第8回総選挙③ | Kobakenの「努力は必ず報われる!」

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この世で最も美しいものは、無意識の親切(by Kobaken)

第8回AKB48グループ総選挙結果発表の続きです。

この記事では、ついに選抜メンバーを発表します。


プロフィールの丸数字は、①所属 ②出身 ③生年月日(年齢) ④得票数 ⑤速報順位(得票数) ⑥前回順位(得票数) ⑦前々回順位(得票数) 名前の太字は総選挙での初選抜




~選抜~


16位    にゃんにゃん仮面  Nyan-nyan Mask

①?  ②ネオ秋葉原  ③20XX年  ④40,071

⑤11位(12,630)  ⑥不出馬  ⑦不出馬

⇒すべてが謎に包まれたメンバー。毎年YouTubeで公開される総選挙前の政見放送ではお笑いタレント・永野が登場していたが、正体ではなかった。大方の人は気づいていたかもしれないが、正体は小嶋陽菜だった。このような形で出馬をしたのは、ついに卒業を決めたためだった。今まで多くの同期生や後輩の卒業を見送ってきた小嶋だが、ついに自身が見送られる立場となった。これまでは「卒業ネタ」で引っ張っており、2年前の開票イベントでも卒業を発表しようとしたが、握手会でメンバーが襲撃される事件の直後だったため、「みんなが笑顔でいられるまでは現役でいたい」と卒業を先延ばしにした。メンバーの卒業には涙がつきものだが、マイペースな彼女の卒業のため湿っぽい雰囲気はなく、「『え~』の声が小さい!」と言い直しをさせる場面すらあった。時期は未定だが、卒業を発表してから正式に卒業するまで1年以上を要した高橋みなみのようにはならないことを表明した。なお、小嶋の卒業により、第1期メンバーは峯岸みなみだけとなった。


15位    高橋 朱里  Juri Takahashi

①AKB48 Team 4  ②茨城県  ③1997.10.3(18)  ④40,648

⑤10位(12,705)  ⑥25位(25,421)  ⑦28位(23,612)

⇒Team 4のキャプテンを任された期待の若手メンバーが、総選挙で初めて選抜の座を手にした。メンバーのちょっとした変化を感じ取るなど、高橋みなみが持っていたのと同じようなセンサーを持っており、横山由依の次の総監督の呼び声も高い。今まで何度も悩み、涙を流しながら歩んできた道が認められたのだろうと明かし、次の世代を迎えつつあるAKB48が第1章で完結しないように、努力の続きがあることを一般の人々に信じてもらうことが目標だ。


14位    岡田 奈々  Nana Okada

①AKB48 Team 4  ②神奈川県  ③1997.11.7(18)  ④43,318

⑤7位(14,889)  ⑥29位(23,237)  ⑦51位(15,873)

⇒「岡田奈々」という名前を聞けば、50歳以上の人ならピンとくるだろう。昭和50年代に『青春の坂道』で一世を風靡した女優とまったく同じ(ただし、女優・岡田奈々は芸名)。真面目すぎるキャラクターには定評があり、楽屋でのゴミの分別や言葉遣いなどを口うるさく注意してきたが、最近では18歳になって大人になったのか、些細なことをいちいち気に留めず、周囲でふざけているメンバーに合わせて自身もふざけるようになったという。そんな岡田だが、先日は突然休養を発表し、このイベントで久々に姿を見せた。実は、機能性低血糖症と診断されて摂食障害になり、過食・嘔吐を繰り返していたことを涙ながらに告白した。2年前の開票イベントで明言した「グループを背負う存在になりたい」という気持ちは、今も変わらない。持ち前の真面目さで次世代のAKBを作っていく存在になることを誓った。


13位    向井地 美音  Mion Mukaichi

①AKB48 Team K  ②埼玉県  ③1998.1.29(18)  ④47,094

⑤29位(8,341)  ⑥44位(18,392)  ⑦圏外

⇒最新シングル『翼はいらない』でセンターの座を射止めた次世代の中心的メンバーが、周囲の期待にたがわず、選抜入りを果たした。10年前、子役時代に連続ドラマ『アンフェア』で篠原涼子と共演したことを覚えている人はどれほどいるだろうか。だが、中学時代は暗い日々を過ごしており、夢も目標もなかったという。そんな時にAKB48と出会い、15期生としてデビューした。壇上に立ってスピーチができているのは、AKB48に出会えたから。センターポジションを一度きりのものとせずに、やはり子役からグループの中心メンバーにまで成長した先輩・大島優子と同様に、大物メンバーとなることを目標に掲げた。


12位    北原 里英  Rie Kitahara

①NGT48 Team NIII  ②愛知県一宮市  ③1991.6.24(24)

④50,190  ⑤50位(5,924)  ⑥11位(61,566)  ⑦19位(34,666)

⇒昨年春に新しく発足することが決まった姉妹グループ・NGT48のキャプテンが、ご当地で選抜に入った。2007年にAKB48第5期オーディションに合格したベテランで、かつては安定した人気を誇っていたが、SKE48との兼任が決まると両グループのファンからの批判を受け、低迷期に入った。しかし、現在の北原は、フレッシュなメンバーを引っ張る、グループにいなくてはならない存在に。もちろんファンも大事だが、同じくらい大切な存在ができたという。それはもちろん、娘のようにかわいい、NGT48のメンバーだ。それを聞いた「娘たち」はうれし涙に暮れていた。その上、CDデビューも発表され、北原にとっては忘れられない一日を大好きな新潟で送ることができたということだ。25歳目前にして新天地で活躍する北原は、AKB48だけに所属していて次世代メンバーと呼ばれていた時期よりも輝いている。


11位    横山 由依  Yui Yokoyama

①AKB48 Team A  ②京都府木津川市  ③1992.12.8(23)

④58,610  ⑤26位(8,701)  ⑥10位(63,414)  ⑦13位(40,232)

⇒言わずと知れた現・総監督。5年前に行われた第3回総選挙では初のランクインながらも19位に入り、号泣して過呼吸を起こしながら行うスピーチはそれ以来開票イベントの風物詩となった。高橋みなみの卒業発表と同時に総監督に就任できたのは、先輩メンバーも認める努力があったから。高橋のようなカリスマ性がないことは自認しており、黎明期からのメンバーでもないが、自分の考えを他者に押しつけることはせず、他者の意見を尊重しながらリーダーシップを発揮してきた。指名を受けたことを誰にも後悔させないように、これからも力強く邁進していく。


10位    武藤 十夢  Tomu Muto

①AKB48 Team K  ②東京都  ③1994.11.25(21)  ④58,624

⑤31位(8,208)  ⑥16位(44,637)  ⑦24位(30,097)

⇒目鼻立ちのくっきりした正統派美女の呼び声が高く、コツコツとメディアへの露出を増やしてきた。今までは自分に自信が持てず、総選挙でも不安や緊張で押しつぶされそうになっていたが、AKB48の第1章が終わって「AKBはもう終わりだ」との声が聞こえたことで悔しさを覚え、先輩から引き継いだ伝統を大切にしながらグループを進化させたいと語った。Team Kで中心メンバーだった大島優子のパワーを誰よりも近くで感じていたのが武藤であり、彼女の中では今も大島優子イズム、通称「優魂」が燃えたぎっている。


9位    兒玉 遥  Haruka Kodama

①HKT48 Team H / AKB48 Team K  ②福岡県  ③1996.9.19(19)

④60,591  ⑤8位(13,599)  ⑥17位(43,985)  ⑦21位(33,545)

⇒HKT48黎明期からの中心的存在がついに選抜の座を勝ち取った。過去、あと一歩というところで目標に届かなかったことが何度もあった。17位でアンダーガールズのセンターポジションを獲得した昨年の総選挙も良い例だ。しかし、プロデューサーの秋元康からもらった「夢は手を伸ばした1ミリ先にある」という言葉のおかげで、腐らずにやってこられた。ライバルは熊本から全国区の人気を誇るまでに成長したゆるキャラ「くまモン」だと語り、自身も地元である博多の人々に愛されるように努力していくことを表明した。


8位    島崎 遥香  Haruka Shimazaki

①AKB48 Team A  ②埼玉県鶴ヶ島市  ③1994.3.30(22)

④68,126  ⑤17位(10,610)  ⑥9位(73,803)  ⑦7位(67,591)

⇒そっけない対応、通称「塩対応」を売りとするメンバー。昨年は体調不良で仕事に穴をあけることが多く、立候補に関してはギリギリまで悩んでいた。卒業も考えていたが、同期生の横山由依に泣いて説得されたことで思いとどまり、グループに残った。質問に答えてくれないため、かねてより司会・徳光和夫との不仲が報じられたが、今年はきっちりと「神対応」を見せて徳光と和解し、祖父と孫のツーショットのように微笑ましい写真も残せた。ところが、今回が最後の総選挙だと語り、ファンへの感謝の気持ちを込めてスピーチを締めくくった。


7位    須田 亜香里  Akari Suda

①SKE48 Team E  ②愛知県  ③1991.10.31(24)  ④69,159

⑤5位(22,536)  ⑥18位(43,665)  ⑦10位(48,182)

⇒このところ安定した人気を誇るメンバー。昨年はランクダウンして選抜の座を逃したが、今回の結果を受け、2年ぶりに選抜へ。昨年の壇上では泣き崩れたが、今回泣かずにいられたのは好結果だったからではなく、本当に大切なものに気づいたからだった。表面上の結果ではなく、どれだけの人と心が通い合ったか―。順位に翻弄されずに壇上に立つ幸せを噛みしめていた。これまでの総選挙のスピーチで述べた「瞳の中のセンター」。それが、ファンにとっての須田亜香里である。


6位    宮脇 咲良  Sakura Miyawaki

①HKT48 Team KIV / AKB48 Team A  ②鹿児島県

③1998.3.19(18)  ④78,279

⑤12位(12,410)  ⑥7位(81,422)  ⑦11位(45,538)

⇒デビュー当初は幼い外見の中学生だったが、大人の女性のような雰囲気を醸し出すまでになった。雑誌のグラビアにも頻繁に登場したり、ソロ写真集を出したりと、活動の幅を広げてきた。それだけに、前回と比べてさらに順位を伸ばせるかと思われたが、1ランクしか上がらなかった。自分に何も足りておらず、足りないものが何であるかもわからず、努力の方向性も、自分の歩んでいる方向が前なのかもわからず、初めてスピーチで涙。しかし、来年こそは1位を目指すことを目標に掲げた。そのためには同じグループの高い壁である指原莉乃を越えなければならないことは、本人も承知のはずだ。来年こそは、トップ3入りは固いだろう。


5位    柏木 由紀  Yuki Kashiwagi

①AKB48 Team B / NGT48 Team NIII  ②鹿児島県鹿児島市

③1991.7.15(24)  ④92,110  ⑤6位(20,988)

⑥2位(167,183)  ⑦3位(104,364)

⇒昨年は首位まであと一歩のところまでいったが、ここで3ランクダウンで5位に終わった。当初は不出馬を示唆していたが、自身が兼任するNGT48にとってのご当地での開催が決まり、地域の人に少しでも恩返しをしたいという意向で出馬を決めた。総選挙は弱い存在を強くしてくれる魔法だと考え、自分も強くなりたいとのこと。AKB48は転換期にあり、後輩も柏木を超えるまでに成長しているが、自分もまだ先陣を切って支えていくことを目標とした。昔と変わらずAKB48のメンバーでいながらも、今後は兼任するNGT48でもキャプテン・北原里英を支えながら牽引役を務めていく。


4位    山本 彩  Sayaka Yamamoto

①NMB48 Team N  ②大阪府  ③1993.7.14(22)  ④110,411

⑤4位(26,680)  ⑥6位(97,866)  ⑦6位(67,916)

⇒この1年間の活動の中では特に、『365日の紙飛行機』でのセンターポジションが目立っている。ここ2年間はずっと6位で、「もしかしたら今年も6位か」という変な緊張感を覚えていたが、ようやく6位の呪縛を解かれた。総選挙はファン投票が「愛」だと実感し、「皆さんは私の『アモーレ』」と、サッカー選手・長友佑都と女優・平愛梨の結婚会見で使われて現在流行語となっている用語を、今回の総選挙で初めて使っていた。同期生で盟友の渡辺美優紀は卒業を発表したが、山本にはまだまだ現役で頑張ってもらいたい。


3位    松井 珠理奈  Jurina Matsui

①SKE48 Team S  ②愛知県  ③1997.3.8(19)  ④112,341

⑤3位(35,469)  ⑥5位(105,289)  ⑦4位(90,910)

⇒8年前に小学6年生にして『大声ダイヤモンド』でセンターを務めた松井も、来年成人式に出席するまでになった。首位を目指して全力を尽くしたが、特に1位と2位の壁が厚いことを実感させられた。現在では連続ドラマの初主演が決まるなど、夢に向かって少しずつではあるが前進している。来年も総選挙があるとしたら、20歳になって初の総選挙で、そこで首位を獲得することが目標となった。同姓の盟友・松井玲奈は卒業したが、珠理奈はあと5年はグループにいるつもりだ。


2位    渡辺 麻友  Mayu Watanabe

①AKB48 Team B  ②埼玉県さいたま市  ③1994.3.26(22)

④175,613  ⑤1位(42,034)  ⑥3位(165,789)  ⑦1位(159,854)

⇒2年前の王者で、今年は2年ぶりの首位返り咲きを狙ったが、速報で1位になっても、最終的な1位の壁は高かった。「悔しい」と話したが、1位の壁は誰にも越えられないものであることを改めて感じた。これまでの8回の総選挙すべてで「神7」に入っているのは、もう渡辺しかいない。偉大な先輩たちが築いたAKB48を終わらせないように、この先もたくさんの人に愛され続けるグループとなることができるように、未来のためにたくさん貢献していくことを誓った。


1位    指原 莉乃  Rino Sashihara

①HKT48 Team H  ②大分県大分市  ③1992.11.21(23)

④243,011  ⑤2位(41,127)  ⑥1位(194,049)  ⑦2位(141,954)

⇒やはり、最後は指原で締めた。前田敦子や大島優子といった偉大な先輩も成し遂げられなかった連覇を、彼女が初めて達成した。昨年の1位を受けて公約通り水着でコンサートに出たり、初めてソロ写真集を出したり(しかも尻が出ている写真が宣伝に使われた!)と、メディアで指原を見ない日はないと言えよう。4年前の総選挙で自己最高の4位を獲得した直後に恋愛が発覚し、HKT48に完全移籍したが、逆境をエネルギーに変えて仕事をしてきた。「たたけばほこりも出てくる」と述べたが、今回の結果はファンがかなり無理をして投票してくれたおかげだと感謝。また、2月に最愛の祖父が逝去するという悲しい出来事に見舞われた。多忙を理由に、大分に帰っても会いに行かなかったが、今頃は天国の祖父も、孫の連覇を喜んでいるだろう。先輩メンバーからも「強い」と認められるまでになった稀代のアイドル・指原がどこまで連覇記録を伸ばせるか。これからの総選挙の目玉となりそうだ。余談だが、得票数を逆から読むと「1位をさっしーに(110342)」と読める。やはり、ファンの貢献が大きかったのだろう。




史上初の連覇で終わった今年の総選挙。各メンバーの今後の動向から目が離せない。

そして、新しいAKB48はどのような方向へ進んでいるのか。

新進気鋭のメンバーにも、ベテランメンバーにも、注目が集まる。