こんにちは、きーまです。
今回はヘーベルハウス（旭化成ホームズ）以外のメーカーのお話。
ヘーベルのモデルハウスで遊んだ後、
営業担当Oさんから、
「どうぞ、だってね、もううちで契約してもらってますから！」ﾄﾞﾔｧｧｧ
と許可もおり、しっかり“お土産”という名目で、
ヘーベルハウスの紙袋を魔除けに持たされた上で展示場内をぶらつくことに。
この展示場について、ちょっと毒舌な営業Oさんが
「マイナーなメーカーさんのモデルハウスもあるんですよねー」
と、さらっと失礼発言をしていたことを思い出しながら、
多くのメーカーさんが立ち並ぶ中、
聞いたこともない（失礼発言）、
そしてネーミング的に一番気になるメーカーさんが目に留まりました。
それが、もりぞう
緑で書かざるを得ないネーミング。
目つきの悪いモフモフを思い出さずにはいられないネーミング。
つかみはこんなでしたが、
とってもまじめで、素敵なメーカーさん
木曾の檜をふんだんに使った木造住宅です。
他メーカーさんがキャラクターのお面やヨーヨー釣りなどを設置する中、
もりぞうさんのモデルハウスの前には、1本の角材があるのみ。
これが、まさかのちびっこカンナ削り体験というアトラクションでした
し、渋い！でもめっちゃ気になる・・・もうがまんできない
「お、大人のオトモダチでもやらせてもらえますか・・・？」
「もちろんですよ～」
と、ふんわ～りした雰囲気の女性にいざなわれ、
角材をショリショリしておがくずの香りに包まれて、
絶対に買うことはできないことをお伝えしつつ、
ついついふらっとモデルハウスの中まで入ってしまいました。
そして一歩足を踏み入れた瞬間、我らは野生に還り人語を忘れた。
「ふぉおおおおおおおお」
五感に響く、圧倒的な木のぬくもり・・・！
ヘーベルの理詰めで納得していくのとは違う、（それがヘーベルの好きなところです！）
感性に訴えかけてくる感じ。
無垢材をふんだんに使用した内装。
“むくり”という、木材でたおやかな曲線を天井にえがく職人技。
趣がありながら新しさも感じる、隠れ家のような和室。
壁までヒノキ造りの浴室。すぐカビそうだけどｗ
「おほおおおお」
「うわああああ」
「ひょわああああ」
と、思わず2人で奇声を上げながら大興奮、大迷惑。
とくにきーま夫は、以前から「木のぬくもりも捨てがたい」
と漏らしていたこともあり、えらく感動していました。
紙袋を見ながら、私が一言。
「ヘーベルハウスと対極にある家ですね」
ここで、ふんわりお姉さんから思わぬ言葉を聞くことに。
「断熱材は旭化成さんのもので、外壁もヘーベル版なんですよ」
なんとまぁ、建材屋さんとしての旭化成がそこにいらっしゃいました。ｲﾋ
構造説明ブースをよく見たら、おなじみのピンクいネオマちゃんが挟まっています。
ちなみに制震ダンパーは住友のものを使っているようでした。
また、話しぶりによると、通常は住友林業が競合相手になるようです。
興奮を沈めつつ、大体の坪単価を聞くと、お姉さんは非常に申し訳なさそうに、
「坪80万円くらいでしょうか・・・」
とおっしゃいましたが、
ヘーベルハウスによって金銭感覚破壊済みの私たちには、
「坪80万円でこんな贅沢に国産ヒノキ使って建てられるのか・・・！」
と逆ベクトルでの驚きとなりました。
最後に名簿書きは丁重にお断りし、感謝の気持ちを伝えて展示場を後にしました。
お土産はカンナで削ったヒノキのおがくず。ほんと素敵なお土産だなぁ
「お風呂に入れて使ってくださいね」と言われたけど、
もったいないので、しばらくは
そのままスーハーしてると思いますﾌｫﾚｽﾄﾌﾞﾘｰｽﾞ
帰り道も、ほわーっと余韻に浸っているきーま夫。
「もりぞう、すごかった・・・」
「まぁ気持ちはわかるよ、木造もいいなって言ってたもんね」
「私も、木造なら普通のメーカーじゃなくて、
これくらい振り切れた位置にいるメーカーさんがいい」
「初めにもりぞうに出会っていたら、もりぞうで決めてたかもしれない」
「でもさ、うちの実家の山小屋行けば木のぬくもりは十分に感じられるじゃん？
それもあって、私は普段住む家は、鉄骨の、
堅牢で機能性重視なヘーベルで悔いはないと思ってたよ」
（実家の景気が良かったころ高原の別荘地に建てた、2x4の小さな家があります）
「あーそっか、じゃぁいいや！」ｿﾀﾞﾈｰ!
基本的に単純なきーま家です。
もし山小屋の土地を相続して建て替えることになったときには、
もりぞうさんにお願いしたいと思いました！
最後に。
「ヘーベルハウスともりぞうは対極にある」
と書きましたが、両社は方向性こそ違えど、
むやみに選択肢を増やすのではなく、
扱う素材を自信をもって１つに絞り、
自社へのプライド高く突き進む姿勢に、
私は共通した精神を感じました。
そういう尖った個性、大好きです。
それが、私がどちらも好きになった理由の一つなのではないかと思っています。
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