聴き始めれば分かるとおり、とにかく広いステージの真ん中にポツネンとピアノが鎮座して、奏でられる音は四方八方に美しく消えていき、その様子をステージから相当離れた席からただ一人で鑑賞しているような錯覚に陥ります。(2曲目からは座席はステージに接近します)

これが昨日よりも解像度が高くなったのか、残響音が濁らずに綺麗に重なってスーッと広がって消えていくのが分かります。

美麗な世界観が更に美しくなりました。

 

ジャズドラマー松尾明さんの「and alone」では、1曲目のビブラフォンの生々しさが更に増加し、目の前で山本玲子さんが実際にビブラフォンを演奏しているのが見えるようです。

低域の再生はどう変わった?ということで、ベースとのデュオ演奏をしている6曲目の「Marcellina」を再生。

仲石裕介さんのベースソロで始まる演奏は、生々しく沈み込む低音が魅力的なのですが、う~ん、ベースの弦を指で弾く時の弦のバチッという音が立ってきて、それと同時にベースの重低音自体の解像度も上がってきて今まで以上に息を呑むような「リアル」を感じます。

 

そして個人的にはお馴染みになっているパイプオルガン作品「From The New World」も、教会の天井が更に高くなり奥行きもグーッと深くなりました。更に左右にもフワッと広がり、今まで以上にドイツの教会で聴いたパイプオルガンの生演奏が脳裏に蘇り軽いトランス状態に入ってしまいます。

 

 

ホント、ここまで効果があるモノなんでしょうか!?

実際に聴き比べをして効果を実感しているのに、それ自体に疑問を感じるほど効果が出すぎて困惑してしまいます。

 

 

 

いやはや、やっぱりこれは麻薬ですな。

他の機器の空きRCAジャックにも挿したくなってきちゃいました。

他のメーカーのもっと高価な製品だとどうなるんだろう・・・・

 

 

 

 

これは・・・・・・・沼だ。

 

スーパーツィーターにインシュレータ「RKI-5005」を敷きました

最近、なかなかまとまった時間が取れずにオーディオ三昧をできずにおりますが、オーディオラックを変えて以来、チョコチョコと色々やっている訳であります。

 

 

で、「もう少し高域の抜けとステージの奥行きを向上出来ないか」と思い、TANNOYのスーパーツィーター「ST-50」に手を加えてみることに致しました。

 

 

 

 

設置角度を内振りにしたり外振りにしたりというのは既に色々試した結果この形になっているので、どうしようか思案しましたが、思えばスーパーツィーターにはインシュレータを使っていなかった事に気付き、少し前から気になっていたACOUSTIC REVIVEの「RKI-5005」を使って見ることにしました。

 

 

シリコン系素材に貴陽石やトルマリンなどの鉱石パウダーを含浸させたもので、振動を強力に吸収してS/N比や静寂感が飛躍的に高まり、癖の発生やエネルギー感の減衰なく、立体的で密度の高い明瞭な音像が3次元的な空間に定位、躍動する快感が得られる・・・という製品になります。

 

 

ギヤの様な独特な形状の凹凸があり、手に持っても金属系インシュレーターのような重さは感じませんが、しっかり詰まっている感じがします。

指触りも適度にしっとりしていて弾力があり制動感はあります。

でも、思っていたよりも少し小さい感じでした。

 

こいつをTANNOYのスーパーツィーター「ST-50」の足下四隅に設置してみます。

 

 

こんな感じで少しはみ出すような感じで四隅に配置し、ST-50を乗せてユニットが真正面に向くように設置します。

 

 

で、早速試聴です。

 

 

 

まずはピアニストのアリス=紗良・オットの新譜『Echoes Of Life』から。

 

Echoes Of Life エコーズ・オヴ・ライフ (初回限定盤)(UHQCD/MQA)(DVD付)

 

本作はホールトーンが豊かで残響がとてもキレイなのですが、RKI-5005設置後は、ホールの奥行きが少し深くなり、音の消え方がとてもキレイになりました。

非常に力強く鍵盤を打鍵するときも、残響音に紛れて音が濁ること無く、音が出る瞬間から消える瞬間までとにかくキレイに響いています。

あぁ・・・残響音の説得力が増したことで「音楽」が活きてきて音楽に、演奏にどっぷり浸れます。

 

 

 

次はジャズのビッグバンド。

ピアニストの守屋純子さん率いる守屋純子オーケストラの『Art In Motion』。

 

アート・イン・モーション

1曲目の「Monkeys In Withered Tree 枯木猿猴図」の出だし1音目SAXの音色から生々しくなりました。

恐らく、音の出る直前の一瞬の静けさが増したから余計に生々しさ感じたのではないかと思います。

まさかスーパーツィーターにインシュレーターを敷いてこんな効果があるとは・・・

 

7曲目の「Trane's Mode(to John Coltrane)」はSAX隊、トランペット隊、トロンボーン隊の疾走感あるメロディーの掛け合いが格好良いのですが、変に高音が出ているとそれぞれの楽器の音が重なっていくときに耳に刺さるようないがらっぽさが出てしまいます。

しかしながら、高音が非常に自然に伸びているので音が重なっていくときにも解像度が下がらず、キンキンとした嫌な音にならないため、聴き心地がたまらなく良くなりました。

 

 

 

今回のRKI-5005の導入で高音の抜けとホールの奥行き感の向上を狙っておりましたが、ホールの奥行き感は多少増したものの、それ以上に高音の抜けがより自然になり、聴き心地が増して音楽自体に浸れるようになりました。

ホント、スーパーツィーターだからと甘く見てはいけないんですねぇ・・・。

 

 

ちなみに、何パターンかRKI-5005の配置を試してみましたが、今回の場合はほんのわずかに両サイドにはみ出るような置き方が効果がありました。

これはST-50の底面に溝があって平らでは無かったことが影響しているのかもしれません。