ガンダム基礎知識⑥ジオン・ズム・ダイクン | サイド3 ~charからのメッセージ~

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こんにちはcharです。

 

 

今回はジオン・ズム・ダイクンについて書きます。

(ORIGIN版での設定を基にしています)

 

 

ジオン・ズム・ダイクン

宇宙移民者による国家の建設を目指すコントリズムと、全人類が宇宙へと移民して地球環境の保全を図るエレズムを統合し、これにニュータイプという宇宙環境に適応した新人類の概念を組み込んだ思想「ジオニズム」の提唱者。

ローゼルシア・ダイクン、アストライア・トア・ダイクンの2人の妻がいる。キャスバル(シャア)とアルテイシア(セイラ)はアストライアとの間に生まれた子。

サイド3の首都「ズム・シティ」はダイクンのミドルネーム「ズム」が首都名となっている。

 

宇宙世紀0009年に生まれる。0040年代には地球連邦議会の評議員に就任する。地球に住む特権階級のアースノイドと宇宙移民させられたスペースノイドとの対立が深まる中、0046年にコントリズムを提唱、地球からの自治権獲得を訴えて多くのスペースノイドから大きな支持を得るが、宇宙移民者による国家の建設をうたう思想であり、画一的な宇宙移民の支配を目指す連邦政府と議会多数派には受け入れられず議会内で孤立化する。0052年に自らの思想を実践に移すべくサイド3に移住する。0058年に独立を宣言。ジオン共和国を名乗り、国防隊を発足させる。

これら一連の行動は連邦の警戒を呼び起こし、翌年には経済制裁が発動され宇宙艦隊を中心にした軍拡が開始される。0062年には国防隊がジオン共和国軍に改変され、もはや両国の関係は修復不可能な段階へと突入する。

 

ここで2人の妻について少し

 

ローゼルシア・ダイクン

 

 

ジオン・ズム・ダイクンの正妻。ダイクン家の財産は資産家であるローゼルシアのものである。ジオンを愛し出資までしていたが、彼の子を産むことは出来なかった為、キャスバルを産んだことで妾から妻となったアストライアを憎んでいた。

 

まあ、気の毒な方ではありますがねぇ、この人も性格に難ありというか、ネチネチとイヤーな感じなんですよね。

それにしてもこの容姿、ほかでも見た事あるような・・・

 

 

あ!これだ

   ↓

マモー

1978年に公開されたルパン三世の劇場用第一作となる『ルパンVS複製人間』に登場した不老不死を自称する敵キャラ・・・似てると思うのは僕だけ?

 

 

アストライア・トア・ダイクン

 

 

ジオン・ズム・ダイクンの愛人でありキャスバルとアルテイシアの母。キャスバルを産んだことでムンゾでの地位を確立し妻となる。

エデンというクラブで歌手をしていたが、そこへダイクンが客としてやってきて恋仲となり、間もなく子を身ごもり、ダイクンが教授を務めていた大学の時計塔にてキャスバルを出産する。

 

アストライアは綺麗ですね。

ローゼルシアの容姿、もう少しどうにかならなかったのかな。

アストライアくらいの美人でもいいと思うんですが・・・。

 

というわけで独立に向けて非常に多忙な中、妻の他に愛人まで作ってやることはしっかりやっていたダイクンですが、議会での演説中に突然倒れてしまい帰らぬ人となってしまいます。

 

ダイクンの死因ですが・・・

病死なのか?暗殺なのか?

これについては一般的にはザビ家による暗殺説が有力とされています。しかし劇中において暗殺における描写などがありませんし、どのような方法が用いられたのかもわかりません。

1stとORIGINではダイクンの死が異なっています。

 

1997年に富野監督が『TV版ファーストガンダムの正式なノベライズ』として著した「密会 アムロとララァ」(角川スニーカー文庫)において、デギンがダイクンを暗殺したと明言されているのに対し、THE ORIGINの著者である安彦良和氏はインタビューで「ダイクンはただ死んだのであってそれに対し陰謀説が一人歩きした」と語っています。

 

ORIGINではダイクンの死はあくまで病死であったがそのことをザビ家が「連邦政府による暗殺」と発表し民衆の連邦に対する怒りのエネルギーをデギン支持に変える為に利用し、

ダイクンの側近であるジンバ・ラルは政敵であるザビ家を権力の座から追放するための政治的スキャンダルとして利用するべくザビ家によるダイクン暗殺を喧伝したもので、それをキャスバル(シャア)が信じた(或いは自らの復讐の大義名分として信じ込もうとした)

 

ザビ家もラル家もダイクンの死を自分が有利になる為に利用したということですね。ジンバ・ラルがキャスバルとアルテイシアを匿ったのも、いずれ自身が再び表舞台に立つための道具でしかなかったかもしれません。でも、ジンバがいなければ2人はザビ家に暗殺されていたかもしれませんね。実際、キシリア機関に狙われ続けていますからね。

 

一般的にはハト派とされていたダイクンですが、ORIGINではデギン以上に過激なタカ派となっています。

自身をゴルゴダの丘で磔にされるイエス・キリストに例えるなど、狂的な自己愛を露わにしたカリスマという解釈で描かれ、首相以前はムンゾ大学の教授であったとし、学部長デギンらの配慮で大学内の時計塔内で愛人アストライアに第一子キャスバルを産ませるが、このときすでに息子の誕生を聖誕として演出しようとする自己陶酔者ぶりが窺えます。

 

政治家というよりは宗教団体の教祖的な感じだったのでしょうか?

 

 

そう見えてしまいますね・・・。