たまらなく孤独で、熱い街 -24ページ目

『残穢』 小野 不由美

残穢 (新潮文庫)

残穢
著者:小野 不由美

解説:中島 晶也

(新潮文庫)

初版:2015年8月1日

(2012年7月に新潮社より刊行)

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穢れは土地に憑くのか人に憑くのか、と考えながら読んだのだが想像したものとは違いましたね。

穢れと思われるものはどこから来るのかと、過去へ過去へと発生源をたどる。

次第にやっていることが他人事に思えてきて、はっきり言えばどうでもよくなっちゃったな。

この本の怖さが分からない私は鈍感なんだろう。

 

【読書メーター】 2017年10月分

おととしまでは当たり前だった、日本シリーズに行けない秋がこんなに寂しいとは・・・。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:5,032



ブロントメク! (河出文庫) ブロントメク! (河出文庫)感想
マインドと呼ばれるプランクトンにより52年周期で大量死が起きる惑星アルカディア。人口減少の危機にも直面しているアルカディアの実権を民間企業(機構)に渡すことになり、主人公のケヴィンは機構の美女スザンナらと共に奔走するが・・・。周期的に惑星に危機が訪れるという設定は『ハローサマー、グッドバイ』と似ているが、今回は政治がより強く前面にでてきているのが読みにくかった。それでも、もっとコーニイのSFを訳してくれないかな。427ページ
読了日:10月02日 著者:マイクル コーニイ
探偵小説には向かない探偵 (集英社オレンジ文庫) 探偵小説には向かない探偵 (集英社オレンジ文庫)感想
なんとなくタイトル買い。どうやって糧を得ているのか分からない私立探偵と謎の男ロラン。巣鴨のおばちゃん(おばあちゃん?)パワーはすごかったが、他に見るべきところはないな。286ページ
読了日:10月04日 著者:王谷 晶
トリックスターズM (メディアワークス文庫) トリックスターズM (メディアワークス文庫)感想
シリーズ4作目なのだが、「C」も買ってあるので読むけど、いささか読むのが疲れてきた。1作1作の間を開けすぎたかな。学園祭の2日目。仲間の誰かが襲われるという不穏な予知夢を見てしまった周。予知夢は100%実現するらしいのだが、なんとか阻止しようと奔走する。周の内面の変化や成長を感じつつ、それゆえに次作での左杏先生との別離も予感させる・・・。264ページ
読了日:10月06日 著者:久住四季
きょうの日はさようなら (集英社オレンジ文庫) きょうの日はさようなら (集英社オレンジ文庫)感想
少し未来が舞台だが、未来らしさより過去らしさが強く感じられた。男と女の双子の高校生の家に、存在すら知らなかった従姉がやってくる。従姉は30年前の女子高生だが、低温睡眠により意識どころか外見まで30年前のまま。双子と従姉は30年のギャップをどう埋めるのかと思っていたら、意外な展開に・・・。ちょっと不思議な感覚の小説だった。284ページ
読了日:10月08日 著者:一穂 ミチ
ここから先は何もない ここから先は何もない感想
久しぶりの山田正紀の本格的なSFを堪能しました。ホーガンの『星を継ぐもの』を作者なりにアレンジした感じだが、中盤はやや苦しいか(小惑星での人骨発見をキリストの受肉に結び付けたり・・・)。しかし、人間対神という構図は常にワクワクさせられます。もっと孤独感がブレンドされれば良かったけど、十分に満足できる出来栄えでした。早く次作を読みたいぞ。413ページ
読了日:10月10日 著者:山田 正紀
18禁日記 (TO文庫) 18禁日記 (TO文庫)感想
この作者の別の本を以前に読んだことがあるので、なんとなく買ったのだったか。主にグロっぽい日記やらブログやらが羅列されてるのだが、書き方のせいか短めのせいか狂人ばかりのせいか今ひとつで、最後にそれらをひっくり返すようなのが出てくるが、どれほどの効果があったことやら。260ページ
読了日:10月11日 著者:二宮敦人
君が落とした青空 (スターツ出版文庫) 君が落とした青空 (スターツ出版文庫)感想
高校生の実結と修弥は交際中だが、ある日修弥が交通事故に遭って(おそらく死んで)しまう。それから何度もその日の朝から修弥が事故に遭うまでの1日を実結は繰り返す。時間ループはいいけど、主人公の実結のネガティブさ全開に何度読むのが厭になったことか。そのうちに誤解が解けて二人の心は通じ合うようになったのだが、実結は修弥を救うことができるのか・・・。ラストは涼宮ハルヒの時間ループものみたいに果てしなくループをやって欲しい。333ページ
読了日:10月13日 著者:櫻いいよ
ポップ1280 (扶桑社ミステリー) ポップ1280 (扶桑社ミステリー)感想
人口1280人の小さな町の保安官でありながら殺人にためらいを見せない主人公という点で、前に読んだ『おれの中の殺し屋』と姉妹編みたいな雰囲気。愚鈍で好人物を装う主人公の、秘められた(眠っていた?)心の闇が突然姿を現す瞬間がゾワゾワしますね。こいつは俺たちと同じ人間じゃないのか、と思わずにいられないような、よって立つべき地面が揺らぐような感覚。ブラックコメディでもあるのだけど、雰囲気が素晴らしい。363ページ
読了日:10月15日 著者:ジム トンプスン
盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2) 盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)感想
映画はリメイク版を2作DVDで観たことがあるが、フィニイの原作をようやく読めた。今となってはいささか古臭さを感じる宇宙からの侵略ものだが、フィニイらしさもあちこちに見られて飽きさせません。今ならてっとり早く脳に寄生するのでしょうが、植物の莢のようなものから人間もどきが生まれるというアイデアもなかなか。382ページ
読了日:10月17日 著者:ジャック・フィニイ
遠い国のアリス (徳間文庫) 遠い国のアリス (徳間文庫)感想
この作者の本は警察物を1冊読んだだけだが、著作は山ほどあるみたい。SFということで興味を持って読んでみたけど、なんだか昭和の香りがしますね。売れっ子漫画家の有栖は一時の休息に信州へ来たが、その夜高熱に浮かされて・・・。平行世界へスリップしてしまったり、隣の別荘に都合よく物理学者がいたり、さらに・・・と、無理やりな展開で疲れた。280ページ
読了日:10月19日 著者:今野 敏
カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)感想
こういうのを読むとSFって本当にいいなあ、と思える。『天元突破グレンラガン』も『キルラキル』も全く知りませんが、この作品の影響を受けたとあれば少し見てみたい気もするし。それほどに面白かった。「服は人なり」を突き詰めて被服が人を規定するというアイデアも脱帽だが、色々とネタを惜しげもなく投下して飽きさせません(「蠅の惑星」はホラーだったな)。解説の中島かずきさんの「宇宙から大風呂敷が風呂敷を畳みにやってくる」がどんなものか見たいぞ。374ページ
読了日:10月21日 著者:バリントン・J・ベイリー
夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫) 夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)感想
タイトルだけ見てお気軽な本かと思って購入したのだがとんでもありません。サヴァンと思しき少年の冒険物語。少年の一人称なので心の動きが分かったような気にはなるけど、実際はもっと複雑なんだろうな。後半、少年が「異世界」へ旅をするところはハラハラドキドキですね。365ページ
読了日:10月23日 著者:マーク・ハッドン
南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫) 南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫)感想
『八月の暑さのなかで』に続いて。少しほろっとする「家具つきの部屋」「まぼろしの少年」「湖」もいいけど、やはりフォークナーの「エミリーにバラを一輪」が飛びぬけてます。再読すればまた違う読後感がありそうですが。「小瓶の悪魔」も面白かったが、「隣の男の子」はこの中では浮いてしまって気の毒だったな。284ページ
読了日:10月25日 著者:
最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫) 最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫)感想
3巻目。今まで特に気にしなかったけど、「少年文庫」なんだよね。小学校の高学年から中学生くらいを読者層として考えているのだろうか。そんな目で見ると、不倫はあるし、新婚初夜ものはあるし、極め付きは「心優しい恋人」。まあ、今となってはこの程度ではPTAも目くじらを立てないという事かな。今回はフランス編で、英米編とは違った味わいがありました。254ページ
読了日:10月27日 著者:
宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫) 宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)感想
『螺旋時空のラビリンス』が気にいったのでこれも読んでみることに。少々BL臭が鼻につきますが、お話は面白かった。美形の宝石商とひょんな事からそこでアルバイトをすることになった大学生が、店にやってきたお客の宝石にまつわる記憶や感情を解きほぐしていく。キャラで読ませる部分が大きいので、そこが気にいるかどうかでしょうか。宝石というか鉱物に関するウンチクも邪魔にならない程度に好印象。286ページ
読了日:10月29日 著者:辻村 七子
殊能将之 未発表短篇集 殊能将之 未発表短篇集感想
とうとう殊能将之さんの最後の短篇集に行きついてしまった。『黒い仏』に呆れて、その後のは長い間読むことがなかったのに、再開したら既にご本人が逝去されてて愕然。ミステリもいいけれど、ガチのSFを1作だけでも読みたかったな。177ページ
読了日:10月30日 著者:殊能 将之

読書メーター
 

『殊能将之 未発表短篇集』 殊能 将之

殊能将之 未発表短篇集

殊能将之 未発表短篇集
著者:殊能 将之

解説:大森 望

(講談社)

初版:2016年2月11日

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「犬がこわい」

「鬼ごっこ」

「精霊もどし」

「ハサミ男の秘密の日記」

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とうとう、この作者の最後の短篇集に行きついてしまった。

『黒い仏』に呆れて、その後のは長い間読むことがなかったのに、再開したら既にご本人が逝去されてて愕然。

ミステリもいいけれど、ガチのSFを1作だけでも読みたかったな。 

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』 辻村 七子

宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)

宝石商リチャード氏の謎鑑定
著者:辻村 七子

(集英社オレンジ文庫)

初版:2015年12月22日

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「ピンク・サファイアの正義」

「ルビーの真実」

「アメシストの加護」

「追憶のダイヤモンド」

「ローズクオーツに願いを」

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『螺旋時空のラビリンス』が気にいったのでこれも読んでみることに。

少々BL臭が鼻につきますが、お話は面白かった。

美形の宝石商とひょんな事からそこでアルバイトをすることになった大学生が、店にやってきたお客の宝石にまつわる記憶や感情を解きほぐしていく。

キャラで読ませる部分が大きいので、そこが気にいるかどうかでしょうか。

宝石というか鉱物に関するウンチクも邪魔にならない程度に好印象。


『最初の舞踏会~ホラー短編集3~』 平岡 敦・編

最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫) 最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫)
編者・訳者・後書:平岡 敦

(岩波少年文庫)

初版:2014年11月27日

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「青ひげ」(1697) シャルル・ペロー (意訳)

「コーヒー沸かし」(1831) テオフィル・ゴーティエ

「幽霊」(1883) ギ・ド・モーパッサン

「沖の少女」(1931) ジュール・シュペルヴィエル

「最初の舞踏会」(1939) レオノラ・カリントン

「消えたオノレ・シュブラック」(1910) ギヨーム・アポリネール

「壁抜け男」(1943) マルセル・エーメ

「空き家」(1910) モーリス・ルヴェル

「心優しい恋人」(1921) アルフォンス・アレー

「恋愛結婚」(1866) エミール・ゾラ

「怪事件」(1893) モーリス・ルブラン

「大いなる謎」(1925) アンドレ・ド・ロルド

「トト」(1971) ボワロー=ナルスジャック

「復讐」(1925) ジャン・レイ

「イールの女神像」(1837) プロスペル・メリメ

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3巻目。

今まで特に気にしなかったけど、「少年文庫」なんだよね。

小学校の高学年から中学生くらいを読者層として考えているのだろうか。

そんな目で見ると、不倫はあるし、新婚初夜ものはあるし、極め付きは「心優しい恋人」。

まあ、今となってはこの程度ではPTAも目くじらを立てないという事かな。

今回はフランス編で、アメリカものとは違った味わいがありました。

 

ドラフト2017

中村奨成 捕手 広陵高
山口翔 投手 熊本工高
ケムナ・ブラッド誠 投手 日本文理大
永井敦士 外野手 二松学舎大付高
遠藤淳志 投手 霞ヶ浦高
平岡敬人 投手 中部学院大

※育成

岡林飛翔

投手 菰野高
藤井黎來 投手 大曲工高
佐々木健     投手 小笠高


『南から来た男~ホラー短編集2~』 金原 瑞人・編

南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫) 南から来た男 ホラー短編集2
編者・訳者・後書:金原 瑞人

(岩波少年文庫)

初版:2012年7月18日

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「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」(1838) エドガー・アラン・ポー (翻案)

「南から来た男」(1953) ロアルド・ダール

「家具つきの部屋」(1906) オー・ヘンリー

「マジックショップ」(1904) H・G・ウェルズ

「不思議な話」(1923) ウォルター・デ・ラ・メア

「まぼろしの少年」(1924) アルジャーノン・ブラックウッド

「エミリーにバラを一輪」(1931) ウィリアム・フォークナー

「悪魔の恋人」(1945) エロザベス・ボウエン

「湖」(1947) レイ・ブラッドベリ

「小瓶の悪魔」(1893) ロバート・ルイス・スティーヴンソン

「隣の男の子」(1991) エレン・エマーソン・ホワイト

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『八月の暑さのなかで』に続いて。

少しほろっとする「家具つきの部屋」「まぼろしの少年」「湖」もいいけど、やはりフォークナーの「エミリーにバラを一輪」が飛びぬけてます。

再読すればまた違う読後感がありそうですが。

「小瓶の悪魔」も面白かったが、「隣の男の子」はこの中では浮いてしまって気の毒だったな。

 

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』 マーク・ハッドン

夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)

夜中に犬に起こった奇妙な事件
著者:マーク・ハッドン

訳者・後書:小尾 芙佐

(ハヤカワepi文庫)

初版:2016年4月15日

(2003年6月に早川書房より刊行)

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タイトルだけ見てお気軽な本かと思って購入したのだがとんでもありません。

サヴァンと思しき少年の冒険物語。

少年の一人称なので心の動きが分かったような気にはなるけど、実際はもっと複雑なんだろうな。

後半、少年が「異世界」へ旅をするところはハラハラドキドキですね。


『カエアンの聖衣』 バリントン・J・ベイリー

カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

カエアンの聖衣〔新訳版〕
著者:バリントン・J・ベイリー

訳者・後書:大森 望

解説:中島 かずき

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2016年3月25日

(1983年4月にハヤカワ文庫SFより刊行)

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1978年の作。

『天元突破グレンラガン』も『キルラキル』も全く知りませんが、この作品の影響を受けたとあれば少し見てみたい気もします。

それほどに面白かった。

「服は人なり」とは言われるが、それを突き詰めて被服が人を規定するというアイデアも脱帽だが、色々とネタを惜しげもなく投下して飽きさせません(「蠅の惑星」はホラーだったな)。

解説の中島かずきさんの「宇宙から大風呂敷が風呂敷を畳みにやってくる」がどんなものか見たいぞ。

 

NPBのCS考

CSファイナルはどちらのリーグも2勝2敗で、残り3試合となりました。

 

CSのあり方も色々と意見があるようですが、今年3位チーム同士が日本シリーズで戦うことになったら、見直しも必至かもしれませんね。

 

で、6チームのうち3チームまでが日本一になれる可能性があるのが問題なら(よく知りませんがバスケットやバレーボールも結構多くのチームがNPBでいうCSに出場しているのじゃなかったかな)、括りを分けるのはどうでしょう。

 

(1案)1リーグ3地区(東・中・西)各4チーム

単純に今年の成績で順位をつけると・・・

東・・・西武・楽天・日本ハム・ロッテ

中・・・DeNA・巨人・中日・ヤクルト

西・・・ソフトバンク・広島・阪神・オリックス

 

これで、西武・DeNA・ソフトバンクとワイルドカードで広島の4チームがトーナメントで日本一を競う。

同じ地区チームとは20試合、他地区とのいわゆる交流戦は各10試合で計140試合程度。

 

(2案)2リーグ各2地区(東・西)各3チーム

上と同様に順位をつけると・・・

セ東・・・DeNA・巨人・ヤクルト

セ西・・・広島・阪神・中日

パ東・・・西武・楽天・日本ハム

パ西・・・ソフトバンク・オリックス・ロッテ

 

これで、各地区1位チームでリーグ優勝を競い、その勝者が日本シリーズを戦う。

3チームと言うのが寂しいですし、もっと交流戦の試合数を増やしてもいいかも・・・。

 

ところで、セでもDH導入が議論されてるようですが、どうなんでしょうね。