第8回AKB48グループ総選挙結果発表の続きです。
この記事では、ネクストガールズ・アンダーガールズを発表しています。
プロフィールの丸数字は、①所属 ②出身 ③生年月日(年齢) ④得票数 ⑤速報順位(得票数) ⑥前回順位(得票数) ⑦前々回順位(得票数) 名前の太字は初ランクイン
~ネクストガールズ~
48位 井上 由莉耶 Yuriya Inoue
①HKT48 Team H ②福岡県 ③1999.6.15(17) ④20,643
⑤25位(8,709) ⑥圏外 ⑦圏外
47位 茂木 忍 Shinobu Mogi
①AKB48 Team K ②千葉県 ③1997.2.16(19) ④20,913
⑤20位(9,826) ⑥57位(16,867) ⑦圏外
46位 松岡 菜摘 Natsumi Matsuoka
①HKT48 Team H ②福岡県 ③1996.8.8(19) ④20,980
⑤42位(6,364) ⑥51位(17,387) ⑦64位(12,569)
⇒HKT48発足当初からグループを支えるメンバー。順調に順位を上げ、今回は初のネクストガールズ入りを果たした。しかし、ここで満足せずに、指原莉乃、宮脇咲良、兒玉遥のようにHKT48を牽引するメンバーになることを誓った。
45位 田中 美久 Miku Tanaka
①HKT48 Team H ②熊本県 ③2001.9.12(14) ④21,009
⑤57位(5,365) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒今回初のランクインを果たした田中は、同い年で同じグループの矢吹奈子とともに「なこみく」という幼少コンビを組み、先輩メンバーに寵愛される存在だ。初当選はうれしいが、2カ月前に故郷を大地震が襲っており、「頑張りますばい!」とスピーチを締め、熊本に恩返しするという意向を語った。
44位 須藤 凜々花 Ririka Suto
①NMB48 Team N ②東京都 ③1996.11.23 ④21,559
⑤22位(9,136) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒大学でカントやニーチェなど、哲学を研究しているというメンバー。実は、総選挙の壇上で卒業を発表するつもりだった。しかし、母親が子宮頸がんを患っていることを告白。帰郷も考えたが、ドラフト会議で自分を選んでくれたNMB48という家族もでき、夢を実現させるまでは実家に戻らないことを決意した。
43位 田島 芽瑠 Meru Tashima
①HKT48 Team H ②福岡県 ③2000.1.7(16) ④21,864
⑤49位(5,930) ⑥32位(22,191) ⑦38位(18,875)
42位 冨吉 明日香 Asuka Tomiyoshi
①HKT48 Team KIV ②宮崎県 ③1997.9.20(18) ④21,881
⑤39位(6,953) ⑥圏外 ⑦圏外
41位 藤江 れいな Reina Fujie
①NMB48 Team M ②千葉県 ③1994.2.1(22) ④22,429
⑤圏外 ⑥35位(21,388) ⑦33位(20,956)
⇒AKB48第4期生で、デビューから10年目を迎えた。同期の中で、大家志津香はまだグループに残っているが、倉持明日香・佐藤亜美菜らはすでに卒業している。壇上では「ラストファイト」と述べ、今後は総選挙に出馬しない意向を明かした。
40位 渕上 舞 Mai Fuchigami
①HKT48 Team KIV ②福岡県 ③1996.9.21(19) ④22,995
⑤16位(11,146) ⑥31位(22,487) ⑦圏外
⇒初当選の昨年は速報で15位にランクインし、結果的に31位でアンダーガールズに入った。しかし、選抜の位置はまだ端のほう。そのため、成人式を迎える頃(2017年1月)には少しでも前にいることを誓った。
39位 薮下 柊 Shu Yabushita
①NMB48 Team BII ②大阪府 ③1998.12.2(17) ④23,251
⑤45位(6,150) ⑥60位(15,666) ⑦59位(14,119)
38位 佐々木 優佳里 Yukari Sasaki
①AKB48 Team A ②埼玉県 ③1995.8.28(20) ④24,059
⑤32位(7,873) ⑥50位(17,466) ⑦47位(16,726)
37位 木崎 ゆりあ Yuria Kizaki
①AKB48 Team B ②愛知県 ③1996.2.11(20) ④25,039
⑤62位(4,794) ⑥22位(26,994) ⑦23位(30,154)
⇒デビュー当初はSKE48所属だったが、2年前にAKB48へ移籍し、現在はTeam Bのキャプテンを務めている。安定した人気を誇り、選抜も見えていたが、今年は15ランクダウンでネクストガールズだった。本人も順位の低さには驚いていたが、女優になるという夢を表明し、しばらくはセンターを引き立てる「名脇役」を目指す。
36位 本村 碧唯 Aoi Motomura
①HKT48 Team KIV ②福岡県 ③1997.5.31(19) ④25,613
⑤36位(7,481) ⑥80位(13,116) ⑦48位(16,449)
35位 江籠 裕奈 Yuna Ego
①SKE48 Team KII ②愛知県 ③2000.3.29(16) ④25,963
⑤27位(8,410) ⑥圏外 ⑦圏外
34位 倉野尾 成美 Narumi Kurano-o
①AKB48 Team 8 ②熊本県 ③2000.11.8(15) ④26,152
⑤21位(9,349) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒快進撃を見せることを目標にして積み重ねた努力が報われた。この結果には素直に喜びつつも、これからの一年を自身の一年として「Team 8旋風」を巻き起こしていきたいと語った。現在、大好きな故郷は震災の痕跡に苦しんでいる。倉野尾の努力が、復興を目指す熊本にとっての大きな励みとなる。
33位 矢倉 楓子 Fuko Yagura
①NMB48 Team M ②大阪府 ③1997.2.24(19) ④27,487
⑤24位(8,848) ⑥40位(20,354) ⑦41位(18,596)
~アンダーガールズ~
32位 大島 涼花 Ryoka Oshima
①AKB48 Team B ②神奈川県 ③1998.10.21(17) ④28,260
⑤13位(11,888) ⑥圏外 ⑦80位(9,561)
⇒デビュー当初はいたずらが好きで先輩から「クソガキ」と呼ばれていた大島も、現在ではAKB48 Team Bの副キャプテンという大役を任されるまでに成長した。前々回は当選圏内に滑り込んだが、前回は落選。そして、今回は再び議席を獲得しただけでなく、32位でアンダーガールズに入ることができた。目標は敬愛する総監督・横山由依を支えて、すばらしい景色を見ることだ。
31位 竹内 彩姫 Saki Takeuchi
①SKE48 Team KII ②愛知県 ③1999.11.24(16) ④28,282
⑤9位(12,935) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒一般知名度が低いながらも速報でいきなり9位になり、「あの子、誰だろう?」とざわつかせた。順位を伸ばすことはできなかったが、初ランクインでこの位置は立派。これは支えてくれているファンのおかげだと述べ、一緒に上を目指してほしいと頼んでいた。
30位 惣田 紗莉渚 Sarina Soda
①SKE48 Team KII ②埼玉県 ③1993.1.18(23) ④28,369
⑤58位(5,356) ⑥55位(17,071) ⑦圏外
⇒2013年11月のドラフト会議で、5巡目でSKE48から指名されデビュー。実は、2006年にAKB48第3期オーディションを受けており、合格していれば渡辺麻友・柏木由紀らと同期になるはずだった。7年越しにアイドルデビューをしたときには、すでに20歳になっていた。しかし、本人はまったく後悔しておらず、今後はAKBの選抜に入るという夢を見ている。
29位 古畑 奈和 Nao Furuhata
①SKE48 Team KII ②愛知県 ③1996.9.15(19) ④28,553
⑤37位(7,154) ⑥24位(25,650) ⑦55位(14,634)
⇒「握手会の女王」と称されるメンバー。握手会では、自分に会いに来てくれたファンが視界から消えるまで見送り、その直後に飛び跳ねて次のファンと握手をする「古畑ジャンプ」を見せてファンの心をつかみ、徐々に人気を上げてきた。昨年よりはランクダウンしたが、歩んできた道を後悔したことはないと語り、10代最後の総選挙を終えた。
28位 矢吹 奈子 Nako Yabuki
①HKT48 Team H / AKB48 Team B ②東京都 ③2001.6.18(15)
④28,706 ⑤52位(5,734) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒今回45位にランクインした田中美久とは同い年で仲が良い。東京都出身だがHKT48に所属しているのは、指原莉乃の大ファンだからだ。5年前、握手会で指原と初めて対面し、芸能界デビューを勧められた。2年後、指原が移籍したHKT48に加入。以来、指原の寵愛を受けながら成長していった。開票イベントが行われたこの日は、奇しくも15歳の誕生日。壇上で指原と抱き合いながら涙を流した。「人生で最高の日」と語ったが、まだ15歳なのだから、「人生で最高」と言える瞬間を今後もたくさん見つけてほしい。
27位 川本 紗矢 Saya Kawamoto
①AKB48 Team 4 ②北海道 ③1998.8.31(17) ④29,213
⑤15位(11,379) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒3年前、ドラフト会議でAKB48から指名を受けデビュー。自身にとって3度目となる今回の総選挙では初ランクインにして27位になった。自尊心が低く、「なんで応援してもらっているのか」という疑問を抱きながら活動していたが、今回の結果を自信に変え、存在意義を見つけ出したい。
26位 加藤 玲奈 Rena Kato
①AKB48 Team B ②千葉県 ③1997.7.10(18) ④29,333
⑤59位(5,273) ⑥28位(24,569) ⑦32位(21,877)
⇒グループの中でも美形で評判の加藤は徐々に順位を上げていき、2年連続でアンダーガールズに入った。速報順位を受けて不安に押しつぶされたが、ジャンプアップを果たし、「自分に自信を持つ」という今年の目標を達成した。今後はAKBとしての仕事を増やしていくことを目標としている。
25位 沖田 彩華 Ayaka Okita
①NMB48 Team M ②広島県 ③1995.10.11(20) ④29,517
⑤14位(11,426) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒Team Mでは副キャプテンという主要な役割を務めるが、これまでの総選挙はすべて圏外。そんな沖田だが、今回は速報で14位に入り、最終的に25位と、初ランクインにして好位置に着いた。壇上では、今日が映画のクライマックスではないかと語り、今後は自信を持って活動に臨むことを誓った。
24位 白間 美瑠 Miru Shiroma
①NMB48 Team M / AKB48 Team A ②大阪府 ③1997.10.14(18)
④29,983 ⑤40位(6,929) ⑥34位(21,577) ⑦43位(17,745)
⇒雑誌のグラビアにも登場するなど、徐々にではあるが知名度を上げてきた。順位も着実に上げていき、24位でアンダーガールズ入り。好きなことは「努力」だと語り、今後も誰よりも努力をし、グループの先頭に立つ牽引役になることを誓った。
23位 朝長 美桜 Mio Tomonaga
①HKT48 Team KIV / AKB48 Team 4 ②福岡県 ③1998.5.17(18)
④31,314 ⑤61位(5,070) ⑥21位(28,197) ⑦27位(23,766)
⇒今年はソロ写真集を出すなど、現在軌道に乗っているメンバーの一人。それだけに、今年の目標を「選抜入り」としてきた。しかし、ふたを開けてみれば選抜どころか2ランクダウンだった。「今年じゃないと」と思って頑張ってきたが、選抜に届かなかった悔しさは封印し、大切な時間を割いて投票してくれたファンに感謝を述べた。
22位 大場 美奈 Mina Oba
①SKE48 Team KII ②神奈川県 ③1992.4.3(24) ④32,118
⑤54位(5,656) ⑥27位(24,708) ⑦56位(14,555)
⇒AKB48の4期生と7期生のオーディションに落ち、9期生のオーディションで「三度目の正直」を果たした苦労人。かつては初代Team 4のキャプテンを務めていたが、2年前の組閣によりSKE48 Team KIIに所属し、現在はリーダーを務める。今回の総選挙を機にファンとの距離がさらに近くなったことを実感し、その距離をこれからも縮めていく。
21位 込山 榛香 Haruka Komiyama
①AKB48 Team 4 ②千葉県 ③1998.9.12(17) ④32,886
⑤18位(10,043) ⑥圏外 ⑦圏外
⇒今回初ランクイン組の中で最高順位を記録した込山は、バラエティ番組では「腹黒」キャラを築き上げて自分の地位を確立させた。昨年は速報で37位だったが、最終的には落選し号泣。そんな込山に、4月に卒業したばかりで当時は現役だった先代総監督・高橋みなみが総選挙の舞台で何度も口にした「努力は必ず報われる」という言葉が突き刺さった。込山に教訓を授けた偉大な先輩は、今回はゲスト出演するなど、完全に見守る立場に。だが、「努力は必ず報われる」という命題を次に証明するのは、込山しかいない。
20位 高柳 明音 Akane Takayanagi
①SKE48 Team KII ②愛知県 ③1991.11.29(24) ④33,176
⑤44位(6,318) ⑥14位(52,609) ⑦31位(21,972)
⇒SKE48黎明期からグループを支え、出場した総選挙では当選。今回は出馬を決めかねていたが、最終的には参加を表明し、2年連続で選抜とまではいかなかったものの、出馬してよかったと安心していた。
19位 小嶋 真子 Mako Kojima
①AKB48 Team 4 ②東京都瑞穂町 ③1997.5.30(19) ④33,524
⑤30位(8,300) ⑥26位(25,117) ⑦36位(20,415)
⇒同期の岡田奈々・西野未姫とともに「三銃士」として知られているが、その3人の中では小嶋の躍進が最も早く、2年前の組閣でいきなりTeam Kに移籍したことからもその期待の高さがうかがえた。幼少期は内気だったが、中学時代にテニス部に所属し、副部長を務めたことで、根性を養えた。個人的な話だが、私の高校時代の友人が教員として着任した2012年に小嶋は着任校の中学3年生で、友人は当時の英語の教科担任だった。そうした縁もあり、陰ながらではあるが、私も注目している(ならば、来年以降票を入れようか)。トップを取ってから卒業するというビジョンも明確に。実は、19位という順位はファンの間で「出世順位」と呼ばれており、現・総監督の横山由依も、NMB48を牽引してきた渡辺美優紀も経験した。さらにさかのぼれば、王者になった指原莉乃もこの順位を経験。19位の法則が真実なら、小嶋にもチャンスがありそうだが、彼女のことだから、チャンスは自分の手でつかみそうだ。そして、教え子が「出世順位」に入ったことを、私が彼女の恩師である友人に報告しておきたいと思った。
18位 入山 杏奈 Anna Iriyama
①AKB48 Team A ②千葉県 ③1995.12.3(20) ④36,894
⑤73位(3,872) ⑥不出馬 ⑦20位(34,002)
⇒2014年5月25日、岩手県。AKB48史に残る残酷な事件が起こった。ファンと触れ合うはずの温かい場に、冷たい血が飛び散った。握手会会場にノコギリを持った男が押し入り、メンバー2人とスタッフ1人を切りつけて逃走した。そのレーンには入山杏奈・川栄李奈・高城亜樹・倉持明日香・大島涼花がおり、高城・倉持・大島はとっさに逃げたが、入山と川栄、そしてスタッフは襲撃され、近くの病院に搬送された。直後に開票イベントが行われたが、川栄が16位に入って選抜の座を射止め、会場に姿を見せて涙ながらにスピーチをしたのとは対照的に、入山は姿を見せられず、電話中継をしてもらった。当時の声援は今も入山の記憶に残っている。その後、川栄は「もう握手会に出られない」と、人気絶頂期に卒業。残った入山は今回2年ぶりに出馬し、AKBに入ってよかったと、幸せを噛みしめた。手に負った傷はふさがったが、心に残った傷や恐怖心を拭い去るのは困難。それでも負けずに努力を重ねることが、ファンの心に響くのだ。
17位 峯岸 みなみ Minami Minegishi
①AKB48 Team K ②東京都 ③1992.11.15(23) ④40,011
⑤65位(4,560) ⑥19位(35,506) ⑦22位(33,162)
⇒盟友の高橋みなみが卒業し、また一人同期生が去ったが、なおも現役を続け、若いメンバーを引っ張る頼もしい立場にある。バラエティ番組での適応力は抜群で、ステージ以外での活躍も昔から目立っていた。しかし、2013年1月に熱愛スキャンダルが報じられ、頭を丸めて謝罪した動画で世間をにぎわせた。逆境をバネに活躍を続ける部分も峯岸の魅力である。壇上では「私の総選挙は終わり」と、次回以降は出馬しない旨を表明。最後の総選挙となったが、惜しくも選抜には届かなかった。アイドルとしては劣等生だと語ったが、自分のアイデンティティを重要視し、卒業の日まで走り続ける。
この記事はここまで。次の記事で、いよいよ選抜メンバーを発表する。