ガンダム基礎知識⑤各サイドはなぜジオンに敵対したのか? | サイド3 ~charからのメッセージ~

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こんにちは、charです。

 

 

今回はジオン公国(サイド3)とその他の各サイドの反地球連邦の温度差について考えてみようと思います。

過去記事を手直しして投稿します。

 

 

ジオンは(表向きは)スペースノイドの自治権を求めて独立戦争を仕掛けたことになっています。

だったら、各サイドは皆ジオンに賛同してもおかしくないはずですが・・・、実際はジオン本国(サイド3)以外は連邦を支持しジオンに敵対する意思を見せています。

 

 

 

なお、サイド6は当初ジオン寄りの態度を見せていましたが、開戦後に中立を宣言し両軍ともこれを認めた為攻撃はされずに無傷の状態です。サイド7は宇宙移民計画中止によって建設途中のコロニーが1つしかないので攻撃しても戦略的価値がなく、また連邦軍前線基地ルナツーがそばにあり連邦軍の勢力下であることなどから攻撃目標より外されていました。

 

 

=連邦支持=

サイド1ザーン サイド2ハッテ サイド4ムーア サイド5ルウム

サイド7ノア

 

=ジオン公国=

サイド3(旧ムンゾ)

 

=中立=

サイド6リーア

 

サイドについて簡単に書きます。

サイドとはスペースコロニーの集合体で、1つのサイドに30~40基のスペースコロニーが集まっています。各サイドは建造順に番号が振られ、それぞれ愛称があります。

各コロニーにはサイドごとに「バンチ」を単位とした番号と名称が付けられています。

【例:サイド2ハッテ 8バンチ アイランド・イフィッシュ】

サイド2とは2番目に建造されたサイドという意味。

ハッテはサイド2の愛称

8バンチはコロニーに振られた番号

アイランド・イフィッシュは名称

 

 

 

基本的にジオン(サイド3)対地球連邦という図式になっていたのです。では、サイド3以外のスペースノイドたちは何を思っていたのか?

 

 

まず、スペースノイド全体に「反連邦」の意識があったことは間違いないと思います。地球から「強制疎開」させられた人たちは低所得者や低階級など立場の弱い人たちです。

色々と諸問題を抱えながらも宇宙移民計画は進み、計画開始から50年が経ち地球人口が20億となったとき、突然の計画中止を宣言。

その理由は・・・

 

 

『宇宙に人を移住させるには莫大な費用も掛かり、地球連邦政府の都合上、政府の運営と地球の環境管理をするに当たり20億人の残留は妥当である。』との事。

※あくまで表向きの理由

 

 

しかし、この時地球に残っていた人は金持ちなどの富裕層、連邦政府高官、特権階級の人たちなど。

当然、先に移民した人々は、理由と状況に違和感を覚えます。

 

 

自治権がないスペースコロニーは地球連邦政府が行政を握り、すべてが地球に有利になるように定められ、スペースノイドたちは苦しめられていました。

 

 

ではなぜ、ジオン以外は連邦寄りの態度をとったのか?

ここからは僕個人の意見となりますが・・・

地球連邦とジオンの国力の差は30対1です。

普通に考えればこれだけ国力差があるのに戦争を仕掛けること自体あまりにもバカげています。

だれが見てもジオンの秒殺を疑う者はいなかったでしょう。

このような状態で連邦に敵対など怖くて出来るわけがありません。さらに一年戦争時は反連邦の独立派はサイド3にすでに移住しており、残った他のサイドは反連邦の気運は尻すぼみになってるという設定があります。

ジオン・ズム・ダイクンに強く賛同する者たちが続々とサイド3へ引っ越して行ったのです。

つまり、他のサイドに残る住人は「連邦のやり方は腹立つけど、別に今のままでも良くね?」みたいな感じでしょうかねw

確かに連邦寄りの政策ではありましたが、あまりにも極貧な生活をしていたわけではありませんし、独立を掲げたジオン(サイド3)に対して連邦政府は経済制裁として重課税を課していたので、他のサイドとは反連邦の意識に温度差があったのではないでしょうか。

 

 

現実世界でも、政府のやり方に不満を持つ人は大勢いますが、だからと言って何か行動を起こしたりするのはまた別の話ですよね。

 

 

結局ジオンは同じスペースノイドでありながら、敵対する各サイドに攻撃を加えて壊滅状態としました。そしてサイド2・8バンチコロニー(アイランド・イフィッシュ)をブリテッシュ作戦に使用しました。これは見せしめの意味もあったでしょうし、国力が連邦の1/30のジオンにとっては戦争が長期化するのは好ましくなく、初戦で徹底したダメージを与えたうえで短期決戦へ持ち込むのがジオンの戦略でした。

 

 

結果は・・・戦争が長期化し国力で勝る連邦にジオンは徐々に追いつめられていくことになるのです。