たまらなく孤独で、熱い街 -16ページ目

『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』 オキシ タケヒコ

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱
著者:オキシ タケヒコ

(講談社タイガ)

初版:2017年2月20日

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山奥の屋敷にある座敷牢に行き、今日もぼくは少女に怪談を語る。

なぜ?

これもボーイミーツガールなのだろうな。

ホラーを読んでいるつもりがいつの間にかSFになっていくところが面白いし、『筐底のエルピス』のように救いようがないオチかと思いきや、意外と言えば意外なラストが待っていた。


『マツリカ・マハリタ』 相沢 沙呼

マツリカ・マハリタ (角川文庫)

マツリカ・マハリタ
著者:相沢 沙呼

解説:タカザワ ケンジ

(角川文庫)

初版:2016年8月25日

(2013年8月にKADOKAWAより刊行)

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「落英インフェリア」

「心霊ディテクティブ」

「墜落インビジブル」

「おわかれソリチュード」

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どうも物足りない。

十代や二十代で「リカコ」という名前の子はそうそういないと思うけどね。

次の『マツリカ・マトリョシカ』がこのミスで高評価なので、文庫化されたら読んでみたい気もしますが。


『ニック・メイソンの第二の人生』 スティーヴ・ハミルトン

ニック・メイソンの第二の人生 (角川文庫)

ニック・メイソンの第二の人生
著者:スティーヴ・ハミルトン

訳者:越前 敏弥

解説:大矢 博子

(角川文庫)

初版:2016年6月25日

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ハミルトンは3冊目だけど、もしかして『解錠師』が出来過ぎだったのかと思ってしまう。

展開が都合良すぎて、家族のために二度と戻るまいとした犯罪社会に再び足を踏み入れてしまうニックの苦悩が上滑りしている。

大ボスのコールがどうしてニックに拘るのかも分からないし、顎足つきだし、脇役の見せ場もいまいち。

シリーズものらしいが、これでは次を読もうという気にならない。


『活版印刷三日月堂~星たちの栞~』 ほしお さなえ

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)

活版印刷三日月堂
著者:ほしお さなえ

(ポプラ文庫)

初版:2016年6月5日

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「世界は森」

「八月のコースター」

「星たちの栞」

「ひとつだけの活字」

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『文庫王国』だかで気になって購入したうちの一冊。

印刷所の女主人が持ち込まれた事件を解いていくのだろうと思ってたら、お客さんと共に少しずつ前へ進んで行こうとする話で、活版印刷が商売として成り立っているのか疑問ではあるが、読了後も折に触れてパラパラと読みかえしたくなる。

忘却のかなたの『ヘビイチゴ・サナトリウム』以来だが、次作も読んでみようかという気にさせられました。


『水族館の殺人』 青崎 有吾

水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人
著者:青崎 有吾

解説:飯城 勇三

(創元推理文庫)

初版:2016年7月29日

(2013年8月に東京創元社より刊行)

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前作が傘で、今度はモップか・・・。

表紙を見たらちゃんと描かれていますな。

探偵側のキャラは立っているけど、容疑者側が今一つ。

それを差し引いても分刻みのアリバイ崩しなどはかなりハイレベル(だと思う)。

ただ、裏染は宇宙人でも未来人でもいいのだが、あまり私生活に触れて欲しくないかな。

ということで、次を読むか考慮中。 

『雪の鉄樹』 遠田 潤子

雪の鉄樹 (光文社文庫)

雪の鉄樹
著者:遠田 潤子

解説:北上 次郎

(光文社文庫)

初版:2016年4月20日

(2014年3月に光文社より刊行)

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『アンチェルの蝶』の余韻がまだ残っているままに読んだので、なんていうか絵空事に思えて仕方なかった。

主人公は造園業の三代目で庭師。

主人公がなぜかたくなに(誰かの?)償いをしようとしているのか理由がわかった後も理解し難いし、ラストのバイオリンのエピソードやその後の帰宅するところが長すぎてうんざりさせる割に、最後はあっさり終わった印象。


『うどん キツネつきの』 高山 羽根子

うどん キツネつきの (創元SF文庫)

うどん キツネつきの
著者:高山 羽根子

解説:大野 万紀

(創元SF文庫)

初版:2016年11月18日

(2014年11月に東京創元社より刊行)

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「うどん キツネつきの」

「シキ零レイ零 ミドリ荘」

「母のいる島」

「おやすみラジオ」

「巨きなものの還る場所」

エッセイ「「了」という名の襤褸の少女」

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表題作を以前読んだときはキツネにつままれたような気分だったが、今回もさほど変わらず。

こりゃ、苦手な作家かなと思ったが後は割とすんなり読めた。

なんていうか独特な雰囲気がありますね。

「母のいる島」と「おやすみラジオ」がなかなか良かった。


『自生の夢』 飛 浩隆

自生の夢

自生の夢
著者・後書:飛 浩隆

(河出書房新社)

初版:2016年11月30日

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「海の指」(2014)

「星窓 remixed version」(2006)

「#銀の匙」(2012)

「嚝野にて」(2012)

「自生の夢」(2009)

「野生の詩藻」(2015)

「はるかな響き」(2008)

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『廃園の天使Ⅲ』を待ち続けてはや何年になるだろうか。

お嬢さんにもっとはっぱをかけてもらわないと。

「海の指」はイメージは掴みきれないとしても、一番この作者らしさを感じました。

「忌字禍」ものは1作だけでお腹いっぱいという感じ。

「星窓」や「はるかな響き」はもうひとつかな。

いずれにしても、作者のイメージ喚起力にこちらの頭がついて行かないのがもどかしい。


『ゴッド・ガン』 バリントン・J・ベイリー

ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫 SF ヘ)

ゴッド・ガン
著者:バリントン・J・ベイリー

訳者・後書:大森 望、中村 融

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2016年11月25日

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「ゴッド・ガン」(196?) (訳:大森望)

「大きな音」(1962) (訳:大森望)

「地底潜艦〈インタースティス〉」(1962) (訳:中村融)

「空間の海に帆をかける船」(1962) (訳:大森望)

「死の船」(1989) (訳:中村融)

「災厄の船」(1965) (訳:中村融)

「ロモー博士の島」(1995) (訳:中村融)

「ブレイン・レース」(1979) (訳:大森望)

「蟹は試してみなきゃいけない」(1996) (訳:中村融)

「邪悪の種子」(1973) (訳:中村融)

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ベイリー は引き出しが多そうで、色々なSFを楽しめました。

ただ、表題作はあっさり神を殺した(つもり)のが拍子抜け。

「ブレイン・レース」はえぐい。

「蟹は試してみなきゃいけない」が一番面白かったかな。

それでもベイリーは長篇の方がいいかなあ。



『いぬの日』 倉狩 聡

いぬの日 (角川ホラー文庫)

いぬの日
著者:倉狩 聡

解説:瀧井 朝世

(角川ホラー文庫)

初版:2016年10月25日

(2015年6月にKADOKAWAより『今日はいぬの日』にて刊行)

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流星雨シリーズ(?)長編。

知性に目覚めたイヌのヒメが、虐待をし続けていた飼い主から逃げ復讐に転ずる。

イヌやネコたちが集団で暮らせる方法を探すとか、復讐よりも違うやり方はなかったのか、読んでてイライラしてしまった。