明日を楽しみにできる心の整え方
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明日を楽しみにできる心の整え方
❍ 明日が来るのが少し怖かった頃
少し前まで、私は「明日」という言葉が苦手でした。
仕事や家のこと、人との関係――
何もかもが重たく感じて、
“新しい一日”が始まることさえプレッシャーに思えていました。
そんな思いを、久しぶりに会った
仕事でお世話になった先輩に話しました。
「最近ね、朝が来るのが怖いんですよ…
何も楽しみがなくて…」
すると、彼女はコーヒーを飲みながら少し笑って言いました。
「明日を楽しみにできるのって、予定があるからじゃないんだよ。
“気持ちの置き場所”がある人なんだと思う。」
その一言に、はっとしました。
たしかに私は、
「明日のためにやること」はあっても、
「明日を楽しみにできる気持ちの場所」は、どこにもなかったんです。
❍ 明日を楽しみにできないのは“疲れ”ではなく“思考の詰まり”
あの頃の私は、「もう年だから」「気力がないから」「今更何が出来る?」
と思っていました。
でも本当は、心が“情報と感情”でいっぱいになっていたんです。
人の言葉を気にして、
未来を不安に思って、
自分を責める考えを止められない。
心が休む場所をなくしていました。
だから、明日を楽しみにできるようになるには、
頑張るよりも、まず整えることが必要だったんです。
❍ 夜のノートが「心の片づけ」になった
その夜は先輩の言葉を思い出しながら
ノートに向き合いました。
「今日いちばん疲れたこと」
「気になっていること」
「本当はどうしたかったか」
書くうちに、頭の中のもやもやが、少しずつ言葉になっていきました。
不思議なことに、書き終えたあとには、
「明日はもう少し楽に過ごせそう」と思えたのです。
❍ 先輩の言葉
数日後、彼女と電話で話をしました。
「この前もらった“ご機嫌カード”、あれすごくいいね!」と、
彼女が弾んだ声で言いました。
「“今日の空を見上げよう”って書いてあったから、
夕方ベランダに出てみたの。
そしたらね、久しぶりに夕焼けが綺麗でさ。
“明日も見よう”って思えたの。」
その言葉を聞いて、私も次の日、空を見上げました。
同じ夕焼けを見ていると思うと、
不思議と“明日”が、少し楽しみになったのです。
❍ 明日を楽しみにできる3つの整え方
•ノートに「今日の気持ち」を置く
嫌な出来事、心のもやもや…頭ではなく紙の上に。
書くだけで、心に余白ができます。
• 小さな楽しみを一つ決めて寝る
「明日はお気に入りの服を着よう」
「朝、ゆっくりコーヒーを飲もう」
そんな約束が、心をそっと前に進ませてくれます。
•ご機嫌カードをめくる
「今日の“ありがとう”を探してみよう」
カードの言葉は、心の方向をそっと整えてくれる道しるべです。
❍ 明日は“予定”ではなく“気分”でつくられる
以前の私は、「明日が楽しみになるのは特別な予定があるとき」
だと思っていました。
でも今は、違います。
明日を楽しみにできる人は、
心の中に、楽しみにできる気分をつくる人
小さなワクワクの種をまくことで、
現実が静かにやさしく動き出していきます。
❍ あなたへ
もし今、明日が重たく感じていたら、
ノートを開いて書いてみてください。
「今日いちばんがんばったこと」
「明日やってみたい小さなこと」
そして、
「今日もちゃんと生きた私」
と一行添えて。
その一行が、あなたの明日を迎える力になります。
❍ まとめ
明日を楽しみにできる心とは、
何も特別なことがなくても、
自分の中に整った気持ちをつくれる心。
ノートとご機嫌カードは、
そのための静かなパートナーです。



