たまらなく孤独で、熱い街 -26ページ目

全日程終了 2017

88勝51敗4分で、2連覇を達成しました。


去年の勝ち星には1つ足りませんでしたが、勝率は上回ったようです。


(去年は89勝52敗2分)

 

さあ、CSファイナルへ、そして日本シリーズへ、GO!

 

【読書メーター】 2017年9月分

9月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5,575



キャロル (河出文庫) キャロル (河出文庫)感想
恋愛がらみのサスペンスものかと思ったら・・・まあサスペンスらしきのはあったけど。ハイスミスはこの頃30歳くらいか、ならばテレーズよりもキャロルに立ち位置は近い気がするのだが、テレーズのセリフや行動のほとんどすべてにイライラさせられて何が書かれてたのか忘れた。おかげで恋愛小説が苦手なのが再確認できました。462ページ
読了日:09月02日 著者:パトリシア ハイスミス
車輪の下 (新潮文庫) 車輪の下 (新潮文庫)感想
なんという悲しく切ない物語なのだろう。村の人々の期待を一身に受けてハンスが入学した神学校だったが、そこは決して生徒のための教育機関でなく、ある意味戦場であり戦いに参加しなくなった者には死(放校)あるのみであった。そこを落ちこぼれた時点でハンスはすでに車輪の下に体を投げ出されてしまった・・・。ハンスの短い一生とはなんだったのか。291ページ
読了日:09月03日 著者:ヘルマン ヘッセ
死と砂時計 (創元推理文庫) 死と砂時計 (創元推理文庫)感想
世界中から死刑囚を集めて収監している異国の監獄での連作ミステリ。バカミスみたいなのもあったが、個々にはまあまあかな。ラストの流れとオチは何とも言えませんが。350ページ
読了日:09月05日 著者:鳥飼 否宇
そして、君のいない九月がくる (メディアワークス文庫) そして、君のいない九月がくる (メディアワークス文庫)感想
タイトルに惹かれて購入したのだが、一言で済ませば「呆れた」。終盤のアレは話にならん。こんなんが簡単にできるなら、そこらじゅうアレだらけになるではないか。一番酷いのは、怪我もして動けない人を山に残して助けを求めに戻った幽霊は、自分の姿も見え話も聞こえる人を見つけたなら、なにはともあれ緊急の救助を要請するのじゃないのか。チンタラと徒歩で戻って怪我をしてから何日経って山へ着いたのだろう。確実に彼女は衰弱か動物に食われて死んでるね。いっそ、彼女の周りだけ時間が止まっていたことにすれば、マシだったかも。281ペー
読了日:09月07日 著者:天沢夏月
中継ステーション〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF シ 1-5) (ハヤカワ文庫SF) 中継ステーション〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF シ 1-5) (ハヤカワ文庫SF)感想
未来が希望と同義だった頃のSF。アメリカの田舎にある一軒家が実は宇宙と繋がっていた。100年もの間地球の誰にも知られることなく銀河の旅行者にために中継ステーションを管理している男。重い責任と誰にも相談できないことで孤独な生活を余儀なくされている。だが、時代は変わる。地球人は幼年期を抜け出すことができるのか・・・。やや古臭さは否めませんが雰囲気がいいですね。366ページ
読了日:09月09日 著者:クリフォード・D・シマック
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ) 雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)感想
体格はやや小柄ながら子供の頃から相撲ありきの生活を送ってきた文季は、両親が事故で亡くなり叔父に引き取られて田舎へ転校するが、そこは相撲好きのカエルの神様が崇められている村で、相撲からは逃れられない運命であった。当然相撲が盛んな村で、さらにカエルたちも相撲を取るのだが、地元のカエルは外からやってきたカエルに歯が立たないため、相撲に詳しい文季に助けを求める・・・。後半の展開が面白かった。298ページ
読了日:09月10日 著者:城平 京
奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫) 奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫)感想
直球を投げ込んでくれる方が分かりやすくて恐怖を感じるのだろうけど、切れ味鋭い変化球を投げてくるので狐につままれたよう。あとは読者がどう受け止めるかになるが。「待合室」のような分かりやすいのは逆に不満になってしまうかも。344ページ
読了日:09月12日 著者:ロバート エイクマン
いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
人気絶頂のシンガーソングライターが、ゴミ捨て場で目が覚めたら自分を誰からも認識されなくて、しかも自殺したというニュースが・・・。ディックの『流れよわが涙、と警官は言った』みたいな出だしで期待させたし、悪くはなかったが小道具の使い方というか効果の出方がおかしいような気も。まあ、結果オーライということで。491ページ
読了日:09月14日 著者:辻堂 ゆめ
子どもの王様 (講談社文庫) 子どもの王様 (講談社文庫)感想
ジュブナイルではあるけれど、著者は子供の頃を思い出しながら書いたのだろうか。タイトルが何を指すのかは読む前からなんとなく想像はつきますが、子供の視点からすれば「子どもの王様」というものは不気味で恐怖を感じたでしょう。子どもの頃に読みたかった気もしますが、たぶん怖かったでしょうね。196ページ
読了日:09月15日 著者:殊能 将之
ラグランジュ・ミッション (ハヤカワ文庫SF) ラグランジュ・ミッション (ハヤカワ文庫SF)感想
元カレとカノが片や宇宙海賊、片や米国空軍。海賊が狙うのは月で採掘され地球へ送られる、高価で希少なヘリウム3。運搬船を地球からハッキングして落下地点を変え、そこで待ってる仲間が回収するという作戦。いろいろあってついに最大のピンチを迎え、あとは予想通りの流れで・・・。久々のいかにもアメリカっぽいエンタメ感満載のSFで面白く読めました。412ページ
読了日:09月17日 著者:ジェイムズ・L・キャンビアス
ロックイン-統合捜査- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) ロックイン-統合捜査- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
正体不明のバンデミックにより多くの死者をだしたが、命は取り留めながらもさまざまな影響を受けた「ヘイデン」と呼ばれる患者も多い。意識はあるが体が動かせない「ロックイン」状態になる患者(それを補完するスリープという機械の身体が造られるようになった)。中には統合者と呼ばれる、感染し脳構造に重大な変化がありながらも心身ともに劣化がなかった患者もいる。そんなバンデミック後の世界で起きたヘイデンの殺人事件をヘイデンの新任FBI捜査官が追う・・・。捜査官のキャラが良かったのか、なかなか面白かった。327ペ
読了日:09月19日 著者:ジョン スコルジー
八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫) 八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫)感想
レーベルからして児童向けかと思ったら、どちらかというと大人向けで充分に堪能させていただきました。セレクトされた作品も奇妙な味から最後で落とすものまでバリエーション豊か。なかでも「もどってきたソフィ・メイソン」はホラーと違う部分でゾワゾワ。ポー(私的には「ポオ」表記が好みだが)の翻案した「こまっちゃった」も面白かった。全体に外れなし。254ページ
読了日:09月21日 著者:
吸血鬼 吸血鬼感想
途中まで退屈さは否めなかったが、それを補って余りある圧倒的な描写力。19世紀のポーランドの寒く貧しい村での日常から現れる不穏な空気と底冷えするような陰鬱さ。まともそうな人がまともでなく、いい加減そうな人がいい加減でないのは、なにかの皮肉か。再読すれば色々と細かいところにも新たな発見があるかも。傑作ではあろうがいささかヘビーな読書だった。283ページ
読了日:09月23日 著者:佐藤 亜紀
失われた過去と未来の犯罪 失われた過去と未来の犯罪感想
作者はかなり前向性健忘症に興味を持っているのかな。今度はなんと全人類が同時にそれに罹患するという事態。原発の危機を救った一事例はあったにせよ、多くのところで(原発に関わらず)大事故が起きるだろうねえ、と思ってたら、第一部は単なる前フリで第二部の終盤から意外な展開。このシリーズ(?)のラスト(?)にはふさわしい・・・のか?308ページ
読了日:09月25日 著者:小林 泰三
牛家 (角川ホラー文庫) 牛家 (角川ホラー文庫)感想
ごみ屋敷が奇怪な様相を呈する「牛家」はグロさと不条理さが程良くブレンドされてた。併せて収録されてた「瓶人」が実に良い。瓶人(ゾンビ)になってもなお家族に献身する父親と、同級生の女の子が好きだけど告白できない息子、そして実家へ戻った母親。そんな家族には当然ながら幸せは訪れないのだが、グロさもあるけどなんだかホッコリするラストがいいですね。これからも期待します。197ページ
読了日:09月26日 著者:岩城 裕明
貴婦人として死す (創元推理文庫) 貴婦人として死す (創元推理文庫)感想
第二次大戦の影が濃くなる時代、英国の片田舎にある断崖沿いに建つ屋敷で若妻が不倫相手の若者と海へ身投げした・・・と思われたが、発見された遺体は銃で心臓を撃ち抜かれていた。そんな不可解な難事件にヘンリ・メリヴェール卿が挑む。タイトルも仕掛けも、もちろん真相も鮮やかなもので、解説で山口雅也が述べているように、たしかに見当もつかないハウダニット(犯行方法)にみせかけたフーダニット(犯人隠蔽)にしてやられました。317ページ
読了日:09月28日 著者:カーター・ディクスン
オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫) オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)感想
CIAの事務を勤め上げ、退官間近のテリーに降って湧いた最後の仕事が、(多分)封印していた過去を思い出させる。それは第二次大戦末期の極秘作戦。テリーがドイツに潜入して行う作戦が回想部分のほとんどを占めるのだが、ハラハラしどおしで面白かった。テリーはちっとも平凡な男じゃないじゃん。ラストの余韻も含めて、いいものを読ませていただきました。398ページ
読了日:09月30日 著者:ボブ・ラングレー

読書メーター
 

『オータム・タイガー』 ボブ・ラングレー

オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)

オータム・タイガー【新版】
著者:ボブ・ラングレー

訳者・後書:東江 一紀

解説:田口 俊樹

(創元推理文庫)

初版:1990年8月24日

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1981年の作。

CIAの事務を勤め上げ、退官間近のテリーに降って湧いた最後の仕事が、(多分)封印していた過去を思い出させる。

それは第二次大戦末期の極秘作戦。

ドイツに潜入して行う作戦が回想部分のほとんどを占めるのだが、ハラハラしどおしで面白かった。

テリーはちっとも平凡な男じゃないじゃん。

ラストの余韻も含めて、いいものを読ませていただきました。


『貴婦人として死す』 カーター・ディクスン

貴婦人として死す (創元推理文庫)

貴婦人として死す
著者:カーター・ディクスン

訳者:高沢 治

解説:山口 雅也

(創元推理文庫)

初版:2016年2月29日

(1959年にハヤカワ・ポケミスにて刊行)

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1943年の作。

第二次大戦の影が濃くなる時代、英国の片田舎にある断崖沿いに建つ屋敷で若妻が不倫相手の若者と海へ身投げした・・・と思われたが、発見された遺体は銃で心臓を撃ち抜かれていた。

不可解な難事件にヘンリ・メリヴェール卿が挑む。

タイトルも仕掛けも、もちろん真相も鮮やかなもので、解説で山口雅也が述べているように、たしかに見当もつかないハウダニット(犯行方法)にみせかけたフーダニット(犯人隠蔽)にしてやられました。

 

『牛家』 岩城 裕明

牛家 (角川ホラー文庫)

牛家
著者・受賞の言葉:岩城 裕明

第21回日本ホラー小説大賞選評(綾辻行人、貴志祐介、宮部みゆき)

(角川ホラー文庫)

初版:2014年11月25日

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「牛家(うしいえ)」

「瓶人(かめびと)」

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表題作は第21回(2014年)日本ホラー小説大賞・佳作。

ごみ屋敷が奇怪な様相を呈する「牛家」はグロさと不条理さが程良くブレンドされてた。

併せて収録されてた「瓶人」が実に良い。


瓶人(ゾンビ)になってもなお家族に献身する父親と、同級生の女の子が好きだけど告白できない少年、そして実家へ戻った母親。

そんな家族には当然ながら幸せは訪れないのだが、グロさもあるけどなんだかホッコリするラストがいいですね。






『失われた過去と未来の犯罪』 小林 泰三

失われた過去と未来の犯罪

失われた過去と未来の犯罪
著者:小林 泰三

(角川書店)

初版:2016年5月30日

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作者はかなり前向性健忘症に興味を持っているのかな。

今度はなんと全人類が同時にそれに罹患するという事態。

原発の危機を救った一事例はあったにせよ、多くのところで(原発に関わらず)大事故が起きるだろうねえ、と思ってたら、第一部は単なる前フリで第二部の終盤から意外な展開。

このシリーズ(?)のラスト(?)にはふさわしい・・・のか?



 

『吸血鬼』 佐藤 亜紀

吸血鬼

吸血鬼
著者:佐藤 亜紀

(講談社)

初版:2016年1月25日

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途中まで退屈さは否めなかったが、それを補って余りある圧倒的な描写力。

19世紀のポーランドの寒く貧しい村での日常から現れる不穏な空気と底冷えするような陰鬱さ。

まともそうな人がまともでなく、いい加減そうな人がいい加減でないのは、なにかの皮肉か。

再読すれば色々と細かいところにも新たな発見があるかも。

傑作ではあろうがいささかヘビーな読書だった。

『八月の暑さのなかで~ホラー短編集~』 金原 瑞人・編

八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫)

八月の暑さのなかで――ホラー短編集
編者・訳者・後書:金原 瑞人

(岩波少年文庫)

初版:2010年7月14日

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「こまっちゃった」(1838) エドガー・アラン・ポー (翻案)

「八月の暑さのなかで」(1910) W・F・ハーヴィー

「開け放たれた窓」(1911) サキ

「ブライトンへ行く途中で」(1912) リチャード・ハミルトン

「谷の幽霊」(1919) ロード・ダンセイニ

「顔」(1919) レノックス・ロビンスン

「もどってきたソフィ・メイソン」(1930) E・M・デラフィールド

「後ろから声が」(1953) フレドリック・ブラウン

「ポドロ島」(1948) L・P・ハートリー

「十三階」(1949) フランク・グルーバー

「お願い」(1953) ロアルド・ダール

「だれかが呼んだ」(1955) ジェイムズ・レイヴァー

「ハリー」(1955) ローズマリー・ティンパリ

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レーベルからして児童向けかと思ったら、どちらかというと大人向けで充分に堪能させていただきました。

セレクトされた作品も奇妙な味から最後で落とすものまでバリエーション豊か。

なかでも「もどってきたソフィ・メイソン」はホラーと違う部分でゾワゾワ。

ポー(私的には「ポオ」表記が好みだが)の翻案した「こまっちゃった」も面白かった。

全体に外れなし。

『ロックイン-統合捜査-』 ジョン・スコルジー

ロックイン-統合捜査- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ロックイン-統合捜査-
著者:ジョン・スコルジー

訳者:内田 昌之

解説:堺 三保

(新・ハヤカワSFシリーズ)

初版:2016年2月15日

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2014年の作。

正体不明の疫病が大流行し多くの死者をだしたが、命は取り留めながらもさまざまな影響を受けた者も多い。

意識はあるが体が動かせなくなる「ロックイン」状態の患者には、それを補完するスリープという機械の身体が造られるようになった。

中には感染し脳構造に重大な変化がありながらも心身ともに劣化がなかった統合者と呼ばれる者もいる。

感染した患者はヘイデンと呼ばれるが、ヘイデンの殺人事件をヘイデンの新任FBI捜査官が追う・・・。

捜査官のキャラが良かったのか、なかなか面白かった。

『ラグランジュ・ミッション』 ジェイムズ・L・キャンビアス

ラグランジュ・ミッション (ハヤカワ文庫SF)

ラグランジュ・ミッション
著者:ジェイムズ・L・キャンビアス

訳者:中原 尚哉

解説:小飼 弾

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2016年2月10日

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2015年の作。

元カレとカノが片や宇宙海賊、片や米国空軍。

海賊が狙うのは月で採掘され地球へ送られる、高価で希少なヘリウム3。

運搬船を地球からハッキングして落下地点を変え、そこで待ってる仲間が回収するという作戦。

いろいろあってついに最大のピンチを迎え、あとは予想通りの流れで・・・。

久々のいかにもアメリカっぽいエンタメ感満載のSFで面白く読めました。