『ルーフォック・オルメスの冒険』 ピエール=アンリ・カミ | たまらなく孤独で、熱い街

『ルーフォック・オルメスの冒険』 ピエール=アンリ・カミ

ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫)

ルーフォック・オルメスの冒険
著者:ピエール=アンリ・カミ

訳者・後書:高野 優

(創元推理文庫)

初版:2016年5月31日

(1942年に大白書房より『名探偵オルメス』にて刊行)

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【第一部 ルーフォック・オルメス、向かうところ敵なし】

「校正者殺人事件」「催眠術比べ」「白い壁に残された赤い大きな手」「骸骨盗難事件」「ヴェニスの潜水殺人犯」「警官殺人事件」「奇妙な自殺」「禿げの女曲馬師」「本物の嗅覚」「証拠を残さぬ殺人」「空飛ぶボートの謎」「愛による殺人」「列車強盗事件」「聖ニャンコラン通りの悲劇」「ふたつの顔を持つ男」「後宮の妻たち」「生まれ変わり」「シカゴの怪事件-鳴らない鐘とおしゃべりな卵」「ミュージック・ホール殺人事件」

【第二部 ルーフォック・オルメス、怪人スペクトラと戦う】

「血まみれのトランク事件」「《とんがり塔》の謎」「〈クラリネットの穴〉盗難事件」「ギロチンの怪」「大西洋の盗賊団」「チェッカーによる殺人」「人殺しをする赤ん坊の謎」「スフィンクスの秘密」「真夜中のカタツムリ」「道化師の死」「競馬場の怪」「血まみれの細菌たち」「地下墓場の謎」「死刑台のタンゴ」「巨大なインク壺の謎」

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1926年の作。

『事件簿』も無事入手できたので、まずはこちらから読む。

いやあ、とにかくバカバカしくて笑ってしまう。

ほんの一例として、川の中を自転車を漕いで進むとか、電波の波の上をボートを漕いで逃げるとか・・・。

ホームズのパロディとかも考えずに、ひたすら読んで笑って絶句して欲しい。

翻訳者の苦労も並大抵じゃなかったと思うが、よくぞ訳してくれました。