たまらなく孤独で、熱い街 -15ページ目

『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』 河野 裕

汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)

汚れた赤を恋と呼ぶんだ
著者:河野 裕

(新潮文庫NEX)

初版:2016年1月1日

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5冊目が最近でたようだが、年に1冊のペースで消化しているといつ読めることか。

今回は「捨てた側」がメイン。

前回までの経緯をほとんど忘れているということもあるが、なんかインターミッションみたい。

これから階段島でのあれやこれやが始まるのだろうけど、いささか読むのが疲れてきたぞ。 

『オリンポスの郵便ポスト』 藻野 多摩夫

オリンポスの郵便ポスト (電撃文庫)

オリンポスの郵便ポスト
著者・後書:藻野 多摩夫

(電撃文庫)

初版:2017年3月10日

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久しぶりに地球以外が舞台の小説を読んだな。

災害やら内戦やらで絶滅寸前の火星で郵便配達というのは、安全やコストを度返しだよね。

天国に手紙を配達してくれるポストがあるらしいというオリンポス山に、自分を届けてくれとのサイボーグからの依頼。

配達人の少女は仕事を全うするためにサイボーグを連れて向かうが・・・。

小ネタ大ネタぶち込んで楽しめるが、情けをかけた敵が何度も出てくるのはちょっとなあ。


【読書メーター】 2018年3月分

いよいよプロ野球も開幕しました。

カープは2連勝としましたが、今後はどうなりますか。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5,855



いぬの日 (角川ホラー文庫) いぬの日 (角川ホラー文庫)感想
流星雨シリーズ(?)長編。知性に目覚めたイヌのヒメが、虐待をし続けていた飼い主から逃げ復讐に転ずる。イヌやネコたちが集団で暮らせる方法を探すとか、復讐よりも違うやり方はなかったのか、読んでてイライラしてしまった。283ページ
読了日:03月01日 著者:倉狩 聡
ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫 SF ヘ) ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫 SF ヘ)感想
ベイリー は引き出しが多そうで、色々なSFを楽しめました。ただ、表題作はあっさり神を殺した(つもり)のが拍子抜け。「ブレイン・レース」はえぐい。「蟹は試してみなきゃいけない」が一番面白かったかな。それでもベイリーは長篇の方がいいかなあ。319ページ
読了日:03月03日 著者:バリントン・J・ベイリー
自生の夢 自生の夢感想
『廃園の天使Ⅲ』を待ち続けて何年になるだろうか。お嬢さんにもっとはっぱをかけてもらわないと。「海の指」はイメージは掴みきれないとしても、一番この作者らしさを感じました。「忌字禍」ものは1作だけでお腹いっぱいという感じ。「星窓」や「はるかな響き」はもうひとつかな。いずれにしても、作者のイメージ喚起力にこちらの頭がついて行かないのがもどかしい。281ページ
読了日:03月05日 著者:飛 浩隆
うどん キツネつきの (創元SF文庫) うどん キツネつきの (創元SF文庫)感想
表題作を以前読んだときはキツネにつままれたような気分だったが、今回もさほど変わらず。こりゃ、苦手な作家かなと思ったが後は割とすんなり読めた。なんていうか独特な雰囲気がありますね。「母のいる島」と「おやすみラジオ」がなかなか良かった。316ページ
読了日:03月07日 著者:高山 羽根子
雪の鉄樹 (光文社文庫) 雪の鉄樹 (光文社文庫)感想
『アンチェルの蝶』の余韻がまだ残っているままに読んだので、こちらもヘビーだが全般的に絵空事に思えて仕方なかった。主人公は造園業の三代目で庭師。主人公がなぜかたくなに償いをしようとしているのか理由がわかった後も理解し難いし、ラストのバイオリンのエピソードやその後の帰宅するところが長すぎてうんざりさせる割に、最後はあっさり終わった印象。461ページ
読了日:03月09日 著者:遠田 潤子
水族館の殺人 (創元推理文庫) 水族館の殺人 (創元推理文庫)感想
前作が傘で、今度はモップか・・・。表紙を見たらちゃんと描かれていますな。探偵側のキャラは立っているけど、容疑者側が今一つ。それを差し引いても分刻みのアリバイ崩しなどはかなりハイレベル(だと思う)。ただ、裏染は仙人でも「あちら」側の人でもいいのだが、あまり私生活に触れて欲しくないかな。「こちら」側に引きずりおろすと白けてしまいそうで。ということで、次を読もうかどうしようか考慮中。444ページ
読了日:03月11日 著者:青崎 有吾
([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫) ([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)感想
去年の『文庫王国』だかで気になって購入したうちの一冊。印刷所の女主人が持ち込まれた事件を解いていくのだろうと思ってたら、お客さんと共に少しずつ前へ進んで行こうとする話で、活版印刷が商売として成り立っているのか疑問ではあるが、読了後も折に触れてパラパラと読みかえしたくなる。忘却のかなたの『ヘビイチゴ・サナトリウム』以来だが、次作も読んでみようかという気にさせられました。311ページ
読了日:03月12日 著者:ほしお さなえ
ニック・メイソンの第二の人生 (角川文庫) ニック・メイソンの第二の人生 (角川文庫)感想
ハミルトンは3冊目だけど、もしかして『解錠師』が出来過ぎだったのかと思ってしまう。展開が都合良すぎて、家族のために二度と戻るまいとした犯罪社会に再び足を踏み入れてしまうニックの苦悩が上滑りしている。大ボスのコールがどうしてニックに拘るのかも分からないし、後始末もしてくれるし、脇役の見せ場もいまいち。シリーズものらしいが、次にまた化けたとしても読もうという気にならない。398ページ
読了日:03月14日 著者:スティーヴ・ハミルトン
マツリカ・マハリタ (角川文庫) マツリカ・マハリタ (角川文庫)感想
どうも物足りない。十代や二十代で「リカコ」という名前の子はそうそういないと思うけどね。次の『マツリカ・マトリョシカ』がこのミスで高評価なので、文庫化されたら読んでみたい気もしますが。302ページ
読了日:03月15日 著者:相沢 沙呼
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ) おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)感想
山奥の屋敷にある座敷牢に行き、今日もぼくは少女に怪談を語る。なぜ?こういうのもボーイミーツガールなのだろうな。ホラーを読んでいるつもりがいつの間にかSFになっていくところが面白いし、『筐底のエルピス』のように救いようがないオチかと思いきや、意外と言えば意外なラストが待っていた。325ページ
読了日:03月17日 著者:オキシ タケヒコ
最良の嘘の最後のひと言 (創元推理文庫) 最良の嘘の最後のひと言 (創元推理文庫)感想
超能力者1名を8千万の年収で雇う企業の採用試験には沢山の応募があったのだろうが、最終選考の前段階ではどういう選考をしていたんだか。それにありきたりな超能力では話が進まないせいか、そんな超能力がどうして備わったんだよとツッコミたくなるのばかり。私が超能力を持っているなら、他の人には隠して暮すかな。それも寂しいことだよな。文句タラタラだけど、どう話が進むのかそれなりに気になり、それなりに面白かったけどね。325ページ
読了日:03月19日 著者:河野 裕
椎名誠 超常小説ベストセレクション (角川文庫) 椎名誠 超常小説ベストセレクション (角川文庫)感想
近作を除けばほとんどが既読なので、お得だったかどうか分かりかねますが、こうして久々に読み返すのも悪くないですね。本当は「北政府」ものだけを時系列にして読んでみたかった。収録中ではやはり「いそしぎ」と「雨がやんだら」が特に好きだな。だいたい発表順に並んでいるようだが、後になるほど(筆者が年を取るほど)面白味が薄くなる。パワーあふれる作品は、若いときじゃないと書けないという事か。本のタイトルが奇数ページの上に書かれているが、短編集の時は短編のタイトルを載せてくれた方が探しやすい。469ページ
読了日:03月21日 著者:椎名 誠
不死販売株式会社―フリージャック (ハヤカワ文庫SF) 不死販売株式会社―フリージャック (ハヤカワ文庫SF)感想
四半世紀前に映画化に合わせて復刊したらしい。自動車事故で死んだはずのブレインは150年先の未来で目覚めたまでは(どうでも)良かったが、なんだかその先が読みにくかった。不死やら来世やら再生やら幽霊やら並べてくれましたが、逃げ回るブレインを追体験するこちらに緊迫感が伝わって来ない。やはり、シェクリイは短編の方がいいのかな。334ページ
読了日:03月23日 著者:ロバート シェクリィ
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA) 裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)感想
「ゾーン」のような異世界を探検するサバイバルもの(出口があるのでその都度帰っては来れるんだけど)。作者も承知だろうけど、映画版『ストーカー』に触れたシーンもあったな。怪異自体はネットで発生した都市伝説などのようだが、うまく裏世界に落とし込んでいると思う。この中では「きさらぎ駅」が抜群に良かった。主人公も物語も次第にパワーアップしてきているので、次作も楽しみです。317ページ
読了日:03月25日 著者:宮澤 伊織
時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF) 時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)感想
日本では「たんぽぽ娘」効果もあって人気のヤングですが、アメリカでは今一つというのは驚きです。長めの2編は割と最近にでたアンソロジーで読んだので、短編が180もあるのなら違うのを入れて欲しかった。結末が見え見えの「わが愛はひとつ」も、セルフパロディっぽい「時をとめた少女」も、女体山脈を登攀する「花崗岩の女神」も、文明批評の「赤い小さな学校」もそれなりに良かったが、ラストの「約束の惑星」が老いてゆく者の心情が切々と書かれていて(私のイメージの)ヤングらしくなくてじんわり。351ページ
読了日:03月27日 著者:ロバート・F・ヤング
([さ]8-1)スクールポリス (ポプラ文庫) ([さ]8-1)スクールポリス (ポプラ文庫)感想
なんとなくドタバタかと思って購入したら、シリアスなようなそうでもないような。でも残念ながら記憶には残らない。学校に警官を配置するスクールポリス制度を導入した中学校という着眼はいいし、教育と正義についても少しは考えさせられるが、後半は話が異次元へ行ってしまったような気分。正義を真摯に問いかけるなら、最初の「事件」の影響などを地味に考察した方がいいんじゃないかな。325ページ
読了日:03月29日 著者:佐々木 充郭
青鉛筆の女 (創元推理文庫) 青鉛筆の女 (創元推理文庫)感想
二つの作中作(「オーキッドと秘密工作員」、「改訂版」)と編集者から作者への手紙という、三つの構成がらなるメタ・ミステリ(?)。それぞれが短いスパンで交互に示されるので、さほど読みにくくはないし何ともいえない味がある。肝心の、作中作を書いた「作者」は直接は出てきませんが、通して読むと「作者」の苦悩がうかがえます。面白い試みではあったが、三つが上手く交じり合っているのかは再読しないとよく分からないな。294ページ
読了日:03月31日 著者:ゴードン・マカルパイン

読書メーター
 

『青鉛筆の女』 ゴードン・マカルパイン

青鉛筆の女 (創元推理文庫)

青鉛筆の女
著者:ゴードン・マカルパイン

訳者:古賀 弥生

解説:村上 貴史

(創元推理文庫)

初版:2017年2月28日

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2015年の作。

二つの作中作(「オーキッドと秘密工作員」と「改訂版」)と編集者から作者への手紙という、三つの構成がらなるメタ・ミステリ(?)。

それぞれが短いスパンで交互に示されるので、さほど読みにくくはないし何ともいえない味がある。

肝心の、作中作を書いた「作者」は直接は出てきませんが、通して読むと「作者」の苦悩がうかがえます。

面白い試みではあったが、三つが上手く交じり合っているのかは再読しないとよく分からないな。




『スクールポリス』 佐々木 充郭

([さ]8-1)スクールポリス (ポプラ文庫)

スクールポリス
著者:佐々木 充郭

解説:瀧井 朝世

(ポプラ文庫)

初版:2016年9月5日

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てっきりドタバタなのかと思ったら、シリアスのようなそうでもないような。

でも残念ながら記憶には残らない。

学校に警官を配置するスクールポリス制度を導入した中学校という着眼はいいし、教育と正義について考察らしきものもあるが、後半は話が異次元へ行ってしまったような気も。


『時をとめた少女』 ロバート・F・ヤング

時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)

時をとめた少女
著者:ロバート・F・ヤング

解説:牧 眞司

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2017年2月25日

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「わが愛はひとつ」(1955) (訳:深町眞理子)

「妖精の棲む樹」(1959) (訳:深町眞理子)

「時をとめた少女」(1961) (訳:小尾芙佐)

「花崗岩の女神」(1957) (訳:岡部宏之)

「真鍮の都」(1965) (訳:山田順子)

「赤い小さな学校」(1956) (訳:小尾芙佐)

「約束の惑星」(1955) (訳:山田順子)

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日本オリジナル短編集。 

日本ではオールタイムベスト級の「たんぽぽ娘」効果もあって人気のヤングですが、アメリカでは今一つというのは驚きです。

ページの半分以上を占める長めの2編は、割と最近にでたアンソロジーで読んだので、短編が180もあるのなら違うのを入れて欲しかった。

結末が見え見えの「わが愛はひとつ」も、セルフパロディっぽい「時をとめた少女」も、女体山脈を登攀する「花崗岩の女神」も、文明批評の「赤い小さな学校」もそれなりに良かったが、ラストの「約束の惑星」が老いてゆく者の心情が切々と書かれていて(私のイメージの)ヤングらしくなくてじんわり。

『裏世界ピクニック~ふたりの怪異探検ファイル~』 宮澤 伊織

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル
著者・後書:宮澤 伊織

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2017年2月25日

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ファイル1「くねくねハンティング」

ファイル2「八尺様サバイバル」

ファイル3「ステーション・フェブラリー」

ファイル4「時間、空間、おっさん」

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百合はどうでもいいけど、「ゾーン」のような異世界を探検するサバイバル。

作者も承知だろうけど、映画版『ストーカー』に触れたシーンもあったな。

怪異自体はネットで発生した都市伝説などのようだが、うまく裏世界に落とし込んでいると思う。

この中では「きさらぎ駅」が抜群に良かった。

主人公も物語も次第にパワーアップしてきているので、次作も楽しみです。


『不死販売株式会社/フリージャック』 ロバート・シェクリイ

不死販売株式会社―フリージャック (ハヤカワ文庫SF)

不死販売株式会社―フリージャック
著者:ロバート・シェクリイ

訳者:福島 正実

解説:高橋 良平

(ハヤカワ文庫SF)

初版:1992年4月15日

(1971年に早川書房より『不死販売株式会社』にて刊行)

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1959年の作。

自動車事故で死んだはずのブレインは150年先の未来で目覚めたまでは(どうでも)良かったが、なんだかその先がグダグダ。

不死やら来世やら再生やら幽霊やら並べてくれましたが、逃げ回るブレインを追体験するこちらに緊迫感が伝わって来ない。

やはり、シェクリイは短編の方がいいのかな。


『椎名誠 超常小説ベストセレクション』 椎名 誠

椎名誠 超常小説ベストセレクション (角川文庫)

椎名誠 超常小説ベストセレクション
著者・後書:椎名 誠

解説:北上 次郎

(角川文庫)

初版:2016年11月25日

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「いそしぎ」(1981)

「雨がやんだら」(1983)

「蚊」(1983)

「胃袋を買いに。」(1991?)

「ニワトリ」(1988)

「ねじのかいてん」(1989)

「猫舐祭」(1990)

「スキヤキ」(1991)

「中国の鳥人」(1993)

「みるなの木」(1993)

「ねずみ」(1993)

「赤腹のむし」(1993)

「海月狩り」(1994)

「餛飩商売」(1995)

「漂着者」(1995)

「飛ぶ男」(1997)

「ぐじ」(2000)

「問題食堂」(2010)

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近作を除けばほとんどが既読なので、お得だったかどうか分かりかねますが、こうして久々に読み返すのも悪くないですね。

本当は「北政府」ものだけを、ある程度時系列にして読んでみたかった。

この中ではやはり「いそしぎ」と「雨がやんだら」が特に好きだな。

だいたい発表順に並んでいるようだが、後になるほど(筆者が年を取るほど)面白味が薄くなる。

パワーあふれる作品は、若いときじゃないと書けないという事か。

本のタイトルが奇数ページの上に書かれているが、短編集の時は短編のタイトルを載せてくれた方が探しやすいんだが。

『最良の嘘の最後のひと言』 河野 裕

最良の嘘の最後のひと言 (創元推理文庫)

最良の嘘の最後のひと言
著者:河野 裕

解説:大森 望

(創元推理文庫)

初版:2017年2月28日

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超能力者1名を8千万の年収で雇う企業の採用試験には沢山の応募があったのだろうが、最終選考の前段階ではどういう選考をしていたんだか。

それにありきたりな超能力では話が進まないせいか、そんな超能力がどうして備わったんだよとツッコミたくなるのばかり。

私が超能力を持っているなら、他の人には隠して暮すかな。

それも寂しいことだよな。

それでも、どう話が進むのかそれなりに気になり、それなりに面白かったけどね。