ガンジー殉教の日 | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

ガンジー殉教の日

 今朝早く、インドのニューデリーに到着しました。驚いたのはセキュリティの厳しさ。ホテルに入る際、荷物をスクリーニングされ、僕自身も金属探知機を通過させられました。まるで空港のセキュリティと同様です。内戦中のコロンボもそうでした。なんでも、インドの諜報機関が「1月26日のRepublic Dayの直後にテロがある」という情報を掴んだのだとか。まだ記憶に新しい「ムンバイの悲劇」もあったので、警戒が強まっているらしいのです。何事もありませんように。

 さて、こちらのニュースで知りましたが、昨日1月30日は63年前にガンジーが暗殺された日で、「Martyrdom Day(殉教の日)」と呼ばれているんだそうです。今日のインドの新聞には、それに関わる記事や広告がいくつも載っていました。そんなインドの新聞記事から拾ったガンジーの名言を、いくつか下に載せておきます。いつものように、和訳の責任は慶長にあります。

Recall the face of the poorest and the weakest man, and ask yourself, if the step you contemplate is going to be of any use to him. (最も貧しく最も弱い男の顔を思い浮かべよ。そして自分に問うのだ。あなたが踏み出そうとするその一歩が、果たして彼の役に立つかどうかということを。)

The industry should regard themselves as trustees and servants of the poor. (産業は、自らを貧困層の信託者かつ奉仕者と見なすべきなのだ。)

If I have the belief that I can do it, I shall surely acquire the capacity to do it even if I may not have it at the beginning. (もし自分にできるという信念があるなら、たとえ最初は能力がないとしても、いつかきっとやり遂げる能力を身につけることができるだろう。)