ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog -10ページ目

ワシントンの歴史的大雪に関するつぶやきをまとめておく。

 今日のワシントンは猛吹雪。週末に降った一メートルの雪の上に、新たに約30センチの積雪がありました。これでこの冬は、観測史上で最も雪の多い冬ということになったんだそうです。今日はそんな歴史的な日でした。ということで、ワシントンの大雪関係のつぶやきをまとめておきます。


・今回のワシントンの記録的な大雪。ハルマゲドンをもじって、スノーマゲドンと呼ばれているらしい。(2010/2/8)

・今日は午前と午後に分けて計3時間みっちり雪かき。途中、スコップを抱えたフリーランスの雪かき人がやってきて、一時間40ドルでどうって。カロリー燃やして雪も片付く一石二鳥の仕事。他人にやらせてなるものか。(2010/2/8)

・ワシントンは、大雪の影響で月曜に続いて火曜も連邦政府が休み。僕のオフィスも休み。娘たちの学校も当然休み。明日もまた午後から雪が降るという予報。ホワイトアウトで首都機能麻痺。(2010/2/8)

・大雪でオフィスも学校も閉まってるのに、床屋は開いてた。ワシントンの床屋はベトナム人が多い。ちなみにクリーニング屋は韓国人が多い。(2010/2/9)

・ワシントンは今日の午後からまた雪になるそうだ。明日までに最高50~60センチの積雪が予想される。スノーマゲドン第2号の襲来か。こりゃあ、明日も休みだな。(2010/2/9)

・スノーマゲドン第2号の襲来に備えて買出し。ワシントン近郊のスーパーは、スノーマゲドン第1号の雪で駐車面積が小さくなっているところに加えて、第2号に備える人たちが殺到し、既にかなり混乱してた。(2010/2/9)

・大雪で学校もオフィスも休みなので、家族で映画を見に行った。と、同じような家族連れでとても混んでいました。雪で何もできないので、みんな時間を持て余しているのか。(2010/2/9)

・Snowball Effect - ツイッターのフォロワーは雪だるま式には増えない。(2010/2/9)

・ワシントンのスミソニアン美術館も大雪で閉鎖。(2010/2/10)

・90平米の屋根に積もった60センチの雪の重さは、大人のアフリカ象一頭の体重に匹敵するそうだ。そろそろ屋根の雪下ろしが必要なのか、ワシントン。(2010/2/10)

・Snowiest winter ever! ワシントンは観測史上、最高の積雪を記録。(2010/2/10)

・ワシントン界隈では、屋根に積もった雪の重さで建物の崩壊が出てます。うちのガラージも、ドア枠の構造が歪んでドアが閉まらなくなった。屋根が落ちませんように。(2010/2/10)

・つららは英語で「アイシクル(icicle)」。今日、長女に教わった。「愛してる」と似てる。(2010/2/10)


ホワイトアウトのワシントンDC

 記録的な大雪のワシントンに戻ってきました。ワシントンは金曜と土曜に降った雪が1メートルくらい積もっていて、土曜日は空港も閉鎖されていたと聞きました。帰りが一日早かったら、どうなっていたことか。僕が乗ったルフトハンザは、きのう日曜日の午後3時40分にワシントンのダレス国際空港に着陸しました。でも、それからが長かった。滑走路とゲートを結ぶ空港内道路の除雪が進んでおらず、ダレス空港は、限られた数のゲートだけで運営されていたのです。従って、着陸からゲートに着くまで一時間半近く機内で待たされました。結局、入国審査と税関を通過して空港を出たのは、夕方5時半頃でした。でも、この大雪の中、予定通り日曜日に帰宅できただけでもラッキーだったのかもしれません。




 この雪の影響で、今日月曜日は娘たちの学校も、僕のオフィスも休みでした。なので僕は、午前と午後に分けてみっちりと3時間も雪かきをしましたよ。と書いていたら、明日もオフィスは休みになったという連絡が来ました。このような雪の場合、オフィスを開けるか休みにするかという決定は、世銀は慣例としてアメリカの連邦政府に倣うことになっています。明日は連邦政府が休みだから、世銀も休みだという訳です。メトロなど公共交通機関もまだ平常運行に戻っていませんし、何よりも、地域によっては停電で何万世帯もが避難生活をしているとか。ワシントンは、ホワイトアウトで首都機能が完全に麻痺した状態です。予報では、明日も午後からまた雪になるらしい。

やっぱりミュンヘンのトイレが綺麗な訳

 過去ログを調べてみたら、僕がブログをこのアメブロに移行したのが2005年の2月でした。かれこれ5年もアメブロを使ってる計算になりますね。で、アメブロに移ってから5年の間に僕が書いた記事の中で、一番多くのコメントをいただいた記事というのがミュンヘン空港のトイレが綺麗な訳というヤツ。男性用小便器についた蝿の標的を題材にしたものでした。この記事には34個ものコメントがついていますが、この記録はもう破られないのでしょうね。


 さて、現在滞在中のミュンヘンのホテルのロビーにあるトイレ(↑)に入ったところ、あっ、ここにもありました。例の標的。でも、これは蝿じゃないようです。


 もうちょっと拡大してみると(↓)、そう、てんとう虫でした。しかもこれは、ナナホシテントウですよね。


 このテントウ虫のお陰なのか何なのか、ミュンヘンのこのホテルのトイレも実に綺麗でした。でも、五月蠅い蝿なら狙っちゃうけれど、こんなに可愛いテントウ虫だと、狙うのはちょっと気が引けませんか

ミュンヘンで学ぶ正しいビールの注ぎ方

 インドのデリーから直行便で約8時間かかって、経由地のミュンヘンに着きました。気温は3℃、冷たい雨が降っていてかなり寒いですね。ここミュンヘンで、16時間ほどのストップ・オーバーなのです。


 さて、午後3時頃ホテルにチェックインし、その後、すぐにホテルのバーでミュンヘン名物の白ビール(ワイス・ビア)を注文。土曜日だし、いいでしょう。で、ご覧のように(↑)、グラスから溢れんばかりの白い泡を載せたビールが出て来たのです。やはりビールはこうでなくちゃ。インドで全く泡の無いビールばかり飲まされていたので、ちょっと感動しました。

 それから二杯目を頼んだ時、バーテンさんをじっくりと観察して、泡の出るビールの注ぎ方を学んだのです。まず、グラスを斜めにして、ビールをグラスの七割くらいまで比較的ゆっくりと注ぎます。その後、少しビールの残ったボトルを小刻みに振って、ボトルの中に泡を演出するのです。最後に、ボトルに残ったその少量のビールを勢いよくグラスに注ぎ足します。すると、上の写真のような見事な泡立ちビールになるじゃありませんか。さすがにビールの本場、ドイツですね。ビールの注ぎ方にまでこだわりがありました。今度、家で飲むときもこの注ぎ方をやってみよう。


インド関係のつぶやきをまとめてみる。

 ミッション無事終了。明日の朝早く、ニューデリーを発ちます。ツイッター を初めてまだ5日ほどですが、ブログとの一番の違いはスピード感と気軽さでしょうか。とりあえず、今回の出張中の、インド関係の自分のつぶやきを以下にまとめておきます。


・ニューデリーはとてもセキュリティが厳しいです。インドの諜報機関が「1月26日のRepublic Dayの前後にテロがある」という情報を掴んだとか。ムンバイの悲劇もあったことだし要警戒。ホテルに入る際は、空港のセキュリティ・チェックと同様でし た。内戦中のコロンボを思い出した。(2010/2/1)

・こちらの新聞によれば、大国インドからバンクーバー冬季五輪への参加者はたったの3人。リュージュ、クロスカントリー、ジャイアント・スラローム(大回転)に各ひとり。(2010/2/1)

・ランチはスパゲティ・ボロネーズ。味が少し違うなと思ったら、挽肉はビーフではなくラムでした。さすがインド。ここでは牛は神聖ですからね。そういえば大学院の時Public Policyの授業で、Kill the Sacred Cowという表現が出てきた。意味は「聖域に踏み込む」。(2010/2/2)

・Twitter Adds 110 Million Potential New Users With SMS Deal in India http://bit.ly/4B9qjx (2010/2/2)

・今回インドに来たのは、ブータンのプロジェクトに関する融資契約書の最終的な交渉のため。明日からここで、ブータン政府の代表団とニゴシエーションです。僕が世銀側の交渉団長を務めます。Keicho, the Negotiator. (2010/2/3)

・The longest day in New Delhi is finally over. Tomorrow should be shorter. (2010/2/3)

・インドにセグウェイがやってくる。でも車より高いらしい。インドには世界で最も安い車(Tata Nano)がありますからね。(2010/2/4)

・インドのデリー大学で、キャンパス内での喫煙に対して罰金制度を導入。喫煙が見つかると、罰金200ルピー(約500円)。高いのか安いのか?(2010/2/5)

・インド人、嘘つかない。餅もつかない。(2010/2/5)


新世界ワインより新しいインド・ワイン

 最近読んだワインで考えるグローバリゼーション という本によれば、インドのワインは「新しい新世界」のワインなのだそうです。ワインの世界ではヨーロッパが旧世界で、カリフォルニアやオーストラリアなどが新世界。インド・ワインは、それよりもっと新しいという訳です。その新しすぎるインド・ワインを飲んでみました。Grover VineyardsSauvignon Blanc(↓)


 この白ワイン、はっきり言って美味しかった。これを選んで正解でした。当然ながら、他の輸入ワインより断然安かったし。それに、冷えた白ワインは、スパイスの効いたインドの料理に合いますね。

  Grover Vineyards は、カナタカ州バンガロールより40キロほど北の、Nandi Hillsという高原にあるのだそうです。このワイン、覚えておこう。インドのワインって、これから世界市場でもっとメジャーになってくるのだろうか。美味しかったから、その可能性は否定できない。


炎のタンドーリ


 インド料理で一番好きなのは、カレーでもカバブでもなく、タンドーリかもしれない。で、上の写真は昨日食べたタンドーリ・チキン。タンドーリとは、ヨーグルトや香辛料などに漬け込んだ食材を窯で焼いた料理で、大抵は炎のようなオレンジ色をしています。

 昨日、ホテルの部屋にルーム・サービスで注文したのですが、「20分で出来ます」と言われて、きっかり20分で運ばれてきました。ということは、タンドーリの段取りは予定通り。味も期待通り。ご馳走様。

Indian Idol

 火曜日は、ワシントンにいたら娘たちとアメリカン・アイドルを見る日。最近知ったのですが、アイドルを発掘する似たような公開オーディション番組は世界中でやっていて、ここインドにもありました。その名もIndian Idolです。今まで四回やっていて、5回目の今年も数ヵ月後にスタートするんだとか。で、去年の四回目に初めて女性が優勝してインディアン・アイドルになったらしい。そのSourabhee Debbarmaさんが、コチラ(↓)。なかなかの美声です。Enjoy!



Follow Me~Twitterを始めました。


 インドに来る飛行機の中でTwitter for Dummies を読み終えたので(とても分かり易いガイド本でした)、予定通りTwitter を始めてみました。まだよく勝手が分かりませんが、できれば日本語と英語の両方を使い分けて、世界中からつぶやいてみようかと思っています。課題は、このブログとどう棲み分けるのかという点かもしれませんが。

 ちょっと残念だったのは、Twitterで「Keicho」というアカウント名が既に使われていたこと。あれこれと迷った挙げ句、仕方がないので「TKeicho」というアカウントにしました。ということで、Twitterでフォローしてくれる方を大々的に募集します(下のアイコンをクリックしてください)。今週中にフォローしていただいた方には、慶長が必ずフォロー・バックしますので。
よろしくお願いします。

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ガンジー殉教の日

 今朝早く、インドのニューデリーに到着しました。驚いたのはセキュリティの厳しさ。ホテルに入る際、荷物をスクリーニングされ、僕自身も金属探知機を通過させられました。まるで空港のセキュリティと同様です。内戦中のコロンボもそうでした。なんでも、インドの諜報機関が「1月26日のRepublic Dayの直後にテロがある」という情報を掴んだのだとか。まだ記憶に新しい「ムンバイの悲劇」もあったので、警戒が強まっているらしいのです。何事もありませんように。

 さて、こちらのニュースで知りましたが、昨日1月30日は63年前にガンジーが暗殺された日で、「Martyrdom Day(殉教の日)」と呼ばれているんだそうです。今日のインドの新聞には、それに関わる記事や広告がいくつも載っていました。そんなインドの新聞記事から拾ったガンジーの名言を、いくつか下に載せておきます。いつものように、和訳の責任は慶長にあります。

Recall the face of the poorest and the weakest man, and ask yourself, if the step you contemplate is going to be of any use to him. (最も貧しく最も弱い男の顔を思い浮かべよ。そして自分に問うのだ。あなたが踏み出そうとするその一歩が、果たして彼の役に立つかどうかということを。)

The industry should regard themselves as trustees and servants of the poor. (産業は、自らを貧困層の信託者かつ奉仕者と見なすべきなのだ。)

If I have the belief that I can do it, I shall surely acquire the capacity to do it even if I may not have it at the beginning. (もし自分にできるという信念があるなら、たとえ最初は能力がないとしても、いつかきっとやり遂げる能力を身につけることができるだろう。)