自分を好きになれない日があっても大丈夫

 

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❍ 自分を好きになれなかったあの頃

 

私は、長い間「自分のことが嫌い」でした。

小さな失敗をいつまでも引きずり、

誰かに褒められても「そんなことないですよ」と否定してしまう。

 

その根っこには、幼い頃に植えつけられた罪悪感がありました。

厳しい宗教的な教えの中で育った私は、

「いい子でいなければいけない」

「怒られる私はダメな子」

「喜ぶことさえ、わがまま」

そんな思い込みを、知らず知らず心の奥に抱えていたのです。

 

だから、何をしても心のどこかに「私は間違っている」

という感覚がつきまとっていました。

 

❍ 自分を嫌うことも心の防御反応

 

ある日、ノートを開きながらこう思いました。

「私、どうして自分を嫌いだと思うの?」

 

書いていくうちに見えてきたのは、

自分を責めることで傷つかないようにしていたということ。

 

人から否定される前に、自分で自分を下げておけば、

少しだけ安心できた。

それが、私の心の防御反応だったんです。

 

だから「自分が嫌い」という気持ちは、

本当は「もう傷つきたくない」

そんな思いの裏返しだったのだと気づきました。

 

❍ ノートに書くことで、自分と仲直りが始まった

 

私は、ノートに思いつくまま気持ちを書くようになりました。

 

「今日はまた落ち込んだ」

「人と比べてばかりいた」

「何をしてもうまくいかない」

 

そんな自分を否定せず、ただ記録していく。

不思議と、書くたびに心の中の怒りや悲しみが、

少しずつ形を変えていくのがわかりました。

 

「落ち込んだ私も、ちゃんと今日を生きていた」

「比べてしまったけど、それは頑張りたい証拠だった」

 

ノートの上では、どんな自分も責めずにいられる。

それが、私にとってご機嫌の原点になりました。

 

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❍ ご機嫌カードがくれた、静かな支え

 

ある日、ご機嫌カードをめくったら、

そこにはこう書かれていました。

 

「今日は、自分を責めない日にしてみよう」

 

たった一文なのに、その日は何度もその言葉を思い出しました。

うまくいかないことがあっても、

「責めない」を意識するだけで、

心が少しずつ軽くなっていったんです。

 

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❍ 自分を好きになれない日があってもいい

 

今でも、正直に言えば、

「またやってしまった」「私ってダメだな」

と思う日もあります。

 

でも、そんな日も「私の一部」として

受け入れられるようになりました。

 

落ち込む日があるから、

頑張れた日が輝く。

 

不機嫌な時期があったから、

ご機嫌でいられることの尊さを知った。

 

だから、完璧じゃなくていい。

ご機嫌は、いつも笑顔でいることじゃなく、

どんな自分もそのまま許せることだと思うのです。

 

❍ あなたへ

 

もし今、

「私なんて」「どうせうまくいかない」

そんなふうに感じている日があったとしても、

大丈夫です。

 

ノートに、ほんの一言でもいいから書いてみてください。

 

「今日は、自分を責めない」

 

その一行から、あなたのご機嫌な日々が少しずつ始まります。

 

❍ まとめ

 

自分を好きになれない日があってもいい。

大事なのは、嫌いになった“自分”を置き去りにしないこと。

 

ノートを通して、

ご機嫌カードのひとことを思い出しながら、

少しずつ、自分と仲直りしていきましょう。