たまらなく孤独で、熱い街 -22ページ目

『トリックスターズC』(全2巻) 久住 四季

トリックスターズC PART1 (メディアワークス文庫)

トリックスターズC PART1
著者・後書:久住 四季

(アスキー・メディアワークス文庫)

初版:2016年3月25日

(2007年4月に電撃文庫より刊行)

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トリックスターズC PART2 (メディアワークス文庫) トリックスターズC PART2
著者・後書:久住 四季

(アスキー・メディアワークス文庫)

初版:2016年3月25日

(2007年5月に電撃文庫より刊行)

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1巻目を読む前にシリーズ全作を揃えちゃったので読みますが、なんかこのシリーズから気持ちが離れてしまい、初期の面白さが感じられない。 結局は天乃原周や左杏先生が裏でなにかやっているのだろうなあ、という気がしてしまう。

2巻目か3巻目が一番面白さのピークだったかな。

5巻6冊は、読者からみればやや引っ張りすぎたような気もしますが、これからも『星読島』のような新しいものにチャレンジしていって欲しいですね。


【読書メーター】 2017年11月分

早いもので今年もあと1ヵ月ですか・・・。

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:6,397



残穢 (新潮文庫) 残穢 (新潮文庫)感想
穢れは土地に憑くのか人に憑くのか、と考えながら読んだのだが想像したものとは違いましたね。穢れと思われるものはどこから来るのかと、過去へ過去へと発生源をたどる。次第にやっていることが他人事に思えてきて、はっきり言えばどうでもよくなっちゃったな。この本の怖さが分からない私は(不幸なことに/幸いなことに)鈍感なんだろう。359ページ
読了日:11月01日 著者:小野 不由美
放送禁止 (角川ホラー文庫) 放送禁止 (角川ホラー文庫)感想
お蔵入りしたドキュメンタリー番組の顛末と見せかけて、ホラーかなと思わせて、とまあまあ面白かった。もともとTV番組だから、映像の方が楽しいかもしれないが。読んだときはどれも中途半端に終わってるなと思いつつ、各章最後の「ヒント」で色々なケースを考えたが、あとは読者の想像に任せますよということか。 つまりこれはリドルストーリー、でもないか。200ページ
読了日:11月02日 著者:長江 俊和
死体泥棒 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 死体泥棒 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
日本での翻訳は珍しいブラジルのミステリながら、ドイツミステリ大賞とはこれいかに。ブラジルの風習が全く分かっていないので色々と面食らいましたが、さぞかし脳も溶けそうなほど暑いのだろうな。クズがひょんなことからコカインを手に入れたが、逆にピンチに陥って死体泥棒はどうなったんだと思ってたら、そう来るわけですか。ラストもブラジルならでは終わり方というか何というか、はっきりいえば呆れました。271ページ
読了日:11月04日 著者:パトリーシア メロ,Patricia Melo
シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し (新潮文庫nex) シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し (新潮文庫nex)感想
前作でも感じたけど、読んでいる時はたしかに面白いと思うのだが、読んでからしばらく経つと印象がぼやけてきてしまう。今回はカンニング疑惑から学園裁判への展開。どうしてミステリの裁判というのはこんなに面白いのでしょう。なんだかスケールが大きくなりつつあるようだが、大丈夫なのかね。333ページ
読了日:11月06日 著者:円居 挽
生存賭博 (新潮文庫nex) 生存賭博 (新潮文庫nex)感想
かなり期待したのだがなあ。恐るべき怪物・月硝子が拡散しないよう隔離された場所では、人の生死さえも賭博の対象となる。面白そうな出だしかと思ったが、余りにも人工的すぎて中途半端感がぬぐえない。とどめは最後のバトルで、「なんでそうなるの」と言いたくなるほどに某ボードゲーム化して呆れた。これでは月硝子も浮かばれまい。366ページ
読了日:11月08日 著者:吉上 亮
太陽がいっぱい (河出文庫) 太陽がいっぱい (河出文庫)感想
ルネ・クレマンの映画をTVで観たのはかなり以前だが、なんといってもラストが衝撃でしたね。ラストとニーノ・ロータの音楽はいつまでも忘れられません。原作はシリーズものらしいので映画とは違うだろうことは承知してましたが、邦題やイタリアの明るさに比べて主人公のリプリーが屈折してて暗いですな。それに脇が甘くて自らを罰するためにわざと窮地に陥らせているみたい。この先リプリーはどうなるのか、少しだけ気になりますが。421ページ
読了日:11月10日 著者:パトリシア ハイスミス
ヨミスギ氏の奇怪な冒険 (盛林堂ミステリアス文庫) ヨミスギ氏の奇怪な冒険 (盛林堂ミステリアス文庫)感想
この本は書肆盛林堂のオリジナルですので、アマゾンで検索してもおそらくヒットしません。最近「復刻版」と「21世紀版」の2冊が山口雅也さんの編集で出た『奇想天外』が、昔月刊誌だった頃のエッセイともフィクションとも妄想ともつかぬ一話完結の連載をまとめたもので、懐かしさの余り購入してしまった。そうは言っても妙に印象に残ってる「二百万にふたつの偶然」以外は完全に忘れていて、石上節を楽しみながら初読の気分で読みました。いやあ、楽しかった。森卓也さんのもお願いしますね。279ページ
読了日:11月11日 著者:石上 三登志
教場 (小学館文庫) 教場 (小学館文庫)感想
この作者の熱心な読者ではありませんが「傍聞き」とか「教場」とか、面白い言葉を知ってますね。民間でも新入社員研修はあるけれど、警察のはレベルというか厳しさが数段違います。私が受けてもとてもじゃないが3日と持ちそうもない・・・。しかし、警官だとて人間だからそんなところでも事件やドラマはは起きる。ちょっと教官の風間がカッコ良すぎだが、前半よりも後半は面白く読めました。324ページ
読了日:11月13日 著者:長岡 弘樹
ゴースト≠ノイズ(リダクション) (創元推理文庫) ゴースト≠ノイズ(リダクション) (創元推理文庫)感想
なかなかの青春小説でした。ある出来事によりクラスで孤立し「幽霊」となった一居士架。そんな架は前の席の玖波高町に声をかけられ、ノイズだらけの日常にかすかな明りが灯る。高町もまた問題を抱えているのが徐々にあらわになるが、お互いの距離の取り方がいいですね。絶望の果てに待っているのは・・・、あれ?目から汗が。349ページ
読了日:11月15日 著者:十市 社
ルナ・ゲートの彼方 (創元推理文庫) ルナ・ゲートの彼方 (創元推理文庫)感想
上級サバイバルテストとはいえ、未知の惑星に少年たちをほっぽりだすというのもハインラインらしいといえばらしいが、さっそく散々な目に遭うロッド少年の心境や如何に。私などはとてもじゃないが、それだけで生きる気力もなくなってしまいそう。仲間を見つけ安全な場所を見つけると必然的に人が寄って来て集団になり、となるとまた色々とあるわけだが、それも乗り越えようとする彼らにハインラインは容赦なく「現実」を突きつける。キビシーねえ。こんなにワクワクするハインラインのジュブナイルがまだ11冊もあるのか。382ページ
読了日:11月17日 著者:ロバート・A.ハインライン
カメリ (河出文庫) カメリ (河出文庫)感想
北野勇作は読み終えるたびに、もうこれで最後にしようと思うのだが、つい次の本に手がでてしまう。相変わらずでいささか鼻についてきた北野ワールドなんだけど、それでもなぜかクセになる。レプリカメやヒトデナシたちがヒトに替って活動する世界は、まるで地球がヒトを懐かしんで見ているイビツな夢のよう。388ページ
読了日:11月19日 著者:北野 勇作
二人のウィリング (ちくま文庫) 二人のウィリング (ちくま文庫)感想
『殺す者と殺される者』に嫌気がさしたままだったが、数年ぶりにマクロイを読む。ベイジル・ウィリングの名を騙る男が当人の目の前で死んでしまう冒頭の謎から惹きつけられます。そして同じ夜にとある富豪の老女も毒殺された?途中は少しダレたような雰囲気もありましたが、ラストでの全体像は納得。やや牧歌的なのはその時代の空気でしょうか。294ページ
読了日:11月20日 著者:ヘレン マクロイ
(P[な]3-1)カカオ80%の夏 (ポプラ文庫ピュアフル) (P[な]3-1)カカオ80%の夏 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
どうでもいいけど通し番号はタイトルの後に入れるか無視して欲しいね。テンポが良いせいかスイスイ読める青春ハードボイルド。書き置きを残していなくなってしまった同級生を探すハメになった三浦凪。一人が気楽だと考える三浦凪が同級生の捜索をする中で色々な人と出合い、世界が少しずつ広がって見えて来るような感覚がいいですね。タイトル通りややビターな小説でした。284ページ
読了日:11月22日 著者:永井 するみ
クララ殺し (創元クライム・クラブ) クララ殺し (創元クライム・クラブ)感想
『アリス殺し』に続く、現実(?)の世界と創作物の世界がアーヴァタールによってリンクしている設定。しかも、一方の世界で誰かが殺されると、その人とリンクしているもう一方の世界の誰かも死んでしまう。前作の新鮮味さ比べれば続編だけに二番煎じの感はあるが、なにしろ素直に読書するのでまんまと騙されました(前作を覚えていないということもあるが)し、結構楽しい読書でした。265ページ
読了日:11月23日 著者:小林 泰三
僕が殺された未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 僕が殺された未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
ユーモアタイムトラベルSFかな。60年後の未来から来たハナという少女が、片思いの女性の誘拐事件に巻き込まれて僕は数日後に殺されると言う。僕自身はジッと部屋にでも閉じこもっていれば殺されることなくやり過ごすことはできるのだが、誘拐された大好きな女性を救おうとするのでタイムリミットサスペンスとなる。果たして僕は二人を救うことができるのか・・・。テンポよく進んでなかなか面白かった。ハナさんにも幸がありますように。350ページ
読了日:11月25日 著者:春畑 行成
バビロン 3 ―終― (講談社タイガ) バビロン 3 ―終― (講談社タイガ)感想
曲世愛はもしかして最原最早が創った「神」に近い存在ではなかろうかと考えたりして。無論、神ならば人の倫理などは考慮外であろう。合衆国で行われるG7を間近に控えて、新域発の自殺法を制定する都市がいくつも現れる。そしてG7ではアメリカ大統領のもと善と悪について話し合われるが、それと並行して行われている「自殺サミット」の新域域長・齋開花からメッセージが入る・・・。なぜか曲世愛に気にいられている正崎善は目覚めるのか、それとも神を殺せる者がどこかにいるのか。待たれよ次巻(待ちきれません)。344ページ
読了日:11月26日 著者:野崎 まど
ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫) ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫)感想
『事件簿』も無事入手できたので、まずはこちらから読む。ショートショートみたいな、小噺のような掌編が34。いやあ、とにかくバカバカしくて笑ってしまう。川の中を自転車を漕いで進むとか、電波の波の上をボートを漕いで逃げるとか・・・。ホームズのパロディとかも考えずに、ひたすら読んで笑って絶句して欲しい。翻訳者の苦労も並大抵じゃなかったと思うが、よくぞ訳してくれました。301ページ
読了日:11月27日 著者:カミ
アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)感想
今回もそこそこ楽しめたが、これは!というのがない(しいて挙げれば「吉田同名」)。ほとんどがしばらくすれば忘れてしまいそうだ。それに、単体でも読めるとしても、シリーズものやスピンオフものはこういう場には載せて欲しくない。610ページ
読了日:11月29日 著者:
殺し屋シュウ (幻冬舎文庫) 殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)感想
悪くはないんだけど、この殺し屋はヌルいなあ。こんなんじゃ、殺し屋として生きていけないよ。もっとヒリヒリするような孤独さが必要じゃないのか。ラストとエピローグも出来過ぎで引いてしまった。277ページ
読了日:11月30日 著者:野沢 尚

読書メーター
 

『殺し屋シュウ』 野沢 尚

殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)

殺し屋シュウ
著者:野沢 尚

解説:関口 苑生

(幻冬舎文庫)

初版:2005年4月30日

(2003年5月に幻冬舎より刊行)

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「ファーザーズ・デイ」

「マーシー・オブ・サムライ」

「シュート・ミー」

「ショットガン・スコール」

「スーサイド・ヒル」

「ナイト・フラッシャー」

「キル・ゾーン」

「ニュー・ファミリーズ・デイ」

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お初の作家だけど、この殺し屋はヌルいなあ。

こんなんじゃ、生きていけないよ。

もっとヒリヒリするような孤独さが必要じゃないのか。

ラス前とラストも出来過ぎで引いてしまった。


『アステロイド・ツリーの彼方へ-年刊日本SF傑作選』 大森望/日下三蔵・編

アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選)
編者:大森 望、日下 三蔵

(創元SF文庫)

初版:2016年6月30日

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「ヴァンテアン」 藤井太洋

「小ねずみと童貞と復活した女」 高野史緒

「製造人間は頭が固い」 上遠野浩平

「法則」 宮内悠介

「無人の船で発見された手記」 坂永雄一

「聖なる自動販売機の冒険」 森見登美彦

「ラクーンドッグ・フリート」 速水螺旋人

「La Poésie sauvage」 飛浩隆

「神々のビリヤード」 高井信

「〈ゲンジ物語〉の作者、〈マツダイラ・サダノブ〉」 円城塔 

「インタビュウ」 野﨑まど

「なめらかな世界と、その敵」 伴名練

「となりのヴィーナス」 ユエミチタカ

「ある欠陥物件に関する関係者への聞き取り調査」 林譲治

「橡(つるばみ)」 酉島伝法

「たゆたいライトニング」 梶尾真治

「ほぼ百字小説」 北野勇作

「言葉は要らない」 菅浩江

「アステロイド・ツリーの彼方へ」 上田早夕里

「吉田同名」 石川宗生

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今回もそこそこ楽しめたが、これは!というのがない(近いのは「吉田同名」)。

ほとんどがしばらくすれば忘れてしまいそうだ。

それに、単体でも読めるとしても、シリーズものやスピンオフものはこういう場には載せて欲しくない。

 

『ルーフォック・オルメスの冒険』 ピエール=アンリ・カミ

ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫)

ルーフォック・オルメスの冒険
著者:ピエール=アンリ・カミ

訳者・後書:高野 優

(創元推理文庫)

初版:2016年5月31日

(1942年に大白書房より『名探偵オルメス』にて刊行)

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【第一部 ルーフォック・オルメス、向かうところ敵なし】

「校正者殺人事件」「催眠術比べ」「白い壁に残された赤い大きな手」「骸骨盗難事件」「ヴェニスの潜水殺人犯」「警官殺人事件」「奇妙な自殺」「禿げの女曲馬師」「本物の嗅覚」「証拠を残さぬ殺人」「空飛ぶボートの謎」「愛による殺人」「列車強盗事件」「聖ニャンコラン通りの悲劇」「ふたつの顔を持つ男」「後宮の妻たち」「生まれ変わり」「シカゴの怪事件-鳴らない鐘とおしゃべりな卵」「ミュージック・ホール殺人事件」

【第二部 ルーフォック・オルメス、怪人スペクトラと戦う】

「血まみれのトランク事件」「《とんがり塔》の謎」「〈クラリネットの穴〉盗難事件」「ギロチンの怪」「大西洋の盗賊団」「チェッカーによる殺人」「人殺しをする赤ん坊の謎」「スフィンクスの秘密」「真夜中のカタツムリ」「道化師の死」「競馬場の怪」「血まみれの細菌たち」「地下墓場の謎」「死刑台のタンゴ」「巨大なインク壺の謎」

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1926年の作。

『事件簿』も無事入手できたので、まずはこちらから読む。

いやあ、とにかくバカバカしくて笑ってしまう。

ほんの一例として、川の中を自転車を漕いで進むとか、電波の波の上をボートを漕いで逃げるとか・・・。

ホームズのパロディとかも考えずに、ひたすら読んで笑って絶句して欲しい。

翻訳者の苦労も並大抵じゃなかったと思うが、よくぞ訳してくれました。



『バビロンⅢ-終-』 野﨑 まど

バビロン 3 ―終― (講談社タイガ)

バビロン 3 ―終―
著者:野崎 まど

(講談社タイガ)

初版:2017年11月20日

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曲世愛はもしかして最原最早が創った「神」に近い存在ではなかろうかと考えたりして。

無論、神ならば人の倫理などは考慮外であろう。

合衆国で行われるG7を間近に控えて、新域発の自殺法を制定する都市がいくつも現れる。

そしてG7ではアメリカ大統領のもと善と悪について話し合われるが、それと並行して行われている「自殺サミット」の新域域長・齋開花からメッセージが入る・・・。

なぜか曲世愛に気にいられている正崎善は目覚めるのか、それとも神を殺せる者がどこかにいるのか。

待たれよ次巻(待ちきれません)。

『僕が殺された未来』 春畑 行成

僕が殺された未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

僕が殺された未来
著者:春畑 行成

解説:福井 健太

(宝島社文庫)

初版:2017年8月18日

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ユーモアタイムトラベルSFかな。

60年後の未来から来たハナという少女が、片思いの女性の誘拐事件に巻き込まれて僕は数日後に殺されると言う。

僕自身はジッと部屋にでも閉じこもっていれば殺されることなくやり過ごすことはできるのだが、誘拐された女性を救おうとするのでタイムリミットサスペンスとなる。

果たして僕は二人を救うことができるのか・・・。

テンポよく進んでなかなか面白かった。


『クララ殺し』 小林 泰三

クララ殺し (創元クライム・クラブ)

クララ殺し
著者:小林 泰三

(東京創元社・創元クライムクラブ)

初版:2016年6月30日

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『アリス殺し』に続く、現実(?)の世界と創作物の世界がアーヴァタールによってリンクしている設定。

しかも、一方の世界で誰かが殺されると、その人とリンクしているもう一方の世界の誰かも死んでしまう。

前作の新鮮味さ比べれば続編だけに二番煎じの感はあるが、なにしろ素直に読書するのでまんまと騙されました(前作を覚えていないということもあるが)。

結構楽しい読書でした。

『カカオ80%の夏』 永井 するみ

(P[な]3-1)カカオ80%の夏 (ポプラ文庫ピュアフル)

カカオ80%の夏
著者:永井 するみ

解説:大矢 博子

(ポプラ文庫ピュアフル)

初版:2016年6月5日

(2007年4月に理論社より刊行)

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どうでもいいけど通し番号はタイトルの後に入れるか無視して欲しいね。

テンポが良いせいかスイスイ読める青春ハードボイルド。

書き置きを残していなくなってしまった同級生を探すハメになった三浦凪。

一人が気楽だと考える凪が同級生の捜索をする中で色々な人と出合い、世界が少しずつ広がって見えて来るような感覚がいいですね。

タイトル通りややビターな小説でした。


『二人のウィリング』 ヘレン・マクロイ

二人のウィリング (ちくま文庫)

二人のウィリング
著者:ヘレン・マクロイ

訳者・後書:渕上 痩平

解説:深緑 野分

(ちくま文庫)

初版:2016年4月10日

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1951年の作。

ベイジル・ウィリングの名を騙る男が当人の目の前で死んでしまう冒頭の謎がいいですね

そして同じ夜にとある富豪の老女も毒殺された?

途中は少しダレたような雰囲気もありましたが、ラストでの全体像は納得。

やや牧歌的なのはその時代の空気でしょうか。